2010年10月の記事一覧

暮らしとオフィスと。「ルーラル 田園調布」

スモール・オフィス、ホーム・オフィス。

世の中にパソコンという文明が普及して以来、SOHOという言葉もすっかり一般化した気がします。ウィキペディアいわく、その定義は曖昧ながら「パソコンなどの情報通信機器を利用して、小さなオフィスや自宅などでビジネスを行っている事業者」を意味するそうな。なるほど。

そして、まさにそんなSOHOの方々の新しい住まいの選択肢として注目したいのが、今回探険した「ルーラル 田園調布」。シェア住居の中に建物を設計した建築家(兼運営事業者さん)のご自宅と事務所があり、入居された方も住んでもよし、仕事場にしてもよし。シェア住居+オフィスという発想の物件です。

しかも立地は田園調布。「今住んでる家、オフィスもあるんだよね。場所?田園調布。」という、さりげなくも聞き逃せない会話が成立すること請け合い。

では、さっそく拝見してみます。

田園調布駅から徒歩5分程度、シェア住居に到着です。まずは外観から見てみましょう。

ピンクの壁面が優しい印象。では、エントランスを通って玄関へ。

玄関にはオフィス用に受付の電話が置かれています。

鍵は男性陣の好きそうな、デジタルのナンバー式。

ボタンを押して、内部へ失礼します。

天井が高く、スッキリ広々とした玄関。左手の奥には待合い用に使えそうなスペースも。

靴箱は上の写真左手の扉部分も使用できるので、収納力は十分そう。

今回はシェア住居の入居者以外にビジネス上の来客なども予想される出入り口ということで、待合室が確保されていることや清潔感が保たれていることは、ポイントが高いのでは。

建物の内部から玄関周りを見ると、一層際立つ天井の高さ。シェア住居の入居者は男女3名ずつの全6名で、男女ごと専用フロアがあります。

このくもりガラスの向こうがリビングです。

さて、こちらが奥からみたリビングの様子。

写真右手がミーティング用、左手がダイニング用のテーブルです。

リビングとキッチンはSOHO利用者とシェア住居入居者の共用スペースの為、利用時間帯に制限を設けるそう。確かに美味しそうな湯気の向かいでミーティングするのは、必要以上に集中力を使いそうです。

ミーティング用のテーブル付近にはホワイトボードもあって本格的。というか、事務所の方はふつうに利用しているので、本格的なのが当然ですね。

オフホワイトと黒のツートーンでシンプルに構成されているからか、大きなテーブルが2つ並んでいても圧迫感がなく、開放的な雰囲気です。

ダイニングテーブルの他に、小さなテーブルもあります。

3Dテレビの他にもカラオケやブルーレイ、wiiなどが勢揃いで退屈知らず。ちなみにメガネの人は、その上から3D用のメガネをかけるのでしょうか?と、思いっきり蛇足な疑問も浮かんでしまいました。

続いてリビング奥にあるキッチンへ。

シンク前面に大きな開口がとられた、気持ちの良い空間です。

シンクのサイズもたっぷり。

ガスコンロも本格的です。

炊飯器や調理器具など必要最低限の設備が揃った、スタンダードなキッチン。物件の性格上、すこし時間帯を考慮する点はありますが、使い勝手は十分そうです。

ストッカーも各部屋ごとに用意されます。

冷蔵庫の中も、きっちり部屋ごとに分けて収納。

コーヒーはフリーでいただけます。

キッチンの入口に洗濯機が一台、地下にもう一台あります。

壁面には“トイレットペーパー””コーヒーフィルター”と書き出された文字が。このボードに無くなりそうな備品を書き出しておくと、補充してくれるそう。

続いてトイレを見てます。

各階にトイレがあるので順番待ちなどの可能性は低そうですが、1階は来客も利用します。ちなみにこちらのトイレはウォシュレットの他にも、自動的に日替わり音楽が流れるハイテク機能付き。

