家族の暮らしの地平線

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

本当は、大人も子供も楽しめるものだと思います。


都内を中心とするシェアハウスの多くは、単身者向けの住宅がほとんど。

けれども、単身者だけがシェアハウスの楽しさ、便利さ、心地よさを享受できるということでも、ないのではとも思います。

子を持つファミリーや子育てを終えたシニアの夫婦でも、本来はシェアハウスという暮らし方に適応できる可能性があるはず。むしろ、そういった世帯だからこそ見いだせる価値は、これまで以上に大きなものがあるのかもしれません。実際、そんな需要が一部で生まれてきているのは確か。

でもそこは、それなりに難易度も高ければ、責任も重い住宅という分野におけること。「住みたい人がいる」というだけで見切り発車のように拡げていくのは、どこか違っています。

価値があると思うからこそ、ゆっくりじっくり、長い目で見ながら大切に育てるべき分野だと思うのです。かく言うひつじ不動産の社内では、数年前から「シニアとファミリーは10年かけなきゃ」と、繰り返し呪文のように語られています。

でも、でもですね。

その1年目はきっと、今年か来年であって良いと思うのです。

さて、今回の舞台は北の大地、北海道。

minna house 真駒内」は、まさにそんな黎明期の第一歩。ファミリー世帯が入居できるシェアハウスです。

と言っても、ファミリー向けオンリーではありません。単身者の方も入居可能。多様な世帯が混在する住まいのあり方は、一般的なシェアハウスとはまた異なる醍醐味が生まれてくるかもしれません。


最寄駅からシェアハウスまでは少々距離があるので、バスで行くのが便利。ただ、気持ちの良い通りは、個人的には歩いてみるのもそう悪くはなさそうな気も。

戦後、米軍に接収された当時の影響が色濃く残る街並みは、まるでアメリカの郊外都市のよう。幅の広い道路と、グリーンベルトに沿って整然と立ち並ぶ住宅の佇まいに見とれながらトコトコ歩いていると、4F建ての真新しい建物が見えてきます。

今回は、マンション一棟がまるごとシェアハウス。単身者向けの部屋だけではなく、ファミリーでの入居も可能な2DKの部屋もあります。

正面玄関は少し奥まった所に。

玄関手前の道路に面した位置に設置されているのは、共用のゴミ置き場です。

エントランスホールへ入るドアの脇には、住居のサインが。

建物と同じく新しく、キラリと輝いています。

エントランスホールを奥へ進むと、もう一枚のドアがあります。

カメラ付きインターホンはオートロックのナンバー式。

それでは早速、ドアハンドルをすっと引いて内部に足を踏み入れてみます。


さて、リビングなどの共用部は2Fにあります。

ということで、まずは階段で2Fへ。

左手から201号室で、中央が202号室。そして右手のドアが、共用部となる203号室です。


203号室のドアを開けると、右手に廊下が続いていて、その先がリビングです。

203号室の鍵は常に解放されていて、いつでも出入りが可能です。玄関を上がってすぐ左手のドアはトイレ。

そして、ドアの脇には靴箱があります。

各住戸に靴箱があるので、ここには共用のスリッパが置かれる形です。

では、廊下を進んでリビングへと向かいます。


リビングは、ひとつの空間でありながら、シーンごとに段差の強弱をうまく設けることで、それぞれの場所の使い方や表情が全く別のものになっています。

実は各住戸にもそれぞれリビング的空間が備えられているため、オーナーさん曰く、ここではよりコミュニティ醸成に重きを置いた間取りやレイアウトを求めたとのこと。

リビングはキッチンと一体型。

また、キッチンはリビングの中央に位置し、全体を見渡せるポイントでもあります。子供と一緒に過ごすことを考えれば、こういった設計はとても良いのかもしれません。

共用TV脇の掃き出し窓からは、ベランダに出ることができます。

ベランダの様子はこちら。

通りを挟んで公園に接している関係で、豊富な緑が繁る借景はなかなかのもの。リビングにグリーンがなくとも、特に物足りなさを感じることもないほど。

共用TVを囲むように設置された段差は、ベンチとしての役割も持ちます。

ちょうど丸く収まる感じは、パーティーやちょっとしたイベントなど、様々なシーンで効果を発揮しそう。

また、アップライトピアノのある風景にどこか家庭的な暖かさを感じてしまうのは、個人的な郷愁でしょうか。

ベンチの下は収納となっています。

カスタネットやウクレレなどを置いておけば、気分がノッた時にはどこからともなく誰かが楽器を手に取り、ピアノを弾いて、ちょっとした即興の演奏会が開演なんてことも、うーん、難しいかもしれませんが、あって欲しいもの。

