両想いでいたい

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リビングの様子2。小下がりを利用したソファは特注です。

出会ってしまったかもしれない。


この家に足を踏み入れた瞬間、冷えていたはずの身体が、グッと熱くなった気がしました。

PLEPACE komae」。

シェアハウスのサイン。

最もしっくりくる言葉は「凛々しい」でしょうか。

無垢材がふんだんに使われ、どこにいても空気が入れ替わっていくように感じられる心地よさ。

リビングの様子6。

運営事業者さんと建築家さんが長い時間を費やして作り上げた建物は、本当に細部まで配慮が行き届いています。もう、感心を通り越して、なんだか嬉しくなってしまったりして。

見た目の美しさと機能性を両立するのは、なかなか大変なこと。

木製のルーバーが設けられ、少し囲まれた空間です。

それを空間すべてに行き渡らせるには、たくさんの議論と試行錯誤があったのだろうと想像します。

これだけ大事に思ってくれるなら、こちらも空間を大切にして暮らしたい。

壁の開口部から見えるポール・ヘニングセンの名作「PH5」。

いつまでも、両想いでいたいものです。


狛江駅からは徒歩8分ほど。

大通りほどではないものの、片側2車線で交通量の多い通り沿いに建つ、不思議な形の家。

シェアハウスの外観。不思議な外観です。

ランダムに並べられた箱のように見えるユニークな外観は、道行く人の目を引きます。ちょうど信号の目の前に位置していて、信号待ちの間「ここはなんだろう」といった顔で見ている方もチラホラ。

