交差点のアパルトマン

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

一棟まるごと、遊び尽くす。


今回のシェアハウス探検隊は 「ittou 大塚」。

JR山手線沿いに誕生した全14室の物件です。

ittou は「一棟」ということで、家というよりは「ビル」に近いイメージ。昭和の時代に建てられた、マンションというかアパートというか、やっぱりマンションというか・・といった建物。

交差点の角に突如現れるその外観は、アパートでもオフィスでもない不思議な佇まいで、正直、けっこう目立ちます。たぶん地域の方は、いったい何ができたのかと不思議に感じているのでは。

豊島区の交差点に突如現れた噂のアイツ。

それが、ittouなのです。


JR山手線の大塚駅から徒歩5分ほど歩くと、交差点の向こうにそびえ立つittouが見えてきます。

周辺にはオフィスも多く、似たような高さの建物がたち並ぶ中、妙に存在感を放つ淡いブルーの塗装。

こちらが正面玄関。

なんとなくお店っぽいつくりですが、それはそのはず。以前この1階フロアには飲み屋さんがあったそうです。今はシェアハウスのリビングですが、地元のおしゃれっ子達がうっかり扉を押してしまうこと請け合いのルックスです。

玄関脇の窓の下に設置されたポストは、専有部のある1~4階まで、1フロアに対して1つずつ設置。

さて、リビングは土足でOKということで、そのままナンバーロックのドアを開けて建物の中に足を踏み入れてみます。

カランカラーン(イメージ音)。

古めかしいカウンターテーブルや粗いまま剥き出しになった床や天井など、以前の名残を感じさせつつ、全体は明るくカフェのような雰囲気に。古すぎず新しすぎず、バランス感覚の良い空間構成。

左奥の扉の先にはそれそれ専有部があります。

飲食店用のテーブルは、飲み屋さんだった頃に使われていたものがそのまま。

天井まで黒板塗装された壁は、掲示板としても利用できそう。

リビングから玄関を見るとこんな風に。町と地続きに溶け込む貴重なリビング。

ガラスに載せられたグラフィカルな“棟”の文字が目印です。

物件のイメージは“パリのアパルトマン風”とのことですが、パリといえば、映画アメリに登場するCafé des Deux Moulinも、通りの角にある一棟。内装のムードは異なりますが、なんとなくパリの響きと建物の姿が、一階のカフェで働く主人公の姿を思い出させます。

やはり元々飲み屋だった頃に使われていたカウンターテーブルは外観と同様にライトブルーで塗装され、明るく開放的な雰囲気。このカウンターの奥にキッチンがあります。実は2階にもリビング&キッチンがあるので、好みや気分に合わせて使い分けてみては。

キッチンは清潔感のある色づかい。

シンクは嬉しい大きめサイズ。

IHコンロは3口です。シンプルなキッチントップは掃除も楽ちん。


続いては、一度水回り設備が集まっている地下へと潜ってみます。

階段を下りると、ちらりと目に入る緑のカーペット。

手前には洗面台なども見えますが、まずは奥に。

もちろんカーペットの上は土足厳禁。

靴を脱いで、のんびり過ごせる空間になっています。地下で防音性が高いため音には寛大なスペースですが、もちろんそこは常識の範囲内ということで。

階段の近くには洗面台と黒い扉が。

扉の奥にはランドリースペース、トイレ、バスルームがあります。

ランドリーには洗濯機と乾燥機が3台ずつ。入居者数を考えれば、充分な設置数です。地下で独立した空間に設置されているので、音が気になるといったことも心配なし。

そして、さらにもう一枚、右の黒い扉の奥に入ると脱衣室とバスルームがあります。

広めのバスルームと浴槽で、ゆったり贅沢にバスタイム。

別のフロアには他に2つシャワールームがあるので、やはり設置数には心配無しです。ゆっくりと湯船に浸かりたくなった時は、こちらにどうぞ。


では、味の出まくっている階段を上って、靴のまま3階のリビングへ。

ちなみに建物にエレベーターはありませんが、すぐに慣れるので、むしろ健康的だと考えれば良いと思います。

さて、3階にたどり着くと、1階や地下ともまたガラリと雰囲気が変わったリビングがチラリ。

こちらは白と木をベースにしたさわやかな空間。

床材に足場板を使っているので、こちらも引き続き土足okです。

配線の目隠しという、壁に飾られた動物のお面たち。

このスペースだけでもリビングとして十分に通用しそうな仕上がり。

フロアごとにイメージの異なるリビングがあるというのは、この規模の物件としては実はかなり贅沢な話であります。

最近では、もはや主流の壁掛けTV。

ソファから座っても見やすい位置に配置されています。

テーブルの上に拡げられているのは、パリの地図。

ラフに残された天井と照明の気楽さが、雰囲気あります。


リビングの隣のキッチンには、シンクとIHコンロが一つずつ。

どちらも一階より少し小さめです。

こちらはシャワールーム。写真右側に見える階段の脇からトイレ、洗面台、シャワールームという順番で水周りが設置されています。

洗面台とトイレの様子。

ヒスイのような緑が目に優しい洗面台のタイルは、キッチン周りにも同様に使われているもの。

トイレはウォシュレット付き。

建物の中に、全部で3室あります。

トイレの壁にも、こんな風にラフなまま残された場所が。


それでは、そろそろ気になる専有部を見てみます。

まずは206号室から。

若草色の壁、明るい素材の無垢フローリング、天井のほころびた白。

素材と色が調和した、やさしい空間。

好みは分かれるかもしれませんが、天井や専有部の壁は、けっこうそのまま。

でもその分、天井は少しだけ高めです。

いろんなアレンジができそうですが、古い建物ということもあり、冬はちょっぴり寒いかも?


