西麻布の森の家

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

恋に落ちる、その瞬間。


今までの経験則からいうと、快適な暮らし(実用面でも、精神面でも)には緑と日光が必ず必要。人の暮らしと緑との関係は、実に深いモノだと感じています。

例えばテーブルの上に花を一輪飾る、ベッドサイドにポトスやサボテンを添える。これだけで、幾分も住まいが呼吸を始めるような気がします。

窓際や窓からの風景に緑が顔をのぞかせていると、なおのこと嬉しいものです。窓から入り込む日光が、木漏れ日が、絵画やペンダントライトのように素敵に感じられますから。

今回のシェアハウス探検隊は「バウハウス 西麻布」。西麻布の上品な町並みはアンティーク家具のような深みを感じさせ、どこに目を向けても、切り取る風景にはまるで愛着が溢れているよう。

ガーデニングをされている家も多いことから元より緑の多い町並みですが、今回訪れた一角はその中でも特別。森のような安心感があります。

大きく安心感のある木々に守られながら、大きなデッキテラスで過ごす日常。2名での入居を想定されて設計された住居は、思いのほか生活のイメージが掴みやすいかと思います。


西麻布の街にはいつも、ただ閑静といってしまうには勿体無いような透明感のある空気が流れているように感じます。

なんとも不思議な、独特の空気をまとった街です。

少々アップダウンのある道なりを辿って、たどり着いたのは小道の突き当り。

ホワイトを基調に、エンジ色と深みのある青緑。どこか外国の街並みを思い浮かばせるカラーリングの建物が「バウハウス 西麻布」です。

第一印象は「とつぜん、森があった」という感じ。

ハイソな住宅街の一角にわさわさと大きな木が立ち並び、木々に抱かれるように佇むその風景にドキリとさせられます。

建物は蔦に覆われて、夏場は白い壁を多い隠すように茂っていました。秋口からは、冬の景色に合わせるように白い壁肌が表れてくるのだとか。

建物の構造はというと、1棟まるごと住居棟。ワンルームタイプのシェアハウスのような暮らし心地かと思います。肝心の共用部はというと、右手に見える白い扉の奥にあります。

そうそう、こっちこっち。建物脇のこのドアの奥に、共用部があるのです。


実は、この小屋が共用リビング。赤いドアをギイっと引いて訪ねてみます。

共用部のリビングスペースはこんな感じ。現地に行けば、おそらくコンパクトに感じることかと思います。

訪れた時には上の写真のインテリアに加えて、味わいのあるテーブルも置かれていました。

チェアに座って部屋を見渡してみると、テレビとシェルフ、右手にキッチンが設置されています。

シンクが大きめのキッチンですが、見ての通りのギュギュっとコンパクトサイズ。コンロはIHのものがシェルフの上に置かれています。

こんな具合に、使い勝手からいうと本格的な料理がしやすいとはお世辞にも言えなさそう。このキッチンだけで様々な料理を作るには、ひと工夫必要でしょう。

ただ、実際に下ごしらえから調理まで、このキッチンで何もかも済ませてしまうというシーンはあまりないのかなと思うのです。

といいますのも、共用スペースのメイン舞台はこの掃き出し窓の先にあるから。

掃き出し窓の先は、裏庭全体を活用したウッドデッキテラスが広がります。

テラスに腰を下ろして見上げると、太い幹の立派な木々が空をほどよく覆っています。

大型のテントも張れるであろう広いスペース。BBQも大丈夫とのことなので、このテラスが集いの場所となりそう。

少し時間に余裕をつくって週に1回は青空の下で食事をする。夜酒は七輪でスルメやベーコンをあぶって一杯やる。ダッチオーブンやストウブの鍋でカレーやシチューを作るのも、デッキで料理したほうが美味しく感じそうです。

