部屋着に着替えて

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
シンプルな部屋着の似合う、着飾らない家。
肩の力を抜いて過ごすのが、よく似合いそうなダイニング。
丸太から切り出したという無垢材の暖かみに、安心して素足で過ごしたくなります。
休日は寝間着から部屋着に着替えた、もうずっと、そのままで。
部屋着には、すこしゆったりめで動きやすい、肌触りのいい素材が良いと思います。
無地のシャツにサルエルパンツ、ボートネックのボーダーシャツにジョガーパンツ。動きやすさと着心地を併せ持つ自分だけの制服なら、掃除や洗濯も楽しみのひとつに。
その間、部屋の窓は開けっぱなしでいきましょう。
掃除を終えたら、そのままダイニングでひと休み。
特に何をするわけでもなく、まどろんでいるだけの昼下がり。
なにげない瞬間がお気に入りになる暮らしが、大岡山ではじまります。
大岡山の駅を出ると感じる、ふわりと街に漂う品の良さ。
東京工業大学のアカデミックなたたずまいも、いいアクセント。素敵な街だと思います。
大岡山駅周辺は、いわゆる学生街。
駅前にはチェーンの飲食店に混じって昭和の面影を残す古書店やお弁当屋さんが並び、どこかのどかな雰囲気です。
駅前の牧歌的な空気にあてられて、のんびりした気持ちで歩くこと6分ほど。
周囲に大通りのない静かな住宅街に、3F建てのOokayama STAY(s) が見えてきます。
この日(2018.02)は、あいにくエクステリアの工事中。
正面玄関は、外階段を上がった先の2Fです。
1Fの玄関ドアからも出入りできますが、郵便受けは2Fです。
玄関の鍵は、ナンバー式のオートロック。
決められた暗証番号を入力し解錠します。
ええと、どうでも良いのですが…人間、ど忘れという現象があるものです。
暗証番号はスマートホンのメモ帳にでも書いておくと、保険になると思います…不安なのは僕だけだと思うのですが。
正面玄関のドアを開けると、思いのほか、奥まで長く伸びる廊下の突き当たりにダイニングが見えます。
疲れて誰にも会いたくないような日は、ダイニングを通らず専有部へ直行できる動線。
どうしたって、そんな日もあるものです。
靴箱は、玄関の戸棚のなかに
使用できるのは部屋ごとに1段分とコンパクト。
普段履きの靴を2足程度収納しておけます。残りの靴は、広めの専有部で保管しておくのが良さそうです。
廊下の先に垣間見える、ダイニングの拡がり。
土間から続く床の無垢材がそのまま続き、さらに見上げた天井も、どうやら同じ素材です。
聞きかじった話ですが、木の断熱性は、コンクリートの約12倍あると言われているとか、いないとか。
全貌が見えると、ダイニングの居心地の良さが確信へと変わります。
屋根の形状に沿った勾配天井が、柔らかな自然光を包み込む開放的な空間。
見上げると、勾配天井の中央には…
涼しげなシーリングファン。
天井に逃げた暖かい空気を循環させ、室温を均一に保ってくれます。
不快な暑さ・寒さでは、長く心地よく過ごすのはままならないもの。
そして風通しの良さもまた、心地良い空間をかたちづくる大切な条件のひとつ。
180度開く木製の窓は、その開口をはみ出すほどに外からの風を受け入れることができます。
リビングの窓を全て開けはなてば、風の通り道が生まれます。
人が生活する以上、どうしても空気は篭ってしまうもの。
きちんと風の入口と出口が用意されているのは、実は大切なことなんです。
大きな窓を開けると、そのままバルコニーへ出ることができます。
庭を見下ろすと、樹齢40年以上の立派な桜の木が植えられています。
春にはきっと、立派な花を見せてくれることでしょう。
バルコニーをよく見ると、物干し器具が設置されていました。
洗濯物は専有部内に干すことはできるのですが、シーツなど、大きくて乾きづらい洗濯物を干すのに便利なんですよね。
キッチンは、ダイニングテーブルの奥に。
オールステンレスで、業務用の設備が整います。
ステンレスは無垢材と見た目の相性も良く、気分はカフェの厨房。
機能面もまた、ちょっとしたカフェのグレード。
4口のガスコンロは火力が強く、特に炒めものに力を発揮しそうです。
3枚も用意されたIHヒーターは、コンロが全て使用されている時にピンチヒッターに。
冷蔵庫も、業務用タイプが扉4枚分。
仕切りがシンプルなこともあり、使い勝手は抜群です。
すこし音はしますが、出し入れの頻度が多くても熱が逃げにくく、食材が悪くなりにくいのは嬉しいところ。
収納は、キッチンの上部にも。
すこし見上げた位置にズラリと並んでいるのが、分かるでしょうか。
使用できるのは、部屋ごとに1箱分のスペース。
取り出す時は、踏み台を活用すると良いと思います。
バスルームはリビングの脇。
脱衣室も、床に無垢材が使用されています。
バスルームを出たら、スリッパを履かず素足で過ごしてみるのも心地良さそうです。
