マンションの明日

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

一歩先行く、マンションライフ。


それなりに数も増えてきて、普通の暮らし方の選択肢のひとつという状況に少しずつ近づいてきている昨今のシェアハウス事情(と言っても、まだまだですが)。

それでも、やっぱり普通のマンションライフだって簡単には手放せない。そんな声も根強くあることは、あるのですよね。ライフスタイルはそう簡単に変えられないモノですし、たぶん、無理してまで変える必要もないのだと思います。

ところで、ひつじ不動産には安全面や居住性や、シェアハウスの定義といった観点から設定された掲載の基準というものがあるのですが、実はそこには「風呂・トイレが共用であること」なんて、どこにも書いていないんですね。

つまり、「専有部に風呂・トイレを備えた共同住宅(マンションなど)物件、ウェルカム!」であるわけです。もちろん、ただのマンションではダメですが、きちんとシェアハウス的なライフスタイル要件を満たしていれば大丈夫。

そんなわけで今回は、充実した共用部を備えて生まれ変わった大型のマンション物件です。

シティフォーラム 上本郷」は180室越えの大型賃貸マンションということで、マンション型(専有部に風呂・トイレがあるもの)の掲載物件としては、実はひつじ不動産で過去最大のサイズ。

管理人さんが常駐し、カフェラウンジから繋がる中庭を備え、住環境はいい具合に緑に囲まれています。専有部の間取りは、いわゆるワンルームや1Kが中心。どの部屋にもバスルーム、ミニキッチン、トイレ、洗濯機が備えられています。広さも申し分なく、居住性能は高めではないかと。

落ち着いたトーンのカフェラウンジは、夜な夜なみんなで集まってパーティーだっ!というノリはあまり無さそう(定期的には、きっとあるはず)。

その代わり、他の人と良い感じに挨拶なんか交わしつつ、持ち帰った仕事をこなすのに使ったり、ちょくちょく部屋から出て来て一緒にお茶を飲みながらお喋りをしたり、じっくり本を読んだり、なんて使い方がイメージしやすい空間。

都心ではありませんが、設備的には仕事や打ち合わせにも使えそう。SOHO方やフリーランスの方など、「自宅兼仕事場」をお考えの方にとっても、賃料もお手頃でちょうど良いかもしれません。


まずは外観から。

かなり大所帯の建物は、駅へと繋がる通りに面するだけでは収まりきらず、脇道へと回り込むように道路が敷かれています。上階でもグリーンとの距離感が近いのは、傾斜地ならでは。

正面玄関は、北松戸駅へまっすぐに伸びる通りに面しています。

半地下には40台以上を収容可能な立派な駐車場が設けられ、正面玄関へは10段ほどステップを上がります。

ステップを上がって帰宅するとまず出迎えられるのは、観音開きの大きな扉。

さらに奥の方、向かって右手にはオートロックの自動ドア。正面の木目調の壁には「City Forum」のサインが。

サインの掲示された壁の裏手は、集合ポストがズラリと並ぶ郵便室(と呼ぶのでしょうか?)になっています。

あたり前ですが、割とよく見る大型マンションの郵便室です。もちろん各室1つ分のポストを使います。

表に戻ると、目の前には先ほどのオートロックの自動ドア。

カードキー式です。「▽」マークのついたスリットに差し込みます。

鍵を抜くと同時に、自動ドアがスライドします。


自動ドアを抜けると、すぐ目の前に大きなエントランスホールを挟んで、奥の方にカフェラウンジが広がります。

立派なカウンターには、管理人さんが常駐します。さすが大型。

対応時間は7-23時と、かなり長め。管理人さんは3名交代(2012年8月現在)との事です。

自分が帰宅する頃には既に管理人さんも帰宅済みで不在、なんてマンションも多いモノですが、これはなかなか。

不在時にも、チーンとベルを鳴らすと裏から出てきてくれます。

ちなみにこちらのカウンター、宅配便などの荷物の受け取り代行も行って貰えるのだとか。最近は宅配ボックスも増えていますが、人が受け取って保管して置いてくれるというのも、なんだかいいかもしれません。

