【RESIDENTS】仲良し3人!

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
■徳永さん(30歳)□福岡出身□入居後1年2ヶ月□会社員(ソフトウエア営業)
■緒方さん(32歳)□熊本出身□入居後2年□会社員(マーケティング)
ニューヨークを舞台に、自由に生きる4人の女性を描いたドラマ "sex and the city"。仕事に恋に友情に、全力で楽しむ彼女たちの姿は世界中の女性の共感と支持を呼び、大ヒットを記録した。
“かしましい”という言葉は漢字で“姦しい”と書き、やかましさの意味を持つ。確かに女が3人も集まればにぎやかだけれど、万国共通のガールズ・カルチャーはもっと小気味よい、あのドラマの感覚に近いもの。
今回のRESIDENTSは、「シェアプレイス読売ランド」で同じ屋根の下に住む女性3人の、ドラマさながらの座談会!
■九州出身の仲良し3人組は、休日も一緒
羊:まず、実際この家にはどんな人が住んでいるんですか?
幸加木さん(以下、幸加木):色んな人が住んでいますね。今は外国人は多くなくて、台湾とカナダの方の2人。台湾の子は語学学校に通っているようで日本語があまり話せないんですけど、カナダ人は私達が知らない日本語までペラペラ。
全体的に、年齢は私達と同じアラサー世代が多くて、前後3歳くらいかな。基本的には会社員が多くて、学生はほとんどいないです。
羊:お互いにすぐ仲良くなりましたか?
緒方さん(以下、緒方):私たち3人はたまたま全員九州出身で、いつも一緒かも。福岡、鹿児島、熊本で、何か似たような人種が集まった感じです。
羊:一緒に出かけるとか、パーティーやイベントを開いたりは?
幸加木:仕事に波があるので遊ぶとしたらみんな土日で・・あ、でもキャンプは楽しかったね。
徳永さん(以下、徳永):キャンプが一番楽しかった。ここに住んでいるメンバー8人で一緒に行ったんです。
緒方:奥多摩までレンタカーで行って、テントに泊まって。トレッキングして、BBQしてキャンプファイヤーもして。キャンプなんて小学校以来していなかったので、みんなで絶対やろうと決意して(笑)
徳永:次は花火もやろうと思ってます。
羊:みなさん休日はアウトドアな過ごし方が好きなんですか?
緒方:そうかも。私はラフティングが大好きで、みんなに勧めたんです。行こうって誘ったらみんな乗ってきて、この間もみんなで群馬の水上に行ったり。
徳永:私はスキューバダイビングのライセンスを持ってます。沖縄の本島で2泊3日で取ったんですよ。そうしたら潜るのがメチャクチャ楽しくて。
緒方:実はちょうど昨日まで、新島へキャンプに行ってました(笑)。シュノーケリングもしてきましたが、新島から20分位で行ける式根島がとてもキレイでした。
羊:すごくアクティブなんですね(笑)
■現在の暮らしに、友人達が興味津々
羊:現在の住まいに対して、ご家族の反応はどうですか?
徳永:話してはいますが、特にもうこの年なので何も言われませんね(笑)。いいんじゃない、って(笑)。
羊:では、周囲の反応は?
幸加木:友達には遊びに行きたーい!!って言われます。みんなびっくりして、何それ?って必ず。44人という人数を言うと、もっとびっくりしますね。疲れない?とも。家に帰るとプライベートな事がしたいのに、出来ないんじゃないかって思うみたいで。
緒方:そんなに人がいたら、仲良く出来ないんじゃないかって言われますね。
羊:そんなとき、なんと答えるんですか?
緒方:一回遊びに来てみる?って言いますよ(笑)
羊:体験するのが早いと(笑)。実際のところ、プライベートがないと感じたりしますか?
