シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
帰宅すると、ほっとする。
吐く息は白く、コートやマフラーを着込んでもギュッと肩がすくんでしまう、寒い夜の帰り道。
そんなとき思い浮かべるのは、玄関のドアを開けた瞬間に張りつめた緊張がほどける、温かい、あの空気。あわよくば、ついでにカラダがあったまる料理でもあればいいなあ、なんて。
よく考えてみると、こんなシーンで登場する家というのは、人の気配を感じる使い込まれた日常的な空間だったりするものです。
さて、今回のシェアハウス探検隊は「Come on UP 茗荷谷」。
一見すると冷たい面持ちにも見える建物ですが、シェアハウスの玄関を開けると気張らない空気が出迎えてくれます。この感覚、まさに”マイホーム”という感じ。
ピカピカではないし、キリリと洗練されてもいません。細かいディティールを見ると、少し抜けている印象のインテリアもご愛嬌。
それでも、訪れてすぐに頭に浮かんだのはテーブルに温かい料理が並ぶ風景でした。多忙な日常ゆえに忘れてしまいがちの、居心地の良さを探っていきたいと思います。
駅前からずいっと伸びる春日通りは、車も人も交通量はそこそこ多め。
車線沿いにはコンビニやスーパーなどが並びます。通りを南下すること2分ほど、T字路に面して建つ建物の4、5階部分がシェアハウスです。
建物には階段もありますが、エレベーターを利用する機会が多いかと思います。
玄関扉はエレベーター脇にあります。昔ながらのアパートのような渋い色合い。
インターホンも年季が入っています。
では、さっそく中へ。
ガチャン、ギイっと扉を開けて、家の中へおじゃましてみます。
玄関まわりは板張りの空間。
うっかり「このテイストなら、落ち着いた光の白熱灯かな」なんて思ってしまうところですが、そこを蛍光灯でビッと明るく照らすあたりが逆にマイホーム感。これはこれで、と思いますがいかがでしょうか。
奧の明るい空間には、水まわり設備が集まっています。
さて、既に入居者さんが住んでいることもあり、玄関まわりには靴がたくさん。
全5室ということで、ぼちぼちの収納力でしょうか。見るところ綺麗に片付けられているようで何よりです。
玄関扉の内側には、チャーミングな小ぶりの取っ手。
正面のアーチ型のドアの向こうがリビング。左脇の白いドアはトイレです。右脇のルーバー状の扉は共用収納スペース。全体に木で囲まれた空間は、どこかキャビンのようでもあります。
ガラス窓付きのドア越しに、リビングの気配がぼんやりと垣間見えます。
ということで、ドアを開けてリビングへ到着。
ドーンと奥へ広がる空間は、気張りもなく気持ちよし。
リビングの一角を切り取るように配置されたキッチンのレンガ柄が、リビングドアの木の質感と絶妙にマッチ。キッチンとの距離感はつかず離れずといったところですが、料理の持ち運びなどはスムーズに行えそうです。
ドアの脇に並ぶカラーボックスはサイズが微妙に足りなかったのか、ひとつだけ縦向き。マイホームあるあるな感じです。
壁にはクリーム色のプラスチックが愛おしいインターホン。実際に機能するのかチェックし忘れてしまいましたが、気になる方は現地でご確認をどうぞ。
それではキッチンを見ていきます。
キッチントップは広めで使い勝手が良さそう。対面に置かれた作業台も、実際の料理の際には重宝するのではないでしょうか。
既に使い込まれた風合いのキッチンと、壁紙のレンガ柄も好相性。
シンクは2つ設置されています。食器を洗うときに一方をすすぎ専用にできて、便利なんですよね、これ。
ガスコンロは2口です。
冷蔵庫は部屋数を考えると、ややコンパクト。早めに使いきれる分だけ保存するのが鉄則になるかもしれません。反対にゴミ箱は大きめのものが揃っていますので、あまり溜めすぎないようにご注意を。
キッチン対面に設置されたカウンターは、クラフト感のあるものです。
よく使われるものが手の届きやすい位置に自然と集まるとこんな具合、という感じですが、これもこれでアリではないでしょうか。片付けやすそうです。
木製の大きなフォークとスプーンは、どんな料理に使うのでしょうか。気になります。
では、続いて水まわりを見ていきます。
玄関脇のドアを開けると木調の空間から一転、爽やかな空間が広がります。
垂れ下がったチェックのカーテンはバスルームの目隠しとのこと。
窓付きのバスルームは、かなり明るく気持ちよさそうです。
懐かしのステンレス製の浴槽とタイル貼りのバスルームというのも、個人的にはポイント高め。ただし、シャワーカーテンで仕切っていることから察することができるように、浴室内は脱衣室も兼ねているよう。基本的にはシャワーでの利用となりそうです。
