教える。教わる。

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

家も、いたっていい感じ。


今回のシェアハウス探検隊は「キンモクセイの家」。

4室だけの小規模な女性専用シェアハウスで、最寄り駅からの距離は20分。

そのせいもあってか賃料は控えめの設定ですが、お手頃価格にとどまらない、もうひとつの面白さに注目したいところ。

なんと入居された方は徒歩10分程の場所にあるスタジオ・スペースをカルチャー教室の「先生」として使えます。しかも、利用料金は原則無料。

ネイルやフラワーアレンジメント、ヨガにクッキングにアーユルヴェーダと、例を挙げればキリがないほど、様々な技術を持った方も最近は多いですよね。

既に確立された立場のあるプロの方はもちろん、いつかは独立を・・・なんて考えている方は、ひとつのステップとしてこの機会を捉えてみるのはいかがでしょうか。自分のクラスを持つには手頃で良さそうです。

自分だけで独立してクラスを開いてとなると何かとハードルは高いですが、経済的なリスクを負わずに始められますし、試した後で学ぶことも多いでしょう。

シェアハウスとして捉えてみても、きっと、分野は違えどどこか相通じる部分を持った顔触れが揃えば、色々と刺激しあえる部分も多そうです。

これはちょっとユニークな話ですね。


さてさて、場所は小田急線の読売ランド前駅から徒歩20分程。駅前の商店街を抜け、ひたすら住宅地を歩きます。

結構な高低差の坂道もありますし、一方通行も多め。徐々に入り組んでくる道に、初めは迷うかも知れません。もちろん、ワタクシは迷いましたとも。

ただし救いは、この辺りはとても気持ちの良い閑静な住宅地なのです。都心からはちょいと離れますが、いわゆる少しお高いエリアで、道行く人も綺麗なペットなんか連れて優雅にしていて気持ちは良いです。

さて、やがてたどり着いたシェアハウスの外観は、平屋のような佇まい。

道路から門扉を抜けて、玄関へは階段を下ります。

傾斜地の住宅には面白いモノが多いもの。

ちょっと楽しみになってきます。


階段下には、ひと昔前の戸建ての玄関。

鍵もドアハンドルも、昔のものをそのまま使用します。

個人的に嫌いではないです。この感じ。

それでは、ゆっくりとドアを引いて・・・

お邪魔します。

玄関を開けると、左手に姿見、右手に靴箱、正面に階段があります。

靴箱の上は、ちょっとした装飾のスペースになっています。

無造作に置かれた木のブロックと洋書が、良い按配に上品。

少し引いて靴箱の中を見てみます。

女性4名で使用するには、ちょっと少なめかも知れません。

靴やブーツを大量に持っている年頃のオシャレ女子の方々は、足りない分は部屋で保管して下さいませ。ちなみに、道路から外の階段を下ってきたにも関わらず、玄関のあるフロアは2Fです。

このあたりが、傾斜地住宅の不思議なところ。


さて、まずは階段を下って「1F」へ向かいます。

下った先の、少し開いているドアの先がリビング。構造上、移動には階段を使うことが多くなりそうです。

キッチンとリビングはコンパクトな空間に収まっています。

注目はもちろん、空間ボリュームに対してちょっと大きめの掃き出し窓。暖かい季節には窓を開け放てば、風通りも良くなって気持ちよさそうです。リビングの床とウッドデッキのテラスの高さは、ほぼフラット。

窓を開けると、リビングが外に張り出しているような、そんな感じになります。

すこぶる気持ち良いです。

ダイニング・テーブルのガラス天板の下には、雑誌等を置けるスペースが。

飾り棚には色あせたペーパーバックがあったりして、雰囲気が出ています。

階段側の壁面にも装飾があります。

ニッチな飾り棚もあったりして、色々面白いです。


キッチンは以前からのものを、そのまま活用。

正面の蛍光灯の下には長めのポールが渡され、S字フックを使えば調理器具をぶら下げられるようになっています。よく見るとキッチンペーパーホルダーも用意されていますね。

クリーム色のタイルもほんのりと味があって、良い感じに調理機器を置いていけば、意外と化ける予感もあるような。

設備的には、シンクもコンロも至ってノーマル。

正面の出窓ゾーンには、なんと部屋ごとにディッシュトレイが用意されています。

これはユニークですが、意外や盲点だったのかも。

確かに、ディッシュトレイは研究熱心な運営事業者さんの間でも共通の頭痛の種だったりするのです。この発想、実用面でどうなるものか気になるところです。


続いて2Fの階段の前にある、水まわり設備を見てみます。

脱衣室の前には、廊下に面したホワイトボードが設置されています。毎日必ず目にする場所にあるので、入居者間の連絡事項はコチラへ書くのが便利そう。

バスルームや洗濯機の利用状況を伝えたりもできますしね。

脱衣室には洗面台と洗濯機があります。

洗面台はシャワー水栓です。

バスルーム利用中は洗面台と洗濯機が使えなくなってしまう可能性があるので、ゆっくり湯船に浸かる場合は、廊下のホワイトボードを使用した方が賢明です。

脱衣室の棚には、部屋ごとに洗面用具を置けるようになっています。

口を開けてるカエルはなぜ??

