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新しくて、懐しい。


la femme 西永福」は、2016年2月にリノベーションされたシェアハウスです。

オーナーさんが暮らしていたという、大きな別荘のような一軒家。初めて訪れても随所に見つけることができる、こだわりの数々。

とても大切に住まわれていたようで、その想いをキチンと引き継いだ形で再スタートを切りました。

仕事柄、たくさんの家にお邪魔しますが、オーナーさんがこだわって作った家は本当に面白いものが多いのです。

「こんな素敵なものが!」「なんでこういう作りなんだろう…」「これは何に使うの???」

驚きや疑問から生まれる想像。勝手にどんどん広げていくと、かつての暮らしが推測できたりして、家の深みが増していきます。

「la femme 西永福」は、たぶん驚きの多い家。

リノベーションを経て、あえて残されたその驚きを楽しみながら、じっくり見ていきましょう。


ゆったりとした敷地に建てられた一軒家が並ぶ、閑静な住宅街。

それぞれ趣きの異なるご近所さんのなかでも、パッと目を引くスタイリッシュな外観の家が「la femme 西永福」です。

事業者さんはフランスのコート・ダジュールの家をイメージしたとのこと。

残念ながらコート・ダジュールには行ったことがありませんが、個人的には木々に囲まれた避暑地の別荘のような印象を受けました。

1970年築。レトロモダンという言葉がしっくり来る、上品な佇まい。

道路に面した1階部分は駐輪スペースです。

玄関へは階段を上ります。

すこしだけ置かれていますが、階段に鉢植えを並べてみると、また印象が変わりそう。

玄関はさらに奥まった場所に。

写真には木製のドアが写っていますが、老朽化のため、2016年4月現在は新しいものに変えられているとのこと。合わせて鍵も複製できないカードキーが導入されているそうです。

ポストは各部屋ごとに用意されています。

このあたりは人によって差があると思いますが、自分宛てに届いた郵便物を他の入居者さんに見られるのはちょっと…という方は個別のポストがあると安心ですね。

不在時に荷物を受け取ることのできる宅配ボックスも、日常的に活躍しそうです。


では、さっそくドアを開けてみましょう。

白を基調に、床や靴箱、もともと使われていたタイルなどの色味で落ち着いた印象に。

以前から使われていた靴箱は、塗装しなおして再利用。

各部屋ごとに収納する場所が決まっています。ひとり3足ほどはしまっておけるでしょうか。

1番下のスペースは、他の段よりも高さがあります。ショートブーツやヒールが高めのパンプスは、他の入居者さんと相談しながら下の段へ。

ドアまわりのガラス部分にも、建主さんのこだわりが。

足元もただのコンクリートではなく、洗い出しの仕上げです。

ひとつだけ埋め込まれた敷石も、風情がありますね。


まず、これまたユニークな階段を上って、2階へ。

玄関まわりだけでなく、あらゆる箇所に面白い素材が使われています。

1階の落ち着いたイメージと比べると、パッと明るい2階。

廊下の突き当たり右手にあるリビングへと進んでみます。


味のある木材パネルを使った床に、和のニュアンスが融けあう不思議な空間。

外観のレトロでモダンな雰囲気が、室内にも展開されています。

リビングにはゆとりがありますが、家具は最低限の数のみ。

そのシンプルさが、上品さを醸し出しているようにも思えます。

何より特徴的なのは、三角屋根の高い天井。

建築当時の素材を活かした味わいは、リノベーションの醍醐味。梁を効果的に使ったライティングがユニークです。

開放的に仕上げられた、シンプルな空間。

古材を背景に見る優雅なシャンデリアは、なかなかの迫力です。

うっかり見落としそうなテレビは…

天井近くに。

ずっと見続けているとすこし首が疲れるかもしれませんが、気付いたらせっかくの休日をダラダラ過ごしてしまった…なんてことは減るかも。

専有部の外にも荷物が置いておけるよう、収納スペースも設けられています。

スーツケースにヒーター、扇風機など、使用シーンが限られる大きな荷物を閉まっておくのに便利そうです。普段はロールスクリーンを下ろしておけば、生活感も気になりません。

