シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2018年10月12日時点より、運営事業者が「こひつじ商事株式会社」さんへと掲載変更されています。
アパート2棟が、まるごと楽しく。
今回のシェアハウス探検隊は、向かい合って建つふたつの古い木造アパートを、シェアハウスとして再生した「nico 西荻窪」。
建物の間にデッキテラスを敷いてテーブルセットを置いてみたり、ちょっとしたガーデニングのできそうなスペースを設けたり、入り口をそれぞれ向かい合わせたりと、2棟あるからこその楽しい空間づくりのアイディアがてんこ盛り。淡いピンクとブルーに塗り分けられた2棟の間を行ったり来たりすることで、かつてない広がりを持った生活シーンが生まれそうです。
家の中にも外にも沢山の小さな居場所があるので、自分のお気に入りの場所を見つけるのも楽しそう。
全体の構造としては、リビング・ダイニング、キッチンなどはB棟(ピンクの方)の1Fに集約され、A棟(青い方)は簡単なリビングはあるものの、専有部部が中心のちょっとした「離れ」のようなつくりになっています。
なにやら青春映画みたいで、ワクワクしてしまいます。
アパートが建っているのは、車道からは少し奥まった土地。
「nico」というネーミングの由来は、もちろん建物が2コだから。
両棟とも窓がたくさん付いています。窓辺に付けられた鉢植えもポイント。大きさや配置がアンバランスなアプローチの飛び石は、手作業の味が良い感じです。
デッキテラスからニョキっと生える柱には、各棟へつながるルインターホンが。
うむ。分かりやすい。
古びた感じの郵便ポストも雰囲気が出ています。
B棟の玄関のドアはガラス張り。テラスとリビングが一体になる楽しい仕掛けです。ちなみにガラスの部分にはロールスクリーンが付いているので、必要に応じていつでも目隠しは可能。
それでは鍵を開けて、中へ入ってみます。
ガラスの玄関ドアを開けると・・
目の前にはドーンと階段(!)。
実は階段裏を通って、ぐるりと1周できる間取りになっています。
こちらは玄関から向かって左手の、キッチンを中心とした空間。
広々とした抜けのあるリビングは、白と淡いグリーンを基調にした空間。
ソファ周辺は日当たりも良く、気持ちが良さそうです。
ちょっと角度を変えて見てみます。
やたらとグリーンが映える空間。
入居したら、是非みなさんで増やして欲しいものです。
小物類も冴えてます。
がおー。
そして、よく見れば窓辺のテーブルにも何やら気になるモノが。
そう、糸電話。
子供の頃に夢中になった糸電話のワクワク感、ちょっと懐かしいですよね。
2棟の間で実際に使ってみて欲しいと、個人的には思うのです。
やや糸が短い気はしますが。
続いては、キッチンを見てみます。
淡いグリーンの柄物のクロスで覆われたキッチンには、カウンターテーブルが付いています。
レトロな香りのするシステムキッチンに用意されているのは、必要最低限の物だけ。
足りない物があれば入居者同士で持ち寄ったり購入したりする必要があります。この辺りは非常に割り切ったスタイルになっているので、あしからず。
階段の裏をまわり、反対側へ。
玄関を入って右手にも、くつろげるスペースがあります。
何ともユニークな構造です。うーむ、これが普通のアパートだったとは。
反対側でも、こちら側でも階段の壁にTVが付いています。
ごろごろしてしまいそうなタイルカーペットの上に並ぶクッションには、よく見ると・・・
刺繍でnicoのサイン。愛されてます。
窓から射しこむ光もキレイ。
太陽まで味方してくれたら、一日中ゴロゴロできそうです。
さて、水周りはキッチンの脇、ゴロゴロエリアの隣の扉。
脱衣室にはドラム式の洗濯乾燥機が設置されています。
浴室は立派なバスタブ付きです。
A棟にもシャワールームが2つ用意されていますので、2棟合わせて12人という人数で考えると十分な設置数。
利用時間がぶつかってしまった場合は、シャワーの方を使いましょう。
トイレは、暖房便座でウォシュレット付き。
さて、そろそろ2Fへ。
階段のランプシェードが鳥かごになっています。
浮かび上がる影が幻想的。
建物内にふんだんに使われている、型板ガラスのパターンにも注目。
こちらは階段の壁面に開けられた小窓。
階段を上ると、正面には洗面台があります。
B棟にお住まいの方は、日常的な歯磨きや洗顔はコチラを使う形かと。
で、こちらのガラスは洗面台の正面に。
各専有部の前には靴箱が用意されています。
玄関の靴箱に収まりきらない場合は、コチラへ。
という事で、コチラは210号室の様子。
窓が大きく、日当たり良好。
素直な形なので、使い勝手も良さそうです。
ロフト空間もたっぷりあるので、収納スペースには困らないかも。
ちなみに室内に備え付けの家具は一切ありません(照明は別)ので、生活に必要なモノは全て持ち込んで下さいませ。
210号室の窓からは、A棟がこの距離感。
知らない人だったら、妙に近くて困るかも知れませんが、お互いが知っている関係なので、ちょっとした挨拶や会話が生まれそう。
