シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

※こちらの物件は2019年11月より運営事業者が「株式会社エヌアセット」さんへと掲載変更されています。

温かくて、柔らかい木。


家に帰ると、すぐに靴下を脱ぎます。

毎日スーツを着ていたころは、ジャケットをハンガーに掛けることがプライベートモードへのスイッチでした。でも最近は、靴下を脱ぐこの動作が新しいスイッチです。冬場でなければ、家にいる時間はフローリングの上でもだいたい裸足で過ごしています。

蒸れないし、荷物を運ぶときの踏ん張りだってよく効きます。それに裸足になると、思った以上に足の裏から色々な情報がとどくんです。ひんやりした床の感触の気持ち良さはもちろん、無垢フローリングの節目だって分かります。

絆想舎」をはじめて訪れたのは、春先のまだ寒い時期。外は寒かったので、登山用の靴下を履いていたと思います。

玄関を開けるなり、大空間いっぱいに広がる木の香り。

あ、裸足になりたい、できるだけ身軽になりたい。

柔らかな木の感触と暖かみに、たぶん裸足になっても足先までは冷えないんじゃないかな、なんて考えたことを覚えています。

絆想舎」は「多世代共生」をテーマに建てられたシェアハウス。単身者、ファミリー、高齢者と幅広い世帯の入居者を想定して設計されているそうです。

共用部は仕切りのない43畳のLDK。視界はスッキリと抜け、どこにいても部屋全体を見渡すことができます。吹き抜けの設計は、1Fのキッチンにいても2Fの廊下まで声が通ります。

体をぶつけてしまってもケガのないように、階段などの設備の角が丸く処理されていたり、指を挟まないように積極的に引き戸が採用されていたり。「子育て」というテーマにもしっかりと向き合っていることが伝わってきます。

建材には、全て国産の無垢材が使用されているそうです。杉板のフローリングに、ひのきの大黒柱。冬場でも裸足で歩けるほど快適になるように、フローリングは特に厚みのある材といった具合。断熱材に用いたサーモウールは、カビやダニの発生に加え、結露の防止にも役立つんですって。

様々な世代の、様々な世帯の暮らしを考えてたどり着いた、自然素材を用いた設計。特に敏感な子どものことを大切にした結果、大人も自然と心地よく過ごすことができる空間になったのではないでしょうか。

素肌で感じたくなる木の家。まずは靴下を脱いで、自然素材のフローリングの気持ち良さを味わってみたいもの。


最寄り駅は東門前駅。駅を出て、大師公園を横目に南へ進みます。

シェアハウスまで歩くとおおよそ14分。自転車だと5〜6分というところ。

小・中・高の学校が並ぶ一角のすぐ近く。のんびりとした街並みに溶けこんだ建物が絆想舎です。

遠目には何の変哲もない一軒家に見えますが、1Fには43畳のLDK、2Fの部屋は全室ロフトありという余裕のあるスケール感。近くに寄ってみると、随分と大きな印象を受けるはず。

玄関前にはステップが4段。周りのスケールが大きいため、立派な玄関扉もなんだか小さく見えます。

ドアの傍らには「絆想舎」の文字が彫り込まれた、ひのき板。

“ばんそうしゃ”と読みます。

互いの想いをつなぐ家、人と人の結びつきを想いやる家、といった意味なのでしょう。発音もどこか奥ゆかしいですね。良い名前です。

玄関扉を開けると、視界いっぱいに木目が飛び込んできます。床も建具も靴箱も、全部が木。聞けば国産の無垢材とのこと。

柔らかで肌触りの良い木の床は、室内履きへ履き替える途中で裸足になる瞬間が、ちょっと楽しみになりそう。吸湿効果もあるそうです。

玄関正面の引き戸の先はラウンジ。桜模様のガラスにぼんやりとなかの様子が映ります。


ガラス戸を引くと、木の香りがふわりと体を包み込みます。

床もテーブルも柱も、すべてに木を使った空間。実際にそのなかに立ってみると、体が無条件に「いいね」と言っているような感覚を覚えます。

ラウンジの広さは43畳ほど。窓からいっぱい採り入れた太陽光が、杉板のフローリングをほわりと明るく照らします。

メリハリのついたゾーニングも特徴のひとつ。

ダイニングのとなりには、がらんとフリースペースが広がります。

すこしぐらい小さな子どもがおもちゃを広げてもうるさくならない、余裕のある広さ。これは、子どもにとっても大人にとっても都合が良さそうです。フラットなつくりで片付けもしやすそう。

