いとしき住み家

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

ふっと落ち着く、愛しき我が家。


今回のシェアハウス探検隊は「バード 方南町」。

なんと普段はOLとして働くオーナーさんが、半年もの時間を掛けてコツコツと仕上げたという愛情溢れる物件です。シェアハウスを運営してみたい!という「夢」がカタチになった、その空間にお邪魔してきました。

個人的にもとても好きな空間で気になっていたのですが、残念ながら、女性専用とのこと。男性は入れません。

こんな風に住んでくれるかな。これがあると面白いかも。考えて、置いてみて、やり直して・・と、そんなプロセスまで伝わってくる、手作りの温かい空間。特に縫い物など、針と糸のチクチク感が好きな女子には、他にはない面白いテイストだと思います。


さて、建物の外観は淡いピンク色で素敵・・なのですが、女性専用物件ゆえに防犯のため非公開との事。

ご覧のようにポストはひとつ。郵便物は帰宅した人などがポストから取り出して、家の中で各部屋ごとに振り分けるスタイルとなります。

インターホンはカメラ付きのタイプ。

最近の女性専用物件では、標準仕様になりつつあるような気もします。

玄関ノブは、手のひらにフィットする個性的なかたちです。

良い予感がしてなりません。


それでは、さっそく内部へ。

正面には、金色のロココ調なミラーとトルソーが。

左手が靴箱。ブーツなど丈のあるシューズは、右手の階段下のスペースへ。

靴箱は部屋ごとにスペースが決まっています。

5人という人数を考えると、おそらく十分なスペースでしょう。

上を見上げると、天窓からの光を取り込む素晴らしく気持ちの良い吹き抜けが。

玄関上部の小窓にはステンドグラスがはめ込まれていて、階段の上り下りをする時にいつも目に入るようになっています。


さて、さっそく玄関の脇の階段を上がって行ってみます。

階段を上りきると、すぐにリビングへの入り口があります。

ガラスの引き戸なので、内部の雰囲気が伝わってきます。

帰宅してリビングの灯りが付いているのを見て、テンションが上がりそうです。

ちなみに、ガラスの引き戸の右手は201号室。

リビングは、ほどよく居心地の良い明るさ。

窓の数が多く、入ってくる光の絶対量がとにかく多いのが嬉しいところ。

また、空間にも奥行きと縦の抜けがたっぷりとあるので、なんとも開放的です。

ポイントは、ダイナミックに抜いた天井と立派な梁。

立派な梁です。

年季の入ったケヤキの味のある色や艶は、時間と共にさらに渋さが出てきそう。

照明も間接照明中心で、日が暮れた後は雰囲気のある空間になりそうです。

窓辺の使い込まれた風合いのチェアは、オーナーさんのチクチク裁縫で座面の布が張り替えられています。窓の外から顔を覗かせるグリーンも、これまたちょうど良い具合で。

さて、リビングを反対側から見るとこんな感じです。

リビングからも視線が通るように設えられたカウンターの奥が、共用のキッチンとなっています。

壁にはオーナーさんの描いた鳥が。

バードですね。バード・・なぜバードかは不明です。かしこ。

リビングの一角は、ダイニング・スペースに。

ダイヤ形に細かくカッティングが施されたペンダント・ライトからは、シェード越しにやわらかい明かりが広がります。

ちなみに曲線のきれいな椅子も、機能的な形をしたスタッキング・スツールも、剣持勇の作品。新しい物ではないので、椅子には生地のほつれがあったりしますが、そんな古くても素敵なものを大事にしてくれる方が、この物件には向いているのではないかと思うのです。

窓際には、フォトフレームやガラスのエッフェル塔が飾られています。


さて、続いてキッチンを見てみます。

かなり立派なシステム・キッチンです。

頻繁にすれ違ったりするには広くないですが、どうにも不便・・という程ではなさそうです。

シンクも楕円で広め。

カウンター型ということで、少し屈むと吊り戸棚の下からリビングがのぞけます。

ガスコンロは最新型で、3口のタイプ。

調理器具は海外でよく見る、マグネットで固定するタイプ。いわゆる見せる収納。

和包丁には、渋い刻印が。

食器棚には、大小様々なお皿も豊富に用意。

キッチン家電は左から、電子レンジ、オーブンレンジ、炊飯器とズラリ。

ゴミ箱もキレイな収まり。

食器棚の奥には、ひっそりとこんな炊飯器も。

HITACHI製。ボタンはひとつだけ。ストイックです。


洗濯機は、こんな風にキッチンの脇に設置されています。

洗濯機は無料で使えます。

物干しには各部屋で室内干しか、共用のベランダを使います。

ただし、リビングから見えるところに洗濯物を干すと美観を損ねてしまうので、端っこの方の中から見えない場所を使って下さいとの事。リビングにはできるだけ生活感を持ち込まずに、カフェのような空気感を保ちたいのだそうです。

