シェア住居探検隊 by ひつじ不動産

家で寄り道「シティフォーラム 新小平」

2014年07月28日

ひとり暮らしに、ひとつまみのスパイス。

「仕事が終わって、真っ暗な部屋に帰ってくる。最近は、仕事関係の人としか話さない日がほとんどで…」

シェア住居を選ぶ理由として、「ひとり暮らしに飽きたから」という声を聞くことがあります。そんな方には、日々小さな変化や刺激のあるシェア住居での生活は、確かにちょうど良いのかもしれません。

でも、そうは言っても「やっぱりひとり暮らしの気ままさを手放したくない」という人の方が、まだまだ多いのではないでしょうか。

いざ住んでみてしまえば、案外ひとり暮らしの時と生活の感覚は変わらない場合が多いとは思うのですが、感じ方は人それぞれ。はじめてなら、なおさら不安に感じるのは仕方がないでしょう。

シティフォーラム 新小平」は、ワンルームマンションの一部をラウンジに変えた、プライベートの比重が高いシェア住居。

ひとり暮らしの自由さをまだまだ楽しみたい方でも、違和感なく選びやすいスタイルだと思います。マンションのなかに共用部を加えることで、今までの暮らし方を維持したまま、様々な新しい暮らしの場面を生み出すことができるはず。

なにせ元々このマンションに住んでいた方々も多いということで、新しい暮らし方がこの家に根付いていくまでには、すこしだけ時間がかかるかもしれません。

でも、ラウンジはエントランスのすぐ近くで、ほとんどの人が毎日通る場所。「さて、ラウンジに行ってみよう」と腰を上げるのではなく、寄り道感覚で日常的に使えるところが、変化の肝になるような気がします。

将来的には広々とした屋上と合わせて、共用部に自然と足が向かうような暮らし方が根付いていくと面白いですね。

周辺に住む人々の移動手段は、車がメイン。のんびりとした雰囲気のなか、道路幅の広い道が続きます。畑や工場など、敷地の広い区画のならびに建つマンションが「シティフォーラム 新小平」です。

これまでは一般的なワンルーム・マンションとして運営されてきた、比較的戸数の多い建物。6階建ての規模感は、周囲のマンションに比べると頭ひとつ飛び出ています。

道路からすこしセットバックして建っていて、道路からエントランスへ続くアプローチはやや入り組んだつくり。

プライベートを守れるという面では、特に女性は嬉しいかもしれませんね。

アプローチの途中にはマンションの共用ゴミ捨て場があり、遠くまで袋を持っていく必要がありません。

エントランスは堂々とした佇まい。

どこかバブル期の名残を感じさせる装飾的な意匠が、随所に見られます。

さっそく、重みのあるガラス扉をグイと押し開けます。

風除室としての意味もあるのでしょうか、インターホンまでの距離はかなり長め。ポスト、宅配ボックス、管理人室、クリーニングロッカールーム(こちらは後ほどゆっくりと)、全部屋分の傘立てが設置されても、まだ余裕があります。

マンションには管理人さんが常駐し、共用部の清掃などを行っているそうです。

仕事の忙しい方も安心の、宅配ボックス。

ボックスの数も入居戸数に応じて多めです。これだけあれば足りなくなることは、ほとんどないはず。

奥へ進むと、今度はガラスの自動扉が。

インターホンの横にあるカードリーダーに専用のカードを差し込んで解錠するタイプです。

それでは、ガラス扉の奥へ。

数歩進むと、フッと頭上から光が降ってくる、天井の高いラウンジが広がります。

以前は事務机がポツンと置かれた、素っ気ないスペースだったのだそう。今回の改装で壁や床が明るくやわらかいトーンに変更され、陽のあたる開放的なラウンジへ大きな変化を遂げたのだとか。

夏場はさすがに冷房が必要ですが、春先や秋口には、窓を開け放して心地よい風を取り込むのも絶対気持ち良いはず。

ちらりと見える庭の緑も、この画にしっかりとハマります。

外部の方との打ち合わせなどの利用もOKだそうです。在宅でお仕事をしている方にも活用してもらえたら、とのこと。

リビングのようにのんびり過ごすというよりも、持ち帰った仕事を片付けたり、読みかけの本を読んだり、飲み物を買ったついでに一息ついたりと、気分転換の場所としての利用が多そう。