奥に向けて、吸い込まれるように螺旋を描くアプローチ。

玄関へのアプローチの様子。回り込むような動線です。

夜は夜で、植栽の中に埋め込まれた間接照明と窓からもれる光が美しいそう。運営事業者さんのお気に入りの場所でもあります。

金属の板をくり抜いて作られた、シェアハウスのサイン。

シェアハウスのサイン。

凛とした佇まいで、シンプルながら存在感があります。夜になると、このサインも照らされるそう。

奥まで進んで振り返ると、アプローチは想像以上にきちんと囲まれていました。

玄関側から見たアプローチの様子。

間口は広いものの、道路とはしっかり区別されていて安心感があります。ゆったりした雰囲気に、目の前の通りの交通量も思わず忘れさせられてしまいます

箱と箱の間に挟まるように作られた玄関。

エントランスの様子。

正面のタイルがアクセント。落ち着いた雰囲気に、すこし変化が生まれます。

壁には集合ポストが。

各部屋ごとのポストと宅配ボックスの様子。

ダイヤル式のポストの下には、宅配ボックスも設置されています。5つもあれば、全て埋まっていることはなさそう。再配達のための調整も必要ありません。

集合ポストの向かいが玄関ドア。

玄関ドアはガラス張りです。

ガラス戸ではありますが、道路など敷地の外からは見えない角度で設計されています。外からの視線が気になることはないはず。

玄関の鍵は、登録されたスマートフォンで解錠できます。

スマートフォンで解錠できます。

万が一スマートフォンを忘れてしまったり、電池がなくなってしまったりしたときのため、差し込んで使える鍵もあります。ご安心を。


玄関ドアを開けてみると、室内は白を基調にした空間。

玄関から見た内部の様子。

ベージュやブラウンの用いられたシックなアプローチから、すこし気持ちが切り替わります。

ずらりと並ぶ、靴箱。

内部から見た玄関まわりの様子。

28人分ですから、それなりのボリューム。靴箱の上は間接照明が設置されていて、夜はよりムードある空間になるはずです。

靴箱は、各部屋で扉1枚分が使えます。

靴箱はひとり扉1枚分使用できます。

棚の高さを変えられますから、ブーツやレインシューズも収納できます。扉の内側にはポールが取り付けられていて、傘もすっきり収納。

玄関には、ちょっとしたものを置ける棚も。

鍵やスマートフォンを置ける、小さな棚。

靴を脱ぐあいだ、解錠に使ったスマートフォンを置いておくのに便利そう。うっかり忘れないようにご注意を。

廊下へ上がると、すぐとなりにガラス戸があります。

玄関脇のガラス扉はオリジナルデザイン。その先にリビングがあります。

廊下の幅に合わせた特注品だそう。ガラガラとスライドさせて、先へ進んでみます。


ガラス戸の先には、ちょっとした休憩スペースが設けられています。

ガラス戸の奥はちょっとした書斎のようになっています。

緑を眺めてゆっくりできる窓際に腰をおろせば、旅館の広縁にいる気分に。

椅子に座ると外の植栽が見えます。

すこし意外なのは、本棚にならぶラインナップ。

たくさんの漫画は運営事業者さん夫婦の私物だそうです。

棚に並んだ漫画や書籍は、事業者さんの持ち物です。

読むこともない小難しい本が並ぶよりも、もしかしたら良いのかも。

少年漫画、少女漫画どちらも混ざっていて、男女ともに盛り上がりそう。会話のキッカケにもなるかもしれませんね。

ルーバーで仕切られた空間。

木製のルーバーが設けられ、少し囲まれた空間です。

書斎のように、1日ずっと過ごせてしまいそうです。


漫画の誘惑を断ち切り、リビングへ。

リビングの様子2。小下がりを利用したソファは特注です。

廊下から2段ほど下げた段差に作られた、大きなソファが空間の主役。スモーキーな色合いのブルー、好みです。

腰掛けると、視線の低さにホッと落ち着いた気持ちに。

リビングの様子3。

小下がりになっているせいか、バスタブに身体を沈めたときの安心感にもどこか通じているような。

リビングに限らず、できるだけ天然素材が用いられたそうです。

リビングの様子4。

床はカバノキの無垢材。共用部だけでなく、専有部まで同じ素材です。

裸足で歩くときはもちろん、靴下を履いていたって気持ち良いもの。

普通の塗装に見える壁や天井にも、100パーセント天然素材で作られた「チャフウォール」という塗料を使っているそう。

ソファスペースの隣はダイニングです。

消臭効果や湿気の吸収効果があると言われるホタテの貝殻を細かく砕き、モミ殻と混ぜ合わせて作られるとか。

観葉植物が飾られています。

木のタイルを合わせて作られたローテーブルも、これからもっと味わいが出てくるでしょう。


リビングの隣はダイニングスペース。

ダイニングの様子2。

アイアンのフレームを脚にしたテーブルは、建物を設計した建築家さんによるオリジナルデザインだそうです。

椅子は、インテリアショップ「ACME」のもの。

ダイニングの様子。

テーブルに合わせて選んだというだけあって、元々セットだったかのように自然とマッチしています。


ソファの背にある壁の裏側も、リビングの一部。

リビングの様子7。

こちらはカフェのようになっていて、ひとりで勉強や仕事に取り組むのにもちょうどよい、テーブルとカウンターが揃っています。

開口部越しに見る、ポール・ヘニングセンのランプ「PH5」。

壁の開口部から見えるポール・ヘニングセンの名作「PH5」。

灯りの反射までデザインされた名作。やはり絵になります。


大きな窓からは、中庭に出られます。

中庭の様子。

庭というより、広い縁側に似た感覚でしょうか。どことなく、旅館のゆったりとした雰囲気が漂います。

窓際に並ぶのはメキシコ生まれの名作家具「アカプルコチェア」。

見た目以上に座りやすいアカプルコチェアが3セット並んでいます。

ビニル製のコードで作られた屋外用の椅子。身体が包み込まれる不思議な感覚で、見た目よりもずっと座り心地が良いです。

中庭を囲むように建物が建てられているため、プライベート感もしっかりと味わえます。

中庭の様子2。

四季を楽しめるように、季節ごとに色づく植物が植えられています。

南天やモミジなど、季節を感じられる植物が植えられています。

訪問時は冬で、南天が実をつけていました。秋にはモミジが美しいそう。

すき間から見える青空。

晴れた日には青空が見えます。

この中庭なら、雨でも風情がありそうですね。


キッチンはダイニングの隣に位置しています。

キッチンの様子。

アイランド型のスタイリッシュなデザイン。

照明も、ステンレスの天板に合わせてセレクトされています。

キッチンの様子2。

アイランド型の作業台にはシンク、壁側にはIHヒーターが、それぞれふたつ並びます。

シンクは広々!というほどではないものの、ひとり分の食器を洗うには充分なサイズ。

シンクの様子。

ステンレスの天板もIHヒーターも、メンテナンスが非常に簡単。

IHヒーターの様子。

部屋数が多めのシェアハウスでは、キッチンの使用頻度もそれなりに高くなります。サッと拭くだけで掃除が済んでしまう手軽さは、お互いに心地よい暮らしをしていく手助けになってくれそう。

