シェア住居探検隊 by ひつじ不動産

テラスがつなぐ小さな町「ガーデンテラス 鷹の台」

2015年06月29日

素敵なテラスハウスで、暮らしてみたい。

ガーデンテラス 鷹の台」は、きっと住めば住むほど、愛着のわく建物。

東京文化会館などで知られる前川國男設計の公団・阿佐ヶ谷団地や、一部で根強い人気を誇る米軍ハウスを彷彿とさせる、どこか日本離れした雰囲気を持っています。赤茶色の三角屋根に、アーチのかかったドア、ルーバーを使った収納扉。

元々のデザインはもちろん、長い年月を経て味の出てきた姿が、また良いのです。建築好き・住宅好きにはたまらないはず。

ガーデンテラス鷹の台の大きな特徴は、広い敷地の中央に伸びた道路の両側に、いくつもの住棟が並んでいること。実は棟ごとに住所も変わり、一連のシェア住居全体が、まるで小さな町のようです。

元・社員寮だったこの建物のリノベーションを手がけたのは、気鋭の若手設計事務所。

かつて社員寮として、あくまで建物の内側に閉じられた役割をになってきたベテラン建築は、<街に開く>というキーワードのもと、まるで小さな町のように設計しなおされました。

住棟と住棟のあいだに設けられた柵はとりはらわれ、区画の分かれていた庭がひとつにつながり、オープンな屋外テラスに。広い敷地全体を、まるで自宅の庭のように使うことのできる開放的な空間です。

建物の内部には、かつての味わいをところどころに残し、なじませるように控えめに施されたリ・デザイン。元々その建物が持つ良さを活かして、さらにその価値を高めるのは、リノベーションの王道です。

新しい時代にあわせ、準備の整えられた建物。

これからは、「その先」をつくる暮らしがはじまります。

最寄りの鷹の台駅から、徒歩2分という近距離。線路に沿って進み、突き当たりを右手に折れると、ふっと空気の変わる一角に行きあたります。

どことなく異国感の漂うこの一帯が、「ガーデンテラス 鷹の台」。

一軒家が並んでいるようにも見えますが、実は壁を隔てた2〜3住戸ごとにひとつの住棟を形成するテラスハウス(長屋)型。さらに、その棟が連なって独特のムードの一帯がかたちづくられています。

駅から向かうとまっ先に目につく壁には、まるで出迎えるかのような大きなサイン。

一瞬で目を引く大胆さと、やわらかなデザインのギャップが印象的。先に進むのが楽しみになるのは、きっと私だけではないはず。

実は、今回全員で使える大きなリビングはありません。3人でひとつのリビングを使う、ユニット形式の設計です。

各ユニットの玄関ドアは、さきほどのサインにも似た優しい色あい。

ふたつ並んだドアが、かわいいですね。

ドアを開けると現れるのは、想像していたよりずっとシンプルな空間。

3人で使うには、ちょうど良さそうなサイズの玄関。天井が高く、実際の広さよりも抜け感があります。

靴箱はこのサイズですから、多少コンパクトかもしれません。

収まりきらない靴は、自室のベッド下などに収納しておくのが良さそうです。

廊下を進むとアーチ形の扉が。

よく見ると、隣の小さな収納も同じアーチ型。

控えめなバランスのチャームポイントです。

ドアを開けると、気取らないインテリアのリビングが続いています。

窓の外の鮮やかな緑が目を引く空間。窓を開けるとスーッと風が通って、とても爽やかな気持ちになります。

シンプルにこのまま使うのも、入居者さん同士相談してデコレーションするのも良さそうです。

自然体でクセのない家具選びもあり、インテリアの可能性には、かなりの広がりがありそうです。

リビングごとに、テレビも設置されています。

帰宅時に家で誰かがテレビを見ている光景は、なんだかホッとするんですよね。

掃出窓からはウッドデッキのテラスに出られます。

もちろん、このスペースは自由に使うことができます。ふとんや洗濯物を干したりと実用的に使うにも便利ですし、デッキチェアを出してのんびり過ごすにも気持ちの良い場所です。

