ゆっくりしたい

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

せっかくの休みだからこそ、自由に使おう。


部屋の掃除だけで終わってしまう休日。洗濯物を干してからでないと出かけられない週末。単身者の休日は意外と家事に追われてしまうもの。

休みをもっと自由に使いたい。

家事から学ぶこともあるけれど、遊びから学ぶことだって多いはず。遊べるうちに遊ばないと、老いてから語れる事がなくなる気がするのです。

もちろん今、家事よりも大切にしたいと思う事は、きっと人それぞれ違います。それは勉強かもしれないし、旅行かもしれない。なんにせよ、切実に必要とされるのが「時間」でしょう。

SHARENEST TOYOKO」では「おばあちゃんコンシェルジュ」が週に3回、仕事をしている間に訪問し、掃除・洗濯・料理などの家事を行なってくれるサービスが提供されます。

夕食は低カロリーレシピで作られ、帰宅したら食べるだけ。洗濯物も溜まらない。

一人暮らしでは検討の土俵にものらないサービスだと思いますので、この発想は面白いなと感じました。実施してもらう家事の内容は入居者さんで話し合って決めるそうですが、料金は共益費とは別に必要でサービスへの加入は必須。

ひとり暮らしの経験がない人にはオススメできません。ぜひ一度は、掃除、洗濯、自分が食べるための料理の煩わしさを体験して欲しいものです。家事で心が休まるという人もいますしね。

この住まいの本質は、スタイリッシュな生活ではなく、手に入れた時間がもたらす経験ではないかと思います。あれやこれやのひとり暮らしの煩わしさをまず知った上で、自分にはもっと時間が必要だと切実に感じているような方に選んで欲しいものです。

ある種で貴重な、居場所で手に入る大切な時間。自由に使えるうちに、自分らしく有効に使ってみたいですね。


さて、通りから少しせり上がった土地に建つ、広い敷地の一軒家が今回の舞台。

住所は横浜市内の高級住宅地で知られる「富士塚」。

階段は最近コンクリートで固め直された様子で、とても綺麗です。

ただ、やはりベースは古い階段のため、踏みしろが少しタイト。階段をあがる際、かかとは浮きます。

階段の中腹には、カメラ付きのインターホンとシェアハウスのサインがあります。

まるいシェードのランプは、通りからも見える位置で可愛らしさをアピールしています。

仕事帰り、この明かりが見えるとホッとするようになるのかも。


門扉は鉄製ですが、木の枝がモチーフ。

じっと見ていると、チョコ菓子の小枝にしか見えなくなります。

門扉の先にある庭は後から見る事にして、まずは玄関へ向かいます。

玄関前には、ゴミ収集日までの一時保管用に大きなゴミ箱が置かれています。

ポストはアンティーク調で、雰囲気も良いです。

全員で一つのポストを使うので、気づいた人が玄関のトレイに振り分けるルールです。

玄関の鍵はICカードをかざすタイプのオートロック。

SUICAやPASMOが登録できる最近の機種は、鍵やカードが増えない点が嬉しいですよね。


ドアを開けると、懐かしい日本の住宅風情の空間。板目が綺麗な天井です。

とは言うものの、シャビーシックな壁紙やヨーロッパ風のインテリアが散りばめられ、不思議と可愛らしい印象に仕上がっています。日本の住宅のトーンを残しつつのこの仕上げは、かなり難易度が高いはず。見事の一言です。

棚には雑貨屋にあるような小物が並びます。傾いた「T」はご愛嬌と。

玄関脇が建物の核となるリビングです。

土間に置かれた大きな姿見は、ロココ調のフレームで存在感があります。

靴箱は既存のものを利用しています。

部屋ごとに使えるスペースは分かれていますが、上段にも保管場所が用意されています。全6室ということで、たっぷりとは言いませんが必要充分です。

天袋も使いやすいように、ステップを準備する予定との事。


では続いてリビングへ。

玄関側からでも、ガラス越しにリビングの気配が読み取れます。

帰宅時に明かりが灯っていれば、きっと穏やかな気分になれるはず。

グリーンを眺めながら扉をくぐると、力の抜け具合が素晴らしい、居心地抜群のリビングが広がります。

正面に腰を据えるのはシンボルツリーのウンベラータ・アルテシマ。

通称、しょーいち(!?)。

いや、すみません。正式には【姓:よっこら 名:しょーいち】でした。

動かすときに重いので「よっこらしょ」のかけ声が出てしまうから。ちなみに、お酒は飲みませんが少しの水は飲みます。時々は気にかけてあげてください。・・・いや、木だけに。。

南に向いた大きな掃きだし窓からは、芝生の庭へと出られます。

撮影時は見事に晴れていたため、縦型のブラインドを完全に閉めてもまだ明るいほど。窓を開けて撮った写真は明るすぎて、庭との一体感を表現しきれなかったのが心残りです。

フッカフカのソファは2シーターですが、幅広なので存分にダラダラできそう。

リビングに人が多くなければ、きっとゴロリも許されると思います。

しかし真のゴロリストなら、すぐ脇にある畳を選ぶべきです。

やはり畳の上こそ、ゴロリストのオン・ステージ。

吊り棚は本やDVDなどを置く収納スペースとして使うのだとか。いつまでも快適なゴロリを提供するため、畳は色あせしない和紙でできています。

大工さんが作った小上がりに、オーダーメイドの和紙畳。

新しい畳独特の「い草」の香りこそ無いものの、ゴロリストを悩ませる畳カスも出ませんので嬉しい限りです。

さぁ、Let's GORORI!