バスルーム脇には洗濯機が置かれています。
洗面台はほんのりピンク色。
鏡は三面鏡にもなり、鏡の裏には洗面道具を収納できるようになっています。
洗面台の対面突き当りからは、ベランダに出られます。
目の前には、割と大きめの交差点があったりします。それにコンビニも。
最後に、トイレはいたってシンプル仕様。
貯水タンクはサンカクです。
それでは、専有部を見て回ります。
専有部はリビングの四角い方のドアの先です。
ドアをあけるとこんな感じ。
リビングと同じ4階に3室、5階に2室です。
見上げると、天井には意匠を凝らした模様が。
雰囲気はどことなく、老舗の喫茶店のそれに似ている気がします。
さて、まずは401号室を見てみます。
写っている備品は、撮影時に入居されていた方のものです。
シンプルですっきり、広さも8畳とそこそこ広め。加えて採光も良し。総じて、使い勝手は良さそうです。
個室の鍵はオーソドックスなものが設置されています。
つづいて403号室。
こちらも、入居者さんの部屋の様子を撮らせていただきました。
すっきりと整頓され、シンプルながらも女性らしい雰囲気が感じられます。
建付けの収納もあります。飾られたエッフェル塔がなんとも良い感じです。
こちらは404号室。
403号室の隣の部屋ということもあり、ちょうど反転させた間取りとなります。
大きめの押入れ収納があります。多めの荷物でも大丈夫かと。
では、階段を上って5階フロアへ。
階段を上った先には、レトロな洗面台が設置されています。
右手のドアはトイレです。
トイレはこんな感じ。ピンク色です。
こちらは501号室。
401号室の上に位置することもあり、日当たり良好で広々としています。ちなみに備品は入居者さんの私物ですが、ここの方はなかなかシンプルなライフスタイルのようです。
窓からの景色はこんな感じ。目の前が春日通りのため抜け感があります。
気になる道路の音の程度ですが、個人差はあると思いますが、上階ということもあって個人的には眠れないということはなさそうだな、と感じました。
念のため、心配な方は現地でチェックはしておいたほうが良いかと。
最後に503号室です。
これまでの部屋のテイストとは一転、思いっきり和テイストです。(備品は入居者さんの私物です。)
とは言うものの、床はカーペットなので畳が苦手でも大丈夫そう。ふすまのエンジ色とカーペットのグレー色の相性が、ちょっと面白い感じです。
障子の先にはベランダがあります。
ベランダはこんな感じです。物干しもできます。
さて、今回探検した「Come on UP 茗荷谷」の最寄駅は東京メトロ・丸の内線の茗荷谷駅です。
ぐるりと都内を一周する丸ノ内線で池袋駅まで5分、大手町駅まで12分と需要の高いエリアへのアクセスは良好です。
新宿駅へ出るには池袋で山手線に乗り換えるため20分ほどかかりますが、渋谷駅となると湘南新宿ラインを利用すると21分で行けるそうです。あら、不思議。
周辺にはスーパーやコンビニ、100円ショップが並んでいるので、快適に生活できそうです。
小雨程度なら、走ると傘いらずの駅近というのも魅力です。
さて、運営は「有限会社Come on UP」さん。
撮影に立ち会っていただいた担当者さんは「まだ駆け出しなんです」と話していましたが、すでにシェアハウスに住まわれているとのことで、シェア生活においてのツボをしっかりと抑えているような印象を受けました。
運営方針は「自主・自立」とのことで、入居者さんには基本的に自分たちの事は自分たちで解決していくようにしてもらっているのだとか。好みはあると思いますが、そういう在りかたならではの面白みもあると思います。ご自分の性格との相性を見極めて頂ければ良いのではないかと。
なお、聞くところによるとオープンからしばらくの間、運営が軌道に乗るまではスタッフさんが一緒に住んでサポートされているのだそう。スタッフさんだからと言って、妙に緊張することはないと思います。むしろ、一緒になってどんどん住み心地をブラッシュアップさせていきたいところ。
なにより、運営事業者さんと入居者さんの距離が近いので、情報の連絡は容易なはず。社長さんは英語も堪能とのことなので、外国人の入居者さんでもウェルカムのようです。
自分たちでつくる感じのアットホームな生活が良いなあと思っている方は、コチラからチェックしてみてはいかがでしょうか。
ここに来て、最初に頭に浮かんだのが温かいクリームシチュー。
でも、単純に最近、めっぽう寒いからかも知れません。
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