PM 11:00に賑わいを見せるラウンジ

the C の長い夜
困難と言われるオフィスビルのコンバージョン(用途変更)を実現し、“働く”場所から“暮らす”場所へ生まれ変わった「the C」。

2015年1月から入居がスタートし、ラウンジも少しずつ賑やかに。男女4名の入居者が語る、東京・中央エリアでの暮らし方と働き方の機微とは?

生活に溶け込む商品が生まれたときに、やりがいを感じる

左から時計回りに、岸本さん、日比さん、伊達さん、田中さん

現在のお仕事と、選択された経緯を教えてください

日比さん 僕は人材系の会社に入社して11年目。東京に来たのは大学院からで、学生時代は遺伝子組み換えやDNAを研究していました。そのまま製薬会社に入ろうとも思っていたんですが、転職で悩んでいる人に広くインパクトを与えるような仕事をしたいと思って、今の会社に入りました。

田中さん 今の仕事は3年目ですね。大学を出て11年ぐらい京都に住んでいたんですが、環境を変えるなら今かなと感じていたんです。東京でお仕事を探していたら偶然秘書の仕事があったので、引っ越してきました。

岸本さん 大学を卒業してすぐ今の証券会社に入って、10年ぐらいです。幅広い業界を見渡せる職種で、いろんな世界に触れて自分のキャリアを伸ばせそうだと思うこともあります。

伊達さん 今の仕事を始めたのが2015年の2月から。前の会社は新卒で入って9年勤めました。生まれてからずっと関西にいて、東京に来るのはギリギリまで悩んだのですが、仕事の内容がよかったのと、新しい変化が欲しいかなと思ったのが最後のひと押しになりました。

もともと大学院まで化学を専攻していて、化粧品会社に入って化粧品の開発をしていたんです。それを生かして、今は化学の会社で化粧品の原料を販売をしています。何となく入ったのですが、化粧品業界はすごく自分に合っていると感じています。感触、におい、雰囲気といった良い意味で科学的でない感性の部分も必要なのですが、そこも含めて面白いサイエンスだと思っています。

仕事の面白さを感じる瞬間は?

日比さん 日本国内で転職したい人と採用したい企業をマッチングするようなビジネスをしているんですが、3~4年前ぐらいから日本国内だけでなく、海外へ進出したい企業が出てきました。でも、国境を越えての採用は、法律の規制が厳しいんです。

そのプロジェクトでは、政府との交渉や、省庁が出しているガイドライン・法律を読み込んで、丹念にクリアしていく部分を担当しました。いろんなところと掛け合って、国境を越えた転職活動を実現したのは面白かったです。まだ周りで同じことをやっている会社がなかったので、大変でしたが、やりがいがありました。

岸本さん 常にやりがいは感じているんですが、特にお客さんから「この間の調査内容がよかった」といった評価をしてもらえると嬉しいですね。

伊達さん 化粧品がその人のライフスタイルの手助けをするような、生活に溶け込んだ商品を作れたときでしょうか。今は原料を売っていて以前よりもっと後ろに引いた位置ですが、その代わりいろいろな会社と接点が持てて、守備範囲が広がったのは面白いです。

田中さん 秘書の仕事では、海外からお客さんが来ると普段と違う仕事ができて楽しいかな。浅草やディズニーランドに連れて行くと喜ばれます(笑)。雑談や日常会話の通訳もサポートしますよ。

今後のキャリアについての考えは?

日比さん 海外に子会社があるので、できれば海外の法的な部分でも相談に乗れる人材になるのが、次のステップかなと思います。

岸本さん 来月から部署を異動して、新しい業務に取り組むことになって。ただ会社に付いていくだけじゃなくて、私自身が「こうしたらいいのでは」と思う方向に働きかけられるような、そういう人材になりたいと思っています。そういう事ができない会社も多いようですが、比較的自由度が高い会社なので自分から取り組んでいこうかなと。

伊達さん 日本の化粧品って、世界でもっともきめが細かくて、よく考えて作られているんです。でも、海外の人にはなかなか伝わらないジレンマがある。そこをうまく解消するのが課題です。もっと世界でアピールして存在感を増して欲しいというのが、この業界にいる以上、自分自身の願いでもあります。そこにどう貢献できるか考えていて、原料紹介というかたちでお手伝いができたらいいなと思っています。

1度帰宅してから出発する、皇居ランが日課

みなさん、どんな趣味をお持ちですか?

