マイペースのよりどころ

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マイペースに、ゆったり泳がせてくれる家。


最近、マイペース、という言葉をポジティブに捉えるようになりました。

平日は仕事、休日は趣味の活動と、良い意味で時間に追われるようになったからでしょうか。空いた時間の埋めかたよりも、時間のつくりかたを考えるようになりました。

疲れた体に鞭を打つのはつらいですが、早足の毎日にも慣れてきました。一人前になったような、背伸びした感じがちょっぴり嬉しくも感じます。

ただ、正直なところモチベーションだけではヘコタレてしまいそうな時期もあります。「マイペース」という言葉に寄りかかりたくなるのは、そんな時です。

多忙な人ほど、気兼ねなくマイペースな自分に戻ることができる家が必要ではないかと、そう思うわけです。

今冬オープンを迎える「Musaco Terrace」は、住友不動産が手がける初めてのシェアハウス。多少のワガママも大きな器で受け止めてくれそうな、広くてゆったりとした空間をいくつか備えたシェアハウスです。

ラウンジ、シアタールーム&ヨガルーム、クワイエットルーム、リサイクルスペース&ギャラリーの4種の空間は機能もそれぞれしっかりと分かれていて、暮らしのバリエーションを豊かにしてくれるはず。

大きなラウンジ内にもカフェ、ソファ、小上がりといった複数のゾーンが配置され、心地よい距離感を生み出してくれそう。

オンとオフの切り替えが自由にできる、気ままな住空間。時間に追われる日々を離れ、自由に泳がせてもらえるMusaco Terraceの空間は贅沢に感じられそうです。


最寄りの駅は、JR中央線・武蔵小金井駅。

中央線でムサコと言えば、それは武蔵小金井です。はい。駅の周辺は再開発で整備された立派なショッピングモールのほか、ドン・キホーテ、イトーヨーカドー、そしてムサコ一番街商店街とまずまずの利便性。

歩くこと4分。商店街から一本入った通りの角に鎮座している大きな建物が、「Musaco Terrace」です。

2013年12月現在は建物の入口にバリケードが置かれていますが、入居開始時に撤去するそうです。

さて、エントランスへ向かいましょう…と言いたいところですが、まだ準備中でした。なので、ポイントをサラッと確認することにします。

エントランスホールの正面にはウッド調のパネルに、オールド・フェイスのサインがキラリ。

まさにエントランスデザインの王道といった組み合わせは、60余年の歴史を持つ住友不動産さんならではの「らしい」チョイス。

エントランスの隣にはシューズルームがあります。

靴箱は一部屋にひとつずつ。靴箱とは別に、ルームシューズの保管にちょうどいい靴棚もあります。

靴箱・靴棚ともにサイズはほどほどですが、各部屋にも下足入れがあり、あまり収容量について心配する必要はないかと。

エントランスから伸びた廊下を曲がると、ガラスの扉越しにラウンジが見えます。手前の脇にあるベンダースペースも、割と利用する頻度は高くなりそうですね。


それでは、さっそく扉を押し広げて、大きなラウンジへ足を踏み入れます。

目の前に広がるのは、随所に木目を効かせた、なんとも落ち着きのある大空間。壁一面に並ぶ大きな窓からの陽射しが、とても良い具合です。

照明はすこし控えめ。夜は、よりシックなムードになると思います。

ラウンジの広さは100㎡、おおよそ62畳もあるのだそう。

マイペースな窓際のカフェスペース、程よく楽しめる中央のダイニング、ワイワイできそうな壁際のテーブル。様々なシーンに対応しやすそうなゾーニングは、ゆったりとした空間もあり不思議と干渉しあう印象はありません。

