シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2022年10月より運営事業者が「オンコ株式会社」さんへ変更されています。
マカロンとチョコレート、どちらが好き?
ご多分に漏れず、実は私、俗にいう甘党男子です。
ことあるごとに脳は糖分を欲し、自分でもできるだけ、それに抵抗せず従っています。ただまぁ、だからといって甘いければ甘いほど望ましいわけでもなく、どちらかというとビタースイートなものが好みではあります。
こうるさいようですが、個人的には住まいとしてもそれくらいのバランス感がしっくりきます。こってりとしたオシャレというよりも、a little オシャレな雰囲気に生活空間として必要なビターな部分をプラスした程度のもの。
今回ご紹介する「コレントハウス 馬込」は、まさにそれを体現したような、ほどよい具合の女性専用シェアハウスです。
なだらかながら、やや長く続く坂を上ったちょっと先に、以前は寮として使用されていたというビビッドなカラーリングの建物が見えてきます。
今回は女性専用とのことで、外観は無し。ということで早速中へ入ってみます。
錨のような形をした鍵がかわいい、クラシカルなドアハンドルをかちゃり。
でも、ドアはオートロックなので鍵自体を回す機会はないかも。
正面玄関を内部から見た様子。玄関の床はフラットで、グレイのコンクリート部分までが土足OKなのだそう。
ドアが全面ガラスなのでちょっと外から見えすぎかもですが、陽射しが入るので玄関自体の印象は明るく圧迫感ない感じ。
靴箱は各部屋ごとに分けられます。あまり高さはないので、ブーツ類は部屋で保管という感じでしょうか。
棚板を外せば、2足ぐらいまでは入るかもしれません。
廊下の正面突き当たりには階段があり、その手前の左手のドアがリビングへとつながります。
さて、まずはリビングから。
リビングに足を踏み入れると広がるのは、カフェテリアのような空間。
ライトなオシャレ感が、肩肘張らない居心地の良さを感じさせます。
大きく開いた窓は開放感があり、2Fなので外からの視線を感じることも特に無さそう。甘い感じだけどこざっぱりとした雰囲気も併せ持つ、気軽に足を運ぶことができる空間。
二人くらいで使える小さめのコーヒーテーブル。リビングというと大きなテーブルのイメージがありますが、カフェスタイルなこれはこれで、案外入居者同士の密なコミュニケーション醸成に一役買いそうです。
3つ並ぶ特徴的で大きな笠がついた照明は、バンブーのようなもので編まれていてアジアンチック。リビングに入ってすぐ目に付き、空間演出のポイントになっています。
窓側から見たリビングの様子。
ビビッドな外観からはちょっと想像できない暖色系ベビーカラーは、とても柔らかい印象です。
広めの出窓は、その空間を活かしたソファになっています。
陽射しや外が気になるときは、ロールカーテンで閉めることも可能。
やや手前に下りるのはご愛敬。
共用TVは天吊り。ちょっと首は疲れるかもしれませんが、配線がスッキリするので見た目は良し。
リビングの壁の一部分とカウンターテーブルの側面は、木箱柄の壁紙を使用。
まるで本物の木箱のよう。
インパクトある意匠もワンポイントで使えば、空間をキュッとカッコよく引き締めてくれます。
リビングに入って左手の壁には、各部屋ごとに設けられた収納スペースが一面に並びます。
調味料や小物、ちょっとした紅茶などを入れておくのに便利です。
リビングにある椅子はセブンチェア風。
シンプルで女性らしいフォルムが甘くてビターな空間にぴったり。
続いてキッチンへ。
コンロとシンクが2つずつありますが、新しく作ったものと元々あった昭和レトロなものが同居しています。
冷蔵庫のある右手が新しいキッチン、左手は既存設備を活かした昭和レトロなキッチンです。
こちらは新しい方の、シンプルなシンク。
シンクから作業台の下のスペースは、持ち出しやすいスライド式の収納に。
他にも吊戸棚や対面のシンク下にも棚があり、かなり収納力は高めです。
レトロ側のコンロは2口。対面の白を基調とした新しいキッチンといささかギャップがありますが、こちらこちらで親しみのある感が良し。
レトロな取っ手はポイントカラーのグリーンがキュート。
キッチンから眺めたリビングの様子。
冷蔵庫は背の高いタイプが2つ。
廊下の右手に見えるドアは、手前がシャワールーム、その奥がお手洗いになっています。
では、そのまま水まわり設備へ。
プレーンなシャワールームの手前には、しっかりした洗面台を備えた脱衣室が。
ウォシュレット付きのトイレは、奥ゆきの深い落ち着けそうな形状。
そして壁の一面に、これまた力のある壁紙が。
ギリシャのパルテノン神殿でしょうか。
専有部は、玄関と同じ鍵で解錠できるハイテクタイプ。暗証番号も設定できるので館内移動の際に鍵を持ち歩く必要がありません。ピピピッと。
101号室は家具無し。濃茶の合板フローリングでシンプルな作り。
実にシンプル。
ほぼ同様ですね。