素敵な空間ですから、ぜひぜひ入居された方はご協力下さいませ。

さて、バスルームは1Fにあるので、一度階段を下ります。

踊り場の窓には仏像。

南無。

階段からは、先程玄関から見上げたステンドグラスの小窓が見渡せます。

それぞれに模様が異なり、とても可愛らしい色使いです。

よく見れば、ちょんと小鳥も置いてあったり。


玄関に置かれたトルソーの裏手に回り込むと、バスルームなどの水回り設備が一式。

トイレ、洗面台、バスルームがズラリと並びます。

大きな洗面台には、2つの蛇口が付いています。

洗面台の下の引出しを開けると、各部屋ごとのストッカー・スペースが。

バスルームの使用時には他の設備は使えませんが、人数を考慮すればさほどの不便は無いのではないかと。なお、トイレは2Fにも設置されています。

バスルームはしっかりとバスタブ付き。

床のタイルなども雰囲気があって良し!でしょうか。

ただしバスルームはここだけ。朝の時間帯の長風呂は厳禁です。

最後に、階段脇の納戸をチラリと。

共用の掃除道具は、一式コチラに揃っています。

とても長ーい掃除機のホースは、持ち運びできる掃除機に接続するのではなく、廊下にある掃除機ホースのコネクターに繋いで使用するのだそう。

なにやら凄い事になっています。

細かな使い方は、内覧の時にでも聞いてみて下さい。掃除の為には、操作を覚える事が必須です。


さて、そろそろ専有部を見ていきたいと思います。まずは和室の102号室。

ぐるりと畳を囲むように板張りになっています。

壁面はクロスではなく、緑色の部分も含めて塗装仕上げ。

押入れにはポールが渡されていて、洋服の収納には便利なつくり。おまけに大容量。

で、専用の庭も付いていて・・

もちろん、物干しも可能になっています。


お次は103号室を。

全ての専有部には、ナンバー式の鍵が設置されています。

このタイプの鍵は家の中にあるとちょっとゴツイ印象ですが、鍵を持たなくて良い分、楽と言えば楽です。

スマートなシルエットが素敵なチェアと、シンプルなベッドフレーム。

収納の中にはやはりポールハンガーが設置され、引出し収納も付いています。

遮光のロールカーテンは、日当たりの良い角部屋なので、嬉しい設備です。

部屋干しも出来るよう、窓辺にもポールが渡されています。一見ざっくりしているようで、配慮が細かいのです。

ドアの裏には木の葉型に切り抜かれたシールが貼ってあります。

どうしても田中邦衛さんの顔に見えはするのですが、そこは忘れて。


続いてはリビングの隣の201号室。天井の照明がユニークです。

こぢんまりとした素直な和室で、ふすまの柄も落ち着きがあります。

ご覧のように、押入れ収納もしっかり。


続いては、再びリビングを抜けて3Fへ。

夏場はちょいと熱気がこもる屋根裏ゾーン。

廊下には301号室専用の物干し場があり、夏は乾きも良さそうです。

3Fからリビングを見ると、こんな感じ。絶景。


さて、最後の専有部は屋根部屋こと、301号室。

三角屋根の窓の下にエアコンが設置されています。

日射しが強いので、夏場はブラインドを閉めている時間が長くなるかもしれませんね。逆に、朝日で目覚めたい!という方にはこの上ない環境になりそうですが。

壁の飾り棚はオーナーさんが設置されたそう。

収納も変形タイプです。


シェアハウスの周辺は、緑も多い住宅地です。

繁華街や駅はそれほど近くない代わり、とても落ち着いた環境。

でも、最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の方南町駅。シェアハウスからは徒歩8分。

方南町駅から電車に乗れば、新宿までは10分ちょっと、四ッ谷までは20分です。

京王線の笹塚駅も歩いて13分という事で、渋谷や下北沢など行き先によっては、笹塚駅を使う方が多くなりそうな予感。

玄関前には駐輪スペースもありますので、チャリンコ生活をスタートされるのも良いかも知れません。駅までの所要時間を考えると、新宿や下北沢は電車より早く着くかも知れません。


さて、「バード 方南町」を運営するのは「アジトJAPAN」さん。

運営も自ら行う予定というオーナーさんは、普段はOLとして働きながら、週末になると物件にこもって水回りのデザインを変えたり、椅子の座面を張り替えたり、ペンキを塗ったりと、セルフリノベを進めたのだそうな。今も完成形というワケではなく、もっと住みやすくなるように今後も細かな変更を続けていきたいとの事です。

できれば、オーナーさんの価値観とセンスを共有できるような方に入居して頂ければ・・と思います。なんだかんだでシェアハウスの運営管理は、最後は物件に対する愛情や思い入れがものを言う部分も大きいものですが、いわゆる不動産運用としてのシェアハウスの価値は、そんなオーナーさんと入居者さんとの関係性の豊かさにあるような気もします。

という事で気になった方、お問合せはコチラからどうぞ。


なにもかも新品でピカピカではないですが、ずばりイチオシ。

(サトウ)

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