隠れ家はモダンパリ・テイスト

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

オンとオフのオフは、非日常の空間で。


例えば、年月を感じさせる古めかしい外観でありながらも、いざ内部へと入ってみれば、とてもモダンで最新のデザインを纏った空間になっている。

というのが、個人的に憧れている住まいの姿のひとつです。

外部と切り離されたそのギャップは、日常のオンとオフをたやすく切り替えてくれるものですし、家の前を歩く人は到底気づくこともないその世界を、自分だけが知っている。そんな、ちょっとした楽しさを感じたりもします。

ここ、「シェアパルトマン 東中野」もそう。

外側の雰囲気からは想像できないファンタジックなリビングを持つ、ちょっとした隠れ家のような女性専用シェアハウスです。

自分たちだけのシークレットなプライベート空間で、非日常の空間を味わってみるのはいかがでしょう。


最寄駅から歩くこと10数分。木々に囲まれた中に、お目当ての建物が佇んでいます。今回はマンションの1室をベースにしている物件で、さらに女性専用のシェアハウスということもあり、外観の写真はNGだそうです。

入口はマンションの正面玄関ではなく、脇に逸れた緩やかな坂道を下って半地下の駐車場のようなところに住宅の玄関があります。

特に道が入り組んでいるわけではないものの、「まさか」の奥まった配置は案内なしに辿り着くのは至難の業かも。

入口からして、さっそく隠れ家、秘密基地っぽくもあります。

ドアの脇に飾られたシェアハウスのサイン。

ドアにはフラワーリースが飾られています。

さあ、それでは早速ドアのハンドルを引いて、内部に足を踏み入れてみます。


玄関は、割とコンパクトな空間。

スッと奥に伸びた廊下の左側には水回りと階段、右側にリビングとキッチンという間取りです。

ドアの脇にあるのは靴箱。

靴箱は、専有部数比では割とミニマムな収納ボリューム。

基本、ひとりあたり1足程度でしょうか。残りは自室で管理ということですね。棚の取り外しが出来るタイプで、何足かは少し背の高いブーツを置いておくことはできそうです。

リビングには靴箱脇のドアから入ります。


リビングは、コルクとウッド素材の、暖かな雰囲気に包まれた空間。

所々にアンティークの可愛らしいインテリアが散りばめられた、クラシカルモダンなテイスト。

しっかりと作り込まれた空間は、正直なところ外観の雰囲気からは想像だにできず。良い意味で、してやられた感のあるギャップです。

意外とコーディネートの難しい柄モノのカーテンも、よく馴染んでいます。

ただし、窓からの採光はあまり期待できない程度ですのであしからず。

こちらはゆっくり読書を嗜むには、とても快適そうな一人掛けのソファ。

サイドテーブルに、アールグレイの紅茶を添えてどうぞ。

大ぶりの薔薇が活けられた花瓶は、イタリアからの輸入モノとか。

「美しい薔薇には刺がある」なんて言葉がありますが、個人的にはちょっとぐらいトゲがあったほうが、花にしろ、女性の方にしろ、逆に魅力的に思えるところではあります。ええ、はい。

ダイニングチェア、ソファ、ベンチなど、1つの世界に小さなシーンがいくつか用意されています。

比較的コンパクトな空間であっても、人数やその時々の気持ちに合わせて居場所が選べるのは良いですね。

TVボード代わりになっているのは、ヴィンテージシェルフ。

アンティークならではの、味わい深い艶々とした表情です。

照明は、スカイブルーのクリスタルがキラキラ輝くシャンデリア。

シャンデリアと言えば豪華というイメージが先行しますが、最近はすっかりカジュアルなアイテムとして定着してきたような気がします。これもブルーのきらめきのせいか、爽やかで可愛らしい印象。

ちなみにシャンデリア然り、各所に配されたランプのシェードは、カラーがそれぞれ異なります。

結果的に、各所でライティングの雰囲気も多種多様。どこか映画「アメリ」のようでもある、ファンタジックで不思議な世界を創り出しています。

フォトアートやグリーンの飾られたフレンチシックなチェストもしっくり。

アイテムのセレクトもピンクのトーンで合わせています。

芝生のようなラグと素朴な木製のベンチは、まるで屋外の広場のよう。

行ったことはないのですが、パリにあるチュイルリー公園のワンシーンを思い浮かべてしまいました。

おや、ベンチの下に何かいるようです。

さてさて、キッチンは正面のドアの先にあります。

右手のドアは101号室です。

では、リビングからキッチンへ。


先ほどとは打って変わって、シンプルな空間のキッチン&ダイニング。

キッチンまわりをスタイリッシュにするのもそれはそれでカッコイイものではあります。でも、わりとこういったスッキリした形が、気兼ねなく使いやすいという部分もありそうです。