今後は、本棚に様々な雑誌も揃えていく予定とか。

今のところ、「TRANSIT」のみ定期購読中とのこと。相談してみれば、リクエストに応えてもらえるかもしれません。

ふと見渡すと、ラウンジの一角に棚のような仕切りのようなものが立っています。

近寄って手を伸ばすと、なにやら不思議な手ざわり。

これは「ワーロン」という素材で、簡単に言えばプラスチックの障子紙。障子のような繊細な和のテイストながら、頑丈で水にも強いそう。間仕切りとしても機能しつつ、人の気配も感じられます。

間仕切りの裏側には自動販売機が設置されています。

この機械の目隠しとして、オリジナルの間仕切りを作りこんでスペースを分けることにしたそうです。

ワーロンは、天井にも使われています。

仙台の七夕祭りを彷彿とさせますが、真下に回りこんで見上げれば、なかなか豪華できらびやかな雰囲気。

こちらも以前はゴージャスな雰囲気のシャンデリアだったのだそうですが、新しいラウンジの雰囲気に合わせて、デザインを監修した建築家さんのアイデアでワーロンのパネルを短冊状につなげ、雰囲気を和らげたのだとか。

夜になると、このシャンデリアが良い感じにムードを作りだし、ラウンジはまた違った表情を見せるのだそうです。

大きなサイズの窓を開けると、直接庭に出ることもできます。

あまり利用する機会は少ないかもしれませんが、豊かな緑が見えるだけで気持ちが良いもの。隣の敷地との距離もある程度ありますし、ちょっとした作業には窓際席がオススメです。

ソファはカリモク。

照明はIDEEで手配したそう。

椅子はオーガニックチェアのレプリカ。

使うたびにすこし嬉しくなる家具のラインナップも、心地よさに一役買っているような。

ラウンジの先にはエレベーターと共用のトイレがあります。2014年7月現在、居住スペースは2階から上のみだそう。

各部屋にもトイレが備わっていますが、ラウンジの利用中は近くて便利です。

無機質な雰囲気は、どこかオフィスビルのトイレに近いかも。

こちらは男性用のもの。隣には、別途女性用のトイレがあります。

上階へ向かう前に、エントランスにあったクリーニングロッカールームを見ていきます。

扉を開けると、内部にはロッカーがずらり。

シェア住居では初耳ですし、おそらくマンションの世界でも珍しいクリーニングサービス。自室用のロッカーに衣類を入れておくだけで、業者さんがクリーニングして届けてくれるそうです。