あえて柵やパーティションを設けず、両隣のテラスもすぐに見えるつくりです。

お隣さんのテラスのグッドアイデアを真似してみたり、テラス同士でコミュニケーションを取ったりと、室外の使い方も楽しめそう。

目の前に広がる玉川上水の豊かな緑も、テラスの楽しみのひとつ。

深呼吸して吸い込む空気が、都内とは思えないほど美味しい。気分は軽井沢…とまでは言い過ぎかもしれませんが、近いものはあるかと。

リビングはキッチンにつながっています。

今回のリノベーションで、キッチン設備はすべて新品に入れ替えてあります。

シンクは、洗い物がたっぷり入る大きめのサイズ。

シンクの両脇に作業スペースがしっかり取られていて、使いやすそうです。

こちらはグリル付きのガスコンロ。

後片付けが大変なせいか、シェア住居ではあまり使われない印象のグリル。意外と、パンを焼いたり電子レンジ代わりに使うと便利とか。もちろん、使い終わった後はこまめに掃除しておくのが大切です。

キッチンの勝手口を開けると、建物の表側に位置する自転車置場に出られます。

このスペースも3人で使えます。自転車3台は余裕で入る広さ。一時ゴミ置き場としてダストストッカーを買っておくと、使い勝手が良いかもしれません。

では、廊下へ戻って水まわりを見ていきます。

キッチン同様、バス・トイレ・洗面も新しいものに総入れ替え。清潔感漂う真っ白な空間にまとまっています。

「味わいのある建物は好きだけど、水まわりが古いままなのはちょっと…」という方でも、これなら抵抗がないはず。

元々あった収納を残し、洗剤やシャンプーなどをしまっておけるようにスペースが確保されています。

バスタブは無しのシャワールームタイプ。

中に鏡が設置されているのは便利ですね。3人ですし、利用のタイミングが重なる機会もあまり多くならないと思います。

トイレはシンプル。

トイレが利用中かどうか判断できる小さな窓が、船の窓のようでキュートです。

この窓、最近ではドアの上の方に付いているのをよく見かけます。でも、このトイレでは女性の視線よりも少し高いくらい。もちろん中は見えないですが、ドアスコープのようです。