窓側から見たキッチンの様子。

正面左側のドアが先ほどのリビング、右側が廊下につながっています。

作業スペースも十分に取られたシンク。

出窓ゾーンに置かれたグリーンが、清潔感ある雰囲気。

ガスコンロは2口です。

こちらもコンロの脇に作業スペースがある使いやすい設計。

料理はタイミングが勝負。作業台の上にあらかじめ必要な食材等を揃えておけば、無駄は手間は省かれて既に勝利を手にしたも同然。

そして、シンクとコンロの間に置かれたラックに、共用の食器類が用意されています。

マグカップは各専有部ごとに用意。

カラーバリエーションは、専有部数と同じ全8色。

天板に淡い紅白の陶磁器タイルをあしらえたカントリー調の収納。

たっぷりの収納力はもちろん、使い勝手も良さそうです。

各専有部ごとに使えるストッカーは、冷蔵庫脇のラックに並べられています。

キッチン家電もここにひとまとめで置かれています。

中でも注目したいのが、こちらのアイスクリームメーカー。

陽射しの厳しい夏場はもちろん、案外、冬の時期も活躍しそう。

鏡のように輝く冷蔵庫は、最新のスグレモノ。

強力脱臭が出来るそうで、キムチや納豆が好きな方も安心かもです。

さて、続いて水まわりを見ていきましょう。


玄関の手前にあるドアがシャワールームで、その隣がトイレです。

階段脇の収納は管理用です。

廊下にあるコミュニケーションボード。

各専有部ごとに用意されたマグネットの使い方は自由だとか。

シャワールーム前の洗面室には、洗濯機が設置されています。

左手の入口が脱衣室です。

脱衣室が分かれているので、洗面台と浴室は他の入居者の入浴中でも使用可能。ただし、シャワールームは全体で1室のみと少々タイト。朝の時間などは手短かに済ませるよう、ご注意をどうぞ。

洗面台はシャワー水栓付きです。

何気ない設備ですが、ちょっとした髪の寝癖を濡らしたい時には便利だったりします。

脱衣室はオールピンクのテイスト。

女の子らしい雰囲気ともいえますし、入口手前のラックにはタオルやシャンプーなどを入れておくことができます。

そして、シャワールームはガラス張りのゴージャスなタイプ。

内部に座面があって座ることもできます。

ちょうど座った位置の背中に6口あるボディシャワーが当たり、マッサージ効果で疲れた体をスーッとほぐしてくれるのだとか。入居された方だけの特典のようなものですが、これは試してみたいですね。