浴室とトイレは、全てのフロアに用意されています。
2Fにはバスルーム、1Fと3Fには、シャワールーム。
トイレはウォシュレット付きのタイプ。
トイレのドアもペーパーホルダーも、木製です。
ペーパーホルダーも、きちんとデザインされた面白いかたち。
ランドリールームはリビングの脇。
洗濯機が3台と、乾燥機が2台。
12室で利用することを考えると、まずまずといったところ。
続いて1Fへ。
螺旋状の階段も、もちろん無垢材です。
リビングは1Fにも用意されています。
ソファに腰掛けて、ひと息入れるのに良さそうな空間です。
ミニキッチンでお湯が湧くのを待つ時間に、窓の外を眺めてほっとひと息。
キッチンはコンパクトなため、本格的な料理は2Fでどうぞ。
窓から、そのまま庭へ出てみます。
よいしょ、と。
この日は工事中だった庭ですが、今(2018.3)は小さなテーブルと椅子が置かれているそうです。
桜の木の下でお花見なんてのも、良さそう。
1Fはまだ工事が残っていたため、最後に、3Fをすこし。
共用部としては、水回り設備とベランダがあります。
せっかくなので、ベランダへ。
休みの日には、シャワーの後でベランダに出て涼んでみたいところ。
ここはすこし、隣のマンションが近いのですが。
さて、お待ちかねの専有部です。
木製のドアに、まあるい可愛らしいサインが印象的。
まずは102号室です。
ドアの先は、立派な窓枠の目立つ空間。
他の空間と同じように、白い壁と、無垢材の床です。
部屋の広さは6.2〜6.4畳ほどで、間取りもスタンダード。
ベッドを置いても窮屈(きゅうくつ)にならず、ある程度の余裕を持って生活ができそうなサイズです。
全ての部屋に、上の写真のようなクローゼット状のゾーンが用意されています。
続いて104号室。
洗面台も全ての部屋に設置されています。歯磨きやメイク直しは自分の部屋の方が落ち着く…なんて人も多いのではないでしょうか。
洗面台の周りには、木製の窓枠とタオル掛け。
これ、付ける場所が変わればタオル掛けになるのですね。
リビングと専有部が、ブレのない統一感のあるデザインで整えられています。
東向きと南向きの2箇所に設置された窓を全開にすると、こんな感じ。
夏場に窓を開けはなち、入り込む風を受けて過ごすと気持ち良いのです。
気になるのは虫の来訪者ですが、ロールスクリーンタイプの網戸でガードはしっかり。
実は、なんと全ての窓がこの網戸付き。
寝苦しい夏の夜を心地よく過ごすための、心強い味方です。
こちらは301号室。
3Fの専有部は、ロフト付きです。
部屋の広さは6.2畳と他の部屋と同じですが、天井が高く開放感があります。
はしごを登った先にある場所の、特別感。
映画「グーニーズ」が好きだからかもしれませんが、冒険の始まりを予感してしまうのです。
実はドラえもんも大好きで、押入れのような狭い空間で寝ることに憧れた時期があります。
ロフトから専有部を見下ろすと、こんな感じ。
ロフトで寝る人は、朝の寝ぼけた頭ではしごを降りる時、くれぐれもご注意を。
室内用の物干し器具も、全ての部屋に用意されています。
部屋の白い壁によく馴染みます。
最後は302号室。
天井を見上げると…
こんなに高いのです。ひゃー。
大きな窓の先には、嬉しいベランダ。
洗濯物を干すこともできます。
あいにくの曇り空でしたが、青空の下で洗濯物を干すのは、なんとも気持ちの良いものです。
最寄り駅は各線・大岡山駅。
大岡山から自由が丘までは、東急大井町線でたったの3分。
東急目黒線を使えば、目黒まで6分、大手町まで23分。目黒でJR山手線に乗り換えて、渋谷まで11分、品川まで15分と通勤の利便性も充分。
商店も、元気です。
スーパーマーケットに、ドラッグストアに居酒屋。
なんだかんだで生活に便利なチェーン店も数多く軒を連ねますが、やはりキラリと光るのはローカルなお店の魅力。
例えばシェアハウスからすぐの場所には、こんなチャイニーズカフェ。
実際にランチどきにお邪魔してみましたが、中華料理をカフェの空間で食べる新鮮さも手伝い、食後の烏龍茶がよりおいしく感じられました。
シェアハウスの運営管理は、株式会社アービックさん。
北九州を中心に賃貸管理を手がける不動産会社さんです。
浴室の排水が流れないといったトラブルが発生した際には、24時間365日のサポートセンターで対応しているとのことで、不安を明日に持ち越さずに済みそうです。
撮影当日、まだ工事中のシェアハウスを前に、残念そうに肩を落としていた姿が思い出されます。
完成の日を指折り数え、楽しみにしていたからこその気持ち。
自分自身が生活するかのように思い入れを込めた家の完成が、誰よりも楽しみだったのかもしれません。
現在は満室ですが、空室予定の確認はコチラからどうぞ。
自分自身が、心地良いと思える暮らし方。
お気に入りの部屋着に着替えたら、心地よい時間のはじまり、はじまり。
(イイヅカ)