路地裏、秘密のブックカフェ|COUVERTURE(クーベルチュール) 大井町のレビュー

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自分の時間を愉しむ、隠れ家空間。


訪れたのは、とある路地裏。

商店街の隙間に伸びる細い抜け道に並ぶのは、レトロな書体が愛くるしい昔ながらのサロン。こっそり愉しみたいBARを発見しそうな、怪しげでありながら人情的な路地裏です。

そんな商店街の抜け道の並びにあるのが「Couverture 大井町」。“ブックカフェ”をテーマとしたシェアハウスです。

カフェでなく敢えて”ブックカフェ”を選ぶ理由。それは、やはり本が読みたいからなのでしょう。願わくは自分が興味のある分野だけれども、まだ知らない知識を教えてくれる本に出逢わせてくれる場であること。加えて、自分の時間を堪能できることも条件かもしれません。

路地裏のこっそりとした雰囲気は、読書に勤しむにはピッタリの環境かと思います。加えて、建物1階が書店という環境も読書好きには贅沢なお話。

路地裏のムードに醸されて濃く艶やかに見えるブロカントなインテリアも、珈琲や紅茶を美味しく演出してくれそう。

お気に入りの文庫本を携えた気持ちになって読んで頂けると、より一層イメージが湧きやすいかと思います。


駅から歩くこと概ね3分。商店街の店先を眺めながらだと5分ほどかかるかもしれません(足取りがゆっくりになるので)。

シェアハウスへの抜け道はGoogleMapなどアプリでは表示されないほど小さな道です。インド料理店が目印。戸惑わず、ちいさな曲がり角を曲がってみましょう。

細い抜け道を進むと見えてくるレンガ壁の建物が、今回のシェアハウスです。

不揃いなレンガ壁には、石細工で作られたシェアハウスのサイン。奥に見えるアンティークランプとの相性も良し。夜が更けるとBARのような雰囲気を醸すのではないかと思います。

ランプの先にはポスト兼自転車置き場があります。

しっかり屋根付き。郵送物を取り出す際に、雨で濡れてしまう心配がないのは嬉しいところ。自転車は数台なら駐輪可能そうです。

エントランス奥の階段を上れば玄関扉が表れます。

鍵は指紋認証付き。自分だけが持つオンリーワンの鍵なので、失くす心配もないですし、信頼もできそうです。


それでは、玄関ドアを開けおじゃまします。

玄関はいってすぐ右手には靴箱スペース、奥にはリビングへつづく廊下があります。

空間に余裕のある靴箱スペース。大きな姿見もあるので、出かける前のファッションチェックもできそうです。

靴箱は各部屋ごとに扉一枚分のスペースを確保。

スニーカーやパンプスなら12足ほど入りそうな容量。また、靴箱の棚板の高さが調整可能なので、ブーツなどの背の高い靴も収納できるかと。

また、靴箱スペースの天井にも注目。

天井に設置された円形の機器の正体は、イオン除菌機能付きの脱臭機なのだとか。

汗のかきやすい夏、ブーツの出番が多い冬…と靴箱消臭は通年の問題点。毎日のスタートライン、ゴールラインである玄関だからこそ、清潔感は保っていたいものです。

玄関へ続く廊下は細長く、こちらも裏路地のよう。

リビングは突き当たりにあります。疲れた日、ゆっくりしたい日はリビングへ顔を出さなくても大丈夫。自分の時間をコントロールできる気の利いた間取りだと思います。

廊下の突き当たり、大きなフォークとスプーンの先がリビングです。


それでは、リビングを見ていきます。

落ち着いたトーンの壁紙と、深い色合いのフローリング。

日の光が気持ちいいというより、照度を抑えた落ち着きのある明かりが心地いい。昼よりも夜、ポップスよりもジャズが似合いそうなビターなムードが漂っています。

間取りは細長く手前がダイニング、奥がソファスペースです。

2台あるダイニングテーブルはつなげてつかったり、バラバラにつかったり、レイアウトに幅を持たせられそうですね。

ただ、読書をゆっくりしたい時は、奥のソファスペースのほうがゆっくり出来るかと思います。

置かれたソファは3シーターで大きめ。ふかふかのクッションを抱えて、ゴロンと横になりたくなる座り心地です。この際、TVは付けずに読書してみるのも良さそうですね。

オットマンは贅沢に背伸びする際の足置き用としても、スツールとつかっても良いかと。

ウォールランプや裸電球のソケットなど、随所にアンティーク調の小物が並びブロカントな風合い漂うインテリア。

写真集やデザイン集などを持ち込めばアトリエのような雰囲気を、文庫本を持ち込めば古書店のような雰囲気を満喫できそう。

本を読んでストーリーを思い浮かべる際、読んでいるその場のシチュエーションというのはとても大事だと思うのです。

壁にランダムに配置された額縁には「ブックカフェ」にならって「本」にまつわる写真がずらり。

散歩の途中で、本をモチーフにした写真やイラストを見つけたら、こっそり追加して飾ってみるのもアリかも。お気に入りの本を写真にとって紹介するなんてアプローチも面白そうです。

