シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2023年3月より、運営事業者が「株式会社JR東日本ソーシャルデザイン」さんへと掲載変更されています。
手の掛かる子ほど、かわいい。
今回は、もうすぐ未完成のままオープンする「シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザ」で2012年1月に開催予定の、少し変わったイベントに関するご案内です。
ところは田園都市線のたまプラーザ駅。再開発で目を剥くほど華やかになった駅から緑豊かな坂を上り、歩くことしばし・・・しばし。住宅街の中に、やや古びた印象の白い大きな建物が見えてきます。
なんでもこの建物、羊社のスタッフ(の一部)も大好きな「外人ハウス」として長らく運営されてきたものの、311の煽りもあり、ひそやかに続いてきたその歴史に静かに幕を下ろしたところだとか。
住む人もいなくなり、静かな廊下。綺麗に清掃はされているものの、寂しい空間です。でも、何かに似ている気がします。
そう、それは・・・
学校。
閉鎖された建物の運営を引き取った事業者さんが、新たに再生するシェアハウスのコンセプトに掲げたのは「学校」というキーワード。なぜなら、この建物には下記のようなポイントがあるのです。
1.各所にどこか「学校」らしい風情のただよう建物
2.将来とり壊しの可能性があり、「3年間」の期間限定の運営
3.専有部も共用部も、入居者自身の「DIY」を最大限認める入居規約
3年間という期間限定で、どこか学校らしい風情ただよう建物を自分たちの手でどんどん手を入れ、つくり変えながら住みこなす。
と、こんな風に建物の雰囲気だけでなく、他の入居者と共に3年間取り組みを進めていく体験そのものを「学校」のように捉えていこうというのが、シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザのコンセプト。
暮らしを続けるなかで、やがて出来上がってくる空間だけでなく、取り組みの過程で生まれる出会いや経験、そして成長はきっと、プライスレスな財産になるはず。
今回はなんと、入居者の部屋、つまり専有部だけでなく、共用部まである程度DIYで作っていこうという、大胆な方針が打ち出されています。
ちなみに「DIY=Do It Yourself(ご自分でどうぞ)」ということで、賃貸契約につきものの“原状回復”は、今回は不要です。床・壁・天井といった内装を入居者自身の手で変更することができます。
ただし、「壁紙選べますよ」といった優しい感じでなく、「壁紙は(勝手に)貼り換えていいから」というレベルを覚悟する必要はありそうです。多少のサポートはあると思いますが、手取り足取りを期待すると微妙なことになるかも。
優しいようで冷たくて、でも、苦労の分だけ格別の愛着が湧いてしまう憎いアンチクショウ。そう、それがDIYというものです。
とは言え、そんな心細い状況でも他の入居者がいるのがシェアハウスの良い所。こんな物件だからこそ、DIY百戦錬磨の剛の者が、ちらほらと入居してくることも期待できそうです。
1人だけでは難しいことも、お互いに教えあったり、力を合わせたりしながらマイペースで進めれば、だんだん楽しくなってくるかもしれません。今回は借りた状態のままでも普通に住む事はできますから、その点は安心でもあります。
とは言え、実際にどの程度のDIYが許されるのか、何かサポートはあるのか、今後どんな設備がつくられるのか等々、まだよく分からない点は多々。
そこで、気になる方は下記の日程で開催されるワークショップに参加して、事業者さんと直接いろいろな話をしてみてはいかがでしょうか。
シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザ ワークショップ2012
日程
2012/1/15 (日)11:00〜17:00頃 ※雨天順延の可能性あり
開催内容
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部屋壁の漆喰とペンキによる塗装体験(2h程度)
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耐火レンガによるピザ釜づくり体験(1h程度)
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敷地内の10坪程の土地を農家さんと一緒に耕す畑づくり体験(?h)
提供
アクセス
東急田園都市線 たまプラーザ駅 徒歩12分
参加申込
コチラのページから「お問合せ内容」欄に“1/15ワークショップ参加希望”と記載し、ご連絡下さい。参加資格は、基本的に多少でも入居に関心のある方とさせて頂きます。
注意事項
※当日は汚れても良い格好でお越し下さい。
※今回は他のシェアハウス関係者の方の一般参加はNGとなっております。今後事業としてご検討中の方も含め、事業目的での参加はご遠慮下さい。
※参加には前日までの申し込みが必須です。当日に参加希望を頂いてもご参加頂けませんので、ご注意下さい。
リノベーションという言葉も、すっかり広く知られるようになった昨今。
建物に手を加えて自分らしい空間で暮らすことに関心を抱き始めている人も、増えて来ているはず。何かと柔軟な事業者さんに加え、クリエイティブな入居者も揃いそうな今回の物件は、そんな思いを形にしてみる手頃な機会とも言えそうです。
腕に覚えのある人も、これから目覚めていきたい人も、色々なことのきっかけになるのではないでしょうか。
これから始まる3年間の、大変そうだけど、きっと楽しい物語。
参加するかどうか、まずは現地で考えてみてはいかが?
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