楽器で紡ぐコミュニケーションというのは、それはそれで憧れるものではあります。理想は、ジブリ映画「耳をすませば」のワンシーン

特注でしつらえた掘りごたつ風のテーブルは、20人以上でも優に収まりそうな大型サイズ。

時に集まってのパーティーなどの開催はもちろんのこと、日常的なちょっとした作業場としても活躍しそうです。

しかしよくよく見ると、どうすれば壁側の方に座れるのかと、ふと悩みます。

実は、テーブルとベンチの木板の一部を外して通り道を作ることができます。

コンセントも設置されていて、PCなどを使った仕事場としても、やはり便利そう。

窓は当然、2重窓。

長くて寒い札幌の冬。快適に越すのには欠かせない設備です。

ちなみに現状、テーブル脇の窓の外はベランダや柵もなく、そのまま外壁とフラット。

子どもがいる時は、念のためキッチリ締め切り!を徹底した方が良さそうです。

入居者が増えてきたらウッドデッキを増設して、BBQなどができる形にしたいとのことです。

こちらはピアノ側から見たリビングの様子。

カウンターの向こうがキッチンです。


こちらのキッチンで料理を作る時は、どちらかというと2人以上で作る機会の方が多いはず。

そして幅の広いカウンターは、そういったシチュエーションにぴったりな設備。

友人を招いてのお料理教室なんかも開いて良いそうです。

シンクやIHコンロは、オーソドックスなタイプ。

IHは3口あります。

吊り戸棚の収納には、共用の食器類が一定数用意されています。

調理は量が多くなるケースも多そうなので、食器洗浄機も重宝しそうです。

大ぶりの炊飯器は、一度に2升ほどは炊けるのでは。

しゃもじもビッグサイズです。


リビングの隣の廊下は、突き当たりがトイレ。

左手にあるのは共用の収納。

それぞれ専有部にも冷蔵庫があるでしょうから、住戸ごとに区分するということもなく、例えばパーティー用の食材などを置くスペースとして想定しているとのこと。


トイレはウォシュレット付き。

大柄な方に取ってみればややコンパクトな空間かもしれませんが、それくらいの密閉感が逆に心落ち着くやもしれません。


廊下には共用のPCも置かれています。

キッチンのすぐ近くにあり、ここでレシピを確認しながら調理、なんてこともできそうです。

そしてPCの右脇にあるのが、キッズルーム。


キッズルームはポップカラーに彩られ、壁面にもオーナーさんの遊び心は展開。

子供はもちろん、大人も思わず笑顔になりそうな空間に仕上がっています。

飛んだり、跳ねたり、転がったりと、時に予想のできないこともしでかす子供たちにとって、クッションフロアはある意味不可欠。

壁面に設置されているのは、子供用のボルダリングウォール。

小さい頃、よく学校や公園で木登りをしていましたが、最近は室内でも登れる時代のようです。こんな家で他の部屋の友達と一緒に遊びながら育ったら、きっと楽しいでしょうね。

ちなみに、腕力だけではなく全身の筋肉を使うボルダリングは、石(ホールド)をつかんで登る原始的な動作が右脳の活性化を促進し、感覚神経の発達にもつながるのだとか。

ちゃんとルールにしたがって本格的に実践するとなると、思考力・想像力・理解力が必要となり、脳と身体をバランスよく活用する子供の情操教育に最適なスポーツなのだそう。

僕もなんどかトライしたことがありますが、意外と頭を使うスポーツなんですよね、これ。

まさに遊んで学ぶ、一石二鳥です。

石が打ち付けられた壁は、ざらざらした粗い仕上げ。

元々こういった素材なのでしょうが、多少強めにこすると少し肌が傷つく場合もあります。たまに忘我の勢いで走り回る子供達には、あらかじめ注意を促しておくのが無難かも。

ま、少しぐらいの擦り傷を怖がっていては、強い子には育たないのかもしれませんけどね。

壁面に据えられた三色のボックスは共用のおもちゃ箱。

極端な話、子供の遊び場をこの部屋中心にしてしまえば、その分空いた部屋のスペースを有効活用できるし、日々の掃除などや後片付けの手間も大幅に減らせるのやもしれません。