そんな食事の時間を思い描いていると、自然と他の住人さんも巻き込んでしまっている光景が思い浮かびます。

なので、共用のリビングは控え室のような使い方になるのかも知れません。冬の季節だと天体観測の待機場所的になる…とか、そんな感じ。

共用リビングの脇には3点ユニットが設置されています。ただ、こちらもお風呂用途というよりは、BBQで汚れた手足を洗うといった具合で活用することとなるかなと。

メインのバスルーム・トイレは各部屋にスペシャルな形で設けられています。


共用部は離れに集約しているということで、それぞれの住戸には独立した玄関があります。

ネームプレートを設置したり植物を並べたりと、玄関まわりでも楽しめそう。

当然ですが、階段裏に設置されたポストもこの通り、部屋ごとに分けられています。


それでは、まず101号室から見ていきたいと思います。

玄関扉を開けると、フランス映画に出てきそうなブルーがお出迎え。

玄関まわりにキッチン、バス、トイレと水まわりが集約されていることもあって、床にはピータイルが貼られています。

面取りされたアーチをくぐった奥には、リビング・ダイニングとベッドルームがあります。

まっしろな空間とフローリングの飴色の相性がとても良い雰囲気のリビング・ダイニング。

ラタン製のチェアやカフェテーブルはアンティークの物が中心。窓際に置かれたテーブルも、この空気感を損なわないような味のあるものが選ばれています。

ブラインドを挟んだリビング・ダイニングの奥のスペースはベッドルーム。

ベッドルームには、シングルベッド2つ分(2つ合わせるとキングサイズ)のベッドフレームが置かれています。

ベッドフレームの質感も良い感じですが、よく見ると枕元の位置に目覚まし時計などが置けそうな凹みがあるのもポイントです。

掃き出し窓の外は、先ほどのウッドデッキテラス。101号室は掃き出し窓の外に、テラス専用の靴を用意したほうがよさそうですね。


玄関側に足を戻して、キッチンを見ていきます。

IHコンロは2口、シンクはタイル製のものです。

IHコンロなので、コンロ下の収納が使いやすいところもポイント。天袋収納もあるので、料理好きな方でもキッチン用品の収納には困らないかと思います。

キッチンの対面はバスルーム。

真っ黒なタイルの床がとても印象的。壁にももちろんタイルが貼られています。

浴槽は猫足のバスタブ。ちょっぴり小ぶりなサイズですが、憧れだった人も多いはず。バブルバスでアワアワになりたいものです。

バスの隣にはトイレが併設されています。このあたりの欧米文化色を良しと捉えるか悪しと捉えるか。窓がありスペースが狭くない分、湿気には悩まされないと思いますが、念のため事前のチェックはしておいたほうが良さそうです。

洗濯機置場はアーチ脇に専用のスペースが設けられています。


続いて、103号室。

各部屋の設備や内装は基本的に同じですが、間取りや置かれた家具などが変わるため、印象もそれぞれ若干異なります。

102号室のキッチンまわりは、広くて使い勝手が良さそう。右手のドアの先には、猫足バスタブが待ち構えるバスルームがあります。

キッチンシンクの水栓も、ハンドルから蛇口まであまり見かけないディティールのもので揃えられています。

リビング・ダイニングはというとこんな感じ。

壁の板張りがロッジのような、はたまたフラットハウスのようなシャビーシックな雰囲気を漂わせています。

ペンダントライトだけでなく、メタルのウォールランプというチョイスにもグッと来るものがありますね。

そして、ベッドルームとの仕切りはやはりブラインド。

空間を仕切るという役割ももちろんですが、さっと仕切りを取り払うことができる点がメリットかと思います。日中はブラインドを上げて広く快適に。夜や、とっさの来客時にはブラインドを下げてゾーニング。わりかし使い勝手の良い設計だなという印象です。

ベッド脇にはクローゼット。プライベートのオンオフを考慮された間取りは、実生活上の快適さを支えてくれそう。

また、窓からは飛び石の置かれたテラス脇の小さな庭へ出ることができます。

窓の外には年代モノですが物干し受けもありますので、洗濯物も干せそう。

ふと軒下をのぞけば、すでにここから羽ばたいた者たちも居るようです。なんてね。(虫が苦手な方は、要注意!)


