シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

大切にしたい時間。


会社の同僚や取引先など、普段の生活のなかで日々、多くの人々と何気なく言葉を交わしています。

実家ぐらしなら家に帰ってから家族と会話する機会もあるでしょうし、そう言えば、シェアハウスに住み始めたばかりの頃は、言葉の使い方や行動のなかから垣間見える人柄を頼りに、少しずつ距離を縮めて仲良くなったような。

その人がどんな人かを知る為には、いったい何を大事にする人なのかを知るのが早道ではないかと思います。

カフェ SAKURA TOKYO」は、暮らしのなかで桜の美しさをじっくりと味わう体験を大切にして設計されました。

今のところですが、僕は桜が嫌いな人に出会ったことがありません。

桜について今さらどうこう書く必要もないかと思いますが、花が咲くのは1年の中でもほんの短い期間。敷地の有効活用や咲かない期間のメンテナンスの関係で、新築・増築・修繕といった機会に取り除かれてしまうこともしばしば、と聞いたことがあります。

仕方のないこととは言え、春を彩る桜が姿を消すことを思うと、残念な気も。

桜を愛するオーナーに恵まれた今回のシェアハウスは、入居者にとっても家にとっても桜の木にとっても、とても運の良いケースなのかもしれません。

ちなみに満開の瞬間だけでなく、桜の芽吹きから葉桜にいたるまで、お楽しみの期間は実はもう少し長そうです。それもこれも桜を主役に設計された圧倒的な距離感の近い住空間であってこそ。

自宅のリビングで春中ひたすら花見が楽しめる環境は、いくら桜の国ジャパンとは言え、なかなか無いもの。

たっぷりと桜を愛でる家、ぜひともご堪能いただければ。


樹齢80年を超える桜の木と、2012年に新築された窓の大きな建物が寄り添うように建っています。

道路を挟んだ向かいにも、少し歩いた先にも樹齢数十年の立派な桜が根付いています。高台でひときわ目立つこの桜の木と共に暮らすのが、全て女性専用の7室に入居された方の特権ということになります。

建物の脇を抜け、階段を上がると正面玄関です。

小さいながらも雨よけが付いているので、雨の日でも玄関前で慌てる必要はなさそう。

玄関の鍵は、信頼性の高いカードキー。

高級マンションでも使われるタイプで、キーの複製が困難なのだとか。

その代わり、紛失時には自分自身でも難儀しますので予めご注意を。革製の専用ケースに入った姿は、ちょっとした小洒落感があります。

では、ダイヤルを回して開錠し、ドアを開けてみます。


中へ入ると、ほんのり自然光が入り込む奥行きのある空間。

突き当りの細長い窓に向かってまっすぐに伸びる廊下には、淡い暖色のカーペットが敷かれています。

部屋ごとに用意された靴箱は、ひとりあたり扉1枚分のスペース。

ご覧のように細長いスペースですが、横板の高さを調整できるのでブーツなどの収納には便利そう。

奥行きも程よい感じ。

土間部分は非常にコンパクトなので、靴を出しっぱなしにするのは通常の物件以上にNGです。

床にはカーペットが敷かれていて、歩いてもほとんど音が出ません。

では、まずは階段を上がって2Fのリビングへ。

まっさらな新築の香りがします。


リビングへ向かう階段の途中で振り返ると、上品な空間が顔を覗かせます。

日本の国花、桜を眺めるのに相応しい家具をオーナー自らが選び抜いたそう。

重心が低めの家具は、日本の伝統芸術を深く愛した女性建築家、シャルロット・ペリアンが日本でデザインした作品だそう。

この場所でインテリアに与えられた使命は、快適に桜を眺められる環境をつくること。

眺望窓の目隠しに縦型のブラインドを用いるといった細かな工夫もあり、壁面を大きく占めるガラス面を邪魔するものは、ほぼ皆無。窓いっぱいの緑と空が、目の前にダイナミックに広がります。

