シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

今日も、一日がはじまる。


「循環」と「再生」は、生物が生きていく上でとても重要なキーワード。

体内だけでなく、空気、水、ありとあらゆることがこの2つによって維持されていると言っても良いのではないでしょうか。

そして、「再生」のニュアンスを持った“Re”という接頭辞も、最近では頻繁に見かけるようになりました。ずっと循環してきたものをどこかで一度生まれ変わらせ、また大切に使う。住宅にもリフォーム(Reform)やリノベーション(Renovation)の概念が定着してきているように思います。

今回ご紹介する「息吹 no ie」は、リノベーションによって新たに息吹をあげた女性専用シェアハウス。以前お住まいだったオーナーさんの「使えるものはなるべく使って欲しい」という意向もあり、「新しい命を吹き込む」というコンセプトが誕生したのだそうです。

風通りが良く、空気が透き通っているように感じる清々しいリビングでは、水耕栽培で野菜が育ち、専有部ではエアプランツが生活を見守ります。

爽やかで丁寧な暮らしがスッとイメージできてしまう心地良さ。一日のスタートにはもってこいの空間です。


建物の玄関は通りから少し奥まった位置にあります。

ドアの隣には各部屋ごとに分けられたポストたちと宅配ボックス。ポスト前のスペースは一時的なゴミ置き場と自転車置き場になる予定なのだとか。

サインはシンプルなデザイン。

漢字とアルファベットの組み合わせが新鮮です。

玄関ドアは複製のできないカードキーであるシャーロック。

ゴツめの外見にも安心感があります。


それでは早速中へ入ってみます。

土間のようなスペースの先はすぐ階段。ここでスリッパに履き替えます。

靴箱は入ってすぐ右手にあります。実はこのくぼんだ部分、1階のテナントである工場で使用する運搬用エレベーターのあった場所なんだとか。

部屋ごとに靴を置くスペースが決まっているL字の配置。

棚の高さは調節ができるタイプで、ブーツなども置けるようになっています。ただし、高さを変えるときは他の段との調整が必要そう。入居者さん同士で相談してみてくださいませ。

すべての階段と廊下には花柄のカーペットが張られています。

カーペットはこの季節、遮熱効果が高いことに加え、スリッパの足音を軽減してくれるメリットも。

柄もののカーペットが一面に、というパターンは珍しいですが、色味もあってか柔らかな雰囲気が好印象です。

階段をあがった所に飾られているドライフラワー。

ちょっとしたポイントで、無意識のうちに生活の質はぐんと向上していくのだと思います。


花柄の廊下の中程には洗面台が設置されています。

脱衣室などに併設されていることの多い洗面台。

入浴前後にはとても便利なのですが、シェアハウスにおいては逆に不便を感じることもあります。

誰かが入浴中に脱衣室の鍵を閉めてしまうと使えなくなってしまう、なんてシーンはありがちな話。そういう点で見ると、個人的には脱衣室と洗面は分かれていた方が使いやすいなと思います。

廊下で立ち止まってしまいましたが、さらに先にあるリビングへ。

既に感じる良い予感。ドキドキ。


陽の光がパッと目に飛び込んでくる採光の良いリビングは、思いっきり背伸びと深呼吸をしたくなる爽やかな空間。

24時間換気システムを導入していて、空気の循環が良いのも、心地よく感じる1つの要因かもしれません。

明るいトーンと太陽光の効用か、元々ゆったりとしたスペースがさらに広く感じます。

透き通った空気の中に温かみを感じるのは、素材の大部分が木製だからでしょうか。

オリジナルデザインのダイニングテーブルももちろん木製。

折りたたみ脚に乗せられた天板は、何層にも木材を重ねて作られる集成材が使用されています。はっきりとしたレイヤー断面がちょっとしたアクセントに。

足下に目を向けると、明るい木目の竹(バンブー)フローリング。

堅い材のため傷が付きにくく、木目も素直なのだそう。明るい雰囲気を作るのにも一役買っています。

リビングをぐるりと囲むように設置されたカウンターの足下に、気になる緑を発見しました。

近寄って見てみると、植えられているのは豆苗。

この水槽のようなボックスは水耕栽培用のマシンで、LEDライト・水量などがすべて自動で制御されているのだそう。

さらにはPCと連動させれば、おおもとの水がなくなった場合に、メールでお知らせが届くというシステムも可能なんだとか。

ハイテクな時代になったものです。

中華料理に使われることの多い豆苗ですが、もちろんそのまま摘んで食べることもできます。

女子の天敵であるつまみ食いも、野菜ならたくさん食べてもOK?