ファミリー向けシェアハウスは、意外にこんな部分でも想像以上のポテンシャルを持っているのかも・・・。

なお、キッズルームのヒーターは、コンパクトでスッキリとしたタイプ。

それでは続いて、各世帯用の住戸へ。


まずは最上階の4Fのから見て回ります。

冒頭でも書きましたが、住戸部は2DKのファミリータイプと単身者用のワンルームがあります。

とは言え後者の方も、元はひとつだった広い空間にワンルームを2室設けて、水まわり設備を共用で使うユニットタイプ。ファミリーで2室両方を借りて、2DKとして使うことも出来ます。


左側のドアがユニットタイプの401号室、右側がファミリータイプの402号室です。

ではまず、ユニットタイプの401号室から足を踏み入れていきます。

正面のドアがトイレです。右手に見えるドアが4012号室で、その向かいに4011号室があります。

玄関ドアの脇には靴箱があります。

単身者の方であれば十分なスペースかと思いますし、2室借りて2DKとして入居するファミリーでもわりと問題ない収納力。

中板も外せるので、ブーツはもちろん、子供用の長靴もなんなく置けます。

トイレはスタンダードなタイプ。

ウォシュレット付きです。


こちらは4011号室。

シンプルな空間で、既に所有しているインテリアなどもオールマイティーに合うのでは。

コンパクトながらクローゼットもあります。

一見、コンパクトな部屋かと思われるかもしれません。ところが。

収納脇の引き戸を開け放つと、さらに追加のスペースが奥に現れます。

ワンルームとは言いながらも、引き戸によって2つの空間を得られる設計。単身者であれば、例えば寝室と書斎といった感じで、上手に空間を使い分けてみると良さそうですね。

2DKとして借りたファミリーだとしたら、例えば奥の空間を子どもたち、手前のスペースを両親の寝室にするとか。夜遅くに帰宅したお父さんも、寝ている我が子の邪魔をせずに、自分の寝床につくことができそうです。逆に引き戸を開ければいつでも親子川の字で寝られたり。

