みんなのなかで育つ、子どもとわたし
全住戸の半分がシングルペアレント向けの「STYLIO WITH DAIKANYAMA」。2014年11月には、1階のリビングで子育て世帯のあつまる「子育てシェア」のイベントが開かれました。
おおきなリビングの一角では、さっそく参加者さんと入居者さんの子どもたちが触れ合う場面も。イベントの途中、日常の暮らしぶりを入居者さんに聞いてみました。当日の開催レポート&インタビューからのぞく、代官山の日常とは?
にぎやかな暮らしかたが、子どもにとっても良いかなって。

入居を考えたときに、期待したのはどんなところですか?
Sさん 母と子2人だけより、にぎやかなほうが子どもにもいいかな、と。そこは期待しました。
Aさん 私も同じですね。いきなり2人きりになるより、やっぱりほかの方や、ほかの子どもと交流できたらいいなと思いました。
実際に入居を決めたポイントはどこでしたか?
Aさん 私は海外からの引っ越しで、家具や家電もまったく持っていなかったんです。子どもと2人でいきなり大きな家電を買いに行くなんて、とてもじゃないけど難しかった。そのあたりは、まずありがたいなと思いましたね。
Sさん 私も家電がそろっているのはポイントでした。すくない準備ですぐ生活が始められるのは、かなり良いなと。あと、シングルマザー向けのシェアハウスはまだまだ数が少ないですよね。
Sさん:2014年10月入居。お子さんは1歳8ヶ月の男の子。以前は香川県で実家暮らし。
シェアハウスに暮らすのは初めてとのことでしたが、入居前に気になっていたことはありましたか?
Sさん 実際に入居してみないと、どういった入居者の方がいらっしゃるかわからなかったので、その部分は少し気になりましたね。でも、情報交換ができることとか、安心感とか、メリットを見ていたので、あんまり心配なことはなかったかもしれない。
Aさん 子育てのこだわりがぶつかったりすることがあるのかな、というのは、すこし考えましたね。子どもがちゃんと仲良くできるかな、とか。それと、設備が混み合ったりしないかも気になっていました。私は7月に入居を決めていたので、引っ越す直前にも念のため事業者さんに連絡をして、混み合っていないことを確認しました。
不安に思っていた部分は、実際に入居してみてどうでしたか。
Sさん 家族世帯が4組、単身者の方はほとんどの部屋入居しているんですけど。設備が混み合うことは今のところないです。お風呂もキッチンも好きな時間に使えています。他の方との交流については、まだまだこれからかな。
いつでも思いきり遊べる、広いリビング

共用部はどのように使っていますか?
Sさん 1Fのキッチンを使うのは、だいたい夕方の5時から7時の間が多いですね。ごはんを作って、そのままリビングで食べて、という感じ。
Aさん 私は昼間子どもを連れて外出していることが多いので、朝をメインに使っています。朝のキッチンでは、いつも決まった単身者の方に会いますね。夜使うときは4時から5時くらい。子どもが寝るのが早いので、単身者の方が帰ってくる時間帯は部屋にいることがほとんどです。
Sさん 子どもがパタパタ走れる広いリビングがあるので、それはすごくありがたいです。実家のマンションは子どもが走り回るには狭くて。天気が悪いときや、出かけられないときにも思い切り遊べる空間は良いですね。
各フロアにもミニキッチンなどの設備がありますが、普段から使うことはありますか?
Sさん 朝は必ずフロアのミニキッチンを使います。朝食は前の日の残りとか、目玉焼きとか簡単にできるものにして、そのまま部屋で食べてしまいます。昼と夜は1Fのキッチン。大きな冷蔵庫があるので、料理はこっちのほうがしやすいです。
Aさん 子どもを抱っこして階段の上り降りをするのは結構大変ですもんね。私は部屋が1Fなのでリビングやキッチンは便利ですけど、洗濯するときがちょっと大変かな。洗濯物と子どもを抱えて頑張っています。普段は階段も上れるんですけど、まだ抱っこをせがむんですよね。
Sさん 子育て世帯は階段での移動が少ない部屋を選ぶといいかも。
まずはお母さんたちに「子育てシェア」の登録方法や使い方を説明。自身も子育て経験者であるママサポーターたちが、経験を交えながらサービスについて話していきます。
その間、子どもたちは色画用紙でクリスマスツリーづくり。2色の緑を重ね合わせて木を作ったら、好きな色のシールをペタペタ貼って、飾り付け。みんな上手に完成させました。
代官山って、歩いていける公園が結構あるんです。

