小さく目黒で

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
目黒のオシャレ住宅事情。
本日のシェアハウス探検隊は「COURI004 meguro」。
程良いニュアンスのスカイブルーの壁面、細かな家具、家電の選び方、ひとつひとつきちんと選ばれた食器類は、「ああ、家具やインテリアが大好きなんだな」と感じさせる体温のようなものをたたえています。
実はこの物件、今回改めてリノベーションを施したというワケではなく、このままの状態でオーナーさんご夫婦が住まわれていたのだとか。驚くと言うか納得と言うか・・な話ですが、オーナーさんご夫婦が海外へ行かれるということでシェアハウスになったのでした。
ちなみに建物が小さい事もあり、今回は女性専用でたったの2室。
色々な意味でユニークな物件です。
こちらが外観。
静かな住宅地の中にあり、パッと見は普通の一軒家です。
ですが、門扉を抜けて正面玄関の前に立つと、独特の意匠の大きなドアやランプやら、ただならぬ気配が漂うのです。
ドアの脇の壁面には、小さなタイルが不思議な模様を形成しています。
期待を胸に、木製のドアハンドルに手を添えて引いてみます。
コンパクトな玄関は、色づかいや素材の主張など、全体的なバランスが良い空間。生活の気配が伝わる気張らない空気感に、思わず口元が緩んでしまいます。
右手に立っている微妙なブルーの壁の裏側はリビング。足元のタイルは、左手の磨りガラスの先にあるバスルームの中まで続いています。
靴箱はコンパクト。
入居される人数が少ないので、容量は足りると思います。
では、建物の中にお邪魔して、まずはリビングへ。
花柄のクロスや水色に塗られた壁が抜群。
色々なモノが盛り込まれても、どこかまとまるのは、自分の好みで自分のためにつくられた空間だからではないかと思います。他の人が住むという事を前提に空間をつくろうと思ったら、ナカナカこうはならないはず。
これだけ説得力のあるカーペット敷きの空間も珍しい気がします。
大きな窓が3面に開けられ、明るさも十分。
木製のダイニングテーブルには椅子が4脚。
入居者人数よりも多いのは、来客も歓迎という事でしょうか。確かに人を呼ばないともったいない、という気もしますね。
ちなみに、ダイニング・テーブルの奥はキッチンです。
大きなソファの足には修理の痕跡もあり、大切に長く使われてきているのかもしれません。
窓辺もよく見れば、可愛らしいタイルで仕上げ。
花瓶を置いて花を飾ったら映えそうです。
ちなみに側面のタイルが小さいのが、少しオモチャみたいでポイントです。
で、この出窓の下は食器棚になっています。
湯飲み、切子、耐熱ガラスのマグカップと面白い食器が集っています。
てんでバラバラなのにまとまるのも、やはり個人の趣味力で集められたものだからでしょう。
ナイフやフォークもこの通り。
センスって素晴らしい。
続いては、キッチンを見てみます。
ベースカラーはご覧のとおりイエロー。
壁一面のキッチン・ユニットは使い勝手も良さそうです。
クリンとした形状がとても気になる冷蔵庫。
入居する人数が人数なので、冷蔵庫は大きなサイズではありませんが、充分かと。
シンクも良い感じのカタチで・・
ガスコンロは3口です。
料理が好きな方なら、多分大満足できる広さと設備かと。
シンク下は大きな収納となっています。
現在は何も置かれていませんが、ある程度スペースを区切って使うのが良いかと。
お次は水周り設備へ。
玄関を入って左手に見える磨りガラスの大きなドアを開けると、
気持ちの良い、真っ白なバスルームへ。
洗い場はガラスのドアの前ではないので、普段使いなら磨りガラス越しのセクシーな事態は起こらないはず。ま、女性専用物件で人数も非常に少なく、なおかつこの内容ですから細かいことは良いでしょう。
振り返ると、小さな洗面台が設置されています。
はい、またもや素晴らしいです。
コンパクトではありますが、充分顔も洗えますし歯も磨けます。
バスルームのドアの前に立ってキッチンの方を見ると、こんな眺め。
廊下には蛇口の形をしたフックが。
階段手前の収納には洗濯機がスッポリ。
掃除機などの清掃用具に加え、体脂肪計などもあります。
ちなみに収納の扉も、ハケで塗装したようです。
こちらは、先ほどの階段の裏手にあるトイレ。
ウォシュレット付きです。
これはトイレット・ロールのホルダー。
ほんの小さなデザインが暮らしに与える影響を再考したいものです。
さて、階段を上がり2Fへ。
2Fはトイレと専有部のシンプルな構成。
でも、トイレのドアノブはキラキラしています。
という事でトイレが足りないなんて事は、まずありません。
それでは部屋の中を見てみたいと思います。
202号室は、節の見える無垢フローリング。
2面に開いた大きな窓にはロールスクリーンが設置されています。
こんな洋服箪笥が置かれています。
203号室は、ガラリと変わって真っ赤です。
おまけにシャンデリア。元々は和室だったと思うのですが、床はフローリングに張り替えられ、壁も天井も赤が強めのピンク色。
部屋に入るための引戸には、モコモコと立体的なクロスがあしらわれています。大人の肉食系女子にカッコ良く住んでもらいたいものです。
掃き出し窓にも木製ブラインドが付いているのですが、開けると専用のベランダに出られます。
広くはありませんが、物干しもOK。
それにしても、目黒の街並みの上品なこと。
さて、冒頭でもお伝えした通り周辺は静かな住宅地です。
無防備に昼寝する猫がいたり、たぶん営業している風な駄菓子屋さんがあったりと、目黒の駅前と較べれば落ち着きのありすぎるエリア。
はい。たぶん営業しています。
オシャレ家具屋がひしめく目黒通りも近いので、家具やインテリアに興味のある方なら、何気ない散歩も楽しめるかと。
ちなみに、目黒駅までは徒歩15分程度と、少し歩きます。
普段は自転車やバスを利用する事になりそうですが、最寄りのバス停はなんと「元競馬場前」(もう無いですよ)。
時刻表を確認したら、目黒駅まで頻繁にバスが来るようです。
急ぎの場合は目黒駅までダッシュでたぶん7分くらいです。おおまかに。
目黒駅はJR山手線だけではなく、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線が通っているので、電車に乗ってからのアクセスに関しては不満を感じることはないのではないかと。
ちなみに、渋谷まで5分、永田町は17分、大手町は16分です。
「COURI004 meguro」の運営をされるのは、「株式会社シェアカンパニー」さんです。
家族でもなく職場の人でもない、新しい人との出会いの場を、もっとオシャレにかっこよく。そして、より楽しくしたいとのこと。今回の物件は元々だという事ですが、実は非常にクオリティの高い空間作りは期待感抜群です。
なお、スタッフさんの仕事振りを見ていると、明るく楽しく働く会社なんだなぁと感じます。程よく社交性があって、雰囲気のある空間で暮らしたいならフィットするのでは。
今回の物件は少人数ということで、多少は向き不向きもあるとは思いまが、集まる方同志の相性については効利製作所さんの目利きに期待しましょう。
この空間に惚れた!駅からの距離は何とかできる!
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細かく見れば見るほど、良い感じです。
(サトウ)