イロイロな、色

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
すっと落ち着く、カラフル・ライフ。
アフリカのある民族では、赤子が産まれた時、一般的な名前とは別に<色>に関する名前がつけられるそうです。
たとえば「雨が降ったあとの大地の色」、「ライオンのたてがみの色」、「夕日に照らされた木の色」といった具合。
彼らが身に付ける衣装や生活用品はどれもバラエティに富んだ色づかいで、それまでシンプルな色使いがカッコ良いと思っていた自分の価値観がぐらりと揺らいだ記憶があります。
もちろん好みは人それぞれですが<人生は一度きり>なんて使い古されたセリフがあるように、せっかくならたくさんの色を使い、組み合わせて、新しい発見を見つけていくのもなかなか楽しい経験になるのではないかと。
さて、古淵(こぶち)にオープンした「メゾン R」は、新築の女性専用シェアハウス。ブルーとオレンジのかわいらしいリビングをはじめ、そこかしこに色とりどりの空間が散りばめられています。
と言っても、きらびやかなイメージでもなく、どこか大人びた塩梅が魅力。
ゆっくりじっくり、見て行きたいと思います。
改札口を出ると、目の前に空とロータリーが広がる古淵駅前。
こぢんまりとした町並みは、いかにも神奈川らしい景色。
大型のスーパーがある通りとは反対の方向へ進むこと数分、新旧・大小さまざまな住宅がならぶ見通しの良いエリアが現れます。
そのなかの角地に建つグレーの建物が、お目当てのシェアハウス。
2013年10月にオープンした新築で、1Fはオーナーさんの自宅。2−3Fがシェアハウスという設計。
正面玄関の手前部分は、今後色とりどりの石が敷かれたアプローチになるのだそうです。
オーナーさん宅の玄関は別途裏手に設けられていて、内部でも行き来はできないつくりとなっています。
ドアの前で出迎えてくれるのは、かわいらしいオレンジ色の鉢に収まったグリーン。
カメラ付きインターホンの上部に取り付けられているのは、シェアハウスのサインです。
アイアンの素材感を生かして、シンプルに「R」の1文字だけ。ちなみに、このRはオーナーさんの名前のイニシャルから取られたそうです。
ドアを開けると目の前には、リビングへとつづく階段が待ち構えています。
新築ならではの真新しい香りが立ち込める空間。白を基調とした内装がよりピュアな雰囲気を醸し出しています。
ふたつの窓に加えて、扉に設けられた明かり取りの窓からもやわらかな日差しが差し込んできます。
ドア脇に備え付けられた姿見。
外出前の身だしなみのチェックに便利そうです。しっかりと自分の顔を見て笑顔を作ってみると、それだけでもすこし気分が軽やかになる効果があるのだそうです。
シックな色合いの靴箱は、吊り戸棚も合わせると、ひとり当たり扉1枚分の収納量。
それぞれの段の高さはそれなりにあるため、シューズストッカーなどを使用すればわりとたくさんの靴を収めることができそうです。また、棚板の位置も調節可能。ブーツもしっかりと保管することができることでしょう。
ではさっそく、リビングのある2Fへ上がっていきます。
階段の先にある、右手のオフブラックのドアの奥がリビングです。
ドアを開くと、大胆な色あいのクロスで彩られた空間が広がります。
カラーも素材もさまざまな調度品たちが小気味良いアクセント。
キーカラーのブルーとオレンジは補色同士で、心理的にも心地よく感じると言われる組み合わせです。
奥に位置するソファスペースは袖壁に囲まれ、コンパクトでかわいらしい空間。
ラタンで編まれたソファの前には、オットマン代わりに使えそうな真っ赤なスツールも置かれています。
食後のコーヒータイムに、お気に入りのドラマを見ながらゆったり寛ぐにはちょうど良い場所です。
柄のわりに落ち着いたリーフ模様の青いクロスと、そこに収まったフォトジェニックなアイテムたち。
窓辺に置かれているのは、気持ちプロカント風のガラス小瓶。
日差しを浴びて、キラキラと輝いています。