では、女性専用フロアに向かいます。

踊り場には小さな冷蔵庫を設置。小さな気配りです。

こちらは女性専用フロアの、女性専用バスルーム。

女性3人で利用するには十分すぎる、贅沢な空間ではないでしょうか。

なお、地下にも男女兼用のバスルームやサウナがあるので、使いたいときに使えなくて・・な心配はおそらく不要。加えてバスルームの入り口にはタイマーが設置してあるので、自分の利用予定時間を他の入居者に伝えることができます。これは珍しい工夫ですね。

居室は女性と男性で各3部屋ずつ、計6部屋。それぞれフロアごとに分かれていますが、まずは女性専用の部屋から見てみます。

こちらは201号室。

どことなくホテルライクな内装は好みが分かれるかも知れませんが、品の良さを感じさせる作りです。

続いて203号室。

茶色い扉の奥は広々ウォークインクローゼット。

個人的にはこの空間でも暮らせそうなほど、収納には十分な広さがあります。

今度は男性専用フロアに行ってみましょう。

螺旋階段が存在感抜群。

こちらは男性専用バスルーム。

脱衣室にはなぜかオーディオまで完備されています。

なお、写真には写っていませんが、脱衣室の扉の鍵がかからないため、気になる方は地下の男女兼用バスルームを利用して下さいとのこと。

さて、続いては居室。204号室です。

男性用フロアは当初SOHO向けに設計されたこともあり、確かに少しオフィス風な雰囲気が漂います。

でも、収納もしっかりついて、生活する上でも十分な環境。

205号室も同様に、オフィスライク。

こちらも、もちろんSOHOとしての利用も可能です。

ベランダもついています。

では、さらに螺旋階段を上って3階へ。

このフロアに運営事業者さんの住居兼事務所があります。

事務所からちょっと失礼して、

外階段を登ると、

田園調布の景色を一望できる屋上へ。

周辺に目立った高いビルもなく眺めも良好。優雅な気持ちでリラックスできそう。今後は菜園も作る計画もあるそうで、なんだかとっても楽しみな予感がします。

それでは、最後に地下のオフィス部門へ。

こちらはSOHOの方向けのオフィス・スペース。利用には別途料金がかかりますが、コピー機等のOA機器も備わっており、個人事業者にとって少々高額で悩ましいオフィス機器が使用可能です。

地下には男女共用のバスルームとサウナも。

サウナは温度を高温にするまで時間がかかるので、予約制とのこと。

ドイツ製の洗濯機もあります。

今回探検した「ルーラル 田園調布」の最寄駅は各線田園調布駅

乗り換えなしで渋谷まで12分、目黒まで9分、神奈川方面の日吉まで9分。田園調布といえば言わずもがなの閑静な住宅地ですが、物件から駅までは徒歩5分と近く、自転車があれば自由が丘辺りまでも簡単に散策できる立地です。

駐輪場もしっかりあります。

今回探検した「ルーラル 田園調布」を運営するのは、「井上彰建築設計研究所」さんです。

今回はじめてシェア住居を手掛けられたということでしたが、さすが40年以上建築設計にたずさわっているとあり、物件からは独特の品が漂います。また、建物の中に運営時業者さんの事務所と住まいがあるので、いざというときにも心強いはず。スタッフの方々の真摯な熱意も印象的でした。

シェア住居は数あれど、オフィスと住居が融合した物件は数えるほど。そんな中で、今回の物件はとてもバランスがよいように感じます。一方に偏りすぎず、住むだけでも働くだけでもない程よい感覚が提案されているような気がしました。

既にSOHOでバリバリ働く方はもちろんのこと、自分で何かをはじめてみたいけれどどこからスタートしていいかわからない、新たな一歩を踏み出したいという方も、検討してみてはいかがでしょうか。

田園調布でのSOHOライフが気になる方は、コチラからお問い合わせをどうぞ。

将来的にはこの玄関付近に店舗をつくる構想もあるのだとか。楽しみです。

(ホン)

2010年10月29日

カテゴリ: ユニーク物件 東京