はじめてシェアハウスに住む人が知っておきたい10のこと<前編>|ひつじ不動産

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はじめてシェアハウスに住む人が知っておきたい10のこと<前編>

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

はじめてシェアハウスでの生活をスタート…する前に。


シェアハウスの話をすると、最近は「住んでみたい!」という声を頂くことがよくあります。

でも、気持ちはともかく実際に住む段階には至らないことも、きっと多いのではないでしょうか。知り合いに住んでいる人がいない、実際の生活がどうなのかわからない、うまくいかなかったらどうしよう…。

実際に住んだことのない人にとっては、まだまだわからないことの多いシェアハウスという住まいのかたち。今回は、この秋からシェアハウスに住み始めたシェアハウスビギナーのひつじスタッフが、シェアハウスの選び方から実際の生活までを、初めて住むシェアハウスの体験を交えつつ、10個のポイントに分けて前後編でお送りして行きたいと思っています。

はじめてシェアハウスを検討中の方は住まい探しの参考に、シェアハウスキャリアの豊富な方は「こんな時あったよなー」と懐かしんだり、ご自分のケースとの比較を楽しんで頂ければ。

それでは、はじまりはじまり。


その1、タイミング

ひつじスタッフがシェアハウスを探し始めたのは夏頃。ずっと実家暮らしだったので、初めての一人暮らし&初めてのシェアハウスなのであれば、すごく好きなところに住みたい!と、日々届く新規オープンのお知らせにじーっと目を光らせていました。

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ある日、目に留まったシェアハウスは、実家やオフィスにも近く、なんだか良さげな雰囲気。そしてさらに内覧会のお知らせも付いています。

そんな好条件が揃っているのにも関わらず、腰が重いタイプのひつじスタッフは、ちょこっと様子を伺ってみることに。

数日経ったある夜、そのシェアハウスのページをクリックしてみると、なんと満室表記。ショックを受けたひつじスタッフは、即座に「満室になってしまったんですか?」という、焦りの問合せを入れたのでした。

こんな風に、せっかく気に入ったシェアハウスを逃さないためにも、気になったらまずは早めにお問合せを出してみるのをおすすめします。

もちろん着実に増えてきてはいますが、普通の賃貸に比べてまだ数が少ないシェアハウスの場合、同じ条件の、よく似た物件が沢山あるわけではありません。つまり、今回を逃したら次がいつかわからないのも事実…。ということで、見つけたタイミングが出会い。これがまず最初に、でもかなり重要だったりするのです。

とは言え、まったくの冷やかしは対応する事業者さんに失礼なので、マナーとしてNG。でも、きちんと入居に興味があるなら遠慮することはありません。


その2、内覧

翌朝すぐにメールを返してくれた事業者さんから、一時的に満室表記になっていただけだということを教えてもらい、ホッと一安心。時には、こんなこともあります。

当日、内覧会に参加するとなかなかの盛況ぶり。一通り入居規約や契約の説明を受けた後、自由に内部を見学する時間があり、質問はスタッフさんをつかまえてするというスタイルは、内覧会を行う場合はどこも似たような感じだと思います。

もちろん内覧会でなくても、個人的に問い合わせれば1対1の内覧はもちろん可能。空室があれば、基本的にどこでも大丈夫なはずです。

そして、どんな形であれど、必ず現地に足を運んで自分の目や感覚で確認するのは、シェアハウス選びの基本の基。「ひつじ不動産にいっぱい写真が載ってるから大丈夫!」というのはNGです。

もちろん羊社も正確な情報をお伝えしようと努力はしていますが、撮影から年月の経ったシェアハウスの状況が写真と同じとは限りません。

それに、運営事業者さんのキャラクターや運営姿勢、そして実際のシェアハウスでの暮らしの雰囲気や感覚など、写真にはなかなか写らない情報が現地には盛り沢山。

運営事業者さんごとに管理も設備も入居者の雰囲気も大きく異なるのがシェアハウスの特徴。いくつかの事業者さんの物件を内覧して、自分との相性を比較してみるのが大事です。

でも、きっと1件目で運命感じちゃう人もいるはず。

そんな時は、思い切って決断してみるのも人生。

ずきゅん。


その3、条件・規模感

マンションの1室を改装した2、3部屋の小さなものから、マンションや寮の建物を丸ごと一棟使った100部屋超えの大所帯まで、シェアハウスの規模は様々です。

よく「オススメの規模感は?」と訊かれるのですが、この点では好みと相性があるので、自分の好きなタイプを選ぶのがいいかと。

ちなみに我が家は2階建ての一軒家、男女3人ずつの6人暮らし。珍しくお酒を飲む人が少なく、全員が顔を合わせることは月に数回ですが、人数が多くない分ひとりひとりとちゃんと向き合えるきっかけは多いかも。

先日も仕事をしようかとリビングにPCを持っていったのに、夜更かし組とゲームを始めてしまい、気付けば夜中の3時・・・ということもしばしば。(あれ、これは意志の問題かしら)

その時間が大好きだったりするんですけどね。

一方、大型物件はその人数から生まれる豊富なキャラクターのバリエーションが魅力的に感じます。

まずまず入居者同士の関わりの活発な物件なら、リビングに出て行って他の人と遭遇できる確率は、大きめの物件の方がやはり高めと言えそうです(これは生活導線にもよりますが)。

