シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

吸い込まれるように赤紫のガラス扉を抜けると、

迎え入れてくれたのはレトロ感溢れる真っ赤なソファ。


今日は「バンブー富士見ハウス」を一緒に楽しみたいと思います。

活気溢れまくりの谷中の商店街のほど近く、小さな路地をカックンと折れると、シェアハウスに辿りつきます。


元々はホテルだったと言う風格があるヴィンテージ建築の脇で、襖(ふすま)をハケで塗っているでっかい外国人。かなり異国な光景。

何でも、彼はスロバキア人で職業はカーペンター(大工さん)だとか。

必死にスロバキアエピソードを思い出し、夜行列車でスロバキアの国境を越えたとき、駅員さんにドアをドンドン叩かれてビックリしたんだよと話し掛けようと思ったんだけど、彼が話し掛けてきました。

ニコンいいよねー。僕もニコンのカメラを使っているんだけどさ、そうそう知ってる?このボタンが何のためにあるのか?

え、そのボタンね、気になってたんだけど使ったこと無いんだよね。 コレ何なの?教えてよ。

・・・いや、わからなかったから教えて貰おうと思ったんだけど。

。。

きっと良い奴だと思います。カーペンターさん。


さて、それでは趣の有り過ぎるバンブー富士見ハウスの建物の中へずんずん入って行きます。

入り口を入ると、レトロ感溢れる真っ赤なソファが出迎えてくれます。

レトロ好きとしては、もうこの時点で結構ノックアウトされていたり。

コモン・スペースを遠目に見てみます。階段側の壁面もゴツゴツした、ただの石みたいな独特の質感です。

石をくり抜いた水槽内には金魚がふわりと泳いでいて、少し捻じ曲がった和のオーラがいたる所から感じられます。稀に見るヴィンテージ物件である事は間違い無し。

ラウンジの本棚に並ぶのは、見事なまでの洋書。ビデオも並びます。旅行者は自由にここから本を持っていったりしていたようです。

祖国から持ってきて、読み終えた本を宿の棚に戻すと、またどこからかやってきた旅人が本棚からその本を拾って旅に出る。もしかしたら、僕たちの年齢以上に長い旅をしている本もあるのかも知れません。


105号室の様子。

普通にシェアハウスとして考えれば広過ぎる部屋。水周りは専有で、トイレ、キッチン、浴槽も部屋の中に付いています。

そこはかとはく異国情緒漂う和。うーん面白い。

タイル張りのレトロなお風呂。最近はあまり見る事がなくなってしまった形。良く見ると浴槽内の背もたれには緑色のタイルで文字が書いてあります。

和式と表現するべきか、様式と表現するべきか、よくわからないトイレ。いや、厠。

2Fの階段脇のソファは、日常のちょっとしたコミュニケーションを演出をしてくれそうな予感。青いデスクチェアの前には共用PCがあります。

204号室。日当たりが良く西日が入ります。やはり情緒有りまくりの空間。

204号室からの景色。連なる瓦屋根。昔は遠くに見えるビル群が無かったのだとか。この建物は40年間このエリアの移ろいをゆっくりと見下ろしてきたのかな・・何て思うと色々考えてしまいます。

201号室。天井から光が入る。寝室との仕切りには、外でペイントしていたSliding doorを入れることも可能という事でしたが、抜けが良かったので撮影時はwithoutでお願いしました。

さあ、3Fはレッドカーペット。

昭和レトロのいい感じ。

表札でマニアックなレトロ・ゲージが跳ね上がります。

3Fはキッチン、トイレなどが共有。

キッチンの様子。ここは結構ハードな印象。弱気になったら住めません。

このトイレは何気に首を傾けないと用が足せません。天井が低いので。実はトイレはもう1つこのフロアにあるんですが、面白トイレという事でピックアップ。

3Fの喫煙可能なテラス。見えるでしょうか。中身が出ている椅子の右手にスケルトンの椅子が佇んでいるのが、何だかカッコ良し。

屋上からの風景。昔はここから富士山が見えたそうで、それが富士見ハウスの由来になっているのだとか。

※普段は屋上に出れないかもしれません。また、掲載はしていませんが秘密の地下室もあります。大人の遊び心を最大限発揮すれば、少年の心で楽しめると思います。


初めて訪れた谷中。ここは誰がなんと言おうと下町。別に今、下町が若い方に人気だとは思いません。でも良いんです。ほんの一握りの人の為であっても。

バンブー富士見ハウス」はこれまで多くの外国人を受入れてきたそうです。長い年月の間に培われた、住んでいる外国人のパワーに負けなかった本当の和の部分が残っていて、それが際立っているように感じました。写真で楽しむには不十分で、独特の雰囲気は現地まで足を運んでこそ、いや、じっくり腰を据えて実際に住んでみてこそ、かもしれません。

「シェアハウスとして生きる。」

独特な文化が育まれてきた築40年の物件をこれ以上に輝かせる利用方法があるとも思えません。

僕は好きです。


運営するのは「バンブーハウス有限会社」 さん。気が付けばひつじ不動産へ登録して頂いている物件も随分増えました。

外国人を中心に集客をしていたために、今まで東京の片隅で独自の文化を築いてきたのに、僕たちの目に触れる事が無かった、不思議な物件を運営しています。ダイナミックな運営スタイルじゃないかと勝手に感じていますので、初心者は覚悟して問い合わせを出してください。

建物内を歩いていても色彩が楽しめる物件。意図的にデザインされた物件ではなく流れが作り上げた物件。覚悟を決めて住むならば、エキサイティングな日々が待ち受けていそうな気がしました。

今、必要なのは安心の住まいじゃねえ!エキサイティングな日々だ!って思える方は、是非とも住んだ感想を教えて下さい。 別に安心できない住まいというわけじゃないですけどね。

観光地としてもこの辺りは有名です。ほら、ドバイの空港とショッピングモールでしか見た事が無いレアな方を発見。ドバイですら彼らは街中には全然いませんから。

エキサイティングな空気をビンビン感じます。

(サトウ)

お寺に囲まれた静かな町日暮里。その昔門前町として栄え、周囲には有名な寺が20軒、徳川家の墓もある。桜の名所上野公園までは徒歩15分。近くに繊維街もある。交通面では日暮里駅から成田空港へ直通50分、モノレール舎人線が2008年3月開通。

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