リビングの大きな掃き出し窓からは、ベランダに出られます。

奥行きもまずまず。ゆとりのあるベランダで、気分は避暑地の爽やかな朝。

駐輪スペースの上に2階建ての家が建っているため、3階建てと同じ高さ。近隣の視線が気になりづらいのも良いですね。


つづいて、キッチンを見ていきましょう。

リビングとひとつづきになったキッチンスペース。

キッチンには見えない、さり気ないデザイン。

オリジナルで作られたもので、まるで家具のようです。確かに、この空間に家庭用のシステムキッチンはあまり合わないかもしれません。

収納家具に埋め込まれたようなシンク。

IHのヒーターも、天板にすっぽり埋め込まれています。

すべて木製の天板も温かみがありますが、濡れたままにしたり、はねた油をそのままにしていると傷みやすいかもしれません。使ったあとはフキンで周りを掃除するなど、日常の小さなメンテナンスを心がけたいところ。

埋め込まれたタイルは、鍋敷き代わりでしょうか。

アクセントにもなって素敵です。

食器やカトラリー、鍋類は、シンク下の扉の中に収納されています。

多少ものが増えてしまっても、扉を閉めればスッキリ見えて安心。隠せるのって、便利です。

キッチンから続くように、カウンターテーブルが設置されています。

リビング側のテーブルはすこし低めなので、食事にはこちらのテーブルが便利そう。

料理中の作業台としても使えそうです。

キッチン家電はリビング側の棚に並んでいます。

食材をしまっておくための収納も、各部屋ごとに分割されてこちらに。調味料類やパン、野菜など常温保存のものを収納しておくと、調理もスムーズになるはず。

ときにはのんびり、茶器で贅沢なティータイムを。


リビングを出て、水まわり設備を見ていきます。

トイレは2階にひとつ。

窓際の小さな洗面台やタイルに懐かしさを覚えますが、水栓や洗面器は新しいものに入れ替えています。

そっけなくなりやすい水まわりも、ピンクのタイルでやわらかく明るい雰囲気に。

ウォシュレットと暖房便座のついた、シンプルなトイレ。

窓が付いていて、昼間は照明を点けなくても明るい空間です。換気がしやすいのも良いですね。


バスルームや洗面スペースなど、トイレ以外の水まわり設備は1階にあります。

植物をモチーフにした階段の柵も、もともとあったものをそのまま残しているとのこと。


水まわり設備は、ふたつの空間に分けられています。

ひとつはバスルームとランドリー。

右手にバスルーム、左手にシャワールームのある共用の脱衣スペースに、洗濯機も設置されています。

このあたり、好みは分かれると思いますので、現地でしっかり確認を。

窓から入る光が気持ち良い、バスタブ付きのバスルーム。

大きめの窓にはちゃんとブラインドが取り付けられていますから、入浴中は閉めておけば外も気になりません。

洗濯機を挟んだ反対側が、シャワールーム。

こちらはシンプルなタイプです。

シャワールームの向かいに、シャンプーや洗濯用洗剤などを入れておけるボックスを置いておけます。

毎日使うものは、使う場所の近くで保管しておきたいもの。部屋での管理が必要ないのはやっぱり便利です。

脱衣室から見たこの石畳の階段が、事業者さんの一番のお気に入りスポットとか。

室内だけでなく、室外でもこれだけのデザインはなかなか見る機会がありません。建主さんのこだわりがひしひしと伝わってきます。


階段の横を抜けていくと、突き当たりが洗面スペース。

キッチンと同じヘリンボーンの木材を使った、シックな洗面台。

ちょっと赤みがかった色合いで、大人っぽい仕上がり。

正面は窓があるため、鏡は両側の壁に取り付けられています。

メイク用というより、洗顔後のケア程度の用途になりそうです。専有部に大きめの鏡を用意しておくのが良いかもしれません。

毎日目のいく場所にかわいい小物があると、少しずつハッピーな気持ちになれそうです。


では、各専有部を見ていきます。

部屋には植物の名前が付けられています。101号室は「ふくじゅ草」。

漢字で「福寿草」と書くだけあって、幸福と長寿を意味します。なんだか幸せがたくさん訪れてくれそうですね。

無垢のフローリングで、全体的にやわらかい雰囲気。

1階の4室のうち唯一の2面採光。少し暑い時期になったら、窓を開けるとスッと風が抜けていきそうです。

シンプルな間取りで、自分で持ってくる家具もいくつか置けそうなゆとりもあります。

ベッド下には衣装ケースも用意されています。荷物の多い方は買い足して使うと良さそう。

各部屋の家具は全室バラバラ。

窓の高さに合わせて、この部屋はハイデスクにハイチェアの組み合わせ。自分の部屋にハイチェアがあるって、なんだか新鮮ではないですか?

