シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

目に入れれば、それは痛いですけど。


全世界をふたつに分かつペット界の2大勢力、イヌとネコ。

Wikipediaによれば、人とネコが共に暮らすようになったのは約9,500年前と言われているようです。縄文人と一緒に日本へ渡ってきたというイヌは、約12,000年前からとのこと。

狩猟採集時代から狩りのパートナーであったイヌに対して、ネコは農耕の時代に入り、保管された食料をネズミなどの害虫から守る必要が生まれてからの友であったそうな。すこしイヌの方が先輩ということになりますね。

ま、「知ったことか」というネコの呟きが聞こえてきそうではあります。

天井裏や床下に潜って仕事をしてきた関係で、自由気ままな放し飼い生活を約10,000年も続けてきたことになります。どうりであの奔放な性格も納得、というもの。

人と一緒に狩りをするのではなく、人の暮らしのそばで、付かず離れず自由に狩りをするパートナー。それが、ネコなのです。

Stretching black cat on a railing and cherry blossom trees-Hisashi-01

By Hisashi from Japan (D04_3592Uploaded by Caspian blue) [CC-BY-SA-2.0], via Wikimedia Commons

しかし、そんな身近な場所で狩りをするパートナーとして人が他でもないネコを選んだ背景には、やはりその愛くるしさがあったのではないかと思うのです。

ころころ変化する表情、あどけない仕草、柔らかな身体に肉球・・・。語るまでもありませんが、本当に見ていて飽きない魅力がいっぱい。こんな想いは、きっと古代も現代もあまり変わらないのではないでしょうか。

そんなわけで今回は、半年ほど前にご紹介したネコOKのシェアハウスに続く第2弾、「シェア・ラ・キャット 駒込」。今回は女性専用です。

姿勢としては“ネコOK”というよりも、“ネコと暮らすための”と言ったほうがしっくりくるほどの本格派。人とネコが共に快適に過ごせるような工夫が、あちこちに散りばめられています。

ちなみに、ネコを飼っていない方でもネコが好きなら入居OK。将来飼いたいと思っている方も歓迎とのこと。

いま、隣にいるこの子のために。いつか、膝の上に乗っているはずのあの子のために。「ネコと暮らす」ということを、もう一度考えてみる機会になるかもしれません。


小さな路地の突き当たりに並ぶ、ふたごの建物。

その右側が今回のシェアハウスです。日当たりは抜群。ま、眩しい…

目印はもちろんネコのサイン。友達が遊びに来るときも、コレがあれば間違えることはないでしょう。

ちょっぴりとぼけた表情がキュートです。

少し奥まった位置にある玄関ドアは、女性らしいテイストかつ、しっかりとした作り。

ドアハンドルに手を掛け、ふと足元を見るとこんなにカワイイ子たちが歓迎してくれています。

踏んでしまうのは気が引けますが、靴の汚れはしっかりと落としてから中へ。


ドアを手前に引くと現れる玄関は、何人かで出かけるときにも混雑を感じさせないくらいに広々としています。

家の顔、とも言う玄関がしっかりしていると、思わずこの先を期待してしまうのですよね。

靴箱は2箇所に分かれて設置されています。

1人10足+ブーツ1足が収納可能と、なかなか嬉しい容量。それでも収まらない場合は、各部屋での管理となります。

玄関ドアの前には網戸が設置されています。

これは、ネコが飛び出さないための予防策。ネコが在宅しているときは必ず閉めるのがルールなのだそうです。

まさかとは思っていても、その“まさか”の時の動物の動きは想像を超えたスピード。ドアから飼っていたリスが逃げた経験のある身としては、けして他人事とは思えません。念には念を。

