拠点は表参道

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

※こちらの物件は2014年10月より運営事業者が「株式会社ウィルグループ」さん、物件名が「TECH RESIDENCE 表参道」へと掲載変更されています。

シティライフの刺激と、オアシスのような静けさと。


表参道は魅力的な街です。

広大なスケールを感じさせる明治神宮から伸びたケヤキ並木は、夏は青々と茂り、冬は電飾でキラキラと街を演出します。通り沿いには国内外の有名ブランド店がずらりと並び、街そのものがファッションカタログのような、ワクワクさせる魅力も持っています。

今回のシェアハウス探検隊は 「ラ・レジデンス 表参道」。そんな表参道を体現するかのような物件なのです。

緑に囲まれたコンクリートのスタイリッシュなファサード。外国人建築家の手によるシャープで工業的なディテールを織り交ぜた空間デザインと、オーガニックな農園のコントラストには、とても新鮮な感覚を覚えます。また、都内への抜群のアクセスに加え、専有部内のルームクリーニング・サービスが提供されていたりと、SOHOを考えている人などにもちょうど良さそうです。

場所柄それなりに設定された賃料ですが、だからこその刺激なんてものも、きっとあるはず。


表参道の駅から246沿いを歩いて3分ほど。裏道に入ると閑静な住宅街が広がります。そして、道なりに現れる洒落た美容室のとなりに、シェアハウスのアプローチが見えてきます。

アプローチの脇には、専有部ごとに設けられた集合ポストがひっそりと。

ちゃんと雨よけも付いています。

細いアプローチを奥へ進むと、緑溢れる空間に大きなスケールのコンクリートの建築にたどり着きます。これが、今回のお目当てのシェアハウス。

良い意味で期待を裏切られ、すこし面食らってしまいます。

1つの大きな建物ですが、構造的には4つに別れています。手前からA棟(4室)、B棟(4室)、C棟(4室+共用ラウンジ)、D棟(4室)と玄関が並びます。

こんな風に1棟の中に2つ以上の住宅を重ねて、壁を共有した住宅をタウンハウスなんて呼ぶこともありますが、素直に言い直すと「長屋」型の構造ということになります。シャープな姿にも、一気に親しみが湧いてくるのは不思議です。

長屋と聞くと隣の家の音が気になったりとマイナスな面も想像しがちですが、今回は見ての通り、しっかりどっしりとしたコンクリート造り。各棟間での生活音などの心配はあまり考えなくて良いはず。

各棟にはそれぞれキッチン、バス、トイレなどの設備と、1フロアに2つずつの専有部が設けられています。そしてC棟にのみ3階フロアがあり、共用ラウンジと屋上へ出られることが出来る作りとなっています。ちょっと独特ですので、現地でよく確認してみて下さい。


そんなわけで、今回は共用ラウンジのあるC棟からお邪魔してみたいと思います。

玄関の扉を開けると、目の前には明るくスタイリッシュな空間が広がります。

コンクリート打ちっぱなしの壁と、十分に確保された自然光、フローリングの質感も重なって、居心地の良さそうな仕上がりです。

聞けば、建物は外国人の建築家の作品なのだそう。階段のワイヤーを使った工業的なディテールの入れ方なんて、確かにらしい感じです。

階段を3階まで上ると、すぐに共用ラウンジがチラリ。ふんだんに設けられた開口によって、重厚な質感と開放感が調和した空間です。


さて、いよいよシェアハウスの中心地、共用ラウンジへ。

コンクリートで囲まれたスペースに木の家具を配置し、ほどよく緊張感のあるリラックスしすぎないスタイル。表参道らしい、と思うのは僕だけでしょうか。

リビングスペース、ダイニングスペースと、ゾーニングは明確。キッチンが1階にあること、C棟以外からの導線がやや複雑なことなどを考えると、完全に日常の一部というよりは、コミュニケーションも含め、意識的に価値を見出し、活用していく場ということになりそうです。

そう考えると、しっかりとゾーニングされた空間の方が何かと融通がきいて使いやすいかもしれません。

リビングのソファの脇には、コンクリートに壁一面によく映える巨大なブックシェルフ。

住人各々が持ち寄った書籍が並べられています。最先端の感性が集約される土地柄もあり、アンテナをピンと張った本がズラリ。このコミュニティの価値こそ、この住宅の価値の本質であることはほぼ、間違いなし。

パラパラと捲ってみると、「一度は泊まってみたい!」と心を鷲掴みにされるホテルの数々を集めたこんな一冊も。シェアハウスも、負けず劣らずのカッコいい物件が増えますように!