クリーニング店は営業時間も限られていますし、忙しいサラリーマンの方などに喜ばれている様子。いや、これは嬉しいですね。

では、エレベーターで5階へ。

ドアの色といい、床のカーペットといい、1Fの廊下はどこかホテルライクです。

エレベーターを降りると、おそらく既存の状態のままの廊下。

以前は1Fもこのトーンだったと思えば、もともとお住まいの方は雰囲気が明るくなって随分嬉しかったのではないでしょうか。

2〜5階はおおよそ同じ間取りで、6階にはテラスが付いています。

各フロアのエレベーター近くに、ランドリールームが。

各部屋にも洗濯機置き場が備わっていますが、有料でこちらを使うこともできます。乾燥機などは割と強力ですから、急いでいるときには一気に乾かしてしまうのもアリ。

居室は全て水まわり・キッチンの備わったワンルームタイプです。

こちらは516号室。

クセがなく、使い勝手は良さそう。スタンダードな間取りですし、インテリア雑誌なども参考にしやすいかもしれませんね。

床と同じく赤みの強い木を使った収納扉が、部屋に愛嬌を加えます。

2段の押入れの他、長めのコートなどはこちらにも収納可能。

靴もしまえますし、収納力の割には意外と重宝しそうな予感がします。

ミニキッチンには折りたたみ式のテーブルが付いています。

あくまでミニキッチンということで、本格的に料理にこだわりたい方にはちょっと物足りないかもしれません。でも、このテーブルを出せばだいぶ作業効率が上がりそうです。

水まわりは3点ユニット。

ゆとりはまずまずと言ったところでしょうか。鏡の裏に収納があったりと、物を置けるスペースは比較的多いかも。

お風呂では物干しもできます。

ベランダがあるとはいえ、これがあるのとないのとでは、洗濯をするタイミングの自由度がグッと変わってきますから侮れません。

ちなみに、照明はエントランスでも使用したカードキーで一括管理ができるタイプ。

このあたりもホテルライクな仕様。オーナーさんがホテルのシステムが好きだったのでしょうか。ちょっと気になります。

建物の裏手には、東京都は思えないほど広い畑が。

おかげで日当たりは抜群ですし、周囲の視線が気にならないのも嬉しいところ。洗濯物を干すにも、絶好の場所だと思います。

6階の廊下は片面がテラスになっていて、他の階よりも明るい空間です。

廊下から、直接ルーフバルコニーへ出てみます。

ワンルームの居室4〜5部屋分ほどはありそうなルーフバルコニーは、2014年7月現在、自由に出入りはできないそう。

でも、この広いスペースを使わないのは、やっぱりもったいないですよね。なにか入居者さん向けに活用ができたら…と事業者さんも考えているそう。今後に期待、というところでしょうか。

では、最後に駐車場と駐輪場を見ていきます。

車での移動が多いエリアで、入居者さんも車で通勤している方が多いそう。

駐車場は立体駐車場のように稼働式。

専用の鍵を差し込んでボタンを押すと、床が自動で昇降します。見慣れたシステムですが、これが自宅に、と思うとすこし新鮮。

駐車場に負けず劣らず、駐輪場もなかなかの広さ。

マンションの前にも駐車・駐輪スペースがあります。屋根がないデメリットもありますが、毎日通勤に使用する方は道路に近いほうがスムーズに出発できるかもしれません。

最寄り駅はJR武蔵野線新小平駅

快速に乗れば立川まで直通10分、新宿までは36分ほど。シェア住居から徒歩10分の西武多摩湖線・青梅街道駅からは、高田馬場まで33分です。

青梅街道駅のすぐ近くに小平市役所があります。引っ越しの手続きなどに便利そう。

マンションなども敷地面積は広いものの、高さは控えめ。広い畑が続いていたり、小さな川が流れていたりと、のんびりした空気が漂います。

物件から徒歩1分の場所には、第一屋製パンのアウトレット・ベーカリーが。

規格外のパンをとてもリーズナブルに購入できるお店です。日によって在庫は異なるそうなので、まめにチェックしたくなってしまうかもしれません。

運営管理は「株式会社アートアベニュー」さんが行います。

賃貸業界では有名な不動産マネジメント・コンサルティングを行っている管理会社さんです。

会社の雰囲気も社員さんの雰囲気も、とても堅実でしっかりとした印象です。全国の賃貸物件を管理してきた豊富なノウハウと、小規模なシェア住居で培った細かな気配り。管理している物件すべてに24時間受け付け可能なコールセンターのサービスを提供するなど、サポート体制には安心感があります。

前回の「シティフォーラム 上本郷」に続く、マンションに共用部を加えるスタイルの第2段。独立性の高い専有部と、生活に彩りを加える共用部のニュアンスを込めて、このタイプの住居を「コミュニティマンション」と呼んでいるそうです。

今回のテーマは<SWITCHする空間>。

入居者さんが家に帰ってきた瞬間、オフのスイッチが入るような空間を目指したのだとか。

実は個人的には、この場所には「オフ」よりも、もう一段階パブリックな場所のように感じました。会社を出る、電車に乗る、帰り道を歩く、部屋に入る、という流れのなかにある、ひとつの場所。部屋に入って自然とスイッチをオフにするための、ひとつのレイヤーのようなものでしょうか。

出かけるときも、毎朝通るラウンジが、気持ちをオンに切り替えていくための小さなステップになってくれるような気がします。

コミュニティマンションの距離感に惹かれる方、ひとり暮らしを考えている方。コチラからお問合せをどうぞ。

わざわざ、ではなく、ついつい。

シェア住居の共用部とは、そう使われるのが一番自然な姿だと思います。

(テルヤ)

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