ちなみに、その逃げたリスは虫取り網で捕獲し、無事室内へと戻りました。良かった良かった。


では、玄関を上がってすぐ目の前にある階段で2階へ。

リビングへ向かうには、幅広のキッチンスペースを通ります。

キッチンは後ほどゆっくり。突き当たりの左手にあるリビングを先に見ていきます。

リビング(ダイニング)はシンプルな空間。

割とコンパクトですが、全6室と考えれば特に不自由はなさそうです。

ダイニングテーブルはシーンにあわせて広げられるタイプ。

ホームパーティーなどで全員+全ネコが揃っても安心です。

リビングの一角には、今回も「ねこのきもち」が常備。

最新刊が揃っていて、トラブルや心配事があったときに活躍してくれるかもしれません。「ねこのきもち」の他にもネコ関連の本が多数。是非読破してみてくださいませ。

目線を変えて気になるのは、この大きめの窓。

そう、この建物は中庭を囲んで回遊性のある作りなのです。

ちなみに人間の大人は落ちないようにポールが設置されていますが、ネコちゃんは余裕で通れる隙間です。窓を開けるときは網戸をするなど細心の注意を。


続いて先ほど通過してきたキッチンへ。

温かみのあるキッチンは、背後にスペースが空いていることも手伝って、とても使いやすそう。

お腹を空かせた愛猫が足元にじゃれついてきても安心です。

基本的な調理器具はシンク下に収納されています。

一人暮らしからの持ち込みがあったり、様々なサイズが揃う鍋類は収納場所がかさばるのが難点。サイズ感を揃えれば、この収納の仕方はアリだな、と思った瞬間です。

個人の食材はこちらの収納ボックスへ。

冷蔵庫も2台と、人数を考えると容量はかなり多め。収納力は心強いと言えそうですが、猫缶シフトなのでしょうか。

キッチンにも猫グッズがちらほら。時間をお知らせしてくれたり、

猫舌なのに、熱さから手を守ってくれたり。

ちなみに鍋つかみは入居者さんの私物だそう。さすがです。


リビングの奥は水まわりが集まっています。

洗濯機と乾燥機はセパレートタイプ。

洗濯物の乾かないこの時期、乾燥機能付きの洗濯機が連日連夜回っているシェアハウスも多いはず。一体型はその間洗濯ができず、タイミングを逃すこともあります。セパレートタイプはそんな悩みを解決してくれる強い味方です。