それでは、2Fへと移動します。

個人的な好みですが、建物の随所に使われているこの緑色がとても懐かしい雰囲気。調べてみたところ、どうやら「鉄色」という色に近いかなと。

もともと外観に関しては改装をほとんど行なっていないのだとか。なかなか見かけなくなった粋な「色」にお目にかかれて、ちょっぴり満足です。

階段を上がった廊下の先にも、観葉植物にプランターにと緑がいっぱい。

キッチン側の窓の格子の一本が、ポップなカラーリングを施されているのも良いアクセントになっています。


こちらは、206号室。

ドアの脇には、懐かしの音符マークのチャイムを発見しました。

さて、206号室にはモデルルームとして家具や小物が搬入されていました。

テーブルの上に置かれた観葉植物や本、テーブルランプなどはモデルルーム用のものとなります。インテリアのご参考になればと。

こちらの部屋の間取りは前後でリビング・ダイニングとベッドルームに分かれている模様。他の部屋に比べ、ブラインドを上げたときの開放感があるのではないかなと思います。

ベッドの奥のカフェ席は心地が良さそう。就寝前の読書を半刻ほど。そんなゆとりのある生活も、この空間だと生まれるかもしれません。

日当たりもよいので、観葉植物もぐんぐん育ちます。コーヒーも良いですが、紅茶も似合いそうです。

窓からデッキテラスを見下ろすと、こんな感じ。これもまた良い感じ。

シェルフの上に陳列されたディスプレイ用のオブジェは、よく見ると濃いメンツだったりします。


最後に207号室を、要点まとめて見ていきます。

玄関まわりのキッチンには、業務用の冷蔵庫。冷蔵庫の上のスペースも作業台&カウンター・テーブルとして有効活用しています。

リビング・ダイニングは101号室や206号室に比べて少し広め。

また、テーブルが置かれたスペースは、足元まで窓が広がる面白い作りとなっています。

ベッドルームはこんな感じ。

窓が多いので、風通しもよく朝も快適に起きられそうですね。


バウハウス 西麻布」の最寄り駅は、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩で12分ほどです。

広尾から恵比寿まで1駅3分たらずということで、渋谷周辺のアクセスは便利かと思います。中目黒まで6分、六本木まで3分、銀座まで12分、わりと広範囲に動けます。

また、渋谷へ通うのであれば、徒歩で5分程の場所に日赤医療センター前南青山七丁目のバス停もあるので、バスも便利に活用できそうです。

周辺環境は、時おり子供の声が聞こえたりもしますが、それを含めても静かでのどかな雰囲気。それでもって、都会の真ん中であるという品の良い佇まいでもあります。

休日の散歩に、青山や六本木、渋谷へ出かけるのも良し、近くのお寺や釣堀に出かけるのも良いでしょう。散策すればするほど、新しい発見が生まれそうな魅力のある土地だと思います。


運営をされるのは「株式会社大関商品研究所」さんです。

毎度、話題となるバウハウス・シリーズの仕掛人でもある大関さん。

今回はもともとの建物の雰囲気をなるべく活かしつつも、大きなスケール感と細部まで抜かりないディティールは期待通り…いえ、日々進化していると感じます。

また、今回はこれまでのバウハウスとは異なる、水廻り設備もすべて独立したスタイルということもあり、住人さん主体の運営・管理といった感じになるのではないかとのことです。

2名入居を前提に仕上げられた物件というこもあり、賃料は割としっかりとした設定ではありますが、立地や住室の広さ、環境を考慮すれば、きちんと他では得がたい暮らしが待っていそうな予感がします。

単身者でなくとも、そしていわゆる若者でなくとも十分に満喫できそうな「バウハウス 西麻布」。ビビっときた方はこちらからお問い合せくださいませ。


チェアは2つ。

同じ価値観を持った人と過ごす時間は、日常の中のスペシャル。

(イシクラ)

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