駒沢公園もほど近く、空へと伸びるタワーの全容とは?
駒澤大学の交差点に建てられた、13階建てのタワー型レジデンス。全73室のボリュームを誇る大型プロジェクトを読み解く鍵は、Feel, Think, Cook, Beautyの4要素+α。多彩な工夫が盛り込まれた住まいの全容とは?ユニークな設計の背景にある想いも、企画担当者さんに聞いてみました。
駒沢に新しい人を呼び込んで、地域とつなげる
交差点のような場所を生み出したい

個性豊かな4つのクラスタで構成される13階建てのタワー型レジデンス「Komacro」。個性ゆたかな空間が、彩りにあふれたライフスタイルを生み出します。

Beauty .. ハーブティーの似合う女性専用フロア
3-4Fは女性用フロア。だからもちろん、3Fのラウンジは女子会専用。優しいトーンのインテリアは、一人暮らしが初めてでも、共用部のある生活が初めてでも安心できそう。

Feel .. 眺望抜群の床座ラウンジ
眺望抜群の天空フロア、12Fには床座ラウンジが。開放的な景色を眺めながら、足を伸ばしてのんびり、ゆったり。日頃の疲れも吹き飛びます。

Think .. シェア本棚のある知的ラウンジ
充実したシェア本棚を備える9Fラウンジは、知的なムード。次から次に他の入居者の本を手に取っては、ソファで流し読み。新発見の驚きも、その場で盛り上がる会話の格好のサカナ。さて、次は自分の本棚に何を置いてみようかな。

Cook .. 美味しいラウンジ
6Fは本格キッチンを備えた、食が主役のラウンジ。美味しい食事が自然に広げるコミュニケーションは、毎日の暮らしを彩る最高の栄養素に。対面式のアイランドキッチンと充実の設備。本格シェフ気分で、思いきり料理を楽しもう!
タワー型レジデンスとして建設された「Komacro」
気になる点を企画担当者さんに聞いてみました

※本記事は建築当初のインタビュー内容をもとにしています
都心に近いエリアで高層型+新築。どのような意識で取り組みましたか?
そうですね、まさに縦型の形態と、新築という点が課題でした。
ゼロから設計できる分、遊びの余地が少ないと言いますか、たまたまボイラー室がなくなったからシアタールームにしようということはないですから、そういう部分はあえて作る必要がありました。コンクリートがきれいで逆に雰囲気を出しづらいとか、そういったところをどう崩していくかも意識しましたね。
また、タワー型で1ヶ所に共用部を集中させてしまうと縦の動線が長くなるので、利便性に問題が出ないように注意しました。
最終的に全体を4つのクラスタ(※集合体,まとまり)に分散することで機能面を充実させました。暮らしの利便性を優先し、日常生活で使う共用部は各クラスタ内に設け、逆に楽しみのスペースは全体で使える形で補完しようと。毎日の生活のなかで適正な距離に適正な設備があるということを大事にするために、その距離感ごとにまとめてしまおうという発想です。
全部で73人のタワー型ですが、よく見ると4つのシェア型住宅が積層されているというのが、多分一番正しい理解だと思います。
各クラスタの中央階にリビングを配置したのが面白いですね。
最優先で考えたのは動線の効率化です。利便性を考えると、まずエレベーターをスピーディに動かすために着床するフロアをある程度制限したい。一方でエレベーターを降りたあとの移動は、やはり一層分にとどめておきたい。そこで各クラスタの中間層にエレベーターを着床させ、そこにリビングを設ける設計にたどり着きました。
自分の部屋からぶらりと出て、手の届く位置にキッチンやダイニングのような場所が欲しいのでは…と、ひとりの入居者の居住性から逆算して作っていく感じですね。
そうですね。それがなぜできたかというと、2階にある全体の共用スペース「コマクロ」が大きかったと思います。イベントなどにも対応できる非日常の空間を切り分けたことで、逆に各クラスタを日々の生活用として割り切ることができました。
とは言え、4つのクラスタはそれぞれ個性的ですね。
やはり同じものを作っても面白くない、いろいろなものがあったほうが当然面白い住宅になりますよね。
でも、いろいろテーマを設けて違う作り方をしていますけれど、実はどれも、大切にしている要素です。靴を脱いでくつろげるスペース、本をテーマにしたライブラリのスペース、キッチンが充実しているスペースと。女性専用の共用部は今回初めてですが、経験上、ニーズがあると感じていた要素を再構築して今回の設計になっていることに、あとから気付きました(笑)
2階のコマクロは、タワーの全体をまとめるスペース
4つのクラスタをつなぐ、あるいは街とつながるハブといった意味では、「コマクロ」の機能が重要になりそうです。
そうですね。2階のコマクロはタワーの全体をまとめる機能を持つスペースですが、使い方としては、日常の生活を完結する上階の各クラスタに対して、イベントとか非日常の楽しみとか、「ここなら出来る」をかなえるスペースという位置付けです。
セキュリティーの内側なので、勝手に人が入ってくるわけではありませんが、ここを日常生活としっかり分けたことで、外の人を招いて何かイベントをするといったことが実現しやすい。できる事が非常に増えたと思っています。
ただ、今回はあえて具体的なイベントの計画はまだしていません。どちらかというと、どういう人が集まってくるかを見てからですね。勝手にこちらから押し付けるわけにはいかないかなと思っています。
コマクロは、日常生活のなかで気軽に使ってもいいのですか?
もちろん日常生活に使っていただいても構いません、お茶を飲んだり料理をしてもいいですね。

