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深呼吸したくなる。


注文住宅の広告などで見かける「家全体が呼吸する」というフレーズ。でも正直に言うと、実際に人が体感するようなものではないと思っていました。

ヨツバロッヂ」を訪れたのは、残暑の厳しい夏の終わり。リビングに足を踏み入れた途端、思わず深呼吸したくなったのは初めての経験でした。

エアコンに頼らなくても、外の暑さを忘れてしまうほどの爽やかな空気に、豊かな木の香り。<ロッヂ>という名前がとてもしっくりきます。

スギ、ナラ、マツ、ヒノキ、カバザクラなど様々な種類の無垢材に土壁、ホーロー。「安心して暮らせる」をテーマに、身体にも心にも優しい自然素材がふんだんに使われています。「アレルギーやシックハウスを心配している人にも暮らしてもらえたら」と事業者さん。

建物内のどこにいても感じる、木のぬくもりと、やわらかい空気の流れ。「どこにいても気持ち良い」という家は、意外と貴重かもしれません。


駅からの道のりはいわゆる「まちの電気屋さん」が並ぶような、のんびりとした商店街。お店がまばらになると、ちょっとずつ土地に起伏が出てきます。

目指す建物の住所も、坂の途中。と言っても緩やかな坂で、のぼる距離も短めで徒歩なら問題はない程度かと。自転車に乗っているほんの一瞬、ひと踏ん張りが必要なくらいだと思います。

ゆっくり坂をのぼっていくと、左手に見えるチョコレート色の家が今回のシェアハウス「ヨツバロッヂ」。名前の通り、ロッジや山小屋を連想させる外観に心踊ります。

上の写真は外構工事の最中でしたが、現在はすべて完成して、家の前の駐輪スペースが整っているそう。

壁とのコントラストが綺麗な木のドアも、もちろん無垢材。

ドアの先には洗い出しの土間がフラットに続き、柱や長押の間に土壁が見えます。

ログハウス風の外観から想像していたものよりも、だいぶ和風なテイストが漂います。これは想定外。

建物のなかへ入ると、どこか懐かしい、ホッとしてしまうような空気感に包まれます。

玄関まわりの照明は壁付けのみですが、昼間はガラスから差し込む光で充分な明るさに。夜はすこし暗いかもしれませんが、かえって雰囲気は出ると思います。

すべすべとした手触りが気持ち良い靴箱。

部屋ごとに扉1枚分使用できます。入りきらない分は自室で管理を。


それでは、靴箱の向かいにあるドアを開けて奥へと進んでみます。

玄関を入ったときより、さらに強く感じる新築ならではの新しい木の香り。

思い切り空気を吸い込むと、スッと身体が浄化されていくような気持ちに。室内でこんなにも空気がおいしく感じることって、本当にあるんですね。

長方形の空間は、ちょうど中心を境にリビングとダイニングに分かれています。

ハイバックのアームチェアに腰掛け、ゆったりとした時間を過ごせるリビングスペース。

帰ってきた人を一番に出迎える場所でもあります。

白枠のテレビは、いわゆる大型ではありませんが、規模やスペースを考えると適切なサイズかと。

でも、なんとなく空想するだけですが、この家に住むのはあまりテレビを見ない人のような気もします。

リビングの窓には布製のブラインドが取り付けられています。

よく見ると、ただのブラインドではなく2層式の凝ったタイプ。陽のあたり方によってブラインドの色を変えることができるとか。ちょっと珍しいですね。

焦げ茶のブラインドを下ろすと、昼間でも若干ムーディーな雰囲気に早変わり。

リビングの奥はダイニングスペース。

最低限の家具のみを配置したシンプルさ。この潔さも、窓から見える緑も、空間の心地良さが際立って良いですよね。

暖かさのなかにも、どこか凛とした空気を感じさせる、不思議な雰囲気。

この家には、丁寧な暮らしが待っているんだろうと思います。毎日、洗濯物にきちんとアイロンをかけたくなってしまったりして。


心地よさを生み出す要因のひとつは、ダイニングから繋がるデッキテラス。

無垢材が使われた窓枠をそっとスライドさせ、外に出てみます。

広さは2.5畳ほど。テラスというよりも、縁側に近い感覚でしょうか。なんだか品の良いサイズです。

まだ暑いころに行った内覧会では、参加者さんと座布団を敷いてお茶を飲んだのだそうです。

そうやって縁側でお茶を飲む習慣も、あたり前の休日の過ごし方と考えて良さそう。今の時期なら、ブランケットと文庫本、温かくて甘い紅茶をセットで持ち出したいところ。

実際に腰を下ろしてみると、先ほど室内から見えていた緑が目に入ります。

敷地内に植えられているのは柚子、奥はお隣さんの敷地に育つマンゴーの木。お互いの成長を眺め、実がなったらおすそ分けをしても喜ばれそう。そういえば、柚子が大活躍する冬至もすぐ目の前ですね。