…などと家族の暮らし方をつらつらと考えていると、なんだか自分も所帯を持ちたくなってきたような気がします。


そして、4012号室。

こちらは仕切りはなくフラットなレイアウト。

左手の掃き出し窓から、ベランダに出ることが出来ます。

なお右壁のドアの先がキッチンです。

窓側から見たベランダの様子。

物干し用の器具が取り付けられています。


キッチンは2室の中央にあり、こちらは4012号室から見た眺め。

正面のドアの先が4011号室です。

一般家庭のオーソドックスなキッチンは、誰が使ってもなじみやすいはず。

右側のスペースには、ガスコンロが設置される予定です。

キッチンの向かいがバスルームです。


バスルーム前の脱衣室には、洗面台が設置されています。

その洗面台の向かいに洗濯機を設置できるスペースがあります。


脱衣室から見たバスルームの様子。

親子で入る分には少々きついかもしれませんが、ひとりなら特に問題はないサイズかと思います。


402号室の間取りは2DK。

どの住戸もガス・水道・電気は個別契約。共益費¥5000円/月に加え、2Fの共有部を利用する際も使用料として¥7500/月が必要になります。

玄関を上がって、左手のドアがトイレです。

さて、専有部全体の面積は約32畳ほど。

標準的なファミリータイプのものと遜色ないかと。加えて2Fの共用部やキッズルームを加味すれば、一般的な賃貸とは異なるスペース活用の仕方がありそうです。

正面のキッチン脇が、水まわり設備です。

右手の2つのドアはそれぞれ個室です。

正面の掃き出し窓からはベランダに出ることが出来ます。

眼前に広がる多彩な緑の景色は、それだけで専有部の価値をひとまわり高くしてくれるもの。

そして景色だけではなく、通りの向かいにある公園は近隣の子どもたちのプレイスポット。心地よい健やかな声が、時たま聞こえてきます。

キッチンの作りは、先ほどと同じ。

シンク前の抜けたカウンター形式で、リビングを見渡すことができます。

キッチンの裏手にある脱衣室には、同じく洗面台が設置されています。

バスルームも各室、ほぼ同じ設計。

個室は2つ。

収納力のあるクローゼットも備わっています。

もうひとつの個室は、パネルヒーター付き。

割とミニマムなサイズですが、こちらの部屋にもクローゼットはあります。


続いて、403号室も2DKの住戸となります。

ただし個室の1つは、入口がドアではなく引き戸。開け放ってしまえば、リビングを大きな大空間として使うこともできます。

キッチンは壁付けされたレイアウト。

左手のスペースがひとつ目の個室。

個室の収納は、同じ作りのクローゼットが2つ並ぶ形。

もうひとつの個室もクローゼット付き。

収納は豊富と言えそうです。

脱衣室やバスルームは、これまでと同趣の設備となっています。

ちなみに建物全体でも、これら3パターンの住戸が各フロアに設計されている構成となっています。


では、正面玄関に戻り、冒頭で紹介しきれなかった設備を見ていきたいと思います。

各階のフロアは壁の一部がパステル色でカラーリングされていて、すこし爽やかな気分になります。

玄関ドアの脇には、各住戸ごとに郵便ポストを設置。

また、小包や小さなダンボールサイズの荷物を預けられる宅配ボックスもあります。

そしてエントランスには、やはり各住戸ごとに使用できる収納も用意されています。

ここは屋外で使用するようなアイテムを保管するのに便利そうですね。写真では、冬用タイヤが置かれています。

外の駐車場は、屋根付きと屋根無しの2箇所。

月額料金もそれぞれ異なります。


シェアハウスの最寄駅は、札幌市営地下鉄南北線真駒内駅

さっぽろ駅までは直通で24分という距離。都市で働くことと、住みよい環境で過ごすことを両立するのにちょうど良いエリアです。

真駒内は、1972年に開催されたアジア初の冬季オリンピック会場という歴史を持ち、街の至るところでその面影を感じることができる印象的な面を持っています。

また、シェアハウスの目と鼻のすぐ先にある、緑が豊富で遊水路のある公園には、周辺の子供連れのお母さんの方々が車でよくやって来られるそうです。

夏は近くの遊水路で水遊び、冬には近くの雪山で過ごす。

この地で暮らす人達にとってはきっと当たり前のそんなことが、子供の情操を育てる上でとても良質な環境だということは、脳科学の研究でも明らかにされているのだとか。積極性や考える力、耐える力は、やはり自然の中でこそ大きく成長できるのだそうです。

(余談ですが、子供の頃に自然に触れた時間や回数に比例して、将来の収入も違ってくるとか来ないとか…)

もちろん住んでいる方にしか分からない悩みや苦労なども多々あるのかと思いますが、それでも個人的にはとても憧れる土地だったりします。


そして運営管理をするのは、「Smile@立川おとなとこどもの矯正歯科」さん。

名前の通り、東京の立川で開業されている矯正歯科が普段のお仕事です。

以前、東京で暮らしたコレクティブハウスでの体験が忘れられず、ご自身でも同じような住環境を作りたいという想いから今回の物件を立ち上げたそうです。

普段は東京にいるそうですが、元々3人のお子さんの子育ての時期には、この真駒内で暮らしていたのだそう。自然の豊かさと子どもの教育に最適な環境があるこの地で、ぜひ家族だけにとらわれない様々な方とのコミュニケーションを楽しんで欲しいという熱いメッセージを持たれていました。

家族の新しい住まい方、もしくは世代や世帯以上の幅広い関わり合いに興味のある方、コチラからお問合せをどうぞ。


minnna house真駒内では、いわゆる「コモンミール」が開催されるそうです。

各入居者が毎月1回以上、それぞれ自分で企画して共用部のキッチンで全員の食事会を開催する決まりです。むむ、大変そう!と思うなかれ。

例えば大人の入居者が20名だった場合、ひと月にひとり(2人1組)で2回のミール当番をすると、全体で月20回のコモンミールが開催される計算。

ある程度早めの時間に帰宅可能なライフスタイルの方なら、調理が苦手でも何かしら1品だけ得意料理として作れるようになれば、月2回の当番で残りの18回は美味しい食事を楽しませてもらえるとも考えられるわけです。

一応、食事会自体は強制参加でなく、料理だけ持って自室で食べたり、参加できない会があってももちろん問題ないそうです。

「同じ釜の飯を食う」ことは、これもまたコミュニティを醸成する上で有効な手段のひとつ。家事負担の多いお母さんにとっても、わりと便利なシステムなのかもしれません。

キッズルームも然り。

子ども達の成長をたくさんの方と一緒に体験していくことで、育児や教育のそれぞれの悩みや辛い負担を和らげてくれることもあるかと思います。

苦しいことが減れば、自然と笑顔は増えるもの。

親の笑顔ほど、子供の成長に欠かせないものはないはずです。

(ソン)

【子育てに最適な真駒内】オーナーは1997年にこの地に東京から移住して、3人の子どもを育てました。移住に際して、札幌中を探しまわり、どこが子育てに一番良いのか徹底的に探して見つけたのが、ここ真駒内の土地です。真駒内は、開拓史の時代は牧場として栄えた...

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