洗面台は2階と3階に1箇所ずつ。

2階の洗面台は1階の入居者さんが、3階の洗面台は2、3階の入居者さんが優先的に使用できます。

引き戸の奥はウォシュレット付きトイレ。

カゴのように編まれた壁紙が目を引きます。素材感のせいか、包まれているような感覚になるのが不思議。


キッチンから廊下に戻り、突き当たりにあるのはトイレ。

右手のドアからはバスルームにつながっています。

ドアを開けた先も、廊下の延長のような脱衣室。

実は奥のドアからはリビングに出られますが、基本締め切りとのこと。

脚の伸ばせるバスタブ付きのバスルームは、洗い場も広めです。

落ち着いたカラーリングに囲まれて、しっかりリラックスできるバスタイムが過ごせそう。


さらに、3階の水まわりを見ていきます。

3階は、採光抜群の明るい空間。昼間なら照明要らずで過ごせます。

階段を上がった目の前が、石畳の水まわり。

チラリと見えていたのは、女子なら一度は憧れた人も多いであろうロマンチックな洗面台。

ゴージャス!という訳ではないのですが、色味やデザインがやり過ぎない程度に抑えられていて、上品な印象。素敵です。

見た目だけではありません。

シャワー水栓もしっかり。

収納力もしっかり。

「カワイイ」だけではなかなかやっていけない世の中ですからね。

さらに先へ進むと、近代的なガラス張りのシャワールームが目に飛び込みます。

通常のシャワーに加え、頭上にもシャワーヘッドが。

いわゆるレインシャワー。好みは分かれるようですが、使用感はスペシャル。

シャワールームの脱衣スペースはアコーディオンカーテンで仕切るようになっています。

ぴったりと閉まりますが、鍵付きではありません。女性だけではありますが、気になる方は2階のバスルームを使用するのが良いかも。

シャワールームの向かいには洗濯機が2台。右が人間用、左はネコ専用です。

ネコがいる以上、毛が付くのは仕方ありません。

これも、より快適に生活するための工夫のひとつ。ネコを飼っていない人への配慮でもあります。

両側の壁にある窓のおかげで、日当たりが良く爽やかな空間。

ちょっと映画のワンシーンのような気分にも浸れるかもしれません。

洗面台の隣にある引き戸をガラリと開けると、メルヘンチックな雰囲気を引き継いだトイレが顔を出します。

こころなしか、ローズの香りが漂って来たような。


それでは早速部屋へ・・・と行こうとすると、窓から興味深いものがチラリ。

賑やかな光景に誘われて、階段を1階まで駆け下ります。

掃き出し窓を開けると、先ほどのカラフルな立体物が。

そう、これはネコちゃんの共用部、キャットタワー。

ネコの脚にも優しい無垢材で出来た、オリジナルのデザインです。担当の大工さんも、キャットタワーを作ったのはさすがに初めての経験だったのだとか。

もちろん、ネコちゃんが自由に出入りできるよう、網戸は専用ドア付き。

冬は厳しいと思いますが、夏は網戸のままでも良さそうです。ネコたちが気ままに遊んでいるのを上から眺める楽しみが増える予感。

めい行きのネコバスも駆けつけてくれます。


では、専有部を順番に見ていきます。全部屋共通のルールとして、1部屋につき飼育可能なのは2匹までとのこと。

103号室は中庭のキャットタワーの側、玄関のタタキを挟んだ位置にあります。

この感覚は少し離れのような雰囲気。一人の時間も大切にしたい人には良い場所かもしれません。

ドアにはもちろんネコ専用の入り口が。

樹脂製の扉の下部には磁石が埋め込まれていて、風などでは動かないような作りになっています。

ちなみにネコ目線だと室内はこんな感じ。

なるほど、こんな風に見えてるのですね。

それでは部屋の全貌を見るべく、人間用のドアをグイッと開けます。

横長の形というか、テトリスに出てきそうな形というか、少々変形した形状。

開口部は開閉可能な窓が2箇所とガラスブロックが1箇所。

住宅に囲まれた1階の専有部特有の閉塞感はかなり緩和されています。

すぐ外に出られる掃き出し窓には、防犯シャッターも設置されています。

日常的に使うわけではないかもしれませんが、先日のお正月休みなど、少し家を空けるときに心強いかもしれません。

ベッドは丁度良いサイズのくぼみにすっぽり。

クローゼットというより、押入れに近いタイプの収納。中は3段に分けられています。

とかく、収納は湿気がこもりやすいもの。

内部にも窓が設置され、ちゃんと換気ができるのは嬉しいポイントです。


続いて、2階の201号室。

スタンダードで使いやすそうな間取り。共用部とも少し離れた位置にあり、同じフロアながら、音の響き方などはよりマイルドになりそうです。

元々は和室だったというこの部屋。収納のあたりにちょっぴり雰囲気が残っています。

大きな掃き出し窓からはベランダに出られます。

しっかりとした物干しが設置されていて、布団を干すのにも便利。

向かいのガラス扉はキッチン横とつながっていますが、ほぼ201号室専用となりそうです。

シェア・ラ・キャットシリーズの大きな特徴の1つは、各部屋に備品としてキャットタワーが付いていること。

どうしても運動不足になりがちな家ネコの、良い運動になれば一番。身軽なジャンプを駆使し、キャットタワーで遊びまわるネコの姿が目に浮かびます。


3階の水まわり奥に位置しているのは301号室。

さりげなくインテリアの一部と化していますが、天井近くには飾り棚兼キャットウォークが設けられています。

おそらく隅っこのあたりからじっと見つめてくるのでしょう。ネコがいる場合、飾り棚として使うのは困難かもしれませんね。

収納の内部は、ハンガーポールが渡されている部分と棚式の部分に分かれています。

容量もなかなか。洋服の多い人はこのタイプの収納が良さそうです。

ベランダがない専有部には、取り外し可能な室内干し用フックが。

この寒い時期は取り付けられていることの方が多いかもしれません。


302号室へ向かう廊下には、明るい色のフローリング。

ちなみに一般のフローリングは滑りやすく、ネコが脚を怪我してしまうことも良くあるのだそう。

そのため、フローリングには滑り止めのシリコン塗装を施してあるのだとか。こういう小さいことが、人とネコの快適な生活を助けてくれるのでしょうね。

廊下のくぼみに隠れるように設置されたキャットタワーは、ネコたちの共用部その2。

各専有部のキャットタワーより少し高さがあります。

より高みを目指すネコ向けでしょうか。


302号室のドアを開けた瞬間、感じる違和感。・・・おや?

思わず目を疑いましたが、近づいてみて確信。

見ての通り、間違いなくシステムキッチンです。

元々2世帯住宅だった建物。3階のキッチンを外してしまうのはもったいない、ということで、システムキッチン付きの部屋を作ってしまったのだとか。もちろん全ての機能が通常通り使用できます。

キッチンを使わない方は収納として使ってください、とのことでしたが、個人的にはキッチン付きに目を輝かせるような方が使うのが良いなぁと思います。

ファミリータイプのシステムキッチンですから、ワンルーム・マンションどころか、ちょっとしたファミリー向けよりもさらにしっかりした設備(ビルトインの食器洗浄機付き!)です。120%活用したいところ。