テラスの周囲はぐるりと砂利が敷かれています。ただ雰囲気を出すためではなく、激しい雨などで、テラスの木材に泥がはねて汚れないための工夫なのだそう。うーん、なるほど。

土部分との境界には、屋根の瓦が使われています。これは事業者さんがストックとして持っていたものなのだそう。ユニークなアクセントになっています。


室内に戻り、キッチンを見ていきます。

家の雰囲気に合わせて、独自のデザインでつくられた木製のアイランド型キッチン。

キッチンに立つと目の前にテラスが見えるのも、日々の料理を楽しくさせるポイントのひとつだと思います。

2人以上でもスムーズに使えるように、作業台と収納の間は広めの幅が取られています。

アイランド型で回遊性もありますし、食器類はダイニング側に収納できるなど、使いやすさへの工夫もたくさん。

動線もバッチリデザインされているようです。

ほぼ無垢材を使っていることを考慮し、火を使わないIHヒーター。

掃除がしやすいのはもちろん、なによりも安心して使えるのが一番です。

ここぞ、という場所にコンセントが付けられるのも、オリジナルだからこそ。

カウンタートップの下なら汚れの影響も受けにくいですし、お菓子作りのときなど特に重宝しそうです。

ちなみに、お菓子作りにも日々の調理にも味方になってくれるオーブン、ヘルシオも。

この際、健康管理まで頑張ってみても良いかもしれません。


水まわりは1箇所に集約されています。

洗濯機やバスルームなど、音が気になりやすい設備が専有部と離れた場所に配置されているのは、快適に過ごすための細かな配慮。心地よく暮らし続けるためには、こういった小さな積み重ねがとても大事だったりするのです。

洗濯機と乾燥機はセパレートタイプ。

横向きに貼られた板が、山小屋感を盛り上げます。

奥の引き戸をするすると開けると、トイレが現れます。

木の香りに包まれて、思わずリラックス気分。ついつい長居してしまわぬよう、ご注意を。

バスルームは足も伸ばせる広めのバスタブ付き。

一見普通のバスルームですが、こちらも身体に優しいホーロー製なのだそう。安心して使って欲しい、という事業者さんの一貫したこだわりをヒシヒシと感じます。素敵です。


2階への階段は引き戸の奥に。

階段の前に扉、意外と見慣れない関係性ですが、冷暖房効率も上がりますし、お客さんが来ているときなどにも便理そう。リビングの話し声やテレビの音をある程度カットしてくれる効果にも、期待できるのではないでしょうか。