遊び疲れたら、畳にごろんと横になって昼寝。ハンモックに揺られる午後もいいかも。

畳に横になると、吹き抜けの天井がさらに高く映ります。木の清々しい香りと季節のかおりを風が届けてくれる、どこか懐かしさを感じる設計。

風の通る気持ちいい空間は、やんちゃ坊もスヤスヤと夢の中へと誘ってしまうはず。ゆっくり休める時間は、大人にとっても嬉しいもの。

ダイニングには2台のテーブルが置かれています。

床座のローテーブルと、丸太に座るダイニングテーブル。どちらも一枚板の天板をつかった、ダイナミックでやさしいフォルムです。

大人同士、ちょっと奮発したディナーを楽しむときはダイニングで。テレビを見ながら食卓を囲むときは床座も良いですね。料理やシーンにあわせて、食事のスタイルを変えてみてもいいかも。

はじめてランドセルを背負った夜に、ダイニングテーブルにもデビュー…なんて、未来の妄想も膨らみます。

なお、テーブルのチェアは、そのまんま丸太。結構重量があって簡単にはゴロゴロ転がりません。面取りもしてあって肌触りも良い感じ。可愛いヤツです。


ダイニングの奥はキッチンです。

壁際にはファミリータイプのキッチンが2つ並んでいます。

奥から、IHコンロ・作業場・シンク・シンク・作業場・IHコンロの並び順。

つまり、ふたりが同時進行で料理をしてもお互いを邪魔せず料理ができる設計。一度におかずを何品もつくっても作業に支障はないはず。ポイントはしっかりと押さえています。

風情ある和食器が揃っているところも、「らしい」ところ。木のテーブルに、桜の花がパッと咲く。いい光景だと思います。

キッチンの対面にはカウンター台が設置されています。つくりたての料理を並べたり、並べた料理をつまみ食いされたり。

ポータブルのIHコンロも用意されているので、鍋料理はカウンターの上でグツグツしてもいいかもしれませんね。

カウンターテーブルの下には、部屋ごとに分けられた収納スペースがあります。乾物類の食品や、家庭ごとに必要な食器はこちらにどうぞ。

カウンターの端にはブックシェルフが設けられていました。

レシピを教えたり教えてもらったり。直接顔を合わせないときでも、おすすめレシピにふせんを貼っておいたりすると、ゆるやかにコミュニケーションが生まれるはず。


キッチンのすぐ隣の引き戸の先は、水まわり設備が集約されています。

手前に洗面台、奥にはバスルームがあります。

バスルームは、十分な広さのファミリータイプ。バスタブ内には腰かけられる段差付き。

水はけの良さそうな床にはクッションマットが敷かれていて、転んでも大丈夫。マットが必要ない方は、壁にたて掛けて使うこともできます。

バスルームの対面は、3台の洗濯機が並ぶランドリースペース。

機種はそれぞれ異なりますが、どれも容量は充分ではないかと思います。


それでは、2Fへ足をのばします。

階段を上がると、ぽっかり広がる廊下(というか広場)に出ます。

廊下の角には洗面台が2つ並びます。洗面台の前に立つと、ちょうどラウンジの畳の間の吹き抜けが目の前に。朝の歯を磨く時間が楽しみです。

足もとには小さな踏み台も用意されていました。

階段を振り返ると、引き戸らしきものが設置されています。

閉めると、こんな感じ。

これ、実は転落防止用の柵なのだそうです。

中学〜高校時代に12歳離れた弟の子守りをしていたのですが、年齢が2〜6歳頃の彼らは本当にチャレンジ精神が旺盛です。

なんでも噛むし、触るし、走りまわります。特に2-3歳までの小さな子たちは、好奇心の塊。だめだよといってもウロウロしてしまうものです。万が一のことを考えていると、高校生の体力でもヘトヘトになっていました。

そのせいか、気疲れの要因を減らしてくれるこういった設備には、素直にいいなと思えます。

よく見ると、階段の角も丸く処理されています。角が当たっても、ケガになりにくい設計。常に気を張って子守りをする身に、細やかな気配りが、すこしだけでも余裕をもたらしてくれるはず。


バスルームは2Fにも設けられています。

バスタブは1Fと同じくファミリータイプ。

トイレはウォシュレット付き。トイレの中に手洗い場が設けられています。

ちなみに、建物内にトイレは4室。ファミリータイプでは設備数に特に注意が必要ですが、十分な数が用意されていて、おそらく混み合うことも少ないかと。


それでは、部屋を見ていきます。

こちらはロフト付きの201号室。天高は4mほどあります。

ラウンジや廊下と同様、杉板のフローリングが全面に敷かれた気持ちいい空間。無垢材の木の節も、デザインのアクセントになっているように思えます。

嬉しいのは、ロフトで立ち上がっても(最高部なら)頭が天井に当たらないこと。奥行きもあり、収納スペースとしてだけでなく、もしかしたら生活空間としても活躍するかもしれません。

