シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

アンティークと緑に囲まれる。


今回のシェアハウス探検隊は上井草駅にあるホームシェア物件「ちいさな庭」。

ホームシェアという言葉が耳慣れませんが、これから増加するかもしれない新しいシェアハウスの暮らし方です。簡単に説明すると、オーナーさんが住んでいる一軒家がシェアハウスってこと。今回の物件に関しては、オーナーさんとお子さん2人、そして猫ちゃんも一緒に住んでいます。

※2020年11月現在、オーナーさんと猫ちゃんのみ住んでいます。

いわゆる下宿やホームステイと一緒では?と誤解をまねきそうですが、昔ながらの下宿やホームステイは基本として寄宿先の家族の一員となり、その家庭のルールで生活するという概念がベース。それに対してホームシェアは、単純にオーナーさんの持ち家に住むからホームであって、暮らし方の基本はシェアハウスと同じ。適当な距離感が必須なのです。

※その内、ホームシェアに関する研究などもご紹介できるかもしれません。

さて、そんな今回の物件のオススメポイントは、世界各国からやってきたアンティーク家具の数々と豊富な緑。分かる人には分かって頂けそうな絶妙なインテリアと、一緒に暮らすオーナーさんのお人柄も大きな魅力のひとつだったり。

では、さっそくお宅拝見。


駅から徒歩5分ほど、とても閑静な住宅地に物件が見えてきます。

周辺は辞書で閑静と調べたらこの地帯が出てくるくらい、とても静かな場所。

建物の外観は、まずまず一般的な住宅と言ったところです。

こちらは玄関の様子。門を通ると、緑がたくさん!

丁寧に手入れされています。


では、玄関の内部へとお邪魔します。

シンプルながら花や絵が飾られていて、不思議とやわらかさを感じる玄関周り。

中から見ると、こんな感じ。左手のシューズラックは基本的にはご家族用。入居者さんには別のスペースが用意されています。

こちらは階段の様子。横にはトイレとバスルーム。

その他、1階には専有部3部屋と入居者用のリビングがありますが、まずは階段を上って2階のリビングへ向かいます。

階段の途中にも、なにやらステキな置物たち。中でもひときわ目立つ、このレースのようなシースルーは、乾燥させた珊瑚だそう。窓からの光を繊細に透かします。

2階の廊下から見た、階段の天井付近の様子。縦長の窓が少し個性的ですね。


では、リビングへ。

アンティークと緑に囲まれた、なんとも清々しい居心地。ずいぶん暮らし慣れた感じの安心感だと思ったら、それもそのはず。実はこちらのスペース、オーナーさんのお部屋だったりもします。

なので1階には入居者用のリビングもありますが、「私がいるときは、ぜひ一緒にここでくつろいで下さい」と、なんともざっくばらんな嬉しい言葉が。「ここで本読むと気持ちいいんですよ」と、促されるままその茶色の椅子に腰を下ろしてみると、確かにものすごーく快適。どこのものかしらと見てみると、北欧デザインekornes社の、その名もストレスレス・チェア。ふさわしい名前がついているものです。

テレビを見るのにちょうど良さそうな椅子が3列並んでいますが、残念ながら現在テレビは故障中。しかしそもそも、テレビを観てボーッとするよりも、読書や音楽でリラックスしたい場の空気です。

こちらのテーブルはオーナーさんの作業スペース兼ダイニングテーブル。みんなの時間があえば、週末には揃ってブランチなどのひとときも楽しめそう。

お庭にも、植物がいっぱい。どれも丁寧に手入れされています。

部屋のあちこちには、オーナーさんがご自身で集めたランプや絨毯の他にも、世界各国の品々が並びます。伺えば、ご家族が旅行先で手に入れたものも多くあるそうで。さすが家族、美的嗅覚が似ているのですね。

でももっと素敵なのは、それらが有名無名に捕らわれず、大切に使われていること。それは緑も同様です。行き届いた手入れをされて、家具も緑もなんだかとっても嬉しそう。

突然ですが、意中の相手がいるあなた。その人の好きな本を知っていますか?

人が読んでいる本を知ると、意外性や親近感など、知らない発見があって楽しいものです(ときにはガッカリも)。そこで・・とオーナーさんの本棚を眺めてみると、トルストイからミヒャエル・エンデ谷内六郎白洲正子神蔵美子などなど……個人的には興味をそそられるラインナップ勢揃い(意中ではないですが)。ちなみに好きな作家は橋本治さん、とのことで、ふむふむ。