人の導線を意識した空間作りが功を奏している、ということなのだと思います。

背丈ほどある大きなグリーンも良いですね。

この力強い枝っぷり、見事です。

カフェスペースは、すこし余裕のある日の朝食にうってつけ。

優しいトーンのソファとテーブル、ほどよく差し込む陽の光と、丸いテーブルにトーストとコーヒーが似合います。すこし早起きしてサラダも添えられるとベターですね。

窓からは自転車置き場を挟んで、ちらりと外の緑も見えます。

カフェテーブルの並びには、大きめのカウチソファが置かれたスペースが。

窓側を向いて配置されていて、夜よりも昼の方が開放感がありそうです。足を伸ばして雑誌を読みたいときは良いかも。

ラウンジの端は、フローリングの小上がりスペースです。

キルトラグの上には、立派な座卓。まわりには様々な模様のクッションがたくさん置かれています。

よいしょ、と腰をおろせる場所がこれだけ素敵なのは、実は希少かもしれません。そのうち背もたれが欲しくなりそうですが、そこは要相談でしょうか。

この小上がり、キルトを上手く取り入れた空間づくりの好例だと思います。あぐらをかいてお菓子を広げても、サマになってしまいそうです。


つづいて、キッチンを見ていきます。

ラウンジ・ダイニングの隣、大胆にカウンターが設けられたレンガ調の壁面の奥は、大きく明るいキッチンです。

キッチンは中央に作業スペース、壁沿いにシステムキッチンが3台設置されています。

キッチンには、3口+グリル付きのガスコンロと幅広のシンクを装備。

聞けば、新築の分譲マンションで使用しているものと同じシステムキッチンとのこと。スペックは国内最先端(ぐらい?)、といったところでしょうか。

キッチン収納も豊富。

斜めに開く包丁の収納が専用で設けられているのは、使いやすそうです。

キッチン家電は、朝食時なにかと便利なブレンダーをはじめ、パン焼き機、ソイミルクメーカーも揃っています。

充実キッチンのお約束的存在(?)のヘルシオもあります。自炊欲を掻き立ててくれるかも。

キッチンの奥には、食材用の収納スペースが設けられています。

収容量はコンパクトです。調味料用として考えると丁度いいかもしれません。共用の冷蔵庫に入居者全員分の収納力はないため、各部屋の冷蔵庫をしっかり使うことになる人が多くなりそうです。


エントランスからラウンジへ向かう廊下の途中に、大きく開けたこんなスペースがあります。

「リサイクル・スペース&ギャラリー」と呼ばれるこの一画は、Musaco Terraceの特徴のひとつとも言える、面白いコンセプトを持ったスペース。

「ギャラリー」としてフリースペース。

大きな壁に絵を飾ったり、作品を展示したり。ときには、棚を使って器の展示だったり、小型のディスプレイを持ち込んで映像作品を公開しても良いかもしれません。

イベントの告知なども出来るかも。使用の際は都度確認をとった方が良さそうですが、比較的自由な表現スペースとして活用できます。

そして、「リサイクル・スペース」。

お察しの通り、モノの流れを楽しむ空間です。あまり使わなくなったランプの新しいオーナーを探したり、おすすめの雑誌をアナウンスしたり。シェアハウスという環境とマッチすると、なんだか面白いことが起こりそう。

部屋数が多い関係もあり、入居・転居時は特にいろいろなモノが出てきそうです。ラウンジやコミュニティスペースとはまた別軸の、テーブルを通じたコミュニケーション。これはこれで、面白いかもしれません。


では、2Fへと移動します。

うって代わってリノベーションが手付かずの階段を経て、廊下の部屋の並びと離れた曲がり角の先に、シアタールーム&ヨガルームがあります。

ブラインド全開&照明を点けた状態が、ヨガルーム仕様。

フローリング張りの床と大きな鏡。ヨガだけでなく、ダンスなどの練習にも向いていそうです。

ヨガマットがいくつか用意されています。はじめての方でも、ヨガの第一歩を踏み出しやすそう。手練の住人さんがいれば、サークルを作っても面白そうですね。鏡が大きいので、ポーズの確認もしやすいはず。

部屋の隅には、タオルやドリンクなどの仮置きに便利な棚も置かれています。

気になるのは、涙のしずくのようなシルエットの、カラフルなクッション。

実は、シアタールーム仕様の時に活躍します。

では、活躍しているシーンはというと…こちら。

こんな風にクッションが、シアタールームのソファになるんです。

体にフィットする大きめのビーズクッションは、意外にも上々の座り心地。軽くて片手で移動できるのも良いですね。2時間コースの映画となると後半は床にゴロゴロしてしまう気もしますが、ま、無垢材のフローリングですしね。

肝心のシアターはというと、120インチの巨大スクリーンと5.1chの本格的な音響設備が整っています。ブラインドを下げ照明を消すと十分に暗くなるので、日中でも迫力のある映像&音に集中できそうです。