リビングの一角にある本棚には、様々な雑誌がならんでいます。

こちらの本棚の特徴は、定期的に雑誌が最新号へと更新されること。また、希望の雑誌があればリクエストも受け付けているとのだそう。うっかり読み逃してしまう心配も幾分か軽減されそうですね。

ただし、購入しないのであればバックナンバーは回収されてしまうとのことなので、お気に入りの号はしっかりと確保する必要があるようです。

ダイニングの隣は天板の大きなカウンターテーブルがあります。

天板が広いので調理中の作業台としても食卓テーブルとしても兼用できそう。

キッチンで料理をしている住人と談話しながら過ごすシーンが思い浮かびます。


では、キッチンを見ていきます。

よく見ると、カウンターテーブルの下は業務用の冷蔵庫がすっぽり収まっています。

キッチンはフォミリータイプの中でも大きめのもの。シンクやコンロなど余裕のある設計です。

キッチン下にはたっぷりと容量のある収納スペースもあり。

調理器具、共用の食器類は概ねキッチン下に収納されています。

キッチン脇にはトースターや電子レンジなどのキッチン家電がひと通り並びます。

炊飯器の定位置はカウンターテーブル。3台並んだ様がなんだか団子の兄弟を思い出させます。

カウンター脇にはワイン箱をヒントに作られた、部屋ごとの食材収納ボックスが並びます。

パンや調味料などを保管するのにピッタリ。容器が違うだけで、食材を一段と美味しく料理できそうと思うのが不思議ですね。

また、廊下添いにも多目的用途の収納スペースが用意されています。

キッチンへの導線は少し面倒ではありますが、こだわりの調理器具や調味料をたくさん持っている方はこちらを使うのもアリかと。


バスルーム、トイレなどの設備は廊下添いに並んでいます。

階段脇を奥に進むと洗面台スペース。

洗面台脇のドアの先はバスルームです。

バスルームはゆっくり湯船に浸かることのできるサイズ。

ちなみにバスルームは女性専用とのこと。男性諸君は残念ながら…ですが、レディーファーストということでココはひとつ我慢です。

脱衣室には大きな鏡が付いています。棚板も洗濯物やタオル置き場として活躍しそうです。

また、廊下の突き当たりにはシャワールームが2室あります。

シャワールームはこんな感じ。

真ん中部分が姿見としても使えるスタイリッシュなデザインです。

ゆったり余裕をもった設計の脱衣室も使い勝手が良さそうです。

ドアで隠れて見えませんが、ちょうどシャワールームの対面に姿見が設置されているのもポイントです。

トイレはウォシュレット付きのものが2室あります。


ランドリースペースは玄関脇にあります。

洗濯機と乾燥機がともに2台ずつ。

最近だと乾燥機能付きのドラム式洗濯機が置かれていることが多いのですが、セパレート式のほうがそれぞれ設備を占有しないため、混み合わないかもしれません。

あと、多少なりとも音が出るランドリーを玄関付近におさめることで騒音対策にもなっているのです。ナイスポイント!


では、階段を上がって3Fへ移動します。

階段を上がった先、くぼんだスペースには掃除機や洗濯機が置かれています。

3Fの廊下添いには物干に最適なベランダがあるので、洗濯機は晴れた日の昼には便利に使えそう。

むしろ、301号室のすぐ脇に位置するので、晴れた日の昼限定とした方が良いかもしれませんね。


廊下添いにはミニキッチンや洗面台、トイレといったひと通りの設備が並びます。

キッチンはあくまで補助的な位置づけ。

湯たんぽのお湯を湧かしたいとき等には便利に使えそうですが、廊下添いなので調理は出来ないかと思います。

廊下の先にある勝手口からはルーバーに囲まれたベランダに出ることが出来ます。

こちらのベランダ、物干には最適。

四方がルーバーなど背の高い目隠しで囲まれているため、周りの目を気にすることなく物干が出来ます。

また、周辺に高い建物もないため風通りも良し。ほどよく木陰になっているので、夏場たまらなく暑いなんてこともないかと思います。

スペースの広さも重要ポイント。広めなので、布団のシーツなども楽々干せます。いいね!