では、良い感じに味の出た階段を上がってみます。

廊下の吹き抜けが、なかなかのスケール。

階段を上がりきると、目の前に部屋への入口が。

斜め天井の小さな部屋は、納戸として使えます。

スーツケースや暖房器具、登山やスノーボードなどの道具類もたくさん置ける嬉しいスペース。これだけ広さがあれば、かなり色々なものがしまっておけます。

武蔵野美術大学が近いこともあり、3人が全員美大生なら、納戸ではなくアトリエとして使うこともできるそう。

真っ白な屋根裏のアトリエ。言葉の響きだけで、ドキドキします。

さて、お待ちかねの専有部は納戸のすぐ脇にあります。

まずは奥側の606号室から見ていきます。

横幅も縦幅もゆとりのある長方形の間取りで、使いやすそう。

窓の外の緑が、シンプルな部屋のアクセントになっています。

元々は和室だったようで、収納は押入れタイプ。

ちょっと渋めの色みが、落ち着いた雰囲気を演出します。

押入れの上段はポールが渡され、ハンガーもたっぷり掛けられるようになっています。

部屋の収納に加えて納戸も使えるわけですから、よほどもの持ちの方でなければ、私物は私物は充分収まってしまうと思います。

隣の605号室は広々とした7.9畳の部屋。

高いところでは3.5m近くある斜め天井も相まって、つい伸びをしてしまいたくなる開放感です。

収納は使い込まれた雰囲気が良い感じ。真っ白に塗装しなおしたりしていないのにも好感が持てるなぁ、なんて。

窓から下を覗いてみると、ちょうど真下にテラスがありました。

テラスが充実してくると、上からの景色もグッと楽しくなってきますね。

間取りは、どのユニットもおおよそ同じ構成。

G棟は、先ほど見てきたF棟を反転した間取りです。

玄関から2階を見上げると、このビュー。

廊下と一体になった大きな吹き抜け。3部屋ほどの規模では、なかなか珍しいスケールかもしれません。

リビングのインテリアは、部屋ごとに少しずつテイストが違います。

G棟は、かすかにハードさを持つアメリカンな雰囲気。

米軍ハウスの趣もある建物には、意外と馴染んでいるようです。

このソファはベッドにもなる代物。ベッドスタイルで使うシーンは多くはないと思いますが、映画を観るときにゴロゴロしながら…なんて贅沢かもしれません。

各ユニットごとにカラーが決まっていて、空間にアクセントを与えています。

左側と奥の壁は薄いブルー、右の壁はレモンイエローとホワイトのセパレート。とたんに空間に動きが出てくるように感じます。

掃出窓から外に出られるのが嬉しい、704号室。

冷蔵庫は各部屋に設置されていて、料理をするときは部屋から材料を持ってくるスタイルです。自炊が多い方なら、キッチンに近い1階の部屋が便利かも。

敷地の中央には道路があり、両側にずらりと建物が並びます。

全7棟、16ユニット。

全部じっくり見ていくと日が暮れてしまいますから、駆け足で見ていきたいと思います。

モデルルームも完成したそう。

小物が入るとリアリティが出ますね。

最後に、屋外の共用テラスを見てみます。

敷地の中央に伸びる道路を進んでいくと、パッと開けた場所にテラスが現れます。

ユニークな外観の建物と、鮮やかな緑に囲まれたオープンエアのテラス。うーん、やっぱり日本離れした雰囲気。

入居者全員が使える屋外リビング、といった位置づけでしょうか。

もうひとつの重要な役割は、街に開いたスペースだということ。街の人たちもこのテラスを通り、気軽に立ち寄れる場所にしていきたいという想いもあって作られたそう。

近所の子どもたちと遊んだり、子どもたちのお母さんとテラスでお茶をしたり…なんてシーンが日常になったら、とても素敵ですね。

実は、テラスの隣に屋外用のキッチンがスタンバイ中。

普段使いはもちろん自由ですが、BBQパーティーなどのイベントも開催を予定しているとか。これは、盛り上がりそうです。

最寄り駅は、西武国分寺線鷹の台駅

一番近いターミナル駅である国分寺までは、直通で6分。そこから中央線に乗り換え、吉祥寺までは25分、新宿まで40分と、アクセスはまずまずといったところでしょうか。

シェア住居から駅までは徒歩2分。

うっかり朝の準備に時間がかかってしまったとき、突然雨が降ってきたとき、クタクタに疲れて帰ってきたときなどなど、「近くてよかった…!」と思うタイミングはたくさんあるはずです。

とにかく、のんびりした雰囲気が心地よい街。

個人商店の店先で、店主らしきおじいさんがひなたぼっこをしていたり、お客さんと話し込んでいたりする姿がチラホラ見られます。

シェア住居から徒歩30秒ほどのところには、いい香りが漂う素敵なパン屋さんや、音楽とコーヒーをキーワードにしたオシャレなカフェもあります。

これからも注目のスポットが増えていくかも。

郵便を出すときにお世話になるのは、懐かしい丸ポスト。

小平市は、東京都で丸ポストが一番多く残っている地域だそうです。こんな街、いいですよね。

ガーデンテラス 鷹の台」を運営するのは、「株式会社オークハウス」さん。

首都圏を中心に、大小あらゆる規模のシェア住居を運営する、老舗の事業者さんです。

オークハウスさんの運営する物件には、エネルギッシュで人と触れ合うのが好きな若い入居者さんが非常に多い印象。外国人の方の比率も高いそうです。以前インタビューにお邪魔したときにも、元気いっぱいな様子がしっかり伝わってきました。

今回は、気鋭の設計事務所と取り組んだ新しい試み。これまでの実績のなかでも、やや特殊な位置づけになりそうです。

ひとつのユニットは3人でも、全体を見ると48部屋とまずまずの規模。人数が少なく、密度の高いコミュニティを求めている方も、大人数でワイワイ楽しく過ごしたい方も、どちらの希望も叶えられるポテンシャルはあると思います。

さらに、ひとつのユニットをファミリーで借りることも可能。ファミリーなら一般賃貸に近い感覚で暮らせますし、シェア住居全体に色んな年代の入居者さんがいると、一層面白くなりそうです。

テラスハウス型の住み方が気になった方、お問合せはコチラからどうぞ。

デザインされた余白は、未来の可能性。

これからの生活で、どう変化していくのか楽しみです。

(テルヤ)

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 東京 『テラスがつなぐ小さな町「ガーデンテラス 鷹の台」』を含むはてなブックマーク

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