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湘南を楽しむデュアル・ライフ。


湘南と言えば、ビーチ。サーフスポットとしても有名です。

でも、実は山側の住宅地が、ゆったりとした独特の時間軸を漂わせていることを知っている人は少ないかもしれません。

湘南には、訪れた人の歩みをゆるやかにさせる、どこか不思議な魅力があります。地理的にも都心から1時間ほどの距離で、十分な通勤圏。平日は都心に通いながらも、週末は海の見える街でゆるりと過ごす。そんなライフスタイルも不可能ではないかもしれません。

都心の賑わいと、自然あふれる郊外の心地よさ。その両方を楽しむのが、まさにデュアル・ライフの醍醐味です。

今回ご紹介する「由比ガ浜 ロッジハウス」は、そんな湘南の空気を心ゆくまで堪能できそうな、新築のシェアハウス。

太陽の光と風を感じる空間が予感させるのは、なんとも贅沢な毎日です。


街の風景に、江ノ電の軌道がよく馴染むエリア。

小さな駅舎に降り立つと、かすかな潮の香りが鼻孔をくすぐります。駅の周辺は、すこし時代を感じさせる立派な戸建が連なる住宅地。天気に恵まれたこともありましたが、近辺に高い建物が無く、空がいつもより広く感じられます。

そんなことを思いながら小さな通りを歩いていると、左手に砂利と踏み石が敷かれた私道が現れます。

こんな道を、まっすぐに進みます。

やがて辿り着くのは、緑の葉をつけた木々に囲まれたログハウス風の建物。

鮮やかな木目がとても大胆な風貌です。ナチュラルな素材が映えるのは、青々と繁る木々の額縁の効果でしょうか。

駅からの道のりもそうですが、時間をかけてすっかり通りに馴染んだ自然な緑が生い茂り、エリア全体がまるで庭園のようです。

車の往来が少ないこともあり、とても静かでのどかな空気が流れています。

正面玄関には、大きな庇が付いています。

右手に見えるグレーのボックスはポストです。

ドア脇の玄関灯は、船舶照明。

海の街にぴったりです。

カメラ付きインターホンも設置。

それでは渋い光を放つ銀色のハンドルを回して、家のなかに足を踏み入れてみます。


天井の高い玄関ホールは、2面の窓から木漏れ日が差し込む爽やかな雰囲気。

左手の靴箱の奥はリビング。

仕切りのないひとつなぎの空間は、開放感があります。リビングまで続くブリックタイルの壁が、まだ見ぬ空間への期待を膨らませます。

靴箱のスペースは、ひとりあたり扉ひとつ分が設けられています。

段を取り外して高さを調整することもでき、ブーツや背の高い靴を保管することができます。申し分のないボリュームではないでしょうか。


それでは、さっそく土間から上がってリビングへ向かうことにします。

無垢の素材が醸し出す暖かみのある空間に、壁一面のブリックタイルがスタイリッシュなアクセントを加えます。

何よりも、スペースの取り方が贅沢。

外国の高級別荘に足を踏み入れたような気持ちになります。

シックな暖色の色合いもグラデーションで広がると、とても華やかな印象。

まだすこし新しい感じもしますが、暮らすうちに住まい手に馴染んで、落ち着いた味わいが出てくるのではないでしょうか。

幅広の掃き出し窓の外は、テラスになっています。

日差しが強いときは、スクリーンを下ろせばこの通り。

建物の間取りも特徴的で、テラスを中心にコの字を描く設計です。

一部だけ床にも敷かれたブリックタイルの上に鎮座するのは、ペレットストーブ。

カナダ生まれの暖房器具は、コンパクトなサイズから想像できないほど、心地良い暖かさを提供してくれるそう。

スイッチひとつで着火し、カタンと燃料が投下される度に炎が大きくなっていきます。

余談ですが、ノルウェーのとある番組が、"焚き火"の模様だけを12時間オンエアしたことがあるそうです。そして驚くのが、その視聴率。(最大か平均はちょっとわかりませんが)なんと20%を越えたのだとか。