ちなみに、発送用の伝票も準備されています。

やはり、自宅でお仕事も!という方には心強いですね。


それでは、カフェラウンジの方へと足を進めてみます。

まず特筆すべきは、中庭に面して連なる大きな窓、窓、窓。中庭のグリーンも視界に入り、光も柔らかく射し込みます。

向きの異なるフローリングのパターンが、ちょっとしたゾーニングに。

特に各ゾーンの用途が決まっているわけではありませんが、段々と使い分けのマナーが出来あがってくるのかもしれません。

各テーブルの足下からは電源も取れるようになっています。

今後、自由に使用可能な無線LANも設置予定とのこと。

SOHOはもちろん、持ち帰った会社の仕事をこなしたい向きにも、なかなか柔軟で魅力的な空間ではないかと思います。

さらに奥には、なんともゴージャスなムードのソファスペース。

レッドカーペットにコルビュジェ風のソファ、テーブルの一部には大理石。色々とバッチリな空間が広がります。

これはこれでTPOで、直球のシリアスな打合せに使うも良しですが、新聞でも拡げて優雅な気分になってみたり、意外としょーもない映画談義などに花を咲かせてみるのがオススメです。お酒が美味い席だと思います。

さらには吹き抜けの天井。

圧倒的なスケール感に加えて、思い切りのよいゴールド。

直球で受け取るも良し、一回転してユーモラスに受け取るも良し。いずれにしても、天窓まで付いたゴージャスな天井を見上げつつ飲む酒は格別ではないかと。

ちなみについ先日、既に入居されている方々を交えてジャグリングのイベントを開催したそう。ふむ、高さを存分に生かした絶妙なマッチングだと思います。


続いてはアームソファが置かれたリラックスエリア。

向かい合わせに並んだカリモクは、読書にも打合せにもピッタリ。

こちらも床から電源が取れます。

天井は淡いグリーンの爽やかな色使い。ペンダントライトも可愛らしいチョイスです。

カフェラウンジと言うからには、しっかりコーヒーも飲むことができます。

¥50を管理人さんに渡すと、コーヒー専用カップがもらえます。エレベーターホール前に自動販売機もありますが、値段的にも味的にも、基本使いはコチラになるのではないかと。

片隅には、おひとり様の為の作業スペースも。

奥に見える一面のガラスを開けば、そのまま中庭へ出ることができます。

スライドドアは重めですが、女性1名でも開けることができる程度。

建物にぐるりと囲まれた中庭は、陽当たりがよくグリーンもチラホラ。

1Fに高齢者向け福祉施設が併設され、天気の良い日は中庭も使われているのだそう。お昼頃はのどかな光景になりそうです。

隅の方には喫煙所もあります。

独特なフォント。

お煙草はこちらでどうぞ。


ラウンジの脇には、自動販売機がズラリと並ぶ一角。

全体の掲示板には、寄席イベントの案内が張り出されています。

新宿アート寄席が、非常に気になるところ。

そのままエレベーターで5Fへ向かいます。

専有部の鍵も玄関と同じく、ホテルで使われるようなカードキーです。

カードを抜いてから、ハンドルをひねります。

ドアが閉まると自動的にロックされますので、締め出しには充分ご注意を。ま、23時までなら管理人さんが助けてくれると思います。


さて、こちらは510号室。

奥の方が少し高くなって、畳が敷かれています。

実はここ、ガランとして何もない割にモデルルームなんです。なぜなら・・・

入居前に床材と一部の壁紙が選べる仕組みになっています。もちろんモデルルームが気に入った場合はそのまま入居も可能で、今のところはモデルルームから埋まって行く傾向があるのだそう。

ゼロから選ぶのは最初はすこし難しく感じるかもしれませんが、賃貸物件で内装を遊べるチャンスは少ないので、積極的に使ってみたいトコロ。

収納も広く、荷物が多くても安心の容量です。

どちらもポールハンガーが渡されていて、使い勝手も良さそうです。

玄関脇には靴箱と洗濯機があります。

向かって左手がユニットバス、右手前の収納と思しきスペースを開けると、ミニ・キッチンが登場!

シェアハウスの豪華キッチンを見慣れた目にはギャップが印象的ではありますが、そう言えば単身者向けマンションの専有部って基本このぐらいですよね。

調理スペースは、IHクッキングヒーターを立てると現れます。

水まわり設備は3点ユニットです。

スペースを最大限に有効活用できる往時の最先端の設計ですが、長くユニットバスの基本構造は変わってなさそうなところを見ると、割と完成されたデザインなのだと思います。

ところで、トイレットペーパーホルダーの上に謎の赤いボタンがあるのですが、押さない方が良さそうな色なので試していません。


続いては421号室。

過去にリフォームされ水廻り設備が他の部屋よりもグレードアップしていますが、まずは専有部から。

内装を選べるサービスを導入後の専有部ですが、チョイスによっては主張の強すぎない自然な感じに仕上がりますね。こちらの床はクッションフロアではなくフローリング張りで、収納脇の壁は、白の木目調のクロスです。