一方、日が暮れた後で一段と輝きを増しそうなのは、クリスタル・ガラスを用いたシンプルなシャンデリア。
明かりを灯すと一連のガラスに光がきらめいて、幻想的なムードをつくりだしてくれそうです。
「Bon appetit」とは、フランス語で「どうぞ召し上がれ!」。
ブリキ製のRはシェアハウスのサイン。その隣のグリーンには、黄色の小鳥も佇んでいます。
家の中には、他にもいたるところに色とりどりの小鳥が散りばめられているそうです。内見の際には、ちょっとした宝探しの気分でぜひ探してみてください。
ソファの隣は、ちょっとしたカウンタースペースになっています。
オレンジ色の壁に取り付けられたカウンターテーブルは、使わない時は折りたたむこともできます。
ビタミンカラーの壁に並ぶのは、色違いの3つの作品。
色違いで並べると、どこかストーリー性も感じさせる佇まいに。
テーブルには、タブレットPCが用意されています。
使う場所を選ばないカタチは、レシピを見ながら料理をするときにも便利。小さなイーゼルで、見やすい場所に立てかけることもできます。
テーブルは、わりとワイドな幅感。
カウンターの背中側の壁には、マグネットでメモを貼るタイプのコミュニケーションボードが掛けられています。
ボードは4つ。テーマ別にメモを貼り分けたりすると、より使いやすくなるかもしれませんね。
カラフルなテイストから一転、ブラックで統一されたキッチンはきりりと引き締まったスペース。
広めのファミリータイプで、作業スペースも十分に取られています。
シンクは大きめのものがひとつ。
水栓は浄水機能付きで、ヘッドのボタンをかちりと押すとスイッチします。料理好きな方にとってはうれしいポイントでしょう。
ガスコンロは3口あります。
グリル付きなのもうれしいところ。焼魚も手軽に。
出窓まわりは、インテリア代わりに輸入食品を並べてデコレーションされています。
食品類は一定期間経てば入れ替えるそう。共用のものとして入居者が使用することもできるそうです。
吊り戸棚をはじめとして、収納は部屋ごとにしっかりとスペースが定められています。
キッチン家電が収まった棚にもそれぞれのストッカーを用意。
一人当たりの収納量もわりと豊富ですし、料理や食事を存分に楽しむことができるでしょう。
続いては水まわり。
水まわりは、リビング入り口脇にまとまっています。
脱衣室には洗濯機と洗面台が設置されています。
入って右手のドアがトイレ、左手がバスルームです。
洗面台はシャワー水栓付き。
鏡の裏は収納となっていて、部屋ごとにグラスが用意されています。
洗濯機の上部に設けられたラックにも、洗剤やタオルなどを保管しておくことができるボックスが置いてあります。
専有部以外にも収納が各所に設けられているのは、日々の暮らしやすさを考えるととても便利。いろいろな面倒が省かれることでしょう。
バスルームは、シンプルでシックなモノトーンの装い。
窓から差し込む日差しも心地よさそうですね。
浴槽は広く、腰掛けやすいよう段差が付いています。一般的なワンルーム以上に、ゆっくりとバスタイムをくつろぐことができるのでは。
ウォシュレット付きのスタンダートなタイプのお手洗い。
控えめに飾られた一輪挿しが、女性らしい雰囲気です。
それでは専有部をいくつか見ていきましょう。
ルームサインは小さなカゴとセット。
郵便物などをここに入れておくことができそう。お気に入りのポストカードやアイテムを並べて、表札代わりにするのもアリかもしれませんね。
さて、ハンドルに手をかけて扉を引いてみます。
リビングの隣にある201号室は、2面窓の日当たりの良い部屋。
大きな掃き出し窓からは、共用のベランダに出ることができます。
備え付けのインテリアは、部屋ごとに異なるセレクト。もちろん色合いもそれぞれです。
収納もポールが渡されたクローゼットが設けられています。
かわいらしいアイテムがガールズライクな雰囲気を盛り立てています。
とはいえスペース自体はプレーンなつくり。このままかわいく使うことも、ガラリとテイストを変えることも入居者さん次第かなと。
TVも各部屋に用意されています。