続いては水回りをチェック。

1階にあるバスルームは、いわゆる一般的なご家庭の雰囲気。脱衣室も広めで、入居者6名なら無難に機能するかと。

縦に並んだ洗面台の蛇口が新鮮。

ゆったりくつろげそうな広さのバスルーム。そしてここにも鉢植えが!なかなかめずらしい光景ですが、見た目も美しく水やりも簡単で、一石二鳥のアイデアかも。

脱衣室の横にある黒い扉の奥には、洗濯機と乾燥機が1台ずつ設置。

バスルームの隣にはウォシュレット付きトイレがあります。

2階のトイレは広めで、洗面台とドライヤー付き。

2世帯を前提に建てられたお宅なので、水回りや基本的な生活動線に不便はないのではないかと。


では続いて1階の入居者専用リビングへ。

入口の角には1階入居者専用のシューズラックが設置されています。ミニサイズですが、足りない分は玄関のご家族用か、2階にもシューズラックも利用できるそうです。

そして振り向けば、リビング。

2階と比べればコンパクトですが、3名の利用者が両リビングを併用できると考えれば、むしろ申し分ないかと。

リビングの隣は101号室。

こちらはキッチン。

広めのシンクと3口のガスコンロで、本格的に料理をする方にもばっちり対応。

基本的に調理器具やキッチン家電もしっかり揃っています。さすが元2世帯住宅。

まな板もカッティングボードと呼びたくなる、雰囲気のある品物です。


では、いよいよリビングのお隣りの専有部、101号室へ。

純和室のお部屋ながら、ペルシャ絨毯も似合っています。

そしてその絨毯の下からは、なんと掘りごたつが登場。庭に積もった雪を眺めながら、こたつで暖をとり蜜柑を食べて…時期的にはまだ相当フライング気味ですが、雪まで待たずとも四季ごと風情ある光景が期待できそうなお部屋です。

ライティング・デスクもアンティーク。こういう机、子供の頃憧れました。

こちらは庭の様子。家の周囲をぐるりと取り囲むように、緑に包まれています。お部屋の中から眺めるも良し、椅子に座ってのんびり過ごすも良し。撮影時はちょうど雨上がりだったので、深緑の香りがプーンと。


続いて2階の201号室。

しかし本当に多種多様な絨毯コレクション。しかもそれぞれに個性があって、靴下からでも違いがわかる足触りなのです。ゴロンとしたい。

机の上にはライトと鏡。

ライトは、こんな風に折りたたんで収納できちゃうアノニマスデザイン。オーナーさん曰く、「ライトと絨毯、それに変わったものとか好きなんです。」

クローゼットの中には綺麗に収納道具も設置。扉の奥に見えるのは収納物干し。ベランダ、室内どちらでも使用できます。

外干しの場合は、こちらでどうぞ。


ちなみに今回の物件は2世帯住宅構造ということで、2階にも玄関があります。

基本的には2階の入居者さん用の玄関とシューズラックですが、1階の入居者さんも使って良いそうです。


こちらは駐輪場スペース。

先程も書きましたが、自転車が大活躍しそうな立地です。

また、正面玄関脇の階段から、2階の玄関へ直接向かう事もできます。

こちらが2階の玄関。

裏庭では少しスペースが余っているので、ハーブや植物も育てられます。


さて、最寄り駅は西武新宿線上井草駅です。

とてものどかな駅前に突如ガンダムっ!と思ったら、アニメ制作会社のサンライズがあるそうで、電車の発車メロディもずばり「翔べ!ガンダム」。

西武新宿線の電車に乗ると、新宿までは22分、池袋まで31分。

川越市から新宿までを結ぶ線なので、高田馬場駅(山手線・東西線)や西武新宿駅(=ほぼ新宿駅)あたりから乗り換えると、首都圏内の移動は網羅できそうです。また、自転車があれば20分弱で簡単に西荻窪吉祥寺にも行けるそうです。

地図を見ても、頑張れば阿佐ヶ谷くらいまでは足を伸ばせそうな様子。

駅周辺も緑が豊かで、とても穏やか。家の近くにはいわさきちひろ美術館や石神井公園などもあり、週末が楽しみになる環境です。


今回探検した「ちいさな庭」を運営されるオーナーさん。

住んでいる家の空部屋を生かせないかと、最初はホームステイの受け入れを考えたそう。でも準備を進める中で、もっとシンプルなカタチはないかと。そうやって検討しながら、最終的にはホームシェアという暮らし方に落ち着いたそうです。

今回がはじめての運営となりますが、特に緊張した様子はなく、むしろ、どこまでも自然体。一歩間違うと単なる生活臭漂う暮らしにもなりかねないホームシェアですが、今回の物件では生活感から生まれるポジティブな心地よさと共に暮らせるのではないでしょうか。

適当と書けばいい加減な印象ですが、今回お伝えしたいのは「適切で妥当」という「適当」の解釈。適度に適当だから、居心地がいい。アンティークや緑に囲まれて暮らしたいという方はもちろんですが、家族のぬくもりの中、大人の距離感で適度に適当。そんな暮らしを求める方にもオススメの物件です。

気になった方、お問合せはコチラから。


名品のアンティーク家具が並ぶ中、ひと際目を惹く一枚の絵。お子さんが小学生時に描かれたそうで、子供画伯ならではの、漲るエネルギー。

バブル期の時代をよそに、我が道を気ままに生きる女性像を描いた高野文子さんの「るきさん」という漫画作品があります。

るきさんは、ふだんはオットリしつつ、自分の好きなことに対しては行動的。周囲に流されず対人関係もフラットな上、忠実な審美眼があるから、飄々と見えます。でも、凛々しくてチャーミングだから憎めない。るきさんはどこで何をしていてもるきさんです。

取材の帰り道、ふとこの漫画を思い出したのでした。

(ホン)

西武新宿線上井草から徒歩6分、上井草の駅より中央線荻窪、阿佐ヶ谷行きのバスが出ています。(15~20分)。また休日には自転車で15分で骨董の町でもある西荻、間近に石神井公園、絵本作家いわさきちひろ美術館、温水プール、ジム、競技場も備えた上井草スポー...

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