迫力と言えば、大きな鏡のおかげでスクリーンは常に2本立て状態。

字幕を読むのは大変そうですが、きっと何かの役に立つ…はず…。

シアタールーム&ヨガルームの入口は、2重扉かつ防音仕様。映画鑑賞中でもしっかりドアを閉めると、廊下からはほとんど音は聞こえません。

聞けばドアのあたりに、シアター利用の予約ボードが掲示されるとか、されないとか(検討中だそう)。初の試みでもあり、多少試行錯誤な部分もあるようです。

このあたり、入居される方はひとつ寛容な心構えでどうぞ。


お次は3F。

シアタールーム&ヨガルームの上にある、クワイエットルームです。

第2のラウンジとも言えそうな空間ですが、基本ワイワイとした談笑は禁止。その名の通り静かに集中するための空間として利用するのが、お約束です。

大人のムードを漂わせるパープルのクロスが張られた壁には、大きな本棚が設置されています。

この本棚は、お気に入りの本を置くためのものなのだとか。

まとめて何冊か保管しておくことで、毎度自室まで本を取りにいかずとも読書を楽しめる、という寸法です。

細かな運用ルールは未定とのこと(2013.12現在)。オススメの書籍コーナーなどを作ってみると、面白味が増すかもしれません。部屋ごとに割り当てるだけのボリュームもあるため、早期に入居された方は運営方針について色々提案してみては。

ゆくゆくはブックセレクターの才能を開花させる人が出てきたりして。ミステリーならあの人に訊け、みたいになると面白いなぁ。

壁に掛けられたフレームに、月間MVP書籍のカバーを並べたりしても面白そうですよね。

窓際にはデスクが並んでいます。作業に集中したいときはこちらをどうぞ。

なにせクワイエットな空間なので、仕事の効率も期待できそうです。


それでは、水まわり設備を見ていきます。

バスルームは1Fのラウンジに集約されています。

扉を開けると洗面スペース。一枚ドアを隔てて、男女それぞれのバスルームが並んでいます。

左手の白い壁側が女性専用のバスルーム&シャワールーム、右手の緑の壁側に並んだドアは男性専用のシャワールームです。

浴槽付きのバスルームは女性専用のみとなります。脱衣室も広めで、着替え時にストレスを感じることはなさそう。

浴槽もまずまず広め。足を伸ばして入れます。

シャワールームはこんな感じ。バスルーム同様、脱衣室は余裕があります。

脱衣室にフックが設置されているのがグッジョブ。

衣服やタオルを引っ掛けておくのに便利です。


実は、エントランスからラウンジへ向かう廊下の途中にもシャワールームが3室だけあります。

以前、建物が寮だった時代に使われていたシャワールームで現役でも使えるようですが、場所柄、女性はなかなか使いやすいとは言えないかも。

でも、脱衣室もしっかりしているし、換気もできるし、シャワーも問題なく使えます。ま、このあたりはお好みで使い分けをどうぞ。


トイレとランドリーは廊下の奥にあります。

壁の上にすこしだけ隙間がありますが、ほぼ埋まっている壁と考えて良さそうです。

トイレはこんな感じ。

正直レトロ感は否めないものの、ウォシュレット&暖房便座機能付きです。

トイレの隣には、鏡の大きな洗面スペースが設けられています。

合わせ鏡状の配置は、背中側の確認がしやすそうです。

洗面台の右手奥がランドリースペース。洗濯機は乾燥機能付きのタイプ。

さて、おそらくお気づきのように、リノベーションの力の配分はメリハリ型。

豊かな共用部の空間と比較して、水回り設備や階段、廊下などは簡素なつくりです。利用上の不便がないよう一定のポイントはきちんと押さえられているため、あとは住まいに求めるものの優先順位と相談しつつ向き合ってみるのが良いと思います。


