シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

見つける歓び。


裏路地。

それはきっと響く人にとっては、大好物と言っても過言ではないもの。私はまさに「響く人」なワケですが、その言葉を聞いただけでドキッとしてしまうのです。

例えば、のんびりと塀の上から様子を伺っている白黒の猫。

買い物袋を下げて、「やっと涼しくなってきたねぇ」と話しかけてくれる近所のおばあちゃん。

ふと目に留まる、ペンキの剥げたポスト。

通りの隅々に染みわたる積み重ねてきた年月と温かみが、魅力的に映るのでしょう。裏路地の魅力は、そのものが持つ固有の生活感を良しとする古道具の味わいに、すこし似ている気もします。

uraroji 薬王寺町」は、のんびりとした住宅街の裏路地に佇む小さなシェアハウス。

十数年前に始まったプライバシーという言葉の台頭と引き換えに、ご近所付き合いの文化が廃れてきた昨今の都心部では貴重になりつつある立地です。

物語が始まるような気がする、と言ってはファンタジックでちょっぴりオーバーかもしれませんが、あながち間違ってはいないかも。

そう感じさせるのが裏路地というものなのです、きっと。


小さな路地の角に建つ長屋の建物。

4棟が並ぶうち、左から2番目が今回のシェアハウスです。

ポストは塀の上にちょこんと乗っています。

ドアに付属している差し込み式のポストは便利ですが、個人的にはこのフタを開けるときの、ちょっとしたワクワク感が好きです。

長屋ということで、間口はなかなかスリム。

真っ白に塗られたドアがパッと目を惹きます。

ドアに取り付けられているのはナンバー式のオートロックキー。

入居者共通の鍵が必要な玄関は、たとえば一人が鍵を無くしてしまった場合などなど、細かいようですが色々と心配すべきこともあると思うのです。そもそも鍵を持ち歩かずに済むナンバーキーは、便利であると同時に、忘れ物の多い人にも安心です。