階段の踊り場で体の向きを変えた瞬間、見える光景にびっくり。

高い高い天井とむき出しの小屋組、そのてっぺんに据えられた大きな松の丸太。思わず「わ、格好良い!」と声が出るインパクト。

かわいらしい外観からは、ちょっと想像できないスケール感ではないでしょうか。この空間は、「ヨツバロッヂ」の醍醐味のひとつと言っても過言ではないかもしれません。


小屋組に気を取られつつ階段を上がりきると、目の前はちょっとしたホールのようなスペース。

2階は中心に洗面とトイレ、四方に専有部という間取りになっています。

ホールを照らすランプは、長野のガラス工房で作家さんがつくっているものだそう。

見つけた瞬間「この場所にはこのランプだ!」とビビッと来たんだとか。ランプそのものはもちろんですが、映し出す影がまた優雅で美しいのです。

1階の水まわり同様、山小屋感を味わえる洗面台。

照明の下には鏡が設置される予定とのこと。毎日とても爽やかな朝を迎えられそうです。

1階と同じく、木の香りがたっぷり感じられるトイレ。

窓が大きく、日当たりが良いのも高ポイントです。


それでは、各部屋を見ていきます。まずは201号室。

もちろんドアも造作。ただの板でなく、凹凸のあるタイプです。この一手間に、事業者さんの愛着を感じるのですよね。

全部屋角部屋で二面採光。広さも間取りもおおよそ条件は同じ。

部屋ごとの違いは窓の形状と見える景色、収納の位置でしょうか。あとはお好みで、というところ。

6畳と広い部屋ではないのですが、最高3m近い斜め天井のおかげか、面積以上の開放感を感じます。

照明は和紙でできた、雰囲気のあるタイプ。夜間、なにか細かな作業をしたり読書をしたりするときには、フロアライトやデスクライトなど、補助のランプがあったほうが良いかもしれません。

収納はしっかりめの容量。収納内部の天井高も高いのが嬉しいところです。

可動式のポールハンガーや引き出し、ラックなどを組み合わせるのが基本となりそうですが、棚などの希望がある場合は事業者さんが相談に乗ってくれるそう。可能であれば追加で作ってくれるのだとか!

建設会社さんならではのサービスですね。

出窓の地板は、すこし堅めのナラ材。

テーブルの天板などに使われる高級材を出窓部分に持ってくるのは、なかなか贅沢な使い方。奥行きを利用して、なにかコレクションしているものを飾ったりするのも良いかも。


204号室は、201号室を反転した間取り。

窓は全室ペアガラスが使われています。元々静かな立地ですが、さらに快適に過ごせそう。

ものの出し入れがしやすいように、収納扉がギリギリまで開く設計です。

扉の裏側に鏡を取り付ければ全身鏡としても使えます。このあたりは事業者さんに相談してみても良いかもしれませんね。


最寄り駅は各線・日吉駅

東横線目黒線地下鉄グリーンラインが乗り入れ、横浜まで11分、渋谷までは特急で17分、目黒までは16分と通勤にも便利な立地。全て直通というのも嬉しいところです。

駅前に慶應大学のキャンパスがあり、多くの学生で賑わいます。スーパーや飲食店もほとんどが駅前に集中していて、日常的な買い物は帰り道に全て揃えられるかと。

少し駅を離れると、比較的穏やかな住宅街へと変わっていきます。

緩やかな坂のおかげで、徒歩8分の距離も適度な運動になりそうです。


ヨツバロッヂ」を運営しているのは「株式会社星野土建」さん。

シェアハウスのすぐ近くに事務所を構える、地域密着型の建設会社です。

企画・施工・管理と全て行うため、建物の良し悪しについては誰よりもよく知っているという担当さん。身体に優しく、帰ってきたらぬくもりを感じられる癒しの空間を実現するべく、まずはハード(建物)にとても力を入れたのだそう。

素材の選び方、空間の使い方のひとつひとつを見ても、その気持ちが細部までギュギュッと詰まっていることがとても良く分かります。

地域密着型の会社の立場を活かして、これからは地域にも開かれた場所にしていきたいのだとか。

家の中で完結しがちなシェアハウスですが、ちょっとしたご近所付き合いが暮らしを豊かにしてくれる可能性は、まだまだあるように感じます。

テラスに腰掛けてご近所さんとおしゃべりをしたり、商店街のオススメを教えてもらったり、庭の柚子をおすそ分けしたり。お互い良い関係をつくりたいと思っていても、きっかけがなかなか…なんてことも多々あるはず。その橋渡しを、地元を良く知る事業者さんが担ってくれるのは、とても大きな意味があるのではないでしょうか。

社員の方たちが和やかでアットホームな雰囲気なのも魅力的。ここに暮らすメンバーも、そんな雰囲気の方が集まるのではないかと思います。

安心して身体に優しい生活をしたい方、ロッヂ生活を味わいたい方。2013年12月現在は満室とのことですが、空室を見つけたときにはコチラからお問合せをどうぞ。


もちろん刺激も必要ですが、家に望むのは、やはりまず、安心感。

少しずつ少しずつ、小さな幸せを感じる日々。とても良いと思います。

(テルヤ)

渋谷、目黒、横浜みなとみらいまで最短20分。都心へのアクセスも抜群な日吉駅より徒歩8分の好立地です。木組み・土壁の新築シェアハウス「ヨツバロッヂ」。最近は少なくなった、土壁と木組みの建物の新築シェアハウスです。「癒し」と「繋がり」をテーマに、土や木...

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