本棚の向かい側には、一面大きな窓が並んでいます。

天高もたっぷりとあるので、解放感はまずまず。

ソファの前には52型の大画面液晶テレビと、2.1chのサラウンド・スピーカー。映画の鑑賞会を開いても様になりそう。

テレビの掃き出し窓からは、風の吹く気持ち良い屋上にも出ることができます。少し遠く、西新宿の夜景が見えるのだそう。加えて夏の風物詩である神宮前花火大会でも特等席。こりゃ贅沢です。

ソファの奥にあるダイニングテーブルには椅子が6脚。

SOHOの視点で考えると、ちょっとしたミーティングスペースとしての利用も出来そうです。ただしこの辺り、入居前に運営事業者さんに活用時の注意事項を確認しておきましょう。

ブラインドを上げると、屋上が見渡せる明るい空間に早変わり。


さて、ラウンジのダイニングテーブル奥の扉の向こうは、サニタリースペースになっています。

白で統一された水回り設備には、正面に洗面台、左手にバスタブ、右手にガラスの仕切りを挟んでトイレがあります。

ガラスで仕切られているので、かなりオープンな仕上がりに。

バスタブからは、西新宿の夜景を楽しめる大胆な設計。

ただし、外からもスケスケで見えてしまうので、ご利用の際は気をつけてくださいませ。オープンマインドな男子であれば、スッキリ爽快に楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。

トイレは至ってシンプルなタイプです。


さて、一旦玄関前のアプローチまで戻って、各棟の設備を見ていきましょう。

C棟の3階フロア以外は同じスペックということなので、代表してD棟を見てみることにします。

D棟の玄関扉も、C棟とさほど変わりなし。左脇に見える扉はC棟のC102号室の勝手口です。

こちらが玄関の様子。突き当たりにD101号室、右奥にキッチンがあります。右手に見える白い収納群は靴箱です。

キッチンは少々奥まったところに設けられていますが、冷蔵庫脇の大きな窓から自然光が射し込むので、明るさは十分。閉塞感もありません。

冷蔵庫脇の窓を背にするとこんな感じ。シンクとコンロが平行に並んだタイプのキッチンで、作業導線が短く料理がしやすい設計です。

たっぷりと広さがある反面、振り返る動作が増える部分もあり、複数人での使用感は未知数と言えば、未知数。

でもシンクは大きめですし、作業スペースもたっぷり。

ガスコンロは3つ口。ひと通りのキッチン家電も揃っています。という事で、自炊ファイターの方も相手にとって不足無しではないかと。

ちなみにコンロ側のキッチンの下には、ビルトインされたドラム式洗濯乾燥機が。キッチンに洗濯機…なかなか日本では見かけませんが、イタリアなどでは良く見かける光景なんだそう。