トイレは使いやすそうなシンプルな雰囲気です。

なお、同じようなトイレは2Fにもあります。


では、専有部へと続きます。

ドアには、可愛いブローチのようなルームサインが飾られています。

101号室はリビングと同じく、コルク材の質感が暖かく、柔らかい印象の空間。

デスクと収納などが備え付けられています。

所々に配されているのは、レッドカラーのインテリア。

ヴィヴィッドな差し色の使い方は、どこかパリっ子たちの部屋のような印象も。

収納は3段あります。

ここは情熱的な勝負服をビシッと並べると、さらに気持ちが盛り上がるやも。


102号室は、10畳の広々スペース。

壁一面の掃き出し窓から爽やかな陽射しが注がれ、寝起きの朝にはグッと背伸びをしたくなりそう。窓からはベランダにも出られます。

ちょっと移動して窓側から部屋を見てみます。

天井も高く、ひとり住まいにしてはゆとりある空間。

収納はありますが、女性にとってはやや物足りないかも。

ただ、部屋が広い分、逆に自分好みの収納を持ってきたい方には丁度いいかもしれませんね。

デスクとチェアはあえてユーズド感のあるものをセレクトしたとのことですが、コルク材との相性もユニークです。

よく見るとわかりますが、チェアは音楽室などでよく見かけるピアノチェア。これもあえてのセレクトとのこと。

ベランダでは物干しができます。

奥の壁の上は、人通りは少ないとのことですが、通り道となっています。


では2F(と言うか、1Fと言うか)へ。

階段はU字の形。

窓辺に置かれたグリーン。

落下防止用のポールも添えられています。

こちらは階段を上がった位置から見た様子。

右手のドアが203号室。左手前のドアから207、208号室、トイレの順で並びます。

振り返るれば、左手のドアから時計回りに、204号室、205、206号室という間取りです。

そして、緑の光がこぼれる部屋は洗面室。


洗面室は、壁一面をグリーンカラーで塗装。

アンティーク風の洗面台とのミスマッチがマッチしているというか、かなりアーティスティックな空間。

右手のフックに掛けられた収納には、各専有部ごとに歯ブラシなどの洗面道具を入れておくことができます。

グリーン(カラー)の空間に、グリーン(植物)が置かれています。

ふむ。


2Fのトイレはウォシュレット付き。

それでは、2Fの専有部へと向かいます。


専有部のドアノブは木製。

見た目も可愛いですが、やはり金属製に比べて手触りが心地良いです。

さて、203号室もシンプルで柔らかい雰囲気。

加えて、ベッドやデスクのブラウンの色合いが、シックな雰囲気を作り出すポイントとなっています。

こちらの部屋は押入れもあって収納も豊富。

使いやすいさでは一番かもしれませんね。


204号室は、ガールズライクなテイスト。

8室の中でも広さはコンパクトな部類に入りますが、それでも6畳。一人暮らしでは十分なサイズです。

ベッド下には大きな収納ボックスが二つ。

衣替えで季節感と違う衣類はこちらにまとめておけば、その他の収納を効率よく使うことができそうです。

こちらは、ランプシェードの色に合わせた一輪挿し。

とてもお洒落なカラーコーディネート。

エアコンのダクトも、ツタを絡ませてグリーンオブジェに。

なお、エアコン設置の際は、月に5000円別途費用が発生するとのこと。

現代の東京でエアコンのない生活はかなり厳しいと思うので、基本の賃料は上記の5000円をプラスした形で考慮する形になるかと思います。検討にあたり、この点はご注意を。


205号室はこちら。

この部屋は窓の向きが東と南方向にあるので、採光の心配は無し。なお、その2方向に窓があるのはこちらの部屋のみ。

ハンガーラックの支柱となっているポールには、帽子などをかけられるフックが付いています。

下部は網棚になっているので、玄関の靴箱に収まらなかったパンプスやブーツをここに置くのも1つの手かと。

こちらは窓からの景色です。

物件は小高い丘の上に位置しているとのことで、両サイドに同じ高さの建物がありますが奥の方への抜け感がとても良く、わりと開放的な気分を味わえます。

なお、ちらりと見えてはおりますが、ややお墓ビューではあります。


続いて206号室。

掃き出し窓からベランダに出られます。

ベランダは207号室と共用です。

物干しもできますが、ベランダの目の前は道路です。背の低い物干しを置いてみるか、差し支えのないもののみで使うか、といったところでしょうか。

いずれにしても、無いよりはずっと良いはず。


207号室は変則的な間取り。

“凸”のような設計ですが、工夫次第ではひとつの専有部に2つのシーンを持つことができそうです。

収納の押し入れには、ハンガーラックが置かれています。

入口脇の出っ張った部分の上に普段使わないものを置いておけば、それ以外の空間をスッキリ見せることも。

凸の出っ張った部分のスペースには、ベッドが置かれています。

例えばベッドの部屋を寝室として、手前の空間をちょっとした書斎or仕事場とすれば、部屋の中でもON/OFFを切り分けることができるかもしれません。

窓側から見るとこんな感じ。

真四角の間取りよりも、案外こういった形の方がインテリアをコーディネートする上でもやりやすいこともあるかと。難易度はちょいと高めですが、捉えようによってはユニークな得がたい間取りと言えるかもしれません。


最後は208号室。

窓の配置が独創的です。

運営事業者さんもなぜこういったレイアウトなのかはわからないとのことで、それはそれでなんだかミステリアス。

建物の歴史も古いので、当時としてはとても斬新な設計だったのでは。

ちなみに窓のいくつかは開かないものもあります。(頑張れば開くかもしれませんが・・・)

外は一応通路となっています。が、人通りはないとのこと、

白い引き戸が収納です。

ただ、戸が開いていない部分は柱になっているため、収納は見える範囲です。

各部屋それぞれに個性が異なるため、自身が一番落ち着く空間を選ぶのも楽しみの一つと言えそうです。


シェアハウスの最寄駅は、各線・東中野駅

中央・総武線沿いで新宿駅まで直通で5分、東京駅まで22分でアクセスできます。渋谷駅にも乗り換え1回で14分というエリア。

新宿には電車を使わずに歩いて行ける距離ですし、近隣には個性的な商店街もいくつかあるそうです。

素朴な環境と利便性を兼ね備えた、魅力的な地域なのではないでしょうか。


運営管理は、「東京シェアハウス不動産/Mアンジョウ」さん。

女性向けのデザインに注力したシェアハウスの設計と運営を多く手掛けられています。毎回細かなディテールの多いデザインが特徴のようにも感じますが、聞けば、同じ内装の部屋を2つ以上作らないのがポリシーだそうです。

今回は、どこかフレンチなテイストを漂わせる空間作りですが、いつも通りの細かな遊び心が散りばめられています。

東中野の女性のための隠れ家が琴線に触れた方は、まずコチラからお問合せをどうぞ。


個人的に一番理想の隠れ家といえば、「紅の豚」で主人公のポルコが住まいとしていた絶壁に囲まれたビーチ

隠れ家過ぎて、わりと通勤が大変そうですが。

(ソン)

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