緒方:この家はその点で、作りがいいんですよね。リビングが広くて、誰かとしゃべりたい時にはリビングに来るし、そうでない時は直接部屋へ入ってしまえば誰にも会わないので。
羊:なるほど。色々な方が住んでいると思いますが、他の人の生活から影響を受けたりすることは?
徳永:うーん、生活じゃないんですけど、あるとしたら服装というか、洋服、ファッション系で、今まで買わないような服を買ったりとか。
たとえば浴衣なんて今まで買ったことなかったんですけど、ここに来たらみんな持ってるんですよ。しかも自分で着れる(笑)。それで自分も欲しくなって揃えたりとか、後はパーティー用の服も買ったり。今まで着なかったような服を着るようになって、それは楽しいですね。
■アメリカでの暮らし
羊:緒方さんは、以前どちらに住んでいましたか?
緒方:1年ぐらい新小岩でひとり暮らしをしていたんですが、その前はアメリカに10年ほど住んでいました。高校を卒業してからずっと、HR(人事)の仕事をしていました。
羊:なぜまた、アメリカへ?
緒方:映画が好きで、映画を撮る勉強がしたくて。それで行ったけどあまりにも言葉が出来ず、最終的には英語で映画を見るのが嫌になってしまい、諦めました(笑)。
羊:それでもアメリカに残られたんですね。
緒方:向こうの大学は、専攻が変えられるんです。他にもたくさん興味があったからアメリカの大学を選んだ、という一面もありました。
だから、映画がダメなら次行こう!という感じで。やりたくないなと思いながら、一生面白くないことを続けるのも嫌ですし。あとは親に「私はアメリカに行って、こうしたいの」と見得を切って渡米している手前、半年や一年で諦めるわけにはいかないと思っていたのもあります。
↑ 海外のフラットを連想させる、広々したコモンス・スペース。
羊:アメリカではどんな住み方をされていましたか?
緒方:最初の2年は寮生活で、その後はルームメイトがいたり、ひとり暮らしだったり。仕事や大学が変わる度に住み替えていました。
■会社員からフリーランスへ
羊:幸加木さんはフリーランスとのことですが、具体的にはどの様なお仕事を?
幸加木:ずっと会社員でイベントのプロデューサーをやっていて、最近フリーになったんです。企業のPR、ステージ・ショーのプロデュースや、ディレクターとしてイベントの演出をしたりですね。
羊:いつ頃から、こういった業界に興味があったんですか?
幸加木:学生の時は専門学校で写真をやってたんです。でも、写真は本格的に職業として進もうとすると弟子入りしかないんです。弟子の時代は月10万、食べるのと住むのは困らないけど、お小遣いはありませんというような感じだし、就職するとなるとブライダル・カメラマンとかで、おもしろくなくなっちゃう。
だから写真は趣味としてやればいいかなと。その当時からイベント関係のアルバイトはしていたのですが、それが楽しくてそのままこの業界に就職しました。
羊:フリーになった理由は?
幸加木:うーん、成り行きで(笑)。来年の2月か3月、オーストラリアへワーキングホリデーに行くつもりなので、キリの良いところで仕事を一段落させたかったんです。会社だと次々に仕事が入って来ちゃうから一回辞めて、フリーになれば受ける受けないを選べるので。
羊:フリーになったことで、仕事のやり方が変わったりは?
幸加木:基本が家になったので、思ったより大変です。楽になるかと思ったのですが、打ち合わせが1週間に4~5本あるので1日1回は外に出ます。でも、台本やマニュアルを作る作業はほとんど家でやっています。
↑ 自分の部屋で仕事をする幸加木さん
羊:入居者同士で仕事の相談をしたりは?
