大人の女のヨリドコロ

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
下町の安らぎ。
今回のシェアハウス探検隊は 「COUVERTURE(クーベルチュール) 千駄木」。
東京の下町、谷根千(やねせん)の名で親しまれている谷中・根津・千駄木界隈は未だ一昔前の姿が残る街並みで有名ですが、最近では続々とカフェや雑貨屋もオープンしたりと、古今の魅力が交わるエリア。そんな、一部で老若男女問わず人気の高まりつつあるスポットに女性専用のシェアハウスが誕生しました(2011.3)。
ちなみに物件名の“クーベルチュール”、フランス語で“覆う”という意味で、お菓子作りの世界ではカカオバターの含有量が高い製菓用のチョコレートのことを指すのだとか。
懐かしい街並みにチョコレートの味わいをかさねた今回の物件、さて、どんな仕上がりになったのでしょうか。
千駄木駅からゆるやかな坂を上り、のどかな景色を見渡すと、閑静な住宅街の中にシェアハウスの外観が見えてきます。
こちらが外観。普通の住宅に見えます。
クリーム色の外観に、壁と玄関のチョコレート色がよいアクセント。
ブロック塀が板チョコのようです。
玄関のドアノブは、どこかノスタルジック。
さっそく、ドアノブを回して玄関を開けてみます。
玄関を開けると、今度はグレーの壁を囲むように、ブラウンのトーンの家具が並びます。
内部から玄関をみると、こんな感じ。写真両側に見える靴箱は、部屋ごとに収納スペースが分かれています。
木目のグラデーションが個人的に好みです。
女性専用ということで背の高いブーツなど収納できるスペースもありますが、入居者数7名からすると若干心許ないかもしれません。お互いに気持ち良く使えるように、あまり履かない靴は自分の部屋に保管するなど心がけたいところです。
ではまず、廊下の途中の階段を上がってみます。
2Fに到着するとまず、白く塗られたパネル型のサイン。
記載のとおり、リビングルームは、このサインの奥にあります。
すっと視線を向けてみると、その全容が目に飛び込んできます。
窓から差す日差しが、落ち着いた色彩でまとめられた空間を柔らかく包みます。
ダイニングテーブルの椅子は4席。
万が一ダイニングテーブルが満席になってしまったとしても、すぐ隣にはソファとローテーブルもあります。また、共用テレビはどこの席からでも見やすい位置に配置されています。
ダイニングテーブルの奥側からみたリビングの様子。キッチンは対面式、テレビ横の棚はブックシェルフとして利用。
ブックシェルフの中には文豪の街をイメージして集められたという本が並んでいます。
でもどこか、谷根千らしい。
リビングからは陽当たりの良いベランダに出ることもできます。
では続いて、ラウンジ脇にあるキッチンを確認。
対面式で、調理中もリビングとキッチンで会話が弾みそうな構造です。
シンクはシンプルに。
IHコンロは3口。シンクとコンロが1台ずつ、調理スペースも充分ながら広々というわけではないので、複数人での並行調理は難易度高めかもしれません。
キッチン家電は、ざっと一通り揃っています。
調理器具は引き出し式の収納スペースにスッキリと。
調理器具の他にも、キッチン内には各部屋ごとに分かれた食材などを置いたりできる収納スペースがいくつかあります。右にチラリと見える冷蔵庫は現在この1台のみですが、今後の入居状況によってもう1台増えるかもとのこと。
棚の下には、ワイングラスを掛けられたりもします。
うっかり割らないように気を付けて・・
続いて水回りを確認。
キッチン家電の隣にカーテンが掛かっています。
これを上げてみると・・
このように洗濯機と乾燥機が設置されています。
キッチンの中であり、同時にリビングの隣でもあるので、利用する時間帯には少し配慮が必要かもしれません。ま、お互い様という部分もあるので、この辺りは入居開始後に早めに取り決めを持った方が良いのかも。
では階段を下りて、1階の水回りへ。
階段を下りるとすぐ、シャワールームが2つ並んでいます。
脱衣室にはモノが掛けられるようフック付き。
今回は浴槽付きのバスルームはありませんが、ゆっくりバスタイムを楽しみたい方は近場で銭湯などを探してみるのも良いと思います。場所柄、風情のある一件に出会えるかもしれません(あくまでも予測)。
シャワールームの隣には、清潔感のある洗面台が2つ並びます。
女性専用物件ですから、清潔感はことさら大事。
入居された方、今後もこの状態を維持できるようにぜひ。
洗面台の隣に見える扉の奥にはウォシュレット付きトイレがあります。
ではそろそろ専有部へ。
101号室は、白い壁で清涼感のある室内。
シンプルですが、備品などもいやらしさのないシンプルなチョイスで好感が持てます。
こちらは、一面のみ花柄の壁紙をあしらった102号室。
グレートーンの花柄は派手すぎず地味すぎず、ほどよい女性らしさ。
グレーなので、花柄でもあまり強い印象になりません。
さて、ふと上を見上げると、ガッツリとむき出した梁。
設計上どうしても取り外すことができなかったということで、室内にそのまま残されています。
たしかに存在感はありますが、壁と同色で塗装されているので、写真で見るほどは気になりません。
104号室は、ストライプ。
グリーンのラインがアクセント。
続いて2Fの部屋へ。
206号室の花柄は、102号室より小ぶりで明るめ。
ハンガーポール付きの収納がついています。
カーテンの端も花柄で統一。
ベッドスペースがちょっと独特。
こんな具合に、壁面の一部がへこんでいます。変わった間取りです。
続いて207号室。
花柄のカーテン隣の木のステップを上ると、ロフトがあります。
ステップは収納スペースとしても利用可。
ロフトの様子。実はロフトの下は、隣の部屋のベッドスペース。
空間の有効利用とも言えますが、ちょっと変わった間取りで人によって好き嫌いがあるかもしれません。気になる人は、ぜひ現地でご確認を。
さて、最寄駅は冒頭でもお伝えした通り、東京メトロ千代田線の千駄木駅。
谷根千でもおなじみの人気下町エリアながら、駅からシェアハウスまでは徒歩7分。千代田線直通で大手町駅まで8分、日比谷駅まで12分、明治神宮前駅まで24分と、言うまでもなく好立地です。
シェアハウスから東京メトロ南北線・本駒込駅までは徒歩8分、都営三田線・白山駅までは徒歩9分と、徒歩10分圏内に3つの最寄り駅があります。近隣の物価はそれほど安くはないそうですが、自転車があれば上野アメヤ横丁の激安どころまでもすぐ近く。上野公園や下町散策にも気軽に使えるので、一台あると便利です。
その「COUVERTURE(クーベルチュール) 千駄木」を運営するのは「株式会社シー・スペース」さん。
店鋪・住宅等のデザインから設計、施工まで一貫して行っている建築会社さんが運営するシェアハウスということで、快適・安心な建物づくりにこだわりながら、住人の環境にも配慮した運営を目指されているとのこと。
しばらくは管理人として女性のスタッフさんも同物件に入居されるということで、困ったことがあれば相談もしやすそうです。
今回はとても落ち着いた雰囲気の物件なので、仕事の後は家でゆっくりくつろぎたい方や、週末は下町情緒溢れる街並みを存分散策したい方々には丁度良さそうです。お問合せはコチラからどうぞ。
クーベルチュール・チョコレートはそのまま食べても美味しいけれど、そこにいくつもの行程が加わり、最終的にいわゆるトリュフのような形になります。物件からの帰り道、この物件も入居者さんや事業者さんの愛情に包まれて、より味わい深い物件になると素敵だな、と思ったのでした。
(ホン)