ただし、立派なシステムキッチンとベッドの並びに慣れるのはちょっぴり時間がかかるかも。

「職住近接」ならぬ「食住隣接」とでも言うのでしょうか。改めて見ても不思議な光景です。

もう1つ面白いのが、キッチン用の防水対策として床材にタイルが使われていること。

キッチンゾーンと居住ゾーンをわけるように、フローリングに切り替わります。これもなかなか新鮮。

ベッドの横からは小さなベランダに出られます。

ここにも玄関同様網戸が設置されていて、ネコは外に出られないようになっています。

なお、キッチン以外に備え付けの収納が無い302号室は、廊下に別途収納が用意されています。

もちろん鍵が掛かるようになっています。使用頻度と相談して計画的な収納を。


最後にガレージをチラリ。

雨にさらされることなく駐輪できるスペース。自転車は持ち込みもOKですが、2台ある共用自転車は自由に使用することができます。

リビングやキッチンのゴミ出しは入居者さんの当番制ですが、このガレージの奥にあるスペースに置いておけば、事業者さんが収集日に収集所まで持っていってくれるのだそうです。

自転車の隣のポストは各部屋ごと。赤と白の配色がポップで可愛らしい雰囲気です。

不在時に便利な宅配ボックスも設置されています。

ちなみに各部屋ごとのポストとは別に、カントリー調のメールボックスも。

以前の住人さんが使っていたものだそうですが、雰囲気が良いので残してあるのだとか。一瞬で異国情緒が漂います。


さて、家の中に戻ろうと思った瞬間に見えた影。

あ、目が合った。

彼(彼女?)はお隣さん。事業者さん曰く、人懐っこい性格で、工事中から良く顔を見せていたそうです。

ぽかぽかのボンネットの上で日向ぼっこ。日当たりの良い場所とネコは本当に相性の良い組み合わせだなぁと、しみじみ。

あぁ、ネコになりたい。


「シェア・ラ・キャット 駒込」の最寄り駅は各線・駒込駅

山手線南北線が乗り入れ、池袋・新宿や飯田橋・永田町方面へのアクセスも抜群です。

シェアハウスは駒込駅と巣鴨駅のほぼ中間。目的地に合わせて駅を使い分けることができます。

周辺は入り組んだ小さな道がほとんどで、危うく迷子になりかけました。駅からの道のりは何通りも考えられるのでは。

住宅地のため学校が多く、穏やかさと賑やかさが混在している場所でもあります。ふらりと散歩したくなる雰囲気です。

ちなみに、ペット病院までは徒歩6分。万が一のときに備え、場所は早めにチェックしておいた方が良さそうです。


運営しているのは「東京房屋(とうきょうふさや)」さん。

とても穏やかな雰囲気のご夫婦です。主にご主人が内覧など全体的な管理を、奥さんが清掃など日常的な巡回を担当しているのだそう。

素材の選び方や設備、ネコへの細かい配慮のある工夫を見た後に聞いて驚いたのですが、今までネコを飼った経験はないんだとか。

そうとは感じさせないネコとの生活の知識は、実際にネコを飼っている人にも全く劣らないのではないでしょうか。かなり勉強されたのだと思います。1件目で培った経験もありますし、様々な状況に対応してもらえそう。心強いです。

ネコとの入居については、いくつかルールがあります。まず、家ネコであること。去勢・避妊手術が済んでいること。定期的にワクチンを接種していること。

ネコ同士のコミュニティを安全に形成できるよう、必要な決まりごとについてはしっかりしているようです。お互いの快適性を実現するためにも、大事なことでしょうね。

ひとり暮らし+ネコの生活に不安を持っていた方、今は飼っていなくても、将来ネコとの生活を夢見ている方。お問合せはコチラからどうぞ。


目線を変えることで生まれる発見。

Kater in Lauerstellung vor einem Loch

Photo By 4028mdk09 (Own work) [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

それはネコの気持ちだったり、他の入居者さんの飼育方法だったり、いままで見えていなかったこと。

自分と愛猫の暮らしをもっと上質にする可能性はたくさん詰まっています。

(テルヤ)

<東京で数少ないネコ飼育可能シェアハウス>こじんまりとした女性専用シェアハウスなので、猫と、そしてシェアメイトと癒される生活が過ごせます。仕事の都合で外に出ている時間が長かったり、出張が多い方も、家で留守番している猫ちゃんもあまり寂しくなくて安心で...

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

特徴の似ているシェアハウス
  • お問合せお問合せ