騒音源も一元化できますし、特に小規模なシェアハウスには割と向いている気もします。納まりもよいのでカッコイイことはカッコイイですし、ね。

ちなみに、AEG(アー・エー・ゲー)はドイツの電機メーカー。シンプルでニュートラルなデザインです。


さて、階段を上って2階へ向かいます。

階段を上って振り返ると、奥からD202号室、バスルーム、トイレ、そして背面にD201号室があります。

バスルームには天窓が付いていて、外の明かりを採りこめる仕様。天気の良い昼間には、ゆっくりと気持ちのいいバスタイムを満喫できそうです。

一転してトイレは、ほの暗いムーディな空間に仕上がっています。

全てサニタリーが一体化した設備ですが、4室での利用ということで・・うーん、事例が少なく判断できません。ま、いざとなればC棟へどうぞ。


では、専有部を見ていきましょう。

こちらはD202号室。

コンクリート打ちっぱなしの壁の、シンプルな内装。

大きな窓に、たっぷりの緑がよく映えます。

一面は収納となっていて、かなり大容量。ハンガーポールも渡っているので、大量の衣服もすっきり収納できそう。

無駄なくピッタリと収まる収納扉も、素敵な部屋の強い味方となりそうです。

専有部に引っ掛けシーリング(吊り下げる照明の取り付け部)がないので、フロアランプ用のコンセントが用意されています。

このスイッチで、コンセントの電源のOn/Offを切り替えるという仕様。フロアランプで明かりを採る生活は、あまり馴染みが無いかも知れませんが、なかなかムードのある雰囲気に仕上がります。

1階の専有部からは農園が眺められるのだそうですが、今回は入居中につき拝見できず…。また、機会があれば目にしたいものです。


さてさて、そんなワケで忘れちゃいけないのが、農園です。

まさか表参道で土いじりが出来るなんて、なんといいますか…贅沢ですよね。

建物脇にあるこちらの扉から農園へ。

ツタが垂れさがるほどに緑の生い茂った光景は、最近では田舎でも目することもないような。都心のど真ん中にも関わらずのんびりとした雰囲気です。都会の喧騒も、ここでは少しだけ忘れられるかも。

ちなみにガラスの向こうに垣間見えるのは、1室をネイルサロンとして賃貸している住人さんのスペースとのこと。SOHO歓迎の心意気は、こんなトコロでも少しユニークな場面を生み出しています。

そして、話題の農園はこちら。

全体でもなかなかコンパクトではありますが、多忙な日々のなかで、少し始めてみたいという方にはちょうどいいサイズなのではないでしょうか。

ちなみに賃料に農園代も含まれているとのことなので、すぐにでも始められるのが嬉しいところ。農園を利用されない方は賃料見直しも応相談かも、とのことですので事業者さんに相談してみては。

※2012年1月現在、賃料には農園代は含まれていないとのこと。農園を利用されたい際は、事業者さんへご相談くださいませ。

また、こちらの農園は外部向けにも貸し出しているとか。地域の方とのコミュニケーションの場としても活躍してくれそうです。


今回探検した「ラ・レジデンス 表参道」の最寄駅は各線・表参道駅

JR山手線原宿駅まで2分、東京メトロ銀座線渋谷駅まで2分。半蔵門線千代田線銀座線と地下鉄のターミナル駅なので、都心部であれば大抵の場所はすいすいアクセス出来る便利な立地です。

抜群の立地を生かしてSOHOでの利用にも最適ではないでしょうか。ただし、事務所用途のみでの賃貸はできませんので悪しからず。あくまで求められているのは、コミュニティを形成する「住人」ということでしょうね。

なにせ徒歩であっという間に表参道交差点に出られてしまう環境。休日のショッピングや散策は、常に刺激的なはず。意外にもスーパーやコンビニ、銀行などは充実しているので、生活面でもまずまず快適な環境なのです。


さて、運営は「株式会社ヒューマンノット」さんです。

「人と人が自由に繋がりをもち、より豊かに暮らせる場を提供したい」と話すヒューマンノットさん。

今回の物件でも見られるように、農園などのコンテンツによって、住居内だけでなく地域や外部の人とのコミュケーションも広がるようにと積極的に取り組んでいるのが印象的です。

先日ご紹介した「元麻布農園レジデンス」も記憶に新しいところですが、好立地でグレード感の高い物件に質の高いサービスの提供と、ワンランク上の住まいの提供を志向されているのも特徴です。

表参道で繰り広げられるシェアハウスでの暮らし。シェアハウスに新しい風を吹かせるのではないでしょうか。何か新しいきっかけを求めている方、飛び込んでみてはどうでしょう?

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本棚はその人を表すと言いますが、シェアハウスではその「家」をもよく表すものですね。

(イシクラ)

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