押し入れにはハンガーポールも渡されていて、洋服を掛けておけます。

使用頻度の少ない荷物はリビングの収納スペースに置けますし、うまく使い分けられるとスッキリ暮らせそうです。


続いて103号室。

大きな掃き出し窓から、直接庭に出ることもできます。

ちょっと変わった階段のような間取りに、ぴったり家具が収まっています。

日当たりは抜群。アラームがなくても、太陽の光だけで目覚められそうです。

101号室のような収納がない代わりに、天井からハンガーポールが吊るされています。

ロングコートやマキシ丈のワンピースもそのまま掛けておけるのは便利かも。


最後は202号室。1番広い6.9畳の部屋です。

1階よりさらに日当たりが良い2階の部屋。開放感抜群です。

リビングは梁がむき出しのレトロな雰囲気ですが、各部屋はキレイにリノベーションされた近代的なデザイン。

どんなインテリアもしっくりくるような、ナチュラルなテイストです。

収納スペースも大きめ。

洋服など、荷物の多い方は収納の容量が多い部屋を選ぶのが良いかもしれません。

掃き出し窓からは、リビングとつながるベランダに出られます。

リビング側とつながっていますが、一応真ん中に仕切りがあり、専有スペースと区切られています。

物干し竿を設置する金具も取り付けられています。

布団やタオルなど、晴れた日ならあっという間に乾きそう。


最後に、家の前の庭を見ていきましょう。

おじゃましたときはまだ整備中でしたが、庭の一角は菜園スペースになっていて、入居者さんが自由に野菜などを育てられるそうです。

同じ運営事業者さんが運営する他のシェアハウスでも、菜園の設けられたものがあります。入居者さんが野菜やハーブ作りを楽しんでいて、料理に使ったり、おすそ分けしあったりしているそうですよ。

なにかひとつ育てはじめると、いろんな種類に興味が湧きます。

もしかしたら、本格的に畑を借りたくなるという方も出てくるかもしれません。

「旅行中、水やりお願い!」と、気軽に頼める距離感も継続のコツといえます。

風が吹くとくるくる回る、風見鶏。

一気にガーデニング意欲が高まるアイテムのひとつです。


道路から直接出入りができる駐輪スペース。

もし自転車を持っていなくても、ひとり1台まで無料で自転車を貸し出してくれるそう。毎日の通勤だけでなく、ちょっとした買い物にも自転車があると便利なエリアです。


最寄り駅は京王井の頭線西永福駅

澁谷までは直通で11分、新宿までは12分と、主要駅へのアクセスはとても便利。

井の頭線沿いは穏やかな住宅街が多く、住みやすいと人気の沿線のひとつです。

駅前には商店街が広がっていて、日常の買い物は帰り道に済ますことができそう。

シェアハウスとは逆方向ですが、スーパーもあります。休みの日にまとめて買い物に行っておくと便利かも。

駅からシェアハウスまでは徒歩9分。歩ける距離ですが、自転車があると通勤や買い物がより快適になるはず。

駅前には登録制の駐輪場もあります。2016年4月時点では1年で4000円と、大変リーズナブル。買い物の間だけなどの一時利用なら、手続きなしで駐輪できるスペースも設けられているようです。

賑やかな駅からシェアハウスの方向へ進んでいくと、一軒家の立ち並ぶ住宅街が広がります。

緩やかな坂のふもとに流れるのは神田川。暖かい時期には川沿いを散歩するのも良い気分転換になりそうです。


la femme 西永福」の運営管理を行うのは、「株式会社Rバンク」さん。

関東と関西合わせて40棟のシェアハウスを手掛け、ベテランの域に入る事業者さんです。

設計やコーディネートを担当する方を筆頭に、主に女性を中心としたチームが運営を担当しています。完成までの間、何度も現地に足を運ぶため、周辺のお店にも詳しい担当さんたち。

美味しいパン屋さんやおしゃれなカフェ、便利なスーパーなどの情報もたくさん持っているはずです。引越前に聞いておくと、街に詳しくなれるかも。

最近手がけていたものは新築が多く、Rバンクさんとしても久しぶりのリノベーション・シェアハウス。

加えて今回は、珍しいデザインや素材がたっぷり使われた家。個性豊かなアイテムを使えるものはそのままに、アレンジを加えて再生させていく面白さが体感できることでしょう。

西永福で穏やかな暮らしをしたい方、家庭菜園に興味のある方。お問合せはこちらからどうぞ。


帰りがけ、もう一度振り返ってしまうこの外観。

70年代建築、素敵です。

(テルヤ)

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