バスルーム内には、コンパクトながらしっかりと浴槽付き。

写真には写っていませんが、窓は高めの位置にあります。

タイルはやっぱり、渋いお色。


ウォシュレット付きのトイレは、脱衣室の対面に。

鍵はこんな形状。

バネ式なので鍵を解除する時は、オレンジのヘッドが勢いよくストロークします。むしろ良いです。好きですこれ。


続いては専有部を見てみます。全て6畳の個室です。

リビングの隣の101号室から。

庭に面していて、写真には写っていませんが、右手に押入れがあります。

ロフトベッドが備え付け。


201、202号室は、ほんの少し階段を上がった中2階にあります。

201号室はのフローリングの洋室。

絶妙な色合いのブルー・ストライプの壁紙がシックで大人っぽい空間。

壁紙や照明も、クセのある組み合わせの割には馴染みます。

よく見るとスイッチプレートも冒険してますが、やっぱり馴染みます。

ロフトベッドは101号室と同じタイプです。

枕元にはコンセントの差し込み口があります。携帯の充電や読書灯に便利かと。

そして、めっちゃステキな天井。

朝起きると、間近にステキ天井、気を抜くと頭をゴン。

でもそれなりに高さはあるので、たまにですよ、多分。

そうそう、決して大きくはありませんがベランダも付いています。


続いてはお隣の202号室、こちらも同じくステキな天井。

壁にはちょっとした小物を置けるスペースがあります。

手作りなので、運営事業者さんも物件作りを楽しんでいた様子。

こういうの、いいですね。

こちらもベランダ付き。


最後は301号室。

収納内にはポールハンガーが渡されているので、洋服を掛けられます。

開封途中のロフトベッドが転がっていますが、和室暮らしのインテリア選びはむしろ、洋室よりも楽しいんです(体験談)。みんな和室の柔軟なポテンシャルを甘く見過ぎです。

なぜか敬遠されがちな和室ですが、我こそはという方、ぜひ。


道路に面した自転車置き場は、しっかりとした屋根が付いています。

周辺は坂道が多めなこともあり、原付があるとベターかもしれません。駐輪料金も掛からないですし。

原付ならスタジオへもすぐに向かえます。


さて、「キンモクセイの家」の最寄り駅は小田急線の読売ランド前駅。

新宿駅まで30分ちょっと、JR南武線へ乗り換えができる登戸駅までは6分です。

ちなみに、駅からの帰り道には銭湯もあります。

夏場は散歩がてらゆっくりと浸かりに行くのも良さそうです。冬場は帰り道の湯冷めに注意。

毎日駅まで歩くなら、足腰は間違いなく鍛えられます。美容と健康にはプラスではあります。読売ランドというクセのある立地と、駅から徒歩20分程という距離をどう見るかが、本件の大きな悩み所。

でも、見ての通り、良いところも色々とあるんです。

ここはひとつ、ゆっくり悩んで下さいませ。


運営されるのは「ツリーハウス」さん。小さなお子さんがいらっしゃるので、定期訪問時はカワイイ男の子に会えるかも知れません。

ところで疑問は、どうしてスタジオを利用できるのかというところ。

答えは、ご自身でスタジオを運営しているから。普段はモダンバレエを教えているそうですが、現在も使っていない時間は、レンタルスタジオとして他の方に貸し出されているそう。

スタジオには大きな鏡もあるので、ヨガ・スクールなども面白そうです。

今でも、そろばん、ヒップホップ・ダンス、絵画教室が開催され、生徒さんが訪れるそうです。その時間割の中で、教室の空き時間をキンモクセイハウスの入居者さんに開放するのだそう。

個人の思いに寄り添った地に足の着いたスタイルは、とても自然体で素敵だと思います。そうそう、バレエの先生ということで、当然ですが姿勢がとても良いのも印象的でした。

本当は活かしたい資格や技術を持っていてもなかなか活用出来ていない方、こんなチャンスを待っていた!という独立志向の方、いっそのこと生徒として色々な教室に参加して自分の幅を拡げてみたい方、お問合せはコチラからどうぞ。

ご自身の可能性を試してみる、本当によい機会になると思います。


初めてお目に掛かったカワイイ男の子が、こちらの顔を見て無言で涙を流していました。そんなに感動的だったでしょうか。。

(サトウ)

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