枝からこぼれる花びらを眺める季節が待ち遠しくなる空間ですが、緑の季節もこれはこれで、また良し。

竹の伝統工芸技術を生かして作られたとい長椅子は、背もたれ全体がフレームの上を滑るようにスライドして自分にあった高さで使えます。

調節方法はとてもシンプルで、座る際の自重で固定されるようになっています。座ると言うよりは寝そべるといった風ですが、ゆったりともたれてみると竹独特のしなやかさな強さが背中に伝わります。

カッシーナの復刻ものだそうです。

そしてリビングの床材は、やや幅広のオークの古材。

暖かな質感がまた、心地良いのです。

壁に取り付けられた棚は胡桃(クルミ)材との事。

棚に置かれた本はシャルロット・ペリアンのもの。ここは結構押しなのですね。インテリアや建築が好きな方、写真が好きな方は手にとってみて頂ければ。

ちなみに、こちらは事業者さんから送られてきた夜の写真。

高台の立地柄、眺望窓から武蔵小杉の夜景が見渡せるそう。BGMもプログラムされ、時間帯で異なる音楽が自動的に流れるのだそうです。

…どうやら夜は、かなりムーディーになるよう。


さて、時は昼間に戻ります。

リビングとキッチンの間にはカウンター・テーブルが渡されています。

テーブルもサイズを合わせてオーダーで制作されたそう。

素材は先ほどの棚と同じく胡桃(クルミ)材との事。

高級感のある美しい木目と硬さが特徴です。胡桃と聞くともう少し色が深めのイメージですが、空間に合わせて明るめの配色にしたのかも。食事にはもちろん、リビングを向いて使えるサブの調理スペースとしても重宝しそう。


キッチンは清潔感のあるホワイトのシステムキッチン。

正面の壁は小さなタイル貼りの可愛らしい仕上がり。

IHコンロなので拭き掃除もラクラク。

電子レンジや炊飯機などのキッチン家電も、白色で統一されています。

シンク下の収納を引き出すと、ザルやボウルを、包丁などの調理機器がぽつぽつ。

部屋ごとに使える収納は、吊戸棚の中です。

少し高さがあるので、専用のステップも用意されています。

冷蔵庫は各専有部内に用意され、共用部では提供されていません。


リビングの一角には、名前の由来でもあるカフェ設備が。

日々をより豊かに過ごすために用意された小さなスペース。

コーヒーマシンに豆をセットすれば、ボタンひとつで挽きたてコーヒーが味わえます。

お気に入りの焙煎豆があれば、気軽にカフェ気分を味わうことができます。

コーヒー用の小さなシンク。

ガラスシェードのランプもステキな模様を映し出しています。


ちなみに、カフェスペースのシンク脇の扉はトイレです。

細長い空間ですが、新築ということもあり、細かな設備が凝っています。


では階段を下りて、1Fの水まわり設備へ。

洗面台が並ぶ廊下には、すぐ脇にトイレ、その対面に洗濯機と設備が集約。

水はね防止の衝立が付いた洗面台には、共用のドライヤーも用意されています。

そしてヘッドを取り外せるシャワー水栓は、もちろんお湯も出ます。

ランドリー設備はコイン式で、洗濯機が¥200/1回、ガス式の乾燥機が¥100/20分。

シャワールームは全体で1室です。近くに銭湯があるので、ゆったり入りたい時はそちらをどうぞ。


それでは、専有部を見てみます。

ドアレバーを下げて101号室の中へ。

どの部屋も、清潔感のある白が空間の基調。

基本的な備品も同じで、エアコン、2ドア冷蔵庫、ベッド下収納、デスク、チェア、デスクライト、クローゼットが用意されています。

ひとつひとつ、注意深く行われたセレクトが光ります。


続いて102号室。

蛍光灯が暖色系なので、明かりをつけると少し印象が変わります。

ほんの少しですが。


104号室は少し変形の間取り。2名での入居もOKとのことです。

位置的にはリビングの下なので、桜が近いのです。

窓をあけると存在感のある幹がドーンと。

春に窓を開ければ、きっと桜の花びらが迷い込んでくるはず。

気になるクローゼットのサイズ感は、こんな感じ。

ロングコートも掛けられますし、掛けるだけではなく畳んで収納にも対応できます。かなりのシンプル族でないと収納は足りないと思いますので、洋服掛けはお好きなモノを持ち込むと良いと思います。