続いては、3階へ。

そのまま残された廊下や階段に漂う“大塚の雑多感”が新鮮。確かに、これを綺麗にしてしまったら大塚である意味が無いのです。

床下にステンシルで表記された308号室のサイン。

こちらは、奥の壁が尖っています。

そして、この尖った反対側に立ってみると、これはこれで面白い事に。

グラフィカルにも見える、一面の壁。

上手に利用すれば、うまいことなりそうです。

扉を開けると、目の前に階段があります。

廊下から部屋の中まで土間が繋がる感覚が新鮮。

個人的には土間部分がもっと広かったらより遊べたような気もしますが、それはまた今後の楽しみに。


309号室の扉には“NINE”の文字。

壁や天井のテクスチャーが異なるので、真っ白でもシンプルになり過ぎない空間。

でも反対側から見ると、かわいらしい壁紙が目を惹く部屋です。

この壁紙、実は子供用だとか。

可愛らしい羊の姿も。


さて、少し高度な310号室。

こうして見ると、少し寒々しく見えますが・・

壁紙は少し大人っぽい、落ち着いたテクスチャです。

住まい手のセンスを挑発するようにラフに残されたブルーの壁。

味のある網入りガラスも、きっと使い方次第。


さらに、最上階の4階へ。

4階の階段室には、こんなサインが描かれていました。


まずは411号室。

4階は天井の高さを活かして、ロフトが付いています。

斜めの天井に、柱も個性。

使いづらいと見るか、面白いと見るかですね。


同じくロフト付きの412号室。

植物のパターンで彩られた壁紙は、おとなしめの色味。

奥から見るとこんな具合。ロフトにも格子柄の窓が付いています。

4階は、どの部屋もロフトの下にハンガーポールが渡されています。


落ち着いた壁紙のせいか柔らかな413号室。

でも、ちょっと大人っぽいんですよね。


最後は、ブルーの壁紙の414号室。

ロフトの位置が他の部屋と少し違います。

細かな事ですが、ロフトにも照明が来ているのも便利。


さて、ittouの最寄駅はJR山手線大塚駅

実は池袋のおとなりの駅で、サンシャインシティも少し歩けばたどり着きます。池袋までは3分、新宿までは12分、渋谷までは18分、反対側に向かえば、上野まで13分、東京(駅)まで20分。都心部全般、どこへ通勤するにも便利です。

大塚は、実は数年前までひつじ社のオフィスのあった場所でもあります。

立地の割に妙に下町風情ただようローカルな空気感がある町で、年に一度のお祭りでは、町を挙げて東京とは思えない大変な盛り上がりを見せます。また、よくよく探せば美味しい飲食店が色々とあるのもポイントでしょうか。

最近は駅もリニューアルされて立派になりましたが、噛めば噛むほど味の染み出る町と言えます。


さて、運営は「株式会社ユニオン・ライフ」さんです。

普段は住宅のリフォームなどを数多く手掛けていらっしゃるとのこと。担当さんは、見ての通りの柔らかい雰囲気の女性の方。

実はこの方、自身もとあるシェアハウスにお住まいなのだそうです。その体験から「これは素晴らしい!」と思いを深め、勤務先であるユニオン・ライフさんの社内で提案し、ittouの実現となったのだそう。

とても身近な経験を持っている方が担当されるということで、管理面では頼りになるのではないでしょうか。

実際の入居経験者がシェアハウスを拡げていく実務に携わる事例が少しずつ増えて来ていますが、これは素晴らしいことですよね。住んだことがなければ分からないこと、やっぱり沢山ありますから。

ということで、場所も良くあっという間に満室(2011.5.2.現在)になってしまったittouですが、空室が出ているのを見つけたら、ぜひお問合せをどうぞ。


ittouには、シュールな動物系備品がいたるトコロに散りばめられています。

クロブタのマグカップやら。

ニワトリの・・これ何でしょうか。

ピンクの豚のおきものに。

壁には熊やらひつじやら。

とにかく、何かと賑やかで楽しそうなことです。

(ホン)

イットウは一棟。道のかどっこに建っています。イットウ。日当たり良好。イットウ。地下1階から地上4階までがある意味全部自分の家。『あの建物、ウチ』って言ってもいいよ。一棟の14人暮らし、アパートのようなシェア。それはそれで新しい。

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