岸本さん 皇居が近いので、皇居ランを。歩いて10分ぐらいなんです。会社から1回帰ってからでも、すぐランに行けるのはメリットですね。普通の人は会社帰りに走って、ランニングステーションでシャワー浴びて帰るんでしょうけど、それが必要ない。

田中さん 私もここに住んでから皇居ランデビューしました。皇居でダッシュしてます。陸上部だったのですが、長く走るのに耐えられないんですね。定期的に歩いたり、走ったり。

岸本さん 1周5キロぐらいなので、多分20分ぐらいで走り終わります。普段行くのは平日の夜20時頃が多くて、その後で帰ってビールを飲む(笑)。土日の昼間に走ることもあります。社会人になってからあまり運動していなかったのですが、ちゃんと習慣になったのは久しぶりです。

おふたりも、運動はしています?

伊達さん 私はもともと走るの得意なんですよ。マラソン大会で1位を取っていたり。でも、最近はもっぱらジムの機械の上で。ジムでは、結構なんでもやります。走るし、筋トレするし。引っ越してから、あちこちのジムに行ってみましたが、職場が新宿なので新宿に近い場所で入会しようかな。

岸本さん この近く、ジムは何件かありますね。歩いて5分もかからない場所にある、千代田区のスポーツセンターにも行ったことがあります。全体的に少し古いというだけで、プールとかもあってオススメ。

日比さん 僕は趣味と言えば、カロリーを減らす方じゃなくて、カロリーを増やすほう(笑)。食べ歩きが好きなんですが、この辺だと『近江屋洋菓子店』かな。ケーキが有名ですよね。その隣にあるシュークリーム屋さんも美味しくて、行列ができてるんですよ。

食べ歩いてブログに書いたりはしないんですが、まわりの人に勧めますね。基本的に東京で、安くて美味いところが中心で、会社では「日比」と「ミシュラン」を合わせて「日比シュラン」なんて呼ばれているんです。目的とジャンルを言ってもらえれば、デートコースとかもプランニングしますよ(笑)

岸本さんは、徒歩で通勤しているんですよね?

岸本さん 平日に長時間電車に乗るのは、もう嫌になって(笑)。まず駅に行かないといけないし、電車が来るまで待たなきゃいけないし。一般に電車は便利なものだと思われているけど、そうかな?と。実際には、電車に乗った方が通勤時間は短いんです。でも、歩いた方がその日の気温とかも感じられて、いいなと思って。

日比さん 雨が降ったときも、岸本さんは歩きで行くんですよ。さらに傘を差さないというルールまであって、イギリス人みたい(笑)

岸本さん 実際にびしょ濡れになることもあるし、傘が便利なのもわかってる。でも、これはもう濡れて帰ろうと自分にルールを課すのが好きというか。試しにやってみようと思っているんです。

オンとオフの切り替えはどうしていますか?

日比さん 基本的に会社を出たらオフになる感じですが、それでも仕事から帰ってそのまま部屋に行ってしまうと、オンとオフの落差が激しすぎるんですよね。1回ラウンジに来ると徐々に階段を上がっていく感じになって、ワンクッション置けるのがちょうどいい。

岸本さん 私はスーツのままが嫌なので、1度自分の部屋に行って、着替えてからラウンジに上がります。それでしばらく誰かと話して、落ち着いてから部屋に行くのが良いですね。勤め先は日本橋なんですけど、中央区から千代田区に入るぐらいでオンからオフに切り替わっていく気がします。神田駅の手前ぐらいで、ここから千代田区だぞって。朝は逆で、千代田区から出るあたりでオンになります。

田中さん 私は、もう寝るだけの状態になって来るほうが楽。1回来るとなかなか部屋に帰れなくなっちゃうので(笑)シャワー浴びて、もうパジャマの状態で来ます。喋るだけ喋って、部屋に帰ったら寝るだけという感じ。

PM 11:00に賑わいを見せるラウンジ

入居を決めたポイントは、なんでしたか

岸本さん 部屋の天井が、すごく高いところかな。普通の住宅ではまずない高さだったので、いいなと思いました。あとはキッチンが広くて使いやすそう。職場に近かったのもポイントでしたね。

日比さん この前にも別のシェアハウスに住んでいて、そこも共有スペースの居心地がすごく良かったんです。ただ、通勤時間が長くて…。同じ会社で、勤務先の近くに作ってくれたらいいなと思っていたら、ちょうどいい場所にできたので。初めてシェアハウスを探していたときに特に感じたのは、人の対応の良さですね。非常に丁寧に対応いただいて、困ったときは助けてくれるなと素直に思えたのが良かったです。

田中さん 駅近で、地下鉄もあって、とにかく電車の路線が便利。あとは、東京のなかでも住み慣れた東側に住みたいというのもありました。個人的には、部屋に洗面台があるのもいいなって。

伊達さん 挙げたらキリがないかな…立地で言えば、新幹線が通る駅が近いと、地元の関西とつながっているような感じがして、落ち着きます(笑)

田中さんそれ、わかる(笑)