続いては角部屋で2面に窓が付いている203号室。

デスク周りも他の部屋と同じです。

デスク近くのコンセントからは有線LANの接続ができるようになっています。

専有部の床もカーペットで、生活音が出にくいつくり。

そして忘れてはならないのが、物干しへの気配り。

全ての部屋の窓の外に、しっかりと物干し金具が付いています。


最後に、玄関までのアプローチ周辺を。

桜が根を張る地面は道路から見れば2m以上も高い位置にあります。

アプローチでは普段は使わない階段を活かして花壇に。桜の季節に美しいピンクを邪魔しないよう、花壇の花は時期をずらして咲くものにしてあるそう。

階段は夜になると自動的にライトアップされるとか。

ポストは各部屋ごとに用意されています。

ポスト脇のドアの先は、入居者専用のストレージです。

部屋ごとに用意された大容量の収納スペースは、有効に活用したいトコロです。

女性専用のシェアハウスということで、防犯カメラも数カ所に付いています。

シェアハウスの例に漏れず、究極のセキュリティは同じ家に暮らす隣人たちの存在ではありますが、心強いのは間違いありません。


通りへ出て、寄り添うように育つ桜の木を見上げると、力強い生命力と木漏れ日の暖かさを感じさせる綺麗な眺め。

桜の季節でなくとも、透けるような緑は日々の暮らしの良いクッションになってくれそうです。近隣の方々にも楽しんでもらえるよう、辺りが暗くなるとライトアップされるそう。

おまけに建物の壁面が照らすことで間接的に浮かびあがるという、凝った手法。

屋外で間接照明を使うのは面白いですね。単純なイルミネーションとは異なる照明使いは、桜への配慮でもあるのかも。桜の季節は、さぞ美しいことでしょう。

通りを挟んで目の前には、茅葺屋根の旧家がある落ち着いた住環境。


近くには、例の歌で有名になった桜坂もあります。

聞けば名前の通り、通りの左右に見事な桜が舞うお花見スポットだとか。普段は静かな坂が、シーズンにはカップルや近隣の方々で賑わいます。


さて、アクセスについてですが、徒歩圏内に駅は2つ。東急多摩川線沼部駅が徒歩7分、東急池上線御嶽山駅が徒歩8分です。

自由が丘や渋谷に出るなら多摩川線ですぐとなりの多摩川駅で東横線に、五反田や蒲田に出るなら池上線と、行き先によって利用する駅は変わるかと。

こちらは東急多摩川線沼部駅。駅前にはコンビニやドラッグストアがありますが、比較的静かな部類の駅だと思います。

そうそう、路線名にもある通り、多摩川の河川敷は駅を出てほんの数分の距離です。


さて、今回探検した「カフェ SAKURA TOKYO」の運営は「株式会社オークハウス」さん。

ゲストハウスの時代から連綿と続くシェアハウスの老舗で、運営物件数も非常に多いベテランの事業者さん。

外国語のコミュニケーションに慣れたスタッフも多数いる企業の文化は、基本的にとてもフランク。とにかく緻密に、手厚い管理をという方よりも、ある程度お互いにラフな部分を持ちつつという方に合うのではないかと思います。

自由なマインドの個性的なスタッフさんが多いこともあり、入居者さんも個性あふれる面々になるのではないでしょうか。

2012年11月時点では満室ですが、空室を見つけた時には、コチラからお問合せをどうぞ。


この場所、この瞬間。

そんなシーンをしっかりと持っている家は、強いなと実感しますね。

桜が咲くまで、あと4ヶ月ほど。

指折り数えて、春を待つ冬になりそうです。

(サトウ)

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