育てて食べる

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

屋外とキッチンで育てて食べる、ハーブの楽しみ。


本日のシェアハウス探検隊は、自炊派にはおもしろい&ありがたい「ハーブガーデン 町屋」。

キッチン設備は使いやすそうですし、リビングも広め。建物そのものは新しいわけでもありませんが、だからこその賃料設定もほどよい感じではないかと思います。

そしてポイントは、自分で育て、収穫し、おいしく食べるためのハーブを育てる庭と、さらに水耕栽培キットまで用意されている点。特に水耕栽培キットは物珍しいところです。

その場でちぎってふりかける新鮮なバジルのピリリとした味わいのある暮らし、どうでしょうか。ハーブのように少しの刺激が欲しい方にフィットするかも、なんて。

ともあれ料理の味は、とかく手間と比例するもの。

育てている時から料理がスタートしていると考えると、めっちゃ美味しく作れるかも。


アパートか下宿風情の建物は通りからは奥まった場所。

で、玄関はさらに奥の突き当たり。飛び石の上を渡って向かいます。

明るい色の砂利が敷かれている為、やや細い路地でも暗い印象はありません。左手前にある出入り口は非常用との事で普段は使用しないそうです。

建物の壁面には、ヘデラやアイビー等のグリーンが飾られています。

足元に目を向けると、ネーミングにもなった「ハーブガーデン」を象徴する庭が建物を囲むように配置されています。

作付面積は控えめな印象を受けますが、建物に沿って細く長いのです。

地植えとプランターでは育ちにも差が出ます。こちらのローズマリーもきっとグングン育つはず(きっと)。成長が楽しみです。


玄関は建物の一番奥。

アルミサッシの引き戸には、ナンバー式の鍵が付いています。

暗証番号を押して、ノブをひねって解錠します。

ガチャッという機械音。


中へ入って正面には、リビングへ続く白いドア。

右手の黄色いドアはトイレです。

土間に置かれた靴箱は、扉に姿見の付いたタイプ。

容量は普段使いはなんとかなる程度。入りきらない靴は、当然自室で管理する形になるかと。

土間は広くありませんから、靴の出しっ放しはお控えなすってぇ。

傘立ては1人1本のスペースです。


玄関前の白いドアを開けると、すぐ手前がキッチン、奥がリビングという共用部に。

敷地の関係で実のところ日当りは良くありませんが、白色の蛍光灯で壁と床は明るめの色。明るめのインテリアのおかげか、個人的にはさほど気になるということもなく。

そんなわけで、きっと昼でも夜でも雰囲気はあまり変わらないのではないかと。

夜でもしっかり明るく使えるということで「ダウンライトのシャレオツな空間は、すこし薄暗い感じがどうも苦手で…」という意外と少なくもなさそうな向きには、むしろ良いのかもしれません。

壁紙やカントリー調の家具はやや女性を意識した印象のセレクトながら、男性も入居できます。とは言え、空間的にそれなりに清潔感のある方に入居していただきたいなぁ、とは思ってしまいます。

さて、この空間の肝は、マルチに使えるベンチ。

左右で高さの違うテーブルのどちらに対応できる、ユニークな配置。

対話の要になりそうです。

背もたれはあるものの、少しタイトなスペースの壁際のチェアを選ぶのか、サッと座れてサッと立てるベンチに腰掛けるか…個人的にはベンチですが、さて、どちらが多くなるのでしょうか。

いずれにしても、ゆったり過ごすときはソファがおすすめ。

スカパーも加入済みのTVで映画などを見る場合には、迷わずココになるはず。

コルクボードには育てているハーブが貼り出されています。

どうやら本気ムードも漂います。

これから、もっと数が増えていくと面白いですね。

TV脇には農園経営をしてる風のおじさん。

彼こそが、このハーブガーデンの創設者であるところの…なワケはさすがになく、多分イメージ的な何がしかではないかと。

個人的には、後ろのギタリストが気になります。


さて、次はキッチンを見てみます。

L字型のキッチンは、料理好きの方にも喜んでもらえるように作ったそう。

リビングとの間にあるカウンターは、普段使いの作業台として重宝する予感。使いやすそうでもあり、また、楽しそうでもあります。

スタッフさんの出演ではありますが、例えばこんな感じでしょうか。

リビングとほどよく一体になった間取りは、アットホームな会話が弾みそうです。

そして、カラフルな小物は空間のアクセントに。

メンテが楽ちんなIHコンロは3口です。

圧力鍋やフライパン類は、シンク下に収納されています。

また、キッチンの棚には電子レンジやオーブンレンジだけでなく、ウォーターオーブンの高級機「ヘルシオ」も鎮座。

「ヘルシー」と「塩が減る」でヘルシオということで、食生活と健康を気にする自炊派は、きっと上手に使いこなしてくれるはず。これは自分で買ったら高い代物です…

カウンター下に置かれたゴミ箱は、人数に対して、やや小振りなタイプ。

それでも、しっかり分別がシェア生活のマナーということで。

そしていよいよ、食器棚の上に置かれた水耕栽培用のキットへ。

すごーく簡単に表現すると、水耕栽培とは、土を使わず水と光で育成する栽培方法なのだそうです。球根を水につけて育てるのも水耕栽培ですが、今ではリーフ系の野菜を専用に育てるキットも販売されているのですね。