小上がりからソファエリアを眺めると、窓だらけの景色です。

ソファの向かいにあるTVは、Bluetooth通信にも対応。TVをスピーカー代わりにiPhoneの音楽を流したり、PCで再生したYouTubeの画面を表示する事も可能だとか。

これは使い甲斐がありそうです。


掃き出し窓から庭へ出てみると、何やら不思議な物体が。

よく見る(見なくても)とテントです。聞けば、管理人室なのだそう。

運営事業者さん自身も、建物内外の空間を大変に気に入っている様子。会社も徒歩圏内なので、様子を見(遊び)に来ることがあるかもしれません。

リビングに近い場所には、テーブルセットが置かれています。

休みの日には外でのランチも良いものです。日向ぼっこスペースとしても活用できますね。

庭を楽しむのも、都会では贅沢のひとつ。

冬の撮影で少し寂しい印象はありますが、春には枝垂れ桜が咲き、夏には芝生が美しく映えるでしょう。

ガーデニングスペースも、年間を通して使えます。

ハーブや野菜を育てるのも、随分と気持ちが安らぐものです。

庭からリビング全体を眺めると、広さが伝わりやすいと思います。

壁際の装飾やグリーンの配置も絶妙。きめ過ぎないチカラ加減も惚れ惚れします。

どこを見てもグリーンが視界に入り込むからでしょうか。

居心地がいいなと、しみじみ実感してしまいます。


シンボルツリー脇のダイニングは、キッチンとの繋がりがタイト。

リビングとの間にある下がり壁で、ゾーニング。

タイル貼りのキッチン・カウンターは、木製の天板付きです。普段は折りたたまれていますが、来客時やパーティー時などには必要に応じて利用できます。

ビール樽を使った変わり種のスツールも有ります。

座面は新しく張り替えられていますので、抵抗なく使えるかと。

スツールやベンチは、リビング側へ持ち運んでも違和感無く使える高さです。


キッチンも、料理をしながらリビングの様子がわかるシェアハウスに最適の設計。

建物は築40年という事ですが、何度かリフォームは行なっているようで、くたびれた水回り設備ではないです。きっと、入居者さんだけではなく、おばあちゃんコンシェルジュも使いやすい事でしょう。

ガスコンロは3口で、部屋ごとに使える収納スペースも豊富に用意されています。

キッチン家電も基本的なものは備え付けられています。

ところで、キッチンに立ってリビング側を眺めると再確認させられること。

でっかい窓は、快適な空間の基本だなと。

照明の配置もバランスが良くて、よくできてます。


お次はキッチン脇からの導線を持つ、バスルーム周辺について。

洗濯を行う「おばあちゃんコンシェルジュ」が困らないよう、タオルや洗濯用品を入れるカゴが用意されています。

洗濯は男女別で行われます(下着は除く)。選択後に庭に干すところまでがおばあちゃんコンシェルジュのお仕事。

洗面台脇に収まっている洗濯機は、乾燥機能もついています。

バスルームを見ると、浴槽以外はリフォームされていて清潔感があります。

壁には凸凹が少ないため、汚れも付きにくそうです。

追い焚き機能が付いていて、洗い場が広いのも○。ガバっと開けて換気ができる窓は、好みが別れるかもしれませんが個人的には◎。


玄関前と廊下を経由して、もうひとつの洗面台を見てみます。

階段の下にある洗面台は、新設されたもの。

引き戸の先がトイレです。

洗面台はシャワー水栓付きです。

思わせぶりなコックが付いていますが、お湯は出ないのだそう。

トイレはウォシュレット付き。

ボタンを押すと流水音が流れるようになっています。

日常のストレスについての細かな配慮もしっかり。

電気スイッチは築年数を物語ります。

パネルを留めているマイナスのネジや、 パッと見てどちらを向いているのか分かりやすいツマミも好きです。


では、専有部を見てみます。部屋番号は廊下の壁に掲示されています。

101号室は、収納や天井の意匠でお気づきの方もいると思いますが、元は和室でした。床は樹脂製のフローリングが敷かれています。

押し入れは奥行きがあり、押入れの対面にも収納棚が備え付けられているので、収納できる容量は多いです。

北向きのため日当たりは微妙ですが、ドアの先が裏庭になっていて自由に使えます。

立派な庭があるため、現時点では裏庭はデッドスペース。物干し場として実用できますが、プライベート感のある場所なので、有効利用してもらいたいなと。

ただし101号室はリビングとダイニングに面しているため、生活音に敏感な方はご注意を。


続いて102号室。こちらも船底天井や障子から察するに、元は和室。

床は杉の無垢材で、艶やかな仕上げです。

この部屋も掃き出し窓から裏庭へ出ることができます。

ただし北向きということもあり、日当たりについては過度な期待は禁物。備え付けの収納もコンパクトですが、それを補うように、ベッド下の収納や洋服掛けが用意されています。