それでは、ピピッとパネルを押して中へ。


玄関のドアをそっと開けると、目の前には、まだ道が続いているような細長いリビングが。

くるりと振り向き玄関に目をやると、控えめに咲く朝顔の花。

この三角の麻タイルは自由に柄が作れるようになっていて、色んなアレンジができるのだそう。

木製の靴箱は一人一段が使用できるようになっています。

“玄関に靴を出しっぱなしにしない”ルールとのことですので、靴箱に入りきらなかった分は自室管理が必要になります。

玄関ドアと脇にはめられたステンドグラスは、元々オーナーさんが持っていたものだそう。

オーナーさんが手に入れる前は、古い洋館で使われていたのだとか。どこか神聖な雰囲気も持っています。

ガラス越しには少し外が見えますが、前の路地は人通りがほとんどないので気にならない程度かと。


小さいながらも奥行きを感じさせ、幅の割にはあまりタイトな印象はありません。

正面の大きな鏡は、より部屋を広く見せる上で効いているのだと思います。

心地よい杉のフローリングの上に並ぶカラフルな椅子たち。

カラーリングがちょっと信号機みたいで…とオーナーさんは笑います。

リビングを反対側から見ると、またちょっと違う印象に。

ドア脇のステンドグラスを通して光が入り、なかなか明るい空間になっています。

スペースを考え、ダイニングテーブルは折りたたみ式のもの。一応、さらに広げて倍の大きさにすることも可能で、人数が増えたときにも対応できます。

ダイニングテーブルの隣にはキッチンワゴンが。

共用の食器はコチラに。個人の食器は後ほどご紹介するストッカーに入れる形になるかと思います。


ダイニング脇のキッチンは白いタイルで統一されています。

隣に並んだ冷蔵庫は、冷凍庫のスペースが多いタイプ。重宝しそうです。

シンクもタイルに合わせて白いものを探したそう。

水栓はシャワータイプにも切り替えられるものです。

細かな調理器具は、シンクの上に取り付けられたバーからぶら下げて収納します。

ゆらりと揺れる双子の小瓶には緑を挿したりしてもかわいいかも。

ガスコンロは縦に2つ並んだタイプ。

スペースの都合上このタイプに、とのことですが、少ない器具で効率よく料理が作れる出来る女子になりたいものです。

スチームオーブンの先駆者、ヘルシオはオーナーさん手作りの台の上に。

DIYが得意とのことですので、なにか困ったときには力になってくれそうです。


ランドリーは階段下に。

洗濯機の上に乗せられたランドリーボックスは、他の人が洗濯物を入れっぱなしにして出かけてしまった場合などに、取り出しておけるように、とのこと。

同性同士だからこそできることではありますが、“シェアハウスあるある”への嬉しい配慮です。

ちなみに洗濯機の隣のボックスが各部屋ごとに使用できる収納。用途は自由とのことですが、食品や小さな食器類はココにしまうことになりそうです。


トイレは玄関を入ってすぐ左手にある引き戸の中。床はタイル張りです。

トイレは既存のものですが、暖房便座の部分は新品。ウォシュレットも付いています。


それでは水まわりのある2階へ。

なるべく抜け感が出るよう、階段の蹴上げ部分を取払い、壁に刺さっているような構造に。

ちょっと不安に思う方もいるかもしれませんが、外階段などでは意外と使われる手法。踏み板はしっかりと支えられているため、かなり丈夫です。

2階は廊下の両端に専有部、廊下の途中にバスルームと洗面台という間取り。

元のつくりもお洒落な内装だったようで、天井や照明はそのままのものを使用。

違和感なく馴染んでいます。


バスルームは施工上、どうしても動かせなかったとのことで、脱衣室を兼ねています。

洗い場部分が脱衣スペース、浴槽内でシャワーを使います。

浴槽との間にはシャワーカーテンが付けられ、スタイルとしてはユニットバスに近い感覚になりそう。

特に問題ないという人もいれば、うーんとなる人もいるかもしれません。気になる方は現地でよくご確認を。

バスルームの隣は洗面台がすっぽりと収まっています。

洗面ボウルは使い勝手の良い広めのタイプ。機能性重視とのことでシャワー水栓が付いています。


では全3室の専有部を順番に見ていきます。

まずはリビングの隣、101号室。

デコラティブな取っ手をひねります。

ちょっぴりレトロな色合いがかわいい、花柄の壁紙の部屋です。

スタンダードな長方形で、家具の配置などにも困らなそう。

天井ではシャンデリアがキラリと光ります。

シャンデリアのついでに上を見上げると、うっすらと天井に模様が。

元々の天井を上から白く塗ってみたら、丁度良い具合に模様が浮き出てきたのだとか。

小さめではありますが、収納棚が設置されています。

棚の下部にはハンガーポールが渡されていて、あまりにも重いものでなければ洋服を掛けることもできます。

掃き出し窓をガラリと開けると、先はガーデニングOKなデッキテラス。

コンパクトながら周辺の視線が気になるわけでもなく、採光もなかなか。

気になるこの白い扉は、現地で開けてみてのお楽しみです。


続いて大きな出窓から見える緑が爽やかな201号室。

一部が傾斜になった高めの天井が特徴的。

その出窓沿いには室内用の物干ワイヤーが。

晴れている日なら室内干しでもカラリと乾いてくれそうです。

少し変わった腰高の位置に押し入れがあります。

ロングコートなどはギリギリかもしれませんが、中に洋服を掛けられるようになっています。

あまり使用頻度の高くないものは入り口のすぐ上にある棚の上へ。

生活する上であまり目に付かないのも嬉しいところです。

窓辺では彼女がいつも帰りを待っています。


最後は202号室。

足を一歩踏み入れた瞬間に感じるのは、びっくりするほどの開放感。

それもそのはず。

元々高めの天井を更に抜いて、屋根裏だったスペースをロフトにチェンジ。

外観からは想像し難い、スケールの大きな空間が広がっています。

ロフトに上るためのハシゴは、職人さんにお願いして作ってもらったのだとか。

本が置けるようなもので、とお願いしたところ、ちょこっとユニークな仕上がりに(是非現地で一度上ってみてくださいませ)。

作りはかなりしっかりしているので、安心感は抜群です。

ではそのハシゴを上ってロフト部分へ。

大体の女の子なら、かがまずに生活出来るほどの高さ。

天窓のような役割の窓から光が差し込み、昼間は電気を付けなくても充分な明るさです。コンセントもあり、夜はスタンドライトなどが使えます。

ロフト部分も十分な広さがあり、生活空間を分けることができるのがメリット。

ベッドを置いて寝室にするも良し、収納にして下を広く使うも良し。

どちらにせよ、引っ越し屋さんにお願いして頑張ってもらいましょう。

ロフトだけでなく、ベランダも付いています。

コチラには物干竿も設置可能。

屋根付きで、少しの雨なら凌げそう。


最寄り駅は都営大江戸線牛込柳町駅

新宿西口駅までは電車で5分ほど、渋谷にも20分弱でアクセスできます。

駅からシェアハウスまでは大きく2つの道のりがあります。

1つは大通りを通って行くルート。

駅は2つの大通りが丁度交差する場所。夜道などは明るく車通りも多いコチラの道が良いかもしれません。

明るい昼間のうちに通るならオススメなのは、裏路地ルート。

周辺は昔ながらの閑静な住宅街で、小さな抜け道がたくさんあります。

地図で見ていても見逃してしまうような脇道を入ると、実は駅からの近道。

ちょっぴり起伏がある立地ですが、散歩をするのにも発見が多く、楽しめそうです。


uraroji 薬王寺町」の運営をしているのは物件のオーナーでもある「ハナミヅキ」さん。

温和な雰囲気が魅力な奥さんと、シェアハウス経験のある旦那さんのご夫婦で運営管理を行います。

シェアハウスの近くに住んでいて、なにかと心強いのが高ポイント。周辺にも詳しいですので、かわいいカフェや美味しいパン屋さんなど、いろいろと耳寄り情報もゲットできそうです。

壁紙や床材など大きな面積のものからドアノブや電気のスイッチなど小さなものまで、オーナーさんの手でひとつひとつ丁寧に選んだり、作ったりしたそう。その蓄積が、小さいながらに心地の良い空間につながっているのだと思います。

実はこの家、オーナーさんのお母さんが住むために見つけてきたもの。

現在具体的な予定があるというわけではないそうですが、いつか将来(近くはない予定とか)、故郷から上京して来れるようにしたいとのことです。ひょっとしたら将来、お母さんと同居する可能性があることを想定しておいて欲しいそう。

なんでも割と愉快な気質の方ということで、それはそれで、同世代とはまた違う、貴重な経験になるのではないでしょうか。

2012年10月現在既に空室はわずかですが、裏路地の魅力にグッと来た方、少人数での暮らしを楽しみたい方。お問い合わせはコチラから。


裏路地には、小さな道だから見つけられるものがたくさんあります。

小さな暮らしだから見つけられるものと、たくさん出会えたら素敵ですね。

(テルヤ)

昭和の空気を色濃く残した地域に佇む長屋をリノベーションしました。小さな家なので3室だけ。市ヶ谷・早稲田・神楽坂・飯田橋はお散歩コースです。家の前の路地は道幅が狭いので車は乗り入れできません。通り抜けても便利な場所に繋がらないので、ご近所さんだけの生...

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

特徴の似ているシェアハウス
  • 電話する電話
  • お問合せお問合せ