水耕栽培マシンの他、水を注ぐタイプの水耕栽培キットもあります。

可愛いデザインで、インテリアのアクセントにもなるのが嬉しいところ。


リビングの奥側には小さなベンチが置かれ、ほっこりした雰囲気です。

ベンチに腰掛けて雑誌をめくったり、マグカップを片手に考えごとをしたりと自由に使えるスペース。担当さんの「公園みたいな場所」との言葉に思わず納得です。

壁に飾られているのは額…いえ、額の張られた植物の種。斬新なアイデアです。

これが額だけになったら、その分緑が育っているということ。そう考えるとちょっと素敵なストーリーになりそうですね。

植物だけでなく、リビングの天井照明にもLEDを採用。

スクエア型から光がたくさん溢れる姿は、マンションの夜景を思わせます。

宙に浮かぶミニチュアマンション。かわいいです。


カウンターの並びには収納スペースも設けられています。

ナチュラルテイストのファイルボックスは1人1つ使用できます。

食材ボックスとして使う人が多くなりそうですが、外食派の人はリビングで読む雑誌を入れておいても良いかも。

そうそう、このボックスの中には、事業者さんからのプレゼントが入っているのです。

パック型がかわいい水耕栽培キット!

育てるは簡単で、しかも食べられます(ここが重要)。タネから芽が出るのもスピーディーなんだとか。マスタード、サンゴかいわれ、ブロッコリー、レッドキャベツの4種類があります。

早く入居した人は好きな種類を選べるかも?


リビングの入り口近くに構えるキッチン。

今回の造作は「スクエア」が一貫したテーマなのだそう。オリジナルデザインの作業台でも、やはり強く意識されているようです。

収納スペースにも工夫がたくさん。

ダイニングテーブル側と壁側はオープンタイプの収納。

ただ、目に入りやすいダイニングテーブル側は収納するものを工夫したいもの。

現在はグリーンやカラフルな食器たちを置いたり、飾り棚のようなイメージ。日常生活が始まっても、このあたりは意識していたいですね。

入り口に近い方は、人の出入りを考えて扉付きに。

来客があるときも、目立たずスッキリと見せられます。

シンクとIHヒーターは対面式に2つずつ。

こういう使い方ができるのは、アイランド型キッチン特有ですね。

キッチン家電はカウンターの上下に収納されています。

必要なものが整然と並ぶ収納を目の前にすると、キレイに保とうという意識が芽生えそうですね。


3階同様、2階の廊下にも洗面台が設置されています。

朝の込み合う時間帯、並んだ洗面台はスムーズな支度をおおいにサポートしてくれそうです。それに、いくつかくっついていると単に便利なだけでなく、使うのが楽しくなります。キッチンと同じですね。