玄関と掃き出し窓を開け放つと、気持ち良い風が通り抜けそうです。


お次は、玄関脇の103号室を見てみます。

グリーンに塗装された筋交いは、耐震補強工事のたまもの。

個性のある色づかいで、きっちり良い感じです。

明るい南向きの窓。

障子に映る影も、風情があります。

専用のテラスやベランダはありませんので、部屋干しできるようにワイヤーが用意されています。

ワイヤーを伸ばしたら、左側の丸いツマミを回してワイヤーを固定します。


では、階段を上がって2Fへ向かいます。

印象的な竹の意匠が、目を楽しませてくれます。

上る途中で、思わず握ってしまいそう。


2Fにはトイレと収納と専有部が3室あります。

短い階段を上がった先が201号室です。

廊下の突き当り左手に設けられた管理用の備品置き場には、室内に収納の少ない102、202号室の方も使えるよう、棚が用意されています。

鍵は掛かりませんが、普段使わないような荷物を置いておくには便利かもしれません。


階段を3段上がった先にある、201号室を見てみます。

ドアを開けると、驚きの光景。

なんと、室内は3段下がった位置にあるのです。

高い位置から室内を見るとこんな感じ。上がっては下る毎日です。

でも、かなり新鮮。カッコイイ!と思ったのは僕だけでしょうか。

壁紙は落ちついたトーンのブルー。備え付けの収納は十分な容量かと。

せり上がった土地の2Fということで当然、眺望も抜群。

南・東の二面窓です。カーテンをしないと毎朝、太陽に起こされそうです。


202号室は淡いブルーの壁紙です。

室内の収納はベッド下と洋服掛けのみですが、先ほど見た廊下の収納スペースが利用できます。

陽が落ちれば、綺麗な高台の夜景が楽しめるはず。

夜景の邪魔にならないアンティーク調のシンプルなランプ。

ただし、部屋で勉強したり、本を読むのであれば補助的な明かりを用意する必要はありそうです。

ベランダは203号室とつながっていて、手すりもしっかり。

夏には横浜の花火大会が見えるそうなので、ビール片手に入居者さんで集まることになるかもしれません。

物干しができるよう、壁面に金具も付いています。


では、続いて近隣の様子を見てみます。

このあたりは坂道が多く、道もくねくねしています。そのせいか、車通りは少なめ。

坂を下って3分ほどの駐車場では、カーシェアサービスが利用できます。

駐車場を運営するタイムズ社のサービスになるので、利用には手続きが必要となります。キャンプや買い物も、シェアハウス暮らしで楽しめる要素ですよね。


最寄駅は、冒頭でもお伝えしたとおり東急東横線JR横浜線菊名駅

渋谷まで20分と都内のアクセスにも便利な人気の駅です。横浜も5分ですから、通勤圏は幅広く考えることができます。

駅前には飲食店も多く、商店街は人通りもあります。チェーンの飲食店はだいたい網羅している感があるので、おばあちゃんコンシェルジュの食事がない日や、帰りが遅くなった時も、空腹で困ることはなさそうです。


運営を行うのは「松栄建設株式会社」さん。

創業50年の建築会社と言う事ですが、その信頼感からか建築した建物のオーナーさんから管理を任されることが多くなり、不動産事業部が立ち上がったのだそう。伝統も実績もある真面目な会社です。

シェアハウス事業は元グラフィック・デザイナーの経歴を持つ、若い2代目さんが担当。単身者を卒業して間もないそうですが、「こんな住まいやサービスがあったら自分が住みたいかも」と考えながら、楽しんで企画されたとか。

ご本人もちょっとしたゴロリストだそうで、小上がりの和室は外せないポイントだったようです。

ちなみに、庭のテントは二代目さんの私物です。登山や川遊びもかなりお好きだそうで、遊びのアドバイスも期待できるのではないでしょうか。庭に張られたテントも登山用の軽量タイプに見えましたので、近場で遊べる山の情報も聞けるかも。もしかすると、イベントのお誘いは喜ばれるかもしれませんね。

今回の家事代行サービスは、実現に向けて各方面との調整でなかなか苦労されたそうです。そんな努力家でチャレンジャーな側面もあるのですね。デザインや設備面でよくできているのはもちろんのこと、身近な運営事業者さんがいいキャラしてるのは、大きなポイントだなぁと思います。

ひとことで言えば、良い感じのお兄さんという感じの方。事務所も徒歩圏内なので、暮らしていく中で困った時は頼れる存在になるはず。

個人的には、日常生活を大切にできるタイプのすこし大人っぽい入居者さんが集まってくれると嬉しいなと思います。お問合せはコチラからどうぞ。


食事や洗濯などの家事代行サービス付きという珍しい試み。でも、入居者が全員集まった時点でのスタートとなります。

おばあちゃんの生活の知恵も学べると良いですね。

(サトウ)

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