焚き火に詳しい研究家が言うには、「古来、人間は火の近くで生活をしていたので、火を見ると安心する。夜は火の周りに集まって、団らんし、疲れを癒してきたので、そういう感情がDNAに刷り込まれているのかもしれません。」とのこと。

キャンプやバーベキューに出かけて、焚き火の炎を眺めているといつの間にか長い時間が経っていたり、深くくつろいでいる自分に気付いたことが、たしかにあります。ゆれる炎は、不思議な魅力を感じさせるものですね。

本物の暖かさを感じられるこのストーブなら、TV以上にいつでもその体験を味わえるんじゃないでしょうか。しかも屋内で。

燃料は、山林の間伐材、木片、端材、木くずなどから生成された環境にやさしい木質ペレット。

石油ストーブやエアコンに比べ、空気の過度な乾燥も防げるそうです。

共用のTVはこちら。

TVボードはクッションが置かれ、ベンチ代わりとしても使えます。

3連ライトは、シックな空間の中でとてもキュートな印象です。

ダイニングテーブルの脇には大きな窓が設けられています。

窓から見えるグリーンが、空間のアクセントカラーに。

ダイニングテーブルは、入居者全員が座れる6人掛け。

食事やちょっとした作業はもちろん、くつろぎたいときにも自然と足を運ぶことが多くなりそうです。

ダイニングから眺めるテラスの景色もまた、ほど良い具合。


すこし、テラスに出てみたいと思います。

リビングとテラスのフローリングはフラットな関係。

窓を開けばリビングと完全に一体になる空間は、使いやすさも抜群。

大きな掃き出し窓は、断熱性の高いペアガラス。

冬場でも安心して窓辺で過ごすことができそうです。

ウッドデッキのテラスには、日差しがさんさんと注がれます。

コの字の中央に位置するテラスは、太陽の光をたっぷりと浴びることができる特等席。

近隣への十分な配慮は必要ですが、ちょっとしたイベントなど様々なシチュエーションに活躍しそうです。

ここはひとつ、椅子やテーブルを持ち出さず、じかに座ってみるのも心地良さそうです。

肩肘張らない姿勢でティーパーティーを嗜むも良し。かるくポン酢に浸した生しらすを肴に、湘南ビールを傾けるも良し。

どちらにせよ最後にはゴロンと横になって湘南の空を仰ぎ、ゆったりとした時間に身を任せてみる。広い中庭と静かな環境に包まれた、この家ならではの贅沢な体験です。

そんな住まい手たちの日々をそっと見守ってくれるのは、中庭に鎮座するエノキの大木。

明治時代から100年以上の歳月をこの地で過ごし、高く伸びた枝の先は建物を軽く超えています。

コの字の間取りも、このエノキを中心に据えた設計になっています。

撮影時はまだ少しさびしい感じでしたが、日差しが厳しくなる夏の季節には、青々と繁った大木の葉が立派な木陰を作ってくれるのではないかと。

テラスの先は階段になっており、そのまま中庭に下りることができます。

オーナーさんの蔵から持ってきた年季の入った鉢。

今後は睡蓮などの水生植物を飾るそうです。

中庭には水場も用意されています。

サイクリングやサーフィンをされる方は、ここでマイボードなどを丸洗いしても良いかもしれませんね。

中庭から見てみると、2Fにも大きな窓が設けられているのが分かります。

窓に反射する木や空の影が、とても爽快。

日が傾いてライトが灯ると、より幻想的な雰囲気になりそうです。

すべての照明を消灯すれば、きっと抜群の星空を堪能することもできるはず。都市ではなかなか得られない経験です。

改めて見てみると、どことなくテラスは舞台のようにも見えます。

セカンドリビングとしてだけでなく、なにか他にも活用方法が見つかりそうな気もしますね。


続いてキッチンです。

リビング、キッチン、テラスはダイレクトに行き来ができます。

ブリックタイルに囲まれたキッチンは、I型タイプ。

リビングの奥へスッと横に広がるキッチンは、廊下が幅広いこともあって複数人での調理も気軽にできそうです。