それでは、部屋を見ていきます。

まずは201号室。

大きな窓からサンサンと日光が差し込む、気持ちいい空間。

白ベースのシンプルなつくりの部屋に、カーテン、デスク&チェアなどウッド調のインテリアが映えます。

古木のフローリングに見える床は、実は店舗用のシートなんだとか。丈夫で汚れにも強く、メンテナンスしやすいのだそうです。

クローゼットは開放感のあるオープン式。出し入れもしやすく便利だと思うのですが、隠したい方はつっぱり棒とカーテンなどで工夫が必要そう。

また、クローゼット部分の壁紙は部屋によって異なります。いわば、部屋のチャームポイント。部屋選びの重要ポイントになりそうです。


続いて、207号室。

L字の間取りで、ドアを開けるとすぐクローゼットが見える特徴的な部屋。

クローゼットは、ただ衣類を目一杯収納するには勿体無い可愛さ。できれば壁紙を活かして可愛らしくディスプレイしたいところです。

いかに衣類の収納とディスプレイを両立させるか、力量が試されそうです。

窓は商店街に面していますが、ちょうどアーケードの天井の上に位置するので人混みはあまり感じません。

ただ、日中の音の具合は現地で確認したほうが良いかも。


こちらは302号室。

廊下沿いの302号室と303号室は1段ステップを踏んで入室するため、少し天井が低め。と言っても、大人が立って天井に頭をぶつけることはありません。ただ、いつもと雰囲気の違うミニマムな雰囲気を感じます。

「普通の部屋には飽きた」という方にはちょうど良いかもしれません。

コンパクトながらも、収納スペースはしっかり確保しています。冷蔵庫のデザインも雰囲気を邪魔せず良い感じ。

日中、窓にはシマシマ模様ができます。だんだん伸びていく影も見ながら時間の流れを感じる休日も、これまた良さそうです。


最後にこちらは305号室。廊下沿いのベランダの対面にある部屋です。

幅・奥行き共に広さのある空間ですが、正直なところ、日当たりはあまり良くありません。日中でもほの暗い印象。

そのためか、他の部屋には設置されていないウォールランプが設置されています。

この部屋を楽しむのであれば、やっぱり夜の時間。シーリングライトを消してウォールランプを灯せば、ムードのある艶美な雰囲気が漂いそう。

モモ」や「指輪物語」などのファンタジー物語にぴったりな空間になるかと思います。個人的には、プロジェクターを使ってこれを見たいなぁ。

廊下側にも窓が設置されています。

窓の先には共用のベランダ。天気の良い日はカーテンを開けると幾分か光を採り込むことができます。


最寄り駅は各線・大井町駅です。

大井町駅は、JR京浜東北線東急大井町線りんかい線の3路線が乗り入れるターミナル駅。品川3分、東京駅15分、渋谷まで10分と、都心の東・西・南エリアへのアクセスのしやすさは使い勝手良いかと思います。

また、駅前から伸びる商店街も活気があって良い感じ。飲食店ほか、コンビニや薬局、銀行ATMなどお店も充実しています。

少し歩けば、露天風呂や岩盤浴もできるスーパー銭湯もあるとのこと。気が向いた時に、十分にリラックスできる環境があるのが嬉しいポイントです。

日常に寄り添うほど使いやすく親しみやすくなるのが、商店街の魅力だと思います。シェアハウスの並ぶ路地裏しかり、商店街に潜む路地裏を探してみるのも面白そうですね。


運営・管理をされるのは「株式会社シー・スペース」さんです。

住宅・店舗などのデザイン、設計から施工まで一貫して携わる建築会社さんということもあり、暮らし心地はとくに意識をしているのだそう。たとえば並んだ個室の防音対策であったり、リビングへの導線であったり、パッと見た目では分かりづらい部分まで気配りされています。

ただ、やはりクーベルチュール・シリーズといえば、ほんわりと甘くビターな大人の雰囲気も併せ持つインテリアデザイン。可愛さと上品さを併せ持つ空間は、女性はもちろん男性にも評判なのだそう。

そんなこともあり、現在は満室(2013年2月時点)。こちらで空室や空室予定と見かけた際は、ぜひお問い合せをどうぞ。


お気に入りの本を読む時間と、面白さを共有する幸せ。

自分の時間が、気が向いた時だけゆっくり広がる。

のんびりマイペースなライフスタイルです。

(イシクラ)

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