コマクロの使い方は自由自在 プロジェクターがあるので写真のようにスポーツ観戦や映画鑑賞をすることはもちろん、大きな鏡があるのでヨガをしたり、キッチンがあるので料理教室をしたりと外部の方を招いてイベントなども行いたいそう。※写真は建築当初のイメージ
駒沢というエリアは、控えめなようでいて、よく見れば意外と特徴的ですよね。
エリアの話をする上で欠かせないのは、オーナーですね(笑)。駒沢に代々続いてきた大地主さんですが、この駒沢に若い人を呼んで、ここから巣立っていくような場所にしたいという思いがすごく強い方です。
おっしゃるとおり駒沢は一見地味といいますか、目立たない場所のような気もしますけれども、よく見れば見るほど、なかなかいい場所です。都心にも近いですし、自由が丘、二子玉川、駒沢公園など、ちょっと自転車で行ける距離にいろいろなものがそろっていて、街を楽しむ立地として素晴らしいものがあります。
集まる入居者の顔触れを見ながら、駒沢あるいは世田谷を中心に、街との関係性を持てるような仕掛けをしていきたいですね。
大人の暮らしをきちんとできる人がいいのではないかと
しいて言うなら、どういった入居者像、ライフスタイル像をイメージしていますか?
特にライフスタイルを規定するようなつもりはないのですが…言葉が難しいですが、例えば企業にお勤めの方で、ひとり暮らしをしながら、休日は健康的にランニングなんかをしっかり楽しむような人といいますか、やっぱり家と外との使い分けがうまい人に住んでいただくと、かなり充実した生活ができる場所だと思います。
ここでの暮らしに向いている人と向いてない人というのが、もしあれば教えてください。
向いてない人は…そうですね、最低限のレベルとして、常識的な暮らしを運営していきたいし実現していきたいです。
「毎週・毎晩フィーバーしようぜ!」ではないと(笑)
毎日お祭り騒ぎをしたい方は、もしかしたら違うかもしれません(笑) お互いにある程度こう、大人であるというのでしょうか。すこし節度のある大人の暮らしをきちんとできる人がいいのではないかと。
逆に向いている人は、そこさえ満たしていれば、どちらかというと全般的かもしれません。「日々が楽しい」というだけではなく、それを少しずつお互いに共有していくといったことに価値を感じていただける人に来ていただけたら、もちろん一番嬉しいですね。
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