一緒に食事を作りながら、今日はテラスで食べない?なんて会話が聞こえてきそうです。

シンクは広めで、シャワー水栓付き。

IHコンロは3口使えるタイプです。

1口くらいは長時間煮込むような調理に使っても差し支えないかも。もちろん、きちんと他の入居者の邪魔にならないようなタイミングを見計らってどうぞ。

シンク上の吊り戸棚には、共用の食器が置かれています。

ここには、他にもパーティー用のアイテムなどを用意するそうです。

作業台の下には、スライド式の収納も。

どこに何があるかひと目でわかることは、時間とタイミングが美味しさを左右する料理の場ではとても大事だと思います。

冷蔵庫は、各部屋ごとにスペースがあらかじめ決められています。

加えてキッチンまわりには、部屋ごとに使える収納が豊富に用意されています。

ここには調味料やお気に入りのマグカップを置いておくのが良いかと。共用部に収納があることで、自室をすっきりと使うことができそうです。

作業台の端にも小さなシンクが設けられています。

どちらかというと、洗面台的な使い方になりそうですね。


水まわり設備は左手の廊下にまとまっています。

折戸を引いた先に設置されているのは、洗濯機。

左手のドアは勝手口です。くもりグラスのおかげで明るいのが、嬉しいところ。

勝手口は建物の裏手に通じています。

突き当りを左手に進むと、正面玄関に出られる位置関係です。

左手のドアがトイレ、その隣がバスルーム。

右手の廊下には専有部が並んでいます。


バスルームの前に設けられた脱衣室は、清潔感のある洗面台付き。

ライトアップされた幅広の鏡と小さなカウンターが取り付けられた設計は、ちょっとしたパウダールームといった趣。

バスルームは白が基調の広々としたスペース。

バスタブも深く、肩までしっかり浸かれそうです。

ユニークなのが、3種類もあるシャワーヘッド。

キメの細かい水流を作り出すものやマッサージ効果のあるボディシャワーなど、美や健康を求めたい方にとっては嬉しい設備です。


ではそろそろ、専有部を見ていくことにしましょう。

各部屋のドアハンドルには、ルームナンバーがプリントされたステッカーが貼られていました。

まずは101号室から。

リビングと同じ無垢材のフローリング。正方形に近い空間です。

壁一面に渡って設けられたポールをどのように使っていくかで、部屋の印象はガラリと変わるはず。

白をベースにやさしい素材でデザインされたシンプルな空間は、どんなインテリアでも柔軟に受け止めてくれそうです。

右手の窓の外は、ちょっとした庭になっています。

庭には、一本の木がひっそりと葉を広げています。


102号室は、101号室とほぼ同じデザイン。

ベッドは各部屋に備え付けられています。

ポールの上には収納棚が設けられています。

照明は満月のような、まん丸デザイン。

日が落ちて暗くなる頃には、暖色の明かりはいっそう木の温かみを深めてくれるはず。

シックな雰囲気が好みの方はこれで十分。自室で勉強や作業をよくされる方は、間接照明やデスクライトをひとつ持ってきても良さそうです。

部屋は2面採光で、正面の片開きの窓は中庭に面しています。

ふたつの窓を開け放てば、心地良い風が流れてきそうです。

それでは、続いて2Fへ。


2Fへとつながる階段はスケルトン。

廊下を幅広く開放的に見せ、圧迫感を感じさせないつくりです。

窓から入る日差しを遮ることもなく、日中はライトを点けなくても過ごせそうです。


上から見た階段の様子。

廊下の幅は人ひとりが通れる程。

すれ違う時は、ちょっとした配慮が必要になりそうです。

それでも爽快な中庭の景色は、抜群の開放感を生み出しています。

試しに大きな窓を開いてみると、こんな感じ。

網戸を閉じて、開け放しておくこともできます。

廊下側の壁にずらりと並ぶのは、すべりだし窓。

昔の日本家屋では、風の通り道を作る設計が特徴のひとつだと聞いたことがあります。