どの専有部も収納はたっぷり。

玄関脇にキッチンが配置された1Kの間取りです。

キッチンの対面に水廻り設備が集約されています。

ガラスの天板を用いた洗面台が主張強めです。

洗面台の対面にバスルームがあります。

脱衣スペースは洗面台前となりますが、バス・トイレ別にこだわる人でも、これならOK(?)。

改修の時期が部屋によって若干異なる為、あたりまえの事ですが現地での事前確認は必須。また、各室の水道代は共益費に含まれますが、電気代のみ使用量に応じて実費請求となります。


続いては424号室。

アルファベットの「P」を反転させたような形の間取りです。

入って右手は、ひたすら収納と思いきや、玄関脇にキッチンがあります。

室内にはビジネスホテルに置かれてそうなデスクセットが鎮座。

収納扉との材の調和は取れていますが、存在感あります。

収納の中にも、備え付けの小さなタンスが。

聞けば賃貸マンションでは珍しく、元から家具・家電付きで貸されていたのだそう。

キッチンの対面にはユニットバス。

窓の外の視界には、良い具合に緑が入り込みます。

どーんと大きく開く窓も、立派です。


続いては317号室です。

畳とベッドのコラボレーション。

ベッドは不要な場合は撤去してくれるそう。

この確度で見れば、まるでビジネスホテル。

窓先にはグリーンがモサモサしてます。

この部屋は目の前が空き地です。

どの部屋にも小さなベランダが付いていますが、室外機を置くだけで目一杯なので、洗濯物などを干すには工夫が要りそうです。


最後に323号室。

玄関を開けると、ほんのりと開放感を感じます。

窓の明かりが玄関まで届いている事も理由のひとつでしょうが、他の部屋と比較しても実際にすこし広めです。

真ん中のスペースの使い方が肝でしょうか。

専有部で日当たりや間取りが異なり、賃料にも差があります。

じっくり吟味してみて下さい。


さて、「シティフォーラム 上本郷」の半地下には、大型の駐車場が備わっています。

都心から一呼吸置いた立地で、ファミリー向けのマンションも多く目に付くエリア。

車が日常生活や通勤に与える影響は大きいかと。

駐車料金は車1台で¥10500/月、全体で40台ほどのスペースが確保されていて、空きは十分にあるようですが(2012年8月現在)、車をお持ちの方は事前に確認をされた方が良いと思います。ちなみにバイクは¥1050/月です。


北松戸駅前から続く一本道は、ゆるい上り坂。

通勤圏をどのように捉えるのかが肝ですが、スーパーも近く、緑もあり暮らしに不便な環境ではないでしょう。

最寄りの駅はJR常磐線北松戸駅です。

都内へ出る時、まずターミナルとなる北千住駅までの乗車時間は16分。お隣の大きめの駅、松戸までは3分です。

実は常磐線は東京メトロ千代田線へ直通運転をしていて、大手町まで乗り換え無しで33分と意外にも便利。千代田線沿線なら、意外や狙い目と言えるのかもしれません。


運営は「株式会社アートアベニュー」さん。シェアハウスは今回で3物件目です。

実は不動産業界ではとても有名で、全国に加盟店を抱える実力派の管理会社さんです。

豊富な経験を持つ賃貸管理業のノウハウはシェアハウスの枠組みの中でも積極的に活用していく方針ということで、例えば入居者さん向けの24時間対応のコールセンターなんかも利用できます。

マンションのロビーをカフェラウンジに生まれ変わらせる大胆な発想と実行力は、会社の持つ常に一歩先行く挑戦を続ける遺伝子によるものではないかと思います。大胆でユニークな社長さんのもと、気の良いスタッフさん達が日々、日本全国を駆け回っています。

新しい試みには色々と未知の課題も出てくるでしょうが、なにせ個性的な面々の揃うこの会社のこと、アイデアを出し合ってキッチリ乗り切っていかれるのではないでしょうか。しっかりした会社さんですが、基本、どの方もとてもフランクです。

ということで、今回は一風変わった大型マンションタイプのシェアハウス。「そうそう、そのぐらいが良いなと思ってたんだよね。」という方、こちらからお問合せをどうぞ。


シェアハウスの好みは人それぞれ。自分に合う場所、自然にしっくり来る場所を選ぶことが何より大事だと思います。

様々な選択肢が増えていくのは、とても良いことだと思います。

(サトウ)

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