103号室の窓は北と西向きですが、その分、幅が広く取られています。
収納スペースはどの部屋も同じような作りです。
収納量は、かなりたっぷりあります。
続いて、2階へと上がっていきます。
各フロアの廊下にインターホンの受信機もあるので、来客時の対応には重宝しそう。
女性専用物件ということもあり、カメラ付きのインターホンも嬉しい設備。
階段の入口には、全身がすっぽり入る姿見が設置されています。
外出前には、ここで身だしなみの最終チェックをどうぞ。
さて、2Fのバスルームは、しっかりとバスタブ付きです。
建物の中に、シャワールームが1室、バスタブ付きのバスルームが2つ。
都合3つの浴室が用意されていることになります。
201号室では、花柄の壁紙が部屋に彩りを添えています。
床も明るい色のクッションフロアで、1階と較べると少し柔らかい雰囲気です。
2F、3Fの部屋は室内にデスクと椅子が備え付けられています。
こちらは203号室の様子。
2Fの各個室は女子が大好きなマカロンをイメージしたとのことで、甘くてかわいい雰囲気に仕上がっています。この部屋は黄色のマカロン。
204号室は、ピンクのマカロン。
こちらの部屋と206号室は、デスクの代わりにローテーブルがあります。
カーテンはハート柄を何気なくたくさん散りばめた、かわいくて女性らしいデザイン。
引き続き階段を上がり、3階へ。
廊下の突き当たりから振り返るとこんな感じです。開いているドアがバスルームです。
サバンナの大地を思わせるアニマルプリント。色々探してしまいます。
3Fの個室はビターなチョコレートをイメージした大人っぽい雰囲気です。
まずは、301号室から。
3Fは各部屋ごとにデスクとチェアがそれぞれ異なりますが、まとめて見ていきたいと思います。
302号室。
303号室は、上品でさりげないブラウン系のモカカラー。
303、304号室の床はクッションの上にフローリングが敷かれています。フカフカとした柔らかい感触は好みが分かれるところですが、実は階下への防音も兼ねていたりもします。
306号室もローテーブル付きですが、305号室とはまた異なったタイプのもの。
3階の部屋が幾つか空いていたら、是非じっくり見比べて迷って頂ければと思います。
さらに階段を上ると、こちらのドアから屋上に出ることができます。
洗濯をするのにここまで上がってくるのは多少億劫でもありますが、晴れの日にそのまま屋上で干せるのは便利なところ。また、屋内では利用音の関係で深夜の利用などが制限されてしまうケースも多いですが、ここならきっと大丈夫なはず。
そしてこの洗濯機、「わたし流」なるモードがございます。
一体どんなモードかと思い調べてみると、どうやら洗濯、脱水などの時間を自分で細かく設定できるようです。なるほど、わたし流。
斜面に建っていることもあり、屋上からの見晴らしは抜群です。
「コレントハウス 馬込」の最寄駅は都営浅草線の馬込駅。
一度乗り換えは必要ですが渋谷駅までは約17分、新宿・東京駅までも30分とかからないまずまずのところ。
馬込という地域は、大正から昭和にかけて「文士村」と呼ばれていたそうです。というのも、萩原朔太郎や北原白秋、山本周五郎といった日本を代表するような文士たちがここで執筆活動の日々を過ごしていたから。
近所には郷土博物館や現存する三島由紀夫の住居を巡る散策コースもあるそうで、大好きな小説を抱えて文学と触れる休日・・・なんて、なかなかオトナな過ごし方もできます。
とは言え馬込の街自体は実にプレーンな、見慣れた風情の住宅地ではあります。
こちらのシェアハウスを運営するのは、「株式会社コレント」さん。
社長さんを始め、スタッフは全員女性。
これまでにも女性専用のシェアハウスを数多く管理されており、豊富な経験を活かした細かい配慮は今回の物件にも数多く見受けられます。配慮すべき事柄は多岐にわたるものの、決して無限ではないシェアハウス運営において、経験がものを言う場面は実はとても多いもの。
また、スタッフさんは女性ばかりですが割とフランクな方が多い印象で、親しみやすいのではないでしょうか。色々な点で、頼りがいのある運営事業者さんではないかと思います。
“デリシャスハウス”というコンセプトを持つ今回のシェアハウスでは、特にキッチンを積極的なコミュニケーション・エリアとして活用して欲しいという想いが込められているそうです。
肩肘の張らない適度なオシャレが素敵な、少し落ち着いた感じのシェアハウスに興味のある方はコチラからお問合せをどうぞ。
余談です。先ほどご紹介した1Fトイレの壁紙で思い出したのが、お風呂設計士の古代ローマ人が現代の日本にタイムスリップする漫画。その作中で、古代人の彼がウォシュレット付トイレに驚くシーンがあります。
ほんの数十年前と比べても段違いの進化を続ける現代日本のトイレ事情は、そりゃ古代ローマ人にしてみたら“奇跡”と思うしかないでしょうね。
(ソン)
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