コンパクトな家庭用サイズです。

LEDライトで光を自動制御し、成長を促します。撮影時に育てていたのはバジルですが、他のハーブも試してみると面白そう。

土を使っていないので洗う必要も無く、採れたての香りがそのまま届きます。

ちょいと摘んで、料理に彩りを。色々な意味で新鮮です。


キッチンの対面、階段の下には洗濯機が置かれています。

洗濯機はこの他に、2Fにも1台用意されています。

今から心構えが必要な階段の角度にも注目。


さて、洗濯機とソファの間のドアから、廊下へ向かいます。

左右に専有部が並び奥が非常口。手前にある白いドアが水回り設備。

先ほどアプローチの途中で見えた引き戸がココ、というわけです。


ドアを開けると、手前から洗面台、脱衣室、シャワールームです。

洗面台とシャワールームの間のアコーディオン・カーテンを閉めると、脱衣スペースとなります。

手前のドアレベルでは鍵がしまりますが、そうなると浴室利用中は洗面台もシャットアウトになります。この辺りは利用上の取り決めを現地でよく確認してみて、ご自分の感覚に合うかどうかご判断を。

シャワールームはスタンダードなスペック。

いわゆるカランも付いています。


では、続いて専有部。鍵やドアはどの専有部も同じシンプルなタイプ。

101号室から内部を見てみます。

多少の差がありますが、どの部屋もだいたい同じサイズ感です。

デスクとチェアはリビングと同じテイストで、カントリー調。

クローゼットはツルッとした質感。

ポールが2本渡されているので上下に洋服を掛けられます。

共用のキッチンに冷蔵庫がないかわり、2ドアの冷蔵庫が各部屋に用意されています。

このぐらいのサイズの物件なら、キッチンから遠くて使い物にならない、なんてことは無いのではないかと。

TVも室内で見られるよう配線済み。

インターネットは無線接続です。

壁紙は可愛らしい模様。

元々は木造アパートの和室だったということで、柱や梁のかしこに名残が。

空間にニョキッと柱が立っているのも好みが分かれるところではありますが、せっかくなので空間のアクセントとしてポジティブに受け止めて欲しいもの。

事業者さんに確認して、ピンでポストカードなんか留めてみたら雰囲気出るのでは。

良いかと。


続いては、木造のちょい古な建物には付きものの急な階段。

とは言え、やはりそれなりに気合が入る勾配。正直、カカトは乗りません。

住んでしまえばすぐに慣れるとは思うものの、特に最初の頃と、お酒が入っている時はよーくご注意下さい。

2Fに上がると、やはり廊下の左右に専有部が並んでいます。

突き当たりにシャワールームがあり、

そこから右を向くとミニ・リビングもあります。

こぢんまりした場所が好きな方向けですね。

奥の白いドアはトイレ。

ミニ・キッチンも付いていて、簡単な作業も可能です。

そのままベランダにも出られます。

日当りの良いベランダは物干場も兼ねています。

洗濯機が近いので、使い勝手は良さそうです。


では、2Fの専有部を見てみます。

角部屋で収納スペースの多い201号室から。

備品は全ての専有部で同じですが、壁紙の色や模様は少し違います。

窓の左右に奥行きのある収納付き。

充実しているのが嬉しい半面、高さはどこもボチボチ。ここには引出し式の収納ケースや小さな棚を入れて…

クローゼットはコチラ側というような使い分けになるかなと。


203号室はモデルルームです。

床にキリムを敷いた程度ですが、それだけで印象が大きく変わるもの。

部屋づくりの参考にどうぞ。

また、各専有部の窓の先には、物干竿が用意されています。

おおよそのモノは大丈夫あと思いますが、いちおう金具自体はやや年季が入っています。やたらと重い&大きいモノは、共用ベランダで干すのが間違いないかもしれません。


では周辺の環境を。最寄りの町屋駅までは歩いて4分です。

基本的には下町の風景ですが、目の前の道路は意外と広めで交通量は少なめ。駅までの道のりには飲食店舗が点在していて、お店も発掘し甲斐がありそう。

すぐ近くには、謎の期待感を煽る小料理屋的佇まいの「キッチン妻」。次のアポイントがなければ、是非とも入りたかった…また、キッチン妻とは較べるべくもない取るにたらない情報ですが、歩いて1分程度の場所には公園があります。

最近になって再開発も進む駅前は、チェーン系の飲食店は、おおよそひと通りの業種が店を構えている感じ。これはこれで、便利なものです。

京成線東京メトロ・千代田線が乗り入れ、何気に大手町まで13分のハイスコア。交通の便は意外な程良いです。ちなみに表参道までは26分。都心部への通勤の便も、なかなかに良しと言っていいでしょう。

ちなみに、駅前からは風情あふれる都電荒川線の路面電車も走っています。


さて、運営を行うのはシェアハウスの老舗「株式会社オークハウス」さん。

運営年数も長く、運営物件数も非常に多い、シェアハウスの世界屈指の大手かつ老舗の事業者さんです。外国人の入居者さんと、個性派のスタッフさんが多いのも特徴。

運営面での基本的なスタンスは、割と自己責任寄りのフランクなスタイルでしょうか。手取り足取りの手厚い安心対応を求めていきたい!という方よりも、他の方に迷惑が掛からない範囲で、ある程度の自由さ、ラフさを楽しみたいというタイプの方がフィットするような気がします。

数多くの運営物件を跨いでの賑やかなパーティー開催などにも積極的なので、色々な方と仲良くなる機会も多いかと。

立地と賃料面などのバランス感からか、2012年12月現在、早くも空室は残り僅か。水耕栽培に興味津々の方や、もろもろ条件面でピタリ!という方は、お問合せをどうぞ。


木枠のサッシにねじり錠。

やや物好きな視点では、古めな建具もちょいちょい残されています。

(サトウ)

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