屋上菜園は使っていますか?
Sさん 実はまだ使っていないんです。やっぱり抱っこして階段を上るのは、すこし大変で。でも、暖かい時期、天気のいい日に屋上を走り回れたりすると、いいなと思います。
Aさん 子ども用のサンダルがあると嬉しいですね。靴を持って行かなくても済むし。あと、菜園はやってみたいです。なにかイベントができたらいいですね。種まきとか収穫とか。
Sさん それはいいアイデアかも。子どもも喜びそうだし、いいと思います。
部屋の使い勝手はどうですか?
Sさん やっと片付いてきたところです。ベッドが備え付けだったので、子どもがパパッと走れるゾーンを作って…とりあえず落ち着いたぞってかんじです。
Aさん 私も最近ようやく片付いたんですけど、それでもまだ子どものプレイルームで寝ているみたいな感じです(笑)。冷蔵庫と空気清浄機が付いているのは嬉しかった。飲み物だけなら部屋にあったほうが便利だし、これはポイントでした。
Sさん そういえば、部屋の中はすごく静かですね。引っ越してくる前は、子どもたちもいるしもっともっと騒がしくてうるさいのかなと思っていました。子どもが泣いたり走り回ったりするから、迷惑をかけないか心配だったんですけど、大丈夫そう。防音がしっかりしてるのかな。

1人になる時間は確保できていますか?
Sさん 子どもが寝たあとですね。寝てからの数時間は自分のフリータイム。でも、いつ起きても大丈夫なように、基本的に部屋にいるようにしています。部屋を出るのは、キッチンで朝ごはんの仕込みをするときくらいかな。
Aさん お風呂は子どもが寝てる間に1人で入るんですけど、でもやっぱり気になっちゃって。
Sさん たぶん大丈夫だろうと思ってはいるんですけど、ドキドキしますよね。
Aさん:2014年10月入居。お子さんは2歳2ヶ月の男の子。以前はアメリカで暮らしていたそう。
代官山の街は暮らしてみていかがですか。
Sさん 渋谷方面や恵比寿方面へも歩けるので、いろいろ行きました。子どもが遊べる公園も結構あるんですよ。近くに「恵比寿のびのびこども園」という保育園に併設した公園があって、子どももいっぱい遊んでいました。ちょっと散歩くらいなら西郷山公園も行けますしね。帰ってくるとへとへとなんですけど。(笑)
Aさん あと、電車のアクセスがやっぱり便利ですよね。夕方とか、電車内に人が増えてくるとベビーカーを畳んだりしなきゃいけないなと思っていたんですけど、渋谷からなら一駅だからパパッと降りられるし。
Sさん そうそう、ベビーカーがあると坂や階段が大変。だから、私は100円で乗れるハチ公バスを使っています。渋谷区役所にも目の前に停まるので、色んな手続きも便利で。帰りはぐるっと回ってくるので少し時間はかかりますけど、行きはあっという間ですね。
引っ越してきた当初のお子さんの様子は?
Sさん 最初はぐずることも多かったんですけど、一週間ぐらいたったら、ちょっとずつ落ち着いてきましたね。保育所に預けていた時期もあったので、集団生活に慣れるのは早かったと思います。
Aさん うちの子はまだ探り探りなので、まだこれからっていう感じですね。早く慣れてくれるといいんですけど。
今日のランチは美味しいコロッケ!子どもたちも食べやすいボール型のサクサクコロッケは、あっという間にお腹の中へ。「そんなに食べるの!?」と、お母さんもびっくり。
実は、ちゃんとお手伝いもしたんです。作ったのはさつまいものデザートコロッケ。お母さんと一緒に手のひらでコロコロ。ついつい、味見もしちゃいました。
一番最初の人間関係をここで学んで欲しい