電子レンジ、トースター、炊飯器や電気ポットなど、基本的なキッチン家電はひと通り揃っています。

オーブンレンジの様子。

最近シェアハウスのキッチンで見かけることの多くなった、スチームオーブンレンジ。料理の幅も広がりそうです。

ダイニング側に作られた棚には、一部の家電や食器類が。

キッチン家電の様子。

奥の収納ケースは、専有部ごとにひとつずつ割り当てられ、調味料などを保管しておくことができます。


リビングを通り抜けると、奥に廊下が続いています。

廊下の様子。突き当たり左手が洗面とバスルーム、右手がランドリールームです。

さらに奥には、水まわり設備。

洗面台の様子。対面にシャワールームとバスルームが並びます。1階の水まわりは女性用、2〜3階は男女兼用です。

洗面、バスルーム、トイレは各フロアに。1階は女性用、2〜3階は男女兼用と分かれています。


洗面台の向かい側に、バスルームとシャワールームが並んでいます。

バスルームの様子。

寒い時期にも、ゆっくり温まることができるのは嬉しいですね。

バスルームの隣はシャワールーム。

シャワールームの様子。

全身大きなミラー付きのシンプルなタイプ。

そうそう、脱衣室の隣には貴重品ボックスが備わっています。

入浴中に専有部の鍵などを収納して置ける貴重品ボックス。

専有部の鍵やスマートフォンなどをしまっておけます。入浴中の一時利用向けですが、歯ブラシなどをしまっておくこともできます(通気性は悪いですが)。


シンプルなトイレは、もちろんウォシュレット付き。

ウォシュレット付きトイレの様子。

建物が広いため、トイレは各所に配置されています。1箇所に集まっているわけではありませんから、ご安心を。


1階にはランドリールームも用意されています。

ランドリールームの様子。洗濯機4台と乾燥機1台が設置されています。

4台の洗濯機に加え、コイン式の乾燥機が1台。乾燥機の利用は30分100円とのことです。

洗濯物がなかなか乾かない時期や、タオルケットなど大きなものを洗濯したときにも、活躍してくれると思います。


続いて、2階へ上がってみます。

階段の途中には足元灯が設置されていて、夜でも安全に上り降りできます。

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階段の段差に沿って張られた無垢のフローリングは、横から見ても素敵です。

2階にも、1階と同じ水まわり設備が揃っています。

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洗面台を中心に、右手にバスルームとシャワールーム、左手にトイレという配置。

2階の水まわり設備は男女兼用ですから、男性もバスルームが使えます。

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男性だってゆっくりバスタブに浸かりたいとき、ありますよね。


2階には、オプションで使えるストレージがあります。

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希望する方は月額3,000円で利用可能。もちろん鍵もかかります。

スーツケースや季節ものの家電など、使用頻度の低い大きな荷物をしまっておくのに便利なサイズ。

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ひとり暮らしからの引っ越しなら、電子レンジやトースターなどのキッチン家電を持っている方も多いはず。処分せずに保管しておけるのは嬉しいですね。


中庭を挟んで反対側に見えた別棟へ繋がるのは、この廊下。

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この先は女性専用エリアとのこと。こちらの棟の共用設備はトイレと洗濯機のみ。バスルームや洗面台はリビングの隣にある女性専用の水まわり設備を使います。

洗濯物の出し入れなどが気になるなら、女性用のランドリールームへ。

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ドアが閉まるため、稼働時の音は気になりません。


それでは、お待ちかねの専有部を見ていきます。

まずは206号室。

専有部のドアハンドル。(206号室)

普通に見えるドアですが、実は防音仕様。

ドアを閉めると、床とのすき間にゴムのパッキンが出てきて、音漏れを防いでくれます。入居者さん同士で気を使わなくても良いのは、助かりますね。

全28室の専有部は、ほぼすべて、すこしずつ間取りが異なります。

専有部の様子。専有部内の床も無垢材です。(206号室)

どの部屋も長方形で、あまり突飛な間取りはありません。使いやすさは問題なさそう。

専有部ごとに冷蔵庫が設置されています。

専有部の様子2。(206号室)