伊達さん 実際に出張がすごく多いので、東京駅が近いのは便利です。海外出張のときに成田まで1時間で行けるのは大きい。あとは、ひとり暮らしのときに使っていた家具を一式置ける広さも良いです。インナーバルコニーもあって、収納に困らないですよね。

ラウンジの滞在時間が長そうですね

田中さん 最近は19時~20時ぐらいがラウンジに上がるタイミング。23時半ぐらいになったらそろそろ帰らなきゃ、と思います。やっぱり1回来ちゃうと戻れない。

日比さん最近岸本さんがルールを敷いているんです、「シンデレラルール」と。

岸本さん 日付が変わる前には部屋に戻ろう、っていうルールです。引っ越してきてから2~3週間の頃、何でもない平日に深夜までだらだら喋って、すごい寝不足になってしまって、社会人としてこれはよくないなと(笑) 誰かが帰ろうといわない限り、ズルズル話しちゃうんですよ。あと10分待てば誰か来るかもしれないって。

伊達さん時間帯でラウンジにいる人が違いますよね。22時までの人とか、24時までの人とか。

岸本さんキッチンが一番賑わうのは23時頃かな。結構遅いです。

生活のなかで、家で過ごす時間はどんな位置づけですか?

岸本さん 大学のサークル活動の延長みたいかな。いろいろな学部の人が集まってくるようなイメージですね。同じ職場の人がいたら、多分こんな感じでは話せないと思う。世の中にこんな仕事があるんだと、知ることができるのもいいですね。自分の部屋に帰るとバスルームとキッチンがないので、実家の子ども部屋みたいな感じ。機能が絞られているのが逆に良いと思います。

伊達さん ちょっと違う話しですが、部屋に水回りが無いのが、散らかりにくくて良いと感じています。ひとり暮らしのときの部屋と比べると、今の部屋は3分の1ぐらいの広さだけど、快適性は変わらない。大きさじゃないなと実感しましたね。

あと、神田駅から帰ってくるときに、すぐそばの信号で9階にあるラウンジの明かりが見えるんですよ。そのときにホームだなと感じます。ここに住んでいてよかった、とホッとする瞬間。

日比さん ラウンジで過ごす時間は、大事だなと思っています。似た業界で仕事をしている入居者さんの話を聞くと、「俺も頑張んなきゃ」って刺激も受けますし。プライベート面でも、人との関わりがないと自分自身の延長線上だけで生きていっちゃうと思うんです。でも、いろいろな人の趣味の話を聞いたりしていると、人生の新しい側面が発見できるような気がして、オフにも生きているなと思います。

田中さん ラウンジに来て色々な人と話していると、仕事のストレスが全部浄化されたような気持ちになります。学生時代の友達のような付き合いができて、とてもリラックスできる。でも、疲れていて1人になりたいときには、やっぱり部屋があってよかったなと思いますね。

運営担当者が語る『the C』のツボ

神田というと住むイメージのつきにくいエリアかと思いますが、元々は職人や町人の町として江戸っ子達が暮らしてきた場所であり、戦災を 免れて残る風格ある建築物も散見される魅力的なエリアです。元オフィスビルという立地のため、東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅、各線「大手町」駅、JR線・東京メトロ銀座線「神田」駅、都営新宿線「小川 町」駅など、様々な路線を徒歩3~8分圏内で利用可能と大変利便性が高く、他にはない立地となっています。また、東京駅までも徒歩20分弱で行く ことができるため、歩いて通勤される方も多くいらっしゃいます。

神田駅前から続く西口商店街には飲食店やドラッグストア、ミニスーパーなど生活利便施設も多く、実は非常に住みやすいエリアになっています。また、神田駅前のガード下をはじめとして、周辺には味のあるお店が多く建ち並んでおり、良いお店の開拓をされた入居者さんが情報をシェアされている のでそこもこの場所に住む面白さではないかと思います。

また、本物件は2FのシェアオフィスとB1FのC lounge(イベントスペース)との複合シェア型施設になっており、アパートメントだけではなく、更に多様な方々との交流も期待できます。特にB1Fの C loungeではクリエイティブ系やソーシャル系の方のトークイベント、神田界隈の日本文化のセミナーから落語会まで、様々なイベントが催されているの で、自宅の地下で魅力的なコンテンツが日々開催されているのも大きな魅力です。

このthe Cで新たな都心での暮らしをはじめませんか?内覧も随時受付中です。お問合せお待ちしております。

シェアアパートメント、シェアオフィス、シェアスペース。3つの機能が融合する新しいスタイルの暮らし方がここ“the C”から始まります。場所は東京の中心から少し東の「CET」エリア。元オフィスビルをコンバージョンすることで、オフィス街に元々ある「働く...
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