そして癒しの香り。穏やかに日々を送りたいものです。

掃除機やアイロンなど、日常的に使用する備品は物置に収納され、自由に使用することができます。

アイロンは用意していないシェアハウスの方が多いような気がします。実家暮らしだった人にとっては嬉しいポイント。


階段を使って3階へ戻ります。

3階にあるバスルーム。L字型になっていて、奥にシャワールームがあります。

脱衣室はバスタブ付きのバスルームとシャワールームの共用です。気になる方は現地で確認を。

簡易乾燥機能が付いた洗濯機の並びに、天井まで届くオープンタイプの収納棚があります。

各部屋ごとに場所が分かれていますが、上の段は日常使いとしては少し高く感じると思います。ステップなどを用意してあると良いかも。

奥のシャワールームはごくシンプルなタイプ。

バスルームはバスタブ付き。

寒い季節は湯船を張って、ゆっくりと浸かりたい日も多々ありますからね。

バスルームの隣はトイレです。

タンクにちょこんと乗せられたグリーンがキュート。

ちなみに2階にも同じタイプのシャワールームとトイレが設置されています。


では、お待ちかねの専有部を見ていきます。

まずは201号室。各部屋には入り口の脇にサインがあります。

ちなみに読み方は“ナンバー”ではなく「息吹 no ie」のno(の)だそう。

真っ白に塗装された室内は、天井が高く開放感があります。

しっかりとした広さで、持ち込みの家具を置く余裕も確保されています。

窓が大きく、元々の室内も明るいトーン。

晴れた日の日中は、照明を付けなくても十分過ごせそうです。

備え付けのベッドは、メイド・イン・タイのオリジナル。

引き出しタイプのベッド下収納も付いています。マットレスはベッドに乗せるだけで、簡単に干すこともできます。

各部屋には華奢なハンガーポールが天井から吊られています。

細くて不安になるかもしれませんが、一般的な使用方法であれば全く問題ないかと。意外と強いヤツなのです。

負けじと強いヤツが部屋の壁にちょこんと佇むエアプランツ。

空気で育つと言われていますが、もちろん生きている植物ですから、たまに霧吹きなどで水をあげると長持ちします。

風の流れも必要だそうで、空気の入れ替えも兼ねて適度に窓を開けてあげると良いんだとか。大事に育ててくださいませ。


続いて203号室。

ドアを開けると目の前にも天井まで届く扉が現れます。

パカッと開くと、高さと奥行きのあるクローゼット。収納ケースなどを入れると使いやすそうです。

表面にはメープル材を使用しながら、湿気などで反らないよう化粧板と張り合わせた力作。担当さんもお気に入りなのだとか。

ベッド以外の家具はすべての部屋で異なるものが置かれています。

203号室はデスク付き。デスクトップパソコンを持っている方や、作業テーブルが必要な方に良いかも。

窓からはベランダに出られます。

上を見上げれば、青い空とスタイリッシュな物干竿。

こんな天気の良い日は、洗濯もはかどりそうです。


階段をトントンと上がって、301号室。

この部屋は、他の部屋にはないちょっとユニークなつくり。

ベッドの部分が元々底上げされているのです。

種明かしをすると、靴箱のスペースで紹介した運搬用エレベーターの天井部分に当たる場所。実は当時は天井がなかったのですが、ふたをしてベッドにしたのだそうです。ちょうど椅子の座面と同じくらいの高さで、腰掛けるのにもグッド。

枕元にはコンセントも設置されていて、小さなランプやスマートフォンや携帯電話の充電にも便利です。


最後に306号室。

全12室のうち、2室だけに洗面台が付いています。

濃いめのカラーリングで大人な印象。

担当さん曰く、運営している他の物件でも洗面台付きの部屋は人気が高く、先に入居が決まってしまうのだそうです。

確かに人数が多くなるほど、部屋にあると嬉しい設備の一つ。特に出かける準備をマイペースにしたい人向きかもしれません。


さて、下に降りようと思ったその時。さらに上へ続く階段を見つけました。

壁に設置されたグレーが珍しいコミュニケーションボードは、オーナーさんが以前事務所で使っていたものなのだそう。

階段を上りきると、ちょっとした休憩にも使えるホールのようなスペースが。

椅子と並んだスタンドライトは、担当さんが気に入ってラスト1台をすべりこみで購入した品。

確かに首を傾げたような佇まいがなんともキュート。くるくると頭をなでたくなります。

がちゃりとドアを押し開けると、想像していた以上の広い屋上が目の前に広がります。

住宅が多い立地ということもあり、高いビルがなく、とても開放的。

屋上の淵にぐるりと目隠しが設置され、プライバシーもしっかり守られています。

常備されている布団干しを全部使っても、十分余裕のあるこの広さ。暖かくなるのが楽しみです。


最寄り駅は東武東上線大山駅

池袋から3駅、自転車でも15分程度の立地です。

駅からシェアハウスへ向かう道のりは商店街で、昔ながらの小さな生活用品店、飲食店、居酒屋などが軒を連ねます。

商店街からは少し外れ、シェアハウスから徒歩30秒ほどの場所にあるこちらの喫茶店「ピノキオ」に寄り道。

こちらも商店街に負けず劣らず「昔ながらの」喫茶店。手前の席のテーブルはなんとインベーダーゲーム!

ホットケーキが有名なお店で、遠方からのお客さんも多いそうです。

土日はお店に入るのに並ぶことも良くあるのだそう。

食べ応えのある厚さと、バター&メープルシロップのシンプルな味、そしてレトロな内装に流れるラジオ。

休日朝の常連さんになってしまうかもしれません。


運営・管理を行っているのは「株式会社Rバンク」さんです。

女性専用物件を数多く運営し、2012年にオープンしたシェアハウスは男女入居可能なものも含め、実に9件。

担当さんはその忙しい中でも現場に駆けつけ、大工さんに混じって自らビスを打ったりと施工も手伝ってしまう、外見からは想像の付かないとてもパワフルな方です。

オーナーさんからのお声がけも多いそうで、1年間全力で走り続けた結果、年末年始を過ごした旅行先でダウンしてしまうほどだったのだとか。

今回のコンセプトを決めるに当たって、水耕栽培についても実際に見学に行ったりして学んだそうです。エアプランツを育てた経験もあるそうで、植物を育てる上でわからないことがあれば、色々と伝授してもらえるかも。

緑をアクセントにした暮らしがしたい方、清々しいリビングで朝をスタートさせたい方。お問合せはコチラからどうぞ。


物件名である「息吹 no ie」(ノイエ)。

同じ読みのドイツ語である「Neue」は“新しい”という意味なのだそうです。

春の息吹を感じるまではもう少し。新しい生活の準備が始まる予感がします。

(テルヤ)

【植物と暮らす。個室広々シェアハウス】池袋エリアに美しく息吹を上げて誕生した女性専用シェア「息吹 no ie」。LED水耕栽培で育てる新鮮な野菜。息吹く「生」、溢れる空気が自慢です。入居するシェアメイトは、「息吹の素」として野菜の種をプレゼント!扉...

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