自室の冷蔵庫の良いところといえば、容量が多いことと、自分で買ったものがキチンと分かること。

入居者さんは、近所の同じスーパーで買い物をしがち。買ってくる食材が重なることも多いものです。冷蔵庫に同じパッケージの食材がずらりと並ぶ光景も日常茶飯事ですが、自室での管理なら名前を書き忘れる心配もありません。

クローゼットの代わりに、天井からハンガーポールが吊り下げられています。

ハンガーポールが設置されています。(206号室)

洋服を吊るして収納に使うも良し、室内干しに使うも良し。


一部、家具を設置してある部屋もあります。

専有部の様子。(205号室)

女性専用の205号室。家具が入ると、部屋のスケール感も分かりやすくなりますね。

廊下の端に位置する部屋で、L字型の間取り。

専有部の様子2。(205号室)

押し出し窓を開けると、すき間からわずかに中庭を見下ろせます。

窓を開けたすき間から、少しだけ見える中庭。(205号室)

窓はこの角度までしか開かないため、換気用というところでしょうか。


最後に306号室。

専有部の様子。(306号室)

最上階の部屋は、ロフト付き。さっそくハシゴを上ってみます。

壁に取り付けられたユニークなデザインのハシゴ。

はしごの様子。(306号室)

直角のため上りやすくはないですが、手でギュッとバーを握れるのは安心。

足が滑ったりしないよう、ザラザラとした触感の滑り止めが施されています。

足元には滑り止めが付いています。(306号室)

ロフトは、大人ひとりが充分寝ることができる広さ。

ロフトの様子。(306号室)

とはいえ、日常的にハシゴを上り降りするのはそれなりに大変ですから、荷物置き場としての使い方がメインでしょうか。

荷物が少なくスペースに余裕のある方は、書斎のように使うのもいいかもしれません。

ロフトの様子2。(306号室)

ソファは難しくても、大きなクッションならなんとか運び込めそう。コンセントもありますから、ちょっとしたサブ空間としてしっかり機能してくれます。


建物の脇は、自転車置き場です。

自転車置き場の様子。

スペースは広めですから、ひとり1台駐めても余裕がありそう。バイクの駐車は有料で、月額1,000円とのことです。


最寄り駅は、小田急線和泉多摩川駅

小田急線・和泉多摩川駅の様子。

駅までは徒歩5分。歩くのが速い方は、もうすこし早く着けそうな距離感です。

改札を出てすぐの高架下にあるスーパーは、買い物をして帰るのにも便利。

小田急線・和泉多摩川駅前のスーパー。

運営事業者さんによると、数年内に駅の改良工事の予定もあるとか。整備されると、さらに使いやすくなりそうですね。

和泉多摩川の隣駅、狛江駅もシェアハウスから歩いて8分ほどの距離。

小田急線・狛江駅の様子。

新宿方面の電車に乗るときは、和泉多摩川ではなく狛江まで歩いても良さそうです。時間を見ながら判断、という感じでしょうか。

電車に乗ってしまえば下北沢まで10分、新宿まで19分と、どちらも直通。下北沢で井の頭線に乗り換えれば、渋谷までも23分ほど。

狛江駅の前は小さなお店が並んでいて、チェーンの飲食店なども散見します。

小田急線・狛江駅前の様子。飲食店もあります。

食事をしてから帰るなら、狛江で降りるのがオススメです。


シェアハウスの運営管理は、株式会社PLEPACEさん。

株式会社PLEPACEの画像

シェアハウスの隣の建物が事務所とあって、誰よりもこの建物や立地に詳しい運営事業者さん。

別の仕事も持っているため事務所に常駐しているわけではないそうですが、なにかあったときには相談しやすい距離です。

企画から完成までに費やした期間は、なんと2年。

リビングの様子。

通常の新築だと1年弱が目安ですから、倍の時間がかかったことになります。

建具なども規格品を使わず、大工さんにお願いして作ってもらったものばかり。きっと、自邸に負けないほどの気を配って作られたであろう空間は、本当に気持ちの良さそうな場所になりました。

2017年3月現在、部屋は順調に埋まってきているようです。検討中の方は早めにお問合せを。


好きな人ができると、毎日がちょっと楽しくなるように。

室内側から見ても美しいプロダクトです。

好きな家に暮らすことは、とても価値があると思うのです。

(テルヤ)

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