暮らしのなかで多くの人と次々に出会い続けやすい大きめの物件と、ある程度絞られた人数の全体でギュッと仲を深めていきやすい小さめの物件。どちらにも良い所がありますし、もちろん個々の物件毎に全く異なる性格もあるので、あとは個人の好みでその程度というか、バランスを選べば良いと思います。

さらに、女性は女性専用物件という選択肢もあります。(男性専用もゼロではないのですが、非常に少なめ)

こちらはまた一味違った雰囲気です。

キッチンまわりやセキュリティ設備が充実していたり、インテリアが女性の好みを意識して作り込まれている場合もあります。

日常生活の場に異性がいると落ち着かないという方や、ガーリーなインテリアがとにかく大好き!という方は、女性専用物件が肌に合うかもしれません。

さて、こんな風にシェアハウスの好みや相性は人それぞれ。数多くある中から条件にマッチするモノを1つ1つクリックして探していたら大変!と思った方、朗報です。

あまり知られていないようなのですが、ひつじ不動産の検索機能はエリアや住所だけではありません。

実はエリア名などの下に、「詳細条件で絞り込み」ボタンがあり、男女別などの募集条件や部屋数の規模感から絞り込みが可能です。各エリアの立地条件と組み合わせて、自分の希望条件に合わせて使ってみて下さい。


その4、入居時期

入居時期、と言っても季節の話ではありません。

その物件の初めての入居者になるのか、既に運営が開始されているのか。この2つはなかなか状況が違うようです。

物件のオープン時に入ったメンバーを「オープニング」なんて言うそうですが、私もそのいわゆる「オープニング」。たまたま気に入ったシェアハウスが新規オープンだっただけでなく、シェアハウスが「はじまる」様子を見てみたい、という気持ちもどこかにあったと思います。

シェアハウスって経験者がいっぱいいるんじゃない?なんて声も耳にします。

我が家は6人のうち、1人が他のシェアハウス経験者、もう1人が海外での共同生活経験があり、私を含む残る4人が初めてのシェアハウスでした。経験者には前の家でうまくいっていたこと・いかなかったことを聞きつつ、手探りしつつ、初心者は多くても今のところゆるりと上手くいっています。

運営事業者さんが色々と頑張ってくれる場合も多いようですが、特に我が家のように小規模な物件では、ある程度自分たち自身でジャッジしていく事も少なくありません。最初の内は、多少の試行錯誤も出てきます。

一方、既にスタートしているシェアハウスに引っ越す時、持って行くべきは「まず、郷に入れば郷に従え」精神。

既にうまく回っているルールにすんなり乗っかっちゃうのが良さそうです。内部の雰囲気や既に住んでいる人々の感じを掴んでおくのもポイントかも。


その5、事業者さん選び

忘れてはいけない重要ポイントです。

物件選びと並んで重要な要素、それが事業者さん選び。普通の引っ越しではあまり考えることがない項目で、見落としがちなのではないでしょうか。

基本的に入居と退去の時にしか会うことのない普通の不動産屋さんとは違い、シェアハウスでは物件の管理でなにかと顔を合わせることも多くなります。運営事業者さんのキャラクターや姿勢が日常生活に及ぼす影響は、かなり大きめです。

ここは特に相性が大事なので、メールの返信や入居までの対応などで、「ん?」と思うようなら踏みとどまった方が良いかも。お互いに相性が悪いと、何かとトラブルにつながる可能性も高くなるような気がします。

やはり、取っ組み合いは避けたいところ。

事業者さんによってはこまめに連絡を取ったり、巡回したりと会う機会が多くなります。とは言え距離の取り方は人によって好みがあるので、今後の生活を考えて感覚を大事にすべき。

実際に物件に行くと、事業者さんと会ったり管理スタイルや姿勢を垣間見ることができます。そんな意味でも、やっぱり内覧は大事なのです。

ちなみに、私がお世話になっている事業者さんは、家の中でもなにかと名前が出てくるお兄さん的存在。つい先日も掃除機が故障した時に、すぐに修理に来てくれました。

既にスタートしている物件に行くときは、シェアハウスの中のコミュニケーションボードやノートで入居者さんと事業者さんのやりとりをこっそりと観察してみるのもいいと思います。すこし、関係性や雰囲気がわかるかもしれません。


さて、良くも悪くも、少なからず人の影響を受けるのがシェアハウス。

自分のあらゆる部分と相談し、いかにピッタリ合った物件と出会うことができるかが、素敵なシェア生活を送るためのカギになります。でも、きちんとポイントを押さえて、慎重に選択していけば決して難しくはありません。

最初は何となく壁を感じるかもしれませんが、まずはいくつか気になった物件の内覧に行ってみれば、グッとイメージが具体的になるはず。最後は、勇気を持って一歩を踏み出してみることが大事だと思います。

自分に合った素敵なシェアハウスでの生活から得られるものは、本当にかけがえのない、素敵な体験です。

後編は、シェアハウスへの入居を決めてから、実際に生活をはじめる時に知っておきたいことをピックアップしてみたいと思います。

(テルヤ)

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