続いて3Fへ上がります。
階段の途中には、積み重なったハットの上で羽を休める青い小鳥。
陶器製のハットと相まって、メルヘンな雰囲気です。
こちらは廊下の様子。左手から時計回りで301、302、303、304号室が並んでいます。
各部屋のルームサインとカゴは、壁の一面に横一列に。
部屋に入る前に、一度立ち寄るのが日課になりそうです。
3Fにもトイレが設けられています。もちろん、ウォシュレット付き。
窓からやさしい日差しが入り、気持ち良い空間です。
最後に3Fの専有部を順番に見ていきます。
301号室はパープルカラーのトーンで統一。フェミニンな雰囲気です。
角部屋ということもあって、ベランダの外は通りに面しています。
デスクの上にも小鳥…ではなく、わりと成長した鳥の姿が。
クロスに重ねられた、花柄のウォールステッカー。
ハート柄のランプシェード。
部屋はそれぞれにテーマを持たせて、小物がセレクトされています。内見の際は、ひとつひとつ見ていくのも楽しみなのではないかと。
302号室は一転、ミントのようなさわやかなテイスト。
一見、派手そうなリーフ柄のクロスですが、水彩画風のタッチでやわらかい場面を作り上げています。
3色の小さな水差しを並べるアイディアも良し。
ベッド下には収納が用意されています。
衣替えや本の収納など、使いかたはいろいろです。意外と重宝することかと。
窓の外を出ると、共用のベランダが迎えてくれます。
器具にポールを通せば物干しができますし、日当たりが良いこともあって、グリーンを飾ったりしても良さそうです。
建物の目の前は2車線の車道。
近隣には大型の駐車場が点在していますが、そこまで車の交通量は多くない印象でした。
304号室は、マニッシュな感じ。
正面の黒い引き戸の先が303号室ですが、扉は締め切りです。
壁に取り付けられた棚は収納に使ったり、お気に入りを飾るディスプレイ代わりに使ったり。
ちらりとのぞかせるグリーンのステッカーも、小粋な演出です。
横に大きく広がる、幅広の窓。
夕方ごろまでは、照明を灯さなくても快適に過ごすことができそうです。
どんなにカラフルな色彩を持つ空間でも、やはり暮らしの場としては太陽の光が欲しいもの。
町田駅までは約4分とすぐ近く。横浜駅にも36分ほどで直通です。新幹線の停車駅となる新横浜までは約24分、日本屈指のターミナル駅である新宿にも乗り換えひとつで1時間足らずでアクセス可。
日々の買い物は、駅周辺の国道沿いに構えられた大型のショッピングモールがメインとなりそう。
DVDレンタルショップや大手ディスカウントショップなどの生活に便利な店舗も一帯に固まっており、こぢんまりとした町並みながら暮らしやすそうなエリアです。
メゾンRを運営管理するのは、「Tea for two」さん。
コンパクトな規模感の女性専用シェアハウスをいくつか手がけています。小さなお子さんがいらっしゃるので、定期訪問時はカワイイ男の子に会えるかもしれません。
今回のシェアハウスで重視したのは、彩りある心地よい空間と個性的なプライベートルームとか。運営面に関しては、これから新しくはじまっていく暮らしのなかで、入居者と一緒に方向性や雰囲気を作り上げていきたいとのことです。
ただし、共用部のルールは割とキッチリしている印象です。入居者同士で気持よく使用することができるようにということで、特にキッチンまわりなどはある程度の配慮が求められそうです。
忙しく働く日々でも、ひとたび家に帰ればリビングでゆったりと過ごし、スイーツやお茶を楽しむ。何気ない日常の中に、ちょっと大人のカラフルな甘い幸せを見つけたい方は、ぜひコチラからお問合せを。
以前から一度お目にかかりたいと思っているのが「瓶覗」という染色で使われる藍色系統の色。
有名な染織家はその希少な色合いを「夕立が去った後のような空の色」と称し、何十年かかっても未だに出すことができないのだそうです。
まあ瓶覗以外にも多くの色には歴史やストーリーがあるもので、それをひとつひとつ読み解いていくのもなかなか楽しかったりします。
(ソン)