エントランスからラウンジと反対側に進んだ廊下の突き当たりには、喫煙室が設けられています。

灰皿はこれから用意するとか。天井の換気扇に加えて掃き出し窓もあり、喚起はしやすそうです。


さて、それではお待ちかね。

各専有部を見ていきます。

まずは、103号室から。

白いクロスとフローリングという組み合わせのプレーンなテイストです。

つまり、オールラウンダー。全部屋のなかでも、このテイストの部屋が一番多く設けられています。

各部屋にLANコネクタが設置されています(一部、部屋を除く)。

引っ越したその日からインターネットが使えるのは、やっぱり便利です。冷蔵庫は設置されている部屋と、そうでない部屋があります。


続いて、102号室。

部屋の内装パターンは全部で7種類。102号室のようなスッキリした白基調の部屋は、1Fにしかないそう。

床も、壁も、天井も白。加えて収納の扉も白。

生活感を排除したテイストが好き、余計な要素の無い空間を埋めていきたいといったタイプには、もってこいかも知れません。

入口側の壁は、全面に収納が設けられています。

全部あわせると、かなりの収容量かと。生活感が出てしまう生活用品も、これだけ収納があればすこしの工夫で吸収できるかと。


こちらは305号室。

同じフローリングでも、すこし色が濃くなると印象が変わります。

観葉植物が似合いそう。オーガスタなどの大きな葉物と、特に相性が良さそうです。窓が南西方向で日当りも良いので、植物は育てやすそうです。


4F、5Fは女性専用フロアです。

当然、女性専用のトイレが設けられています。

トイレの隣には洗面スペースもあります。

洗濯機はひとまず1台のみ。

各階に洗面スペース&トイレがあるので、頻繁に混雑するということはあまりないかと思います。


505号室は、女性専用フロアのみ用意されたテイストです。

ピンクのクロスはトーンも淡め。比較的どんなインテリアにも合わせやすいかと思います。

5Fとなると、ベランダからの景色も随分と良くなります。

建物にエレベーターがないのですこし階段移動が大変ですが、この抜け感は気持ちいいです。


その他の内装パターンをざっと。

211号室は、ブルーの壁。

213号室は、イチオシのダークグリーン。

407号室には、希少な花柄も。

各部屋、収納などはほぼ同じですが、照明の仕様も数パターンがあります。

初期に入居された一定数の部屋だけ、カーテンも幾つかの色から選択することができます。素材感の面白いラインナップが揃い、楽しく選ぶことができそうです。


自転車置き場は、エントランスとは逆側の入口の先にあります。

自転車置場が42台分、バイク置場が8台分。

十分なスペースが設けられているとは思うものの、部屋数は82室。利用を考えている場合は、事前に空き状況を確認することをオススメします。


Musaco Terrace」の最寄り駅は、JR中央線武蔵小金井駅です。

快速の電車に乗った場合、新宿駅まで29分。三鷹駅でJR中央線中央特快に乗換えると23分ほどです。

冒頭でも触れたとおり、ドンキホーテやイトーヨーカドーをはじめ駅周辺に大型のショッピングセンターがあるのは嬉しいところ。

ちょっとした生活用品や野菜であれば、すぐ近くの商店街でも調達できます。

かつては東京の別荘地だったという小金井の土地。

すこし足を伸ばせば、桜の名所である小金井公園武蔵野公園があります。平日は都心に勤めつつ、帰宅後や休日には、心も体もホクホクとリラックスしやすい環境かなと思います。


さて、運営・管理は言わずと知れた「住友不動産株式会社」さん。

住友不動産と言えば、設立から60余年。日本の不動産業界を牽引してきたトップランナーの1社。

シェアハウスこそ今回がスタート地点ですが、住まいづくりのために積み重ねられた豊富な経験と、蓄積された知識は膨大なもの。インテリアのテイストを見ても、数多の組み合わせの中から、できるかぎり多くの人に受け入れられつつ品質も担保するという、正当かつ王道の安心感を匂わせます。

運営面でも、特にシェアハウスへの入居が初めての方にとっては名前の通った企業ならではの信頼感や安心感があるのではないでしょうか。自主企画・自社グループ運営にこだわり抜いたスタンスで、今後シェアハウスの分野でも着々と経験を積み上げていくことになるのかもしれません。

運営管理の現場担当の方々、そしてインテリアなどの企画に携わった方々も、実はとても人間味のある面々。

シェアハウスというはじめての取り組みを前に、間取りに悩み、家具選びに悩み、壁紙に悩み…と夜通し頭を抱えたなんてエピソードもあったとか。堅いイメージもありますが、良い意味で堅く、かつ、良い意味で柔らかいからこそ、MusacoTerraceという第一歩が生まれたのではないでしょうか。

都心とも、他の入居者ともほど良い距離感が心地よさそうな、マイペースな暮らしを求めている方、まずは間近に控えた竣工を待って、現地をチェックしてみてはいかがでしょうか。

オープンの予定は2014年1月。既に内覧は始まっているようです。

お問合せコチラからどうぞ。


気兼ねなく付き合える友人とは、いつでも、そしていつまでも仲良くいられるもの。

住まいとの関係も、やっぱりそうであって欲しいな、と願います。

(イシクラ)

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