慣れてきたら、糸電話もゼヒ。
さて、続いて211号室。
形状的には210号室の反転タイプ。
壁紙も部屋毎に異なるので、ちょっと寄ってみたいと思います。
こんな具合。
209号室はセージ色。
212号室は植物的な方向で。
2階は全室ロフトが付いています。
さて、B棟の2Fの部屋から、ウッドデッキを眺めるとこんな景色。
ガーデン・テーブルも置かれているので、ちょっとした食事や読書もOK。
このデッキ空間、なにかと良い具合に機能してくれそうです。
続いて、ブルーに塗られたA棟へ。
1Fと2Fは別玄関になっていて、建物内部に階段はありません。
1Fに並んだ扉の、右側がA棟の玄関。
さて、A棟の内部へ足を踏み入れると、こんな空間になっています。
ちょっと幅の広い廊下のような空間に、小振りなテーブルとスツール。
スツールの数は部屋と同じく4脚。A棟1F住人だけの寝る前の駄話は、こちらで。
靴箱も真っ白。
玄関を入って右手には、ちょっとしたキッチンも備えられています。
ピンクの丸いタイルが可愛らしい。
木製の窓枠もエメラルドグリーンに塗られています。
IHコンロもスマートな収まり。
実はきちんと2口あって実用的ですが、冷蔵庫などはありません。
ちょっとお茶を入れたり、といった用途になりますかね。
廊下には、小さな洗面台も。
金色の蛇口。
とてもコンパクトでバシャバシャ使うには適していませんので、手洗いなどの日常使い用にどうぞ。
さて、棟内の様々なドアは黒板塗装になっています。
という事で、廊下の洗面台の向かいがシャワールームです。
先ほども触れた通り、A棟には2Fにもシャワールームがあります。2棟で合計3つの浴室があるので、利用時間がぶつかった時はB棟分も含め、フレキシブルにどうぞ。
シャワールームの隣がウォシュレット付きのトイレ。
よく見れば、ここでもガラスの模様が目を楽しませてくれます。
さて、こちらはA棟の101号室。
1Fの部屋はロフトが無い代わり、ポールハンガーが備え付けられています。
こんな具合。シンプルですが、何かと便利に使えます。
ポールの奥には、既存物と思しき化粧柱があります。
窓ガラスは、やっぱり型板ガラス。
続いて102号室。
1Fにも関わらず、舟底天井(舟底を逆さにしたような形)。
おかげでちょっと広く見えます。
各部屋のドアには、チェーンロックも付いています。
シェアハウスではあまり目にしないので、写真を撮ってみました。
次は104号室。
こちらでは、化粧柱がデーンと存在感を放っています。
ついでに壁紙もよく見ると個性的。
一度外へ出て、外階段で2Fへ。
玄関前には豚型のnicoサインが風に揺られています。
モザイクガラスのランプもアイコンに。
さて、2Fの玄関を開けると、内部はこんな具合になっています。
基本的には1Fと作りは同じ。
写真では部屋のトビラが全て開け放たれていますが、基本的にまん中の空間以外は専有部部になっています。
ちなみに、1Fと同じくキッチンとシャワールームが付いています。
が、キッチン天板のタイルの色が異なっていたり、照明がシャンデリアだったり、天井が抜いてあって少し開放的だったりと、ディテールは色々違います。
シャワールームの前の空間は、黒い引き戸がスライドして脱衣室になります。
さて、205号室はピンク色です。
2Fの専有部はB棟と同じく、全てロフトが付いています。
207号室は角部屋。
窓も大きいので気持ちが良いのです。
当たり前ではありますが、高さと広さは住空間においてやっぱり大事。
駅の南側のシェアハウスへ向かう道のりには、カフェや古本屋、飲食店が並びます。思わず入りたくなる、雰囲気の良いお店もチラホラ。ここ数年、秘かに熱いエリアです。
ご近所散策の際には、西荻窪アンティーク・マップのご活用を(加盟店に置いてあります)。
電車に乗れば新宿まで15分。実は隣の駅の吉祥寺までは電車で3分、自転車でも余裕の距離。ちなみに中野で東京メトロ東西線への乗り入れもあり、都内各方面へのアクセスは良い感じです。
特にこのエリアは、バスも使いこなせれば完璧かと。
さて、管理を担当するのは「サイコ34号棟」さん。
笑顔がステキな若い女性です。
最近は数多くの物件を次々と手掛ける売れっ子さんですが、いつもコンビのデザイナーさんと2人で、古い木造住宅を明るく楽しくオシャレに再生させています。
管理については基本的に入居者さんで話し合って決める独特のスタイルなので、ルールも最初のうちは、あって無いようなモノかも知れません。実は楽ちんなやり方では無いとは思うのですが、自分たちで物件を創っていく気概のある方は向いているのだと思います。
デザインや運営スタイルに共感できる方なら、バッチリの選択肢になるでしょう。
気になった方はコチラからお問合せをどうぞ。
よく見れば、柱も家のカタチをしています。
ということで、本当は家は3コ並んでいます。
(サトウ)
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