窓の外はデッキテラス。広さは、よくあるマンションのベランダより少し余裕があるかな、という感じ。物干し器具も設置されています。


こちらは202号室。丸いライトと大きな窓が特徴です。

天井の高い位置に窓が設置されているところがポイント。ロフトにもあかりを届けてくれます。

ちなみに、ロフトから部屋を見下ろすとこんな感じ。ライトがUFOのように見えます。

お子さんと一緒に住む際は、ロフトは上り下りできないよう階段にロックを欠けておいた方がいいかもしれませんね。

ドアは指を挟む心配のすくない、引き戸タイプです。


1Fの部屋はこんな感じです。

こちらは202号室のちょうど下に位置する102号室。窓の大きさや部屋の広さは202号室と同じです。

収納スペースはドア2枚分。内部に棚板やハンガーパイプが設置されていて、スペースを有効利用できます。

窓からは庭に出ることができます。

足をぶらんと垂らせば、縁側気分。洗濯物も干せます。

2Fのデッキテラスが屋根の変わりをしてくれるため、小雨がぱらついてきた時、あまり慌てて洗濯物を取り込まなくても大丈夫そうです。


最後に、こちらは104号室。

キッチンの奥にある細長い間取りと、3つ並んだ正方形の窓が特徴的です。

広さは11畳。かなりゆったり使えます。

奥行きがあるため、途中パーティションを置いて、たとえば5畳+6畳、4畳+7畳といった風にゾーニングしてもいいかもしれません。

正方形の窓も開閉可能。

この手の窓で網戸付きなのはうれしいところ。網戸はロールスクリーンのようにチェーンで上げ下げします。


駐輪スペースは玄関脇にあります。

溝に敷き詰められた白石が白線の代わり。ちょっとした細工ですが、無機質な空間に表情が生まれます。

夕方ごろ、ふと見上げると部屋の明かりで屋根の裏が赤く照らされていました。木の家だからこそ生まれる、味わいのある表情。空を見上げる機会も増えるのではないでしょうか。


最寄り駅は京急大師線東門前駅。駅までは徒歩で14分と、距離はほどほどにあります。

一方、最寄りのバス停「四谷上町」までは徒歩3分ほど。便も頻繁に出ていますし、バスに乗れば14分ほどで川崎駅へ出られます。

ひとたび川崎駅に出れば、横浜、品川はすぐそこ。バスの出発時間とタイミングが合えば、家を出発して横浜までおよそ25分(徒歩3分+バス14分+電車8分)、品川まで26分(徒歩3分+バス14分+電車9分)ほどでアクセス可能です。

シェアハウスの周辺は、冒頭で触れたように小中高の学校が揃うほか、大小の公園が点在します。すこし歩くとエアスポットに出くわす、のどかな街並み。いつのまにか散歩が日課になってしまうかも。


運営・管理は「株式会社ストーンズ」さんが行います。

ペアレンティングホームシリーズを筆頭に、子どもと一緒に暮らせるシェアハウスを複数手がけるストーンズさん。今回の絆想舎では、これまでのノウハウを活かして「多世代共生」というテーマに果敢に取り組んでいます。

住まいのあちこちには、単身者はもとよりファミリー・高齢者の方でも気持ちよく暮らすための工夫が盛りだくさん。

手に触れる部分は丸く丁寧に処理されていたり、ドアのちょっとした隙間もちゃんとカバーされていたり。入居者像が多岐に渡ることもあってか、”念には念を”と隅々まで丁寧に仕事がされていました。

絆想舎を語る上で欠かせない「素材」の話も、多世代に喜ばれるというゴールがあってたどり着いた答えなのだと思います。裸足になりたくなる床、見上げたくなる天井、座りたくなる椅子。直感的に肌で触れたいと思えるものに囲まれていると、自然と笑顔の時間も増えそうな気がします。

「あまり感情を出さないんだよね」という方でも、たぶん大丈夫。すぐ近くに笑顔の天才である子どもたちが居るはずですから。

木の暖かみに包まれた、安心できる場所。ほっと息抜きできる環境を探している単身者の方、ファミリーの方、おじいちゃん、おばあちゃんは、一度見に行ってみてはいかがでしょうか。お問合せはコチラからどうぞ。


ちっちゃい子ほど、裸足が似合うんですよね。

ぺたぺたぺたぺた…と走り回る光景も、安心できてこそ愛くるしい風景に思えます。

もしかすると、大人がゴロゴロしても愛くるしく見えたりして?

(イシクラ)

住む人の健康を考え、無添加&自然素材にトコトンこだわっています。<二つのこだわり『多世代共生』と『自然』>■『多世代共生』という場所…シェアハウスには色々な人が住んでいます。その色々の中を覗いてみると会社員、学生、フリーター、などなど。普段の生活で...

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