真夏でも冷房に頼ることなく、家の中のどこに座っても涼やかな風を味わえる…かもしれません。都市部と違って、排気ガスを気にすることもありませんしね。

廊下のコーナーには洗面台が設けられています。

洗面ボウルの脇には、コンセントもしっかり。


2Fにもトイレがあります。もちろん、ウォシュレット付き。

天窓から日差しが入り、とても気持ちの良い空間。


廊下の突き当りのドアから、バルコニーに出られます。

手前の木製のドアは201号室、奥のドアが202号室です。

ドアは目の細かい網戸付きです。

バルコニーは、天井部にポールが渡されていて、物干しができるようになっています。

幅も広く、布団などの大物を干す際にぴったりかと。

バルコニーから見下ろしたテラスの眺め。

反対側にも同じようなバルコニーが設けられています。

屋根より高い鯉のぼり、ではなくてエノキ。

2Fからの方が、枝の先端がはっきりと見えます。

改めて、その大きさを実感させられます。

考えてみればこのエノキ、自分の人生の5倍以上の年月を過ごしてきた大先輩でもあるわけです。いつの時代にもここにあったかと思うと、なんだか感慨深い話です。


2Fの専有部の広さや雰囲気は基本的に同じですが、天窓があったり天井のデザインが異なっていたり、それぞれに表情があります。

201号室は天窓付きです。

天井が鋭く傾斜していますが、頂点がとても高く、縦に奥行きを感じるレイアウト。

フローリングはコルクタイル。

ひとつひとつの色味が少しずつ異なっていて、味わい深い印象です。


202号室は、ポールが2箇所設けられています。

2面採光で、窓向きも東と南で日当たり十分。

収納棚の底面には、カーテンレールが取り付けられています。

生活感が出るコートやジャケットなどを目隠しできます。

使い方次第では、色々と工夫もできそう。


最後は、204号室。

少し傾斜した天井に加え、窓のレイアウトがユニークです。

ブレーカーは部屋ごとに備え付けられています。


さて、最寄り駅はもちろん、江ノ島電鉄線由比ヶ浜駅

交通の拠点となる鎌倉駅までは約10分。そこからJR湘南新宿ラインに乗り換えて、渋谷駅までなら1時間20分弱といったところでしょうか。横浜駅までなら、乗り継ぎが上手く行けば30分ほどで行けます。

東京目線の方なら、さすがに都心に近い、とまでは言いづらい距離感。

でも、乗換え1回と1時間そこそこで、海や山に囲まれたこれほどの暮らし。抜群の住まいの品質まで視野に入れてみれば、「湘南に住んでみたい」という長年の思いをひっそりと温めてきたような方とっては、思いきれるハードルかもしれません。

ちなみに由比ヶ浜海水浴場までは、徒歩でたったの10分たらず。

家のすぐ前の交差点の一角には、たい焼き専門店の姿が。

香ばしい香りに釣られて、帰りがけについつい買ってしまいそうです。


運営は「株式会社イメージプレゼンテーション」さんです。

これまでにも鎌倉を中心とした湘南エリアで、いくつかのシェアハウスを手がけています。すこし前にご紹介した「ペンション ・ルイ 鎌倉」から、続けてのオープンということになります。

伺った当日は腰を痛めてらっしゃいましたが、普段はフットワークが軽く、とても親しみやすい方です。湘南や鎌倉に詳しく、オススメのスポットなど気軽にお話しも伺えるかと。

今回の物件は、オーナーさんの意向から代々見守ってきた大きなエノキをそのまま残し、地域に馴染んだ住まいに仕立てたそう。

なお、やはりオープン当初から人気が高く、現時点(2013.5)ですでに満室という状況。数少ないチャンスをものにしたい方は、気長にひつじ不動産をチェックしていただければと。

もし空いている部屋を見つけた時は、コチラからお問合せをどうぞ。


春の暖かさが夏の暑さに変わる日まで、あともう少し。

湘南を一番楽しめる季節が、今年もやってきます。

(ソン)

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