ほかの家族が暮らしていることで、なにか影響を感じることはありますか?
Aさん やっぱり子どもと2人きりでいるのとは全然違いますね。他の人から学びたいという気持ちもあります。他の家庭の子育てを間近で見られる機会もなかなかないと思うので。
Sさん ちょっとは人の目があったほうがしっかりするかなとも思います。掃除とか、ごはんとか、服装とかも。
Sさん 単身者の方も気にしてくれているみたいで。この前、外から帰ってきて子どもを寝かせたら、つい私も一緒にそのまま寝てしまったんです。そうしたら翌日、単身者の方が「昨日帰ってきて、ご飯も食べないで寝てましたよね。大丈夫でしたか?」って(笑)。あっ、ちゃんとしてなきゃ、という焦りと同時に、気にしてくれているんだなと。
どんな方がこの家に住むといいと思いますか?
Sさん 安心感が欲しい人にはとても良いと思います。設備で言えばオートロックでセキュリティーもちゃんとしているし。最近怖いじゃないですか、いろんな事件があったりして。ここなら万が一自分の部屋の鍵をかけ忘れたとしても、玄関には自動でロックが掛かるので、鍵かけ忘れてないかな、というハラハラもないです。あと、帰ってきたら人がいるのは、やっぱりホッとしますね。本当になにかあったとき、声を上げれば誰かが助けてくれる安心感があります。
Aさん 自分がもし倒れて子どもが何も出来ずに困っていたとしても、きっと誰かが気付いてくれる。気付いてもらうためにも、ちゃんとリビングには顔出さなきゃ。(笑)

お子さんがこの家で育つことで、どのように成長してほしいですか?
Sさん シングルペアレントだとひとりっ子の可能性が高いので、生活の中に自分以外の子どもがいる環境は貴重ですよね。やっぱりみんなのなかで育つ子になって欲しいというのは、母として思います。
Aさん 入居している子どもたちの中でも一番年上だし、少しお兄ちゃんっぽくなって欲しいけど…まだ時間はかかるかな。すごく人見知りなので、もうちょっと他の子のいる環境に慣れて、やっぱりシェアすることは学んで欲しいです、オモチャでも何でも、取り合って学んでいくのかなとも思うから。何でも譲ってもらえるわけじゃないというのは、本人が経験して学んでいかないと。
Sさん 私も兄弟でオモチャやお菓子を取り合って、一番最初の人間関係ができてきたと思います。そういうの大事ですよね、きっと。ひとりっ子だと、私と一対一になるし、どうしても”自分が自分が”ってなりがち。それが当たり前として育ってしまうと、社会に出たとき子ども自身が困りますよね。せっかくこういうご縁で同じ家に暮らせたなら、長く仲良くしていける関係になれたらなとは、ほんとうに思います。
運営担当者が語る『STYLIO WITH DAIKANYAMA(スタイリオ ウィズ 代官山)』のツボ

東急ライフィア株式会社 賃貸事業部
担当者さん
STYLIO WITH DAIKANYAMAは、東急東横線「代官山駅」から徒歩2分、JR山手線・東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」から徒歩11分と立地も抜群。都心直結の立地であると同時に、代官山という洗練された大人の街並みとアットホームな雰囲気の住まい。一見両立しなさそうなライフスタイルを実現できるのはここしかありません。ぜひ一度、内見にいらしてください。