幸加木:割と普通にしますね。すごく真剣にではないですけど。あと、会社勤めだった頃、緒方さんに通訳の仕事をお願いしてハワイに行ってもらった事がありました。
羊:入居者同士で仕事を請け合うというのは、なんだか凄いですね。
幸加木:職業柄、人間関係はとても大事ですから。フリーになったときも、いろいろ声をかけて頂きましたが、それも全部繋がりですし。人に依頼して仕事をするので、仕事の関係のなかで自分が上になったときにどう接するかとか、いろいろ気を付けていますね。
■職業を生かして、200人規模のイベントを企画
羊:ここでイベントを開いたら面白そうですね。
幸加木:少し前に横浜で大規模な船上パーティーを開いたんですよ。私たち3人と他2人、全員ここの入居者で実行委員会を作って、会社風にして。台本書いて、行程マニュアル作って、やることリスト作って。忙しすぎて、死ぬかと思いました(笑)。
↑ 以前シェアプレイス読売ランドで開かれたパーティーの様子
羊:それ、すごく面白いですね。みんなと一緒に考えて、実際に行動に移せる人もいて、というのは、こういう規模の物件ならではかも。イベントにはどの位の人が集まったんですか?
幸加木:最終的に200人位(笑)。後半は「船に定員があるから呼ばないで」って、止めてました。
羊:次はもっと大きい船を借りるしかないですね。
幸加木:いや、あれ以上の規模はちょっと(笑)。50人くらいまでかな。ここの庭や河原で、BBQやお花見をやるぐらいが一番良いですよ。200人だと、知らない人ばかりで把握できなくなっちゃうんです。友達の友達の友達…みたいな。
でも、思い出を作った気はします。そこからカップルが生まれたりして、なんだかんだでやって良かったなって。
(みんなで徳永さんの部屋へ)
↑ 部屋でお喋りをする緒方さんと徳永さん
羊:徳永さんの入居のきっかけは?
徳永:以前、新横浜で5年間ひとり暮らしをしていた時に少しだけシェアをしたことがあったんです。それがとても楽しかったから、マンションの更新の時期になったとき、もうひとりはいいかなと。
羊:オレンジの壁紙はご自身で選んだのですか?
徳永:いえ、オレンジしか空いていなかったから(笑)
羊:なるほど(笑)
羊:ひとり暮らしのときに使っていた家具は?
徳永:洗濯機は持ってこれなかったので、処分しました。冷蔵庫は持ってきましたけど。
羊:緒方さんとは隣同士ですが、何かやりとりがあったりは?
徳永:うーん、出かける前に洋服チェックをしてもらったりしますね。
↑ 前入居者が描いたローリン・ヒルの絵は、せっかくなので残してあるとか。
(みんなで幸加木さんの部屋へ)
羊:あれはグリーンカーテンですか?
幸加木:はい、キュウリなんです。外だと虫が付いちゃって、みんな失敗してるので部屋の中で。
羊:小物はバリっぽい感じのものが多いような・・
幸加木:実はバリには行った事がないんですけど、インドネシアのボルネオ島に行った事はあります。アジアンな感じが好きで。
羊:壁の色は選べました?
幸加木:内覧に来たときに、ちょうど前日に前の方が出られたと言うことで見せてもらいました。緑が大好きなので、ここにしようって。東側に緑があると、風水的にも良いんですよ。ただ、前に入っていた方が東大生だったらしくて、入居したら東大生の後にアル中が来たって言われましたけど(笑)。
羊:オーストラリアから戻った後の予定は?
幸加木:戻ってから会社にするのか個人のままかは、まだ悩んでいるんです。お客さんがまだ付いているかわかりませんし。仕事を辞めるのもオーストラリアに行くのも勇気がいりますが、期待の方が大きいですね。
多忙な3人が揃う時間ということで、夜9時から始まった今回のインタビュー。
会話の中、笑顔で続々と飛び出す、アウトドア、大規模なパーティー、海外生活などのアクティブなキーワードたち。“今”を精一杯楽しむために努力を惜しまないバイタリティが、なんとも小気味よい。ワクワクすることを忘